自己紹介

自分の写真
夏は登山 ラン 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2016年8月18日木曜日

巻機山散歩

お盆休みは4日間。
初日は集落の墓地の提灯取り付けして、暑い日中に坂戸山に登ってくらくらした。馬鹿なことやるもんじゃないな。
2日目は、農区の仕事カメムシの共同防除。これまた朝から動けずに山にはいけない。ましてや、午前中から行われる慰労会など出れば、一日を無駄にしそうなので出席を断って長岡まで行って映画鑑賞。どうしても見たかった訳ではなかったが。シン・ゴジラを観て来た。期待はしていなかったが、意外と面白くて、まあ来て正解だったかな、探していた本もてにいれられたし。
3日目は、神社の祭礼の準備でこれまた朝から動けない。ツイッターを見ていたら、番長が巻機山でも行こうかな~とつぶやいて居たので「行くんなら連れてって」と電話する。

ササッと準備して番長号に乗せてもらい桜坂駐車場へ。天気予報が悪かったので駐車している車は意外と少ない。


番長ペースで登って行く。押さえながら登っている様だが、老体にはキツイペース。息を切らして登るが、荒い息遣いを聞かれるのはしゃくなもんだから小さく呼吸しながら必死で付いていく。
途中沢登りスタイルの若者2人とスライド。「米子沢?」「いえ金山沢です」。お!憧れの金山沢とな。あれこれと聞きたい事が有ったのだが、気が付いた質問を2 3して別れた。もう頭の中はその事で一杯で、番長との会話もうわのそらでの受け答えになった。


天気はしばらくもちそうで、風が涼しく用意して来た水はそれ程減らない。
そこそこのペースで登り続けて御機屋まで103分ほど。後半脚が周りだしたので、楽々付いていくことができた。
割引岳に向かってここで休憩。蛇嫌いの番長が思いっきり蛇のしっぽを踏んずけたのだが、本人は気が付いていないので、一応「お前今蛇踏んづけたぞ」と報告しておいた。罰が当たらないと良いが。イヒヒ。


「最高地点のケルンの所に標識が立ったそうですよ」との番長情報に、それでは行ってみなきゃ行けないなって感じで行ってみたところ、何も無かった。がせねただった様だ。

そろそろ空模様も怪しくなって来たので、忙しなく下山開始。避難小屋を覗くが誰もいない。今日は登山者は少ない。
普段なら駆け下りる道をうだうだとお喋りしながら下る。雨が当たってきたが、それ程酷くないし、林の中に入ると気にならない。

往復4時間14分の散歩。

腹が減ったのでラーメンでも食って帰ろうという事に成り、新しく出来た割と評判のよい所に行ってみたが、材料がなくなりましたとの張り紙が。仕方ないので思いついた所に入って腹を満たす。

番長のおかげでだらだら過ごすはずだった休日が有意義になった。サンキュー。

2016年7月31日日曜日

飽きもせずに 中ノ岳~丹後山周回

番長から谷川馬蹄型行きましょう!とお誘いが有った。この時期に修行の様な山行だな~と気合を入れていたら、都合によりキャンセルとなった。この気合いを何処に向ければ良いのでしょう。
まあ、軽くホームコースを流して来ますか~と言う訳で、飽きもせずに中ノ岳~丹後山周回に行って来た。
最近大気の状態が不安定で、夕立が毎日の様に来ているし、陽に照らされると稜線とはいえ2000mを下回る標高なので結構暑い。夏はやはり早立ちが良い。
3時に目覚ましを掛けて、家から漕ぎだしてコンビニで食料調達して、十字峡に向かう。
夏至を過ぎて久しく、随分朝が遅く成った。ライトをつけてチャリを漕ぎ、三国川ダムで綺麗な朝焼けを拝む。


5時に登山口に到着して、朝飯を食って何時もの様に山の神様に手を合わせて登り始める。
中ノ岳は目標として1合あたり15分を目安に登る。
少し前なら、頑張れば出来たのだが、結構頑張っている積りでも17分とか微妙に遅く成る。
別に脚が上がらないとか息が切れて~て事では無い。かえって今日はグングン登っている感覚が有るので、この意識と現実のズレが老いて行く身体と感覚のズレなのだろうな。


