自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2012年12月31日月曜日

宜しく!


今年の野外活動のテーマは 無謀な挑戦でした。

振り返れば、確かに無謀でも有り、またその中から新たな可能性を見付ける事の出来た年でした。
徐々に体力的にキツク成りつつ有りますが、若いライバル?達に励まされたり、後を追いかけたりしながら、何とかやって来れた気がします。

まだまだ身体が動く限り、楽しく無茶な事を続けて行きたいと思っています。
思いつくまま気の向くままに歩いて行こうと思います。

新しい年 新しい道 これから出会う道。宜しく!

2012年12月13日木曜日

壁に登る

ご近所の友人の御誘いで久し振りに壁を登って来ました。
昔ちょっとかじった事が有る程度でしたが、久し振りにやると面白いですね。


最初は、ぜんぜん要領がつかめず、課題をどうゆう風に辿って行けば良いのか分からなかったけど、友人に教わったり、常連さんの様子をうかがいながら課題に挑戦。


皆さんがひょいひょいと登るグレードもぜんぜん登れない。
力任せに行っても駄目だね。
良くホールドを観て、ムーブのイメージを作ってからじゃ無いと駄目なのね。
もう行き当たりばったりで行くもんだから、行き詰まって腕力だけ消耗して、腕がパンパン。


結局登れたのは6級の課題止まり。
う~ん。頭の弱さが証明されたわい。
また暇を見つけて課題に挑戦したいな。

直ぐ隣は、ランニングトラックなので、走ったついでに壁に登れば良いもんね。
お隣の市の総合体育館なんだけど、良い施設が有って羨ましいな~。

2012年12月8日土曜日

奥丸で初滑り

初滑りに行ってきました。
長い長いトンネルをぶっ飛ばして奥只見丸山スキー場に。
里には薄らとしか積もっていない雪も、ここに来れば滑るのには事欠かない程度の量は有ります。ここは期待を裏切らないね。



 営業開始直後に到着したけど、それ程お客さんは居ないみたいだね。チケットも並ばないで買えたしね。

今日のチケットは青木です!。・・・?と思う人もいると思うけど、分かる人には分かるよね。



ボトムの雪質は湿っぽい雪が積もっています。
リフト待ち無しに上に上がります。この段階で数人のテレマーカーに遭遇。
むむ!リフトの係員に元の職場の同僚のK君が居ますな~。彼は、正規の職場のスキー場が始まるまで、こっちのスキー場で働いているのです。



今日の道具は、伝家の宝刀 エボリューション マウンテンクエスト(これ分かる人少ないだろうね) 3ピンビンディングそれに今シーズン新調した靴 ガルモントのエクスカーションです。


さすがにまだ積雪量は多くは無いが、問題無く滑れる量です。

さて、革靴以上ブラ靴未満って感じの靴の具合が楽しみです。
滑りだすと、自分の弱点が露わに成りますね~。慣れ親しんだ革靴での滑走フィールとも違うし、剛性にモノを言わせたプラ靴とも違う。中途半端な剛性に期待していい加減な滑りをすると、曲がってくれないし、内足のエッヂが外れてすっ転んだり暴走したり、ちょいと気を引き締めて、タイトスタンスで、谷足の踵加重と山脚のエッヂの食い込みを意識して滑んなきゃ上手くいかない。
数回リフトを回しているうちに、基本を思い出したら、こんな細い板でもカービングも出来るし、アグレッシブに滑れるので、こりゃ楽しいわい。


2時間近くこのセットで基本練習して、道具のチェンジ。
T-レース と サイコAT ビンディングはボレーのハードワイヤー・・・ガンガン滑る用の組み合わせ。
このビンディングにしては、この靴はオーバースペックな組み合わせなのだが、オイラはこのシンプルなビンディングが好きなのです。
こんな堅い靴を履いていて何だが、最近のテレマークはブーツの剛性に見合う様にハードなビンディングを取り付けた太い板で、いかにも軽快とは言えない進化だか変化だか分からない方向に進んでいる。まあそれによってお手軽にアグレッシブな滑りが出来て、今まで敬遠して居た人種も取っ付き易く成ってテレ人口も増えて来たのだろうから、まあそれはそれで良いのかもね。
プアな道具からハイスペックな道具まで、ひっくるめてテレマークなのです。懐が広いのです。どうせなら、その懐の隅から隅まで体験して楽しまなきゃね。

マテリアルチェンジして上に上がると、ばったりとツイッター仲間のTAKEさんと遭遇。
そして一緒に滑る事に・・・。しかしこの道具たてだと凄くテレマークって簡単!って思えてしまう。道具に頼り切った滑りで楽チン楽チン。まあ楽しければ簡単な方が良いに決まっているので、これはこれで良し。
TAKEさんの案内でグレーなゾーンでグレーな滑りを満喫しました。
何時もは独りぼっちで滑っているのでパウダーセッションは本当に楽しいっす。でも、やはりアルペンに付いて行くのはきついね~。脚がパンパン。
でも、初滑りから美味しい事が出来て大満足。午前券を目一杯使って滑りまくりました。
楽しかったっす。また御一緒したいですね。



朝一でパウダーを満喫して帰っちゃったのか、我々がグレーゾーンをグルグル回して居た頃は、お客さんの数はまばらに成っていた。風も強く、気温も下がってそんなに多くは無いが雪も降り続けていたので、状態はどんどん良く成って来ていた。
帰りも雪煙が舞うような状態だったので、明日以降もどんどん良い状態に成る事は確実だね。

2012年11月25日日曜日

一人フルマラソン

さてさて、良いお天気に恵まれた本日、今年の目標の一つである「一人フルマラソン」に行ってきました。
近所をぐるぐる廻って距離を稼いでも良かったんだけど、どうせなら知らない道を走ってみたい、何処か遠くに行きたい・・・って事で電車に乗って適当な所まで行って走って帰って来る事にしました。
当初の計画では、長岡まで行って帰ってこようかとも思いましたが、友人から教わったルートラボなるサイトで距離を調べたらゆうに50kmを超えちゃうので、45km位の距離だと越後滝谷駅で降りて走ると丁度好さそうなので長岡の2つ手前で下車して走りだす事に。

家から最寄りの駅まで5.3kmを走って向かいます。かなり冷え込んで汗も出ないし手は冷たいしで、震えながら待合室に。ストーブが点いていて暖かくて一心地。


7:40分の長岡行きに乗車。平日なら通勤通学のかたで混雑する列車ですが、さすがに日曜日はスカスカ。
電車は何だか旅ごころをくすぐるね~。わくわくしながら車窓からの景色を眺めているとあっと言う間にスタート地点の越後滝谷駅。下車下車!


人気の無い駅で自分撮り。歩道橋を渡って国道に出て走り始めます。
時間は8:20 大分、陽は高く成って来たけど、夏と違ってパワーの無い日差しはなかなか気温を上げてくれません。長ズボンとロンTではかなり寒い。気温表示では5℃です。寒い訳だ(泣)。
日曜の朝なので交通量もまばら。それでも幹線道路なので、排気ガスが気に成ります。


走り始めは凄く順調でなかなか良いペースで距離