全盛期のスピードは無く成ったのは自覚して居る。早さを追い求める登山はもう良いのではないかな?と最近思っている。気持ち良く歩ければそれで良い。
足元だけ睨みつけて、心臓をバクバクさせて大汗かいてさ~。もういいよね。
景色を、その時にしか見れない一瞬を目に焼き付ける大人の山登りがしたいね。
でも、ついつい時計を見てしまうんだな~(笑)



結局、ノルマの2時間30分を7分オーバーして山頂到着。前日小屋泊りと思われる方1名とスライドしたきり。
山頂で少しのんびりして、丹後山への道を行く。陽に照らされて、風が止むとさすがに暑い。
兎岳まではほぼ無風だったが、そよ風が吹き出すと快適に成る。朝露の草や笹を掻き分けておまけに汗をかくものだから、全身びしょ濡れで、風を浴びるとスースーして気持ち良い。
眼下の雪渓も随分少ないな~。秋までに全部消えちゃいそうだ。


行程の中間地点の兎岳で休憩を入れて、丹後山へと向かう。走れそうな所は自然と小走りに成っちゃう。早立ちが功を奏して、まだ結構早い時間。
夕立の気配は無い。
結局中ノ岳~丹後山の間には誰ともすれ違わなかった。

丹後山の避難小屋で、救助隊の面々が外壁のペンキ塗りをしていた。顔を出せば「手伝って行け!」と成りそうなので、遠くから「ごくろうさま~」と叫んで立ち止まりもせずに駆け下りる。
降り始めてすぐにカップルの登山者とスライド。スタスタと駆け下っていると5合目付近で大荷物を背負ったおじいちゃんおばあちゃんとスライド。何年も同じコースを歩いているけれども、若い人と出会う事は稀なコース。
山頂よりほぼ1時間で登山口まで駆け下りて来た。
林の中とはいえ、高度が去る度に気温が上がって行く。1合目で休んでいた前日泊の先行者を追い抜く。「こんにちは。暑いですね」。

背負って来た水袋の3ℓは既に飲みきって仕舞った。
登山口から、すぐ下に流れる沢に降りて汚れた靴やら靴下やらを洗って、ついでにザブーンと沢に飛び込みクールダウン。水温は低すぎもせずに結構気持ち良いが、何処からともなくメジロ(アブみたいな虫。こちらの固有な呼び方かな?)がたかって来て五月蝿いので、適当な所で切り上げてジョグで十字峡に向かう。



全行程約6時間半 18.2km

チャリ 往復1時間半くらい

帰宅してもまだ13時前だった。余裕をもった山遊びが良いね。
今日も良い一日。

2016年7月24日日曜日

調子は悪いなりに。 -八海山新開道~阿寺山周回ー


日曜日は共同作業だからな!。
もっと早く言えよ~こっちだって予定があるんだから。

そんな訳で、朝から大汗かいて草刈。もうパンツまでびしょ濡れ。
この一時間の為に、予定変更を強いられる。
こんな日には、八海山に登ってもっと汗を搾り出す。

トースト2枚にグレープフルーツジュースだけの朝食をとってチャリに跨り山に向かう。
すっかり陽は高く既に汗が噴出す。
今日は、新道を登って阿寺山を廻って来るコースの予定なので、チャリはスキー場へ向かう十字路に駐輪して、ジョグで登山口へ向かう。もう汗だく。

普段は下りにしか使わない道を今日は登ってみる。
珍しく駐車スペースは満車状態。
日向は草いきれで、体感気温はギブアップ状態だが、木陰は何とか我慢できるレベル。
それでもやはり夏なので、動けば汗は出ます。鼓動も早まります。
しかし今日は異常なくらいに汗が出るし、心拍数もかなり上がってる。まずいな~。
我慢していつものペースで1時間歩いたところでギブアップ。お稲荷さんに手をあわせて休ませて貰う。
予定のコースを歩く気力が失せた。引っ切り無しに流れ出る汗が引いて来るまでぼんやりと木々を眺めて森の息を吸う。休む事無く歩き続けるのがオイラのスタイル。たまにはどっかりと腰を下ろしてみるのも悪くない。
折角来たんだから気が済むまで進んでみようと気が変わるまで20分ほどぼんやりしていた。

肩肘張らずにのんびり歩くと、徐々に具合が良くなって来て、脚がグングンと動き出す。
出発が遅かったものだから、屏風道を登って新道を降ってくる方々とスライドするようになる。
林から飛び出しても、湧き出した雲の中でお日様の攻撃は遮られ、いい塩梅に風も吹いて快適に歩ける。

普段駆け下りる道を登ると見ていた景色が違う。何度歩いたか分からない道が新鮮。
普段よりもゆっくりのペースで登って気が付くことが沢山有る。悪くない。

入道岳で補給して、当初の予定の通りに阿寺山に向かう。
ロープウエイ登山者の方は、こちらまで来ることは少ない。山スキーや春山では人気のお山なのに勿体無い。面白い地形、点在する池や草原。たおやかなお山。
念願の阿寺山二等三角点に訪座して、緩やかな道をトコトコ降りる。
汗を沢山かいたので、もって来た水を飲み切ってしまった。
快適な気温なので、もう身体はそれ程水を欲しない。少し降れば沢に道を取る事は分かっているので、気楽に降りていく。

道はガラゴロの沢に出る。冷たい水で喉を潤して、再び登山道へ。通る人もまばらで伸び放題の草で、はっきりしない箇所もあるが、目を凝らせば、そこに道はある。
竜神碑に手を合わせ広堀川の本流に出る。
左岸に道を求め、川を巻いて行く。川原をジャブジャブ降っていっても良いけど、やはり道は歩き易い。
最奥の堰堤からは水の中を歩く。少し歩くと林道に出る。この辺は数年前の水害で道がはっきりしなくなったけど、感でいける。
道をトコトコ走って振り出しに戻る。
チャリでぴゅ~と降って、自販機に飛びつき冷たいコーラを喉に流し込む。やっぱりこれだね!

写真はデジカメ電池切れの為、スマホの一枚だけで。

歩いた距離 14.7km 
     時間 05:36

2016年7月10日日曜日

残されたルートをやっつける。 茂倉岳〜蓬峠周回

天気予報を信じて、梅雨の晴れ間を狙って土樽基点の周回登山の残されたコースに行ってきた。
化け物的な体力の人は、茂倉岳基点でワンデイ馬蹄型縦走をやる人も居るが、落ちぶれた中年男には無理な話なので、除外する。
今回のコースは茂倉新道を登り茂倉岳~谷川岳~西黒尾根巌剛新道下山~国道291を辿り清水峠~蓬峠~下山とゆうコース。ずーと前からいつかはやろうと思っては居たが、長いのでついつい後回しにしていた。体力は落ちる一方なので、やって置かなきゃジジイに成ってから後悔しそうなのでやっておいた。番長も誘う積もりだったけど、長い距離は躊躇しちゃう的なことがTwitterに上げられていたのでやめた。とか言ってこんな事やってるし~。まあいいか一人で行く。


日は長いと言っても、早く発った方が良いに決まっている。5時に登り始める予定で、チャリで現地まで行く時間を計算して3時に目覚ましをかける。いつもの様に必要なものはチャリに縛り付けて置いた。今回は、前回の山行で地下足袋がダメに成っちゃったので、新調した安いトレランシューズを履く。こいつも縛り付けていくのは面倒なので、ビンディングペダルは交換してフラットペダルにして家から履いていくことにした。着替えもせずに直ぐ出発できる様に行く格好で寝たのだが、寝起きが悪くぼんやりしていたら出発の時間が遅くなってしまって、20分位出発が遅れた。
路面は濡れているが雨は降ってはいない。天気予報を信じて合羽は持ってこなかった。
快調に漕いでいると雨が当たり出した。弱い雨なので気にせずに進むがだんだん強くなり本降りの雨になる。
参ったな~。
引き返そうかとも考えたが、少し雨宿りして状況を伺う。
降り方が弱まってきたし、空も明るくなってきたので、濡れるに任せて先を急ぐ。湯沢のコンビニで食料の調達&朝食しながら雨宿り。大分時間をロスしている。
遠くに青空が見えているが、弱い雨が降り続いている。ここまで来たのだから行くだけ行ってみる。



茂倉岳の登山口に向かう橋にチャリを繋ぎ雨の中を強行出発。
駐車スペースには何台か停まっている。チャリで奮闘してるところを追い越していった方が出発の準備をしていた。


雨はやむ気配を見せないが、木々が雨除けに成ってくれて思ったほど濡れない。とは言え、既に全身びしょ濡れなのと、予定の時間を大分ロスしているので、心が折れる。このまま止まない様なら、茂倉岳の小屋で飯食って帰ってくればいいやってな具合。

新しい靴はなかなか良い感じ。アディダスにしては幅が広め、グリップもそこそこ利く。だだ、地下足袋に成れたせいかソールの厚みが気になる程度。まあ値段にしては良い感じ。

矢場の頭に出ると雨はすっかり止んでいた。視界の閉ざされた道を黙々と歩く。小屋前で先行者が一息付いていらっしゃった。挨拶をして足も止めずに先を急ぐ。茂倉岳の山頂もスルー。
ヘルメットを被った団体さんとスライド。「岩登りですか?」と意地悪な質問「この時間だとテラスでビバークでしたか?」とたたみかけて問うと、乗りの良いおじさんが「そうです」とニタニタ。そんな訳ないでしょ(笑)。


気が付けば、雲は去り青空が広がる。予報は当たったみたい。滑りやすい足元に気を使いながら、谷川岳に到着。頑張って歩いたので少しは時間を取り戻した。込み合う山頂もこの時間だと人影まばら。何度も立っている山頂はスルーして西黒尾根を駆け下る。


次々に登って来る方に石を落とさないようにルート取りする。ふと見るとカメラが落ちている。ソニーの良いやつだぞ!。誰も見ていないのでパクッてやろうと思ったが、神様は見ておいでになる。遺失物横領罪だ。近くに居た人に「これ落ちていたんっすけど登ったらそれっぽい人に声掛けて貰えませんか。又は小屋の人に預けるとか」とお願いしていたら、別の方が、そのまま置いておいた方が良いと口出して・・・。絶対他の人にパクられるな。

あ~惜しかったな~なんて考えながら歩いていると、巌剛新道との分岐に到着。ここは迷わずショートカットで巌剛新道に足を向ける。初めて通る道だ。上部こそ嫌らしい岩場だが基本苔むした岩が続く道。下部は勾配もゆるくなり振り返るとマチガ沢が素晴らしい。
ひょいと舗装道路に出て、ハイカーの人を脅かさないように、一緒に歩いて進む。こんな所で鈴をチリンチリン鳴らしながら走っていたら変な人と思われかれないからね。ふと前方を見ると、年配の方々が花を携えて歩いていらっしゃる。「お仲間のご供養ですか?」と声をかける。そうだね、見た感じここの岩壁が賑わっていた頃ががんがんやっていらっしゃった方々だろう。長年山に携わっていると、色んな書物やお話でここでどんな事が起きたか知っている。オイラも一の倉沢の岩壁とレリーフに合掌して来ました。沢で遊んでいる方に変な目で見られながら・・・。



芝倉沢で大休止。ここから先まで行くハイカーは居ない。荷馬車も通れるようにと開削した国道を走る。清水峠まで忠実に等高線を辿った道はとにかく長い。雪崩や水流で痛んだ谷側の道は歩き辛いが尾根側の道は非常に快適に走れる。感覚的には清水峠まで6~7割は走れた感じ。スパイク足袋を履いた方とスライドする。やはりこいつは試してみたいな。



白樺小屋を通り過ぎて、蓬峠へ直接向かう道と、清水峠へ向かう道の分岐点でしばらく考える。
清水峠へ向かえば2時間は余計に掛かるだろうし、疲労もかなりなものだろう。でも、まだ陽は高いし、頑張ったのでタイムは大分縮めたし、計画は遂行したいしね。迷った挙句、当初の計画の通りに清水峠に向かうことにする。進んでは見たものの、変化の無い道の状況と効率の悪いルート取りでうんざりしてしまう。峠の施設は見えているのに、地形を忠実にトレイスしているもんだから、一向に近づかない。さすがにうんざりしだした頃、ヒョイと峠に着く。芝倉沢から走りっぱなしだが、それ程疲労感は無い。ここも立ち止まる事無く、雨の影響で泥沼と化した道を登って行く。七つ小屋もスルーして蓬峠へ走る。



緩やかなアップダウンを繰り返し蓬峠へ。只距離を稼ぐ為のコース取りで、普通の登山者からみれば非常に効率の悪い行動。小屋で、既に缶ビールを飲んでるおじさんに何処から来たの?と問われる。今までの行程をかいつまみ説明して呆れられる。「それでは失礼します」と山を降りていく。
水袋のポカリは飲み切ってしまったので、最後の水場の冷たい水が身体に染みる。
最初は元気良く走って降りていたが、ガツンと脚が動かなくなり足元が覚束無くなる。ケガしない様に注意して降って行く。どろどろの靴を、沢の流れにざぶざぶと入り洗いながら進む。
くたくたに成って車道に出る。路肩の湧き水で、脱いだ靴と靴下を丁寧に洗う。濡れっ放しで足の皮膚がふやけている。しばらく走っていたらまた脚が動くようになる。まだまだゴールではない。まだチャリンコで帰らなきゃいけないのだ。

残っていたおにぎりを頬張り、待たせていた相棒にまたがりピューと下って行く。
出だしは最悪だったけど、天気回復で、計画の通りのコースも歩けた。
今日も良い一日だった。

チャリンコ 往復3時間 約70km
山歩き   10時間7分 約34km

2016年6月26日日曜日

越後駒山開き 御札を貰いに参ります

この前まで暇でぷらぷらしていた反動で、2週間ぶっ通しで働いた。
怒涛の20連勤。
山に行きたくて仕方がなかった。
どこでも良かったけど、毎年恒例の越後駒ケ岳の山開き登山に行く事にした。
毎年6月の最終日曜日に山が開く。この日に登ると駒の小屋でお守りを頂ける。 

いつもお世話に成っている番長は相変わらず忙しそう。
甘えてばかりいられないので自力で行くしかない。
枝折峠までチャリで行く事も考えた。ロードバイクにキャリヤを付けてザックを括り付けて行く計画も立てた。梅雨時の曖昧な天気予報で雨の降る中チャリを漕ぐのは嫌なので、近所の水無川奥から登る裏尾根を登ることにした。もっとも、以前の様に枝折峠までチャリで登る気力は失せていたのが本音。

前夜に荷物を整えて、付けたばかりのキャリアに縛り付けておいた。
朝起きて空を眺めると、やはりぱっとしない空模様で出発の踏ん切りがつかない。
このままウダウダしていると貴重な休みの日を無駄に過ごしかねないので、降るなら降れ~と腹を括りチャリに跨る。

あまり気温も上がりそうもないので水袋のスポドリの量は半分にしたけど、普段は持ち歩かない雨具を持ってきたので、オイラのスタイルにしては重いザック。
当初の予定よりチャリに乗る距離は短いが、この荷物を背負って走ると堪えると経験上知っているので、キャリア導入。ロードバイクの軽快感は失せるが、天秤にかければこれが正解。


それ程急ぎもしないので、チンタラ漕いで水無川奥の森林公園の駐車場の小屋にチャリを置いて、途中で買ってきた朝飯を食って出発。
荒れ放題の堰堤の工事用に造られた車道を小走りで行く。
昔は、渓谷沿いに踏み跡が在る道だった。枝沢もつり橋で渡った。使われなくなった工事用の道も次第に草が生い茂り自然に帰りつつある。
小雪のため、いつも遅くまで残る雪の巨大な塊もすっかり溶けて無くなっていた。あれはなかなか見物なので期待していたので少し残念。


十二平の登り口から山に足を踏み入れる。急な登りが続く。木の根を足がかりに、黙々と登る。以外に脚が動く。辿る人もまばらな道。裏の道。
風が強く吹いていて、時折木々がゴーと鳴る。高度を上げると沢の音が小さくなる。鳥の鳴き声と風の音と草のそよぐ音。
草露と汗で全身びしょ濡れだ。もくもくと歩を進める。後ろを振り返っても八海山は雲の中。オカメノゾキ付近のギザギザの稜線が見える。辛いが好きな縦走路だ。
変化にとんだ急な道を黙々と登る。グシガハナに着くと道はなだらかに成り歩きやすくなる。湧き上がり風に踊る雲の中に入り、視界は閉ざされる。
天国尾根とは良く言ったものだ。今までの急な道が嘘の様な楽な道へと変わり、最後の一登りで中ノ岳~駒ケ岳縦走路の分岐に出る。


ほんの少し歩くと山頂。こんな天気なのに結構にぎわっている頂。何度となくここには立っているのでまたここに帰って来たって感じ。
居合わせた方からチョコレートを頂き「皆さん御守りは頂きましたか?」と確認して、「それでは私も貰って来ます」とご挨拶して、小屋に向かう。
途中で、久しぶりに知り合いの井上君とばったり。山岳会の清掃登山だそうだ。「いや~久し振りだね~」と挨拶して、駒の小屋に向かい降りていく。
さすが百名山だけあってオシャレなハイカーがどんどん登って来る。
小屋まで辿りつき、小屋の中を覗くも管理人さんの姿は見えない。もう御守りは配り終えたのか?とうろうろしていたら、小屋の中から出ていらっしゃって、「記帳してお守りを受け取ってください」との事。今年も無事に頂けました。安全登山のお守り。


山頂から引き返してきた井上君と近況について語り合う。彼も山岳会に入って沢登りとかハードに山と向き合っている様子。昨年は残業続きでろくすっぽ山に登れなくて太っちゃったとぼやきも・・。また何処かで と別れる。

濡れたままの格好でいたら震えるほど寒い。小屋の温度計は7度から上がらないと管理人さん。
貰うものは貰った。目標達成したので、再び登り帰路に着く。
風の当たらない場所でそそくさと雨具の上着だけを羽織っておにぎりを頬張りエネルギー補給。
動いていないと寒いので、先ほど登ってきたばかりの道を下って行く。雲は相変わらず風に踊り、雲の切れ間から光が差しすばらしい景色を演出してくれる。只只見惚れるばかり。動けなくなる。


最近愛用している地下足袋だが、急な湿った道ではひどく滑り、思うようにトコトコとは降れない。やはりある程度ソールのグリップは必要なのだ。スパイク地下足袋なる物もある様だが、結構値も張るし、不必要に登山道を掘り返しちゃうような気がして、試してみたい気はするのだが躊躇する。
そんな状態なので、おのずから降りのスピードは遅くなる。登りで頑張ったおかげで時間はたっぷり有るので、のんびり行く事にする。
雲の下に出ちゃうと寒さを感じなくなる。羽織っていた合羽をザックにねじ込み、足元の花 木々の様子 鳥の声 普段のスタイルだと見落としてしまいそうな事柄に注意を払いながら降っていくとヒョイと十二平の登山口に出る。
歩きやすい道を小走りでチャリの待つ駐車場へ。


帰り着いて残った食料を腹に収め、靴をSPDシューズに履き替える。ふと見たら地下足袋のソールの張り合わせ部分がパックリ割れていた。無理に踏ん張ったりしたので想定外の力が加わった様だ。軽快で安価で良いのだが、再度購入するはかは未定。

お守りも頂けたし、山のダイナミックな息遣いを感じられたし 山仲間にも会えたし 今日も良い一日だった。

自転車 往復34km 01:27:30
歩き   06:13:28

2016年6月5日日曜日

金城山 イワキ頭敗退記

行動範囲に制限がある身としては、どうしても同じ山ばかりに登らざるを得ない。
季節季節に山は違った顔を見せるので、それはそれで苦にならない。深く山を知ることも良いことかもしれないと最近は自分を慰めている。
それでも、何か少し違う刺激が欲しくて、地下足袋登山を始めた。

今日は、毎日拝んでいる金城山に登る事にした。何度も登った山だけど、今日は、三角点の在るイワキ頭まで足を伸ばす予定で早出する。
朝起きて、コンビにまでチャリを走らせて、朝飯と昼飯を買い求め、帰宅してコンビニ弁当を食す。藪漕ぎ覚悟の丈夫なズボンを履き再びチャリに跨りと登山口に向かう。家から30分程の近さである。
つい最近アマゾンでポチッた安価なトレイルランニング用のシューズが届いたが、今日も足元は地下足袋で行く。本日で4回目の地下足袋登山である。使い始めた頃は、指の又辺りが硬くて少いし痛みがあったが、使い馴染んだせいか気に成らなくなって、至極快適だ。

気持ち良い朝じゃ

金城集落奥の登山口にチャリを置き、滝入りコースを登り、山頂を踏み、イワキ頭の三角点に訪座して水無コースで下山する予定。駐車場には2台停まって居るので、先行者があるようだ。
川を渡ると釣り氏の方が2名ほど石をひっくり返して餌を探していた。挨拶して登山道に踏み入る。道の草は刈り払われて良く手入れされている。足元の土の感触を楽しみながら沢沿いに急な道を登る。沢を渡り尾根の側面を高巻き、また枝沢沿いを進み、細い尾根に取り付く。馴染みの老橅を横目に坂を上り詰めると、主尾根に出る。緩やかに成った道をテクテク歩く。急ぐ必要はないと言い聞かせるが、身体は早く登ろうとするものだから、身体中から汗が噴出す。

今日はここでのんびり出来ない

数年前の豪雨の傷跡の大崩壊地を過ぎ、再び急に成った道をひと踏ん張りすると、奇岩を巡らせた山頂部に着く。普段なら平らな岩に腰を落ち着けてグウタラして下山するのだが、今日の目標はイワキ頭の三角点である。早々と立ち去り、避難小屋を覗いて、尾根伝いに水無登山道の下降部の水芭蕉の咲く湿地より藪に突入する。潅木を掻き分け這い上がり苦戦しても、いくらも進めない。昨秋の猿倉山への藪漕ぎ敗退が頭をよぎる。この状態が続く様なら、約1kmも先の目的地までは相当難儀するだろう。敗退を決めるには時間がタップリ有るが、既に心が折れてしまった。あっけなく敗退を決め込んで、山を降りることにした。

藪は手強いな~

苦労して登山道まで戻り、水無コースを下り始めたら2人ほど登ってきた。南魚沼市と銘が入ったシャツを着ていらっしゃるので、救助隊の方がパトロールに来たのだろう。
今日の行動を説明したところ、やはりこの時期だと藪漕ぎはきつかろう、残雪を利用したほうが無難ではないかとの見解。しばし山談義。地下足袋に気がついた若い方の方が興味を示す。年配の方も、地下足袋は軽くて歩きやすいので意外と良いのだと若い方に説明していた。

目的がぷっつりと切れてしまったので、のんびりと下山してゆく。途中年配の方とスライド。挨拶程度ですれ違い、足元の悪い登山道を注意しながら下ってゆく。走れそうな所も無いのでのんびりと行く。細い尾根を下り、小沢を渡り杉林の道を辿ると出発地点に帰り着く。時間はまだ12時前。チャリを漕いで家路に着く。

帰宅して、ネットで検索したら、イワキ頭までは結構行っているみたいで、数件ヒットした。どうやら、最初の濃い藪を突破したら、かすかな踏み跡があり、楽に往復できる様だ。普段人の山行記など読まないので判断ミスをしてしまった様だ。課題は残ったままだ。またこの山に行く口実が出来た。

本日の行動時間

自宅~登山口往復 チャリ 1時間
登山道歩行 4時間20分

2016年6月2日木曜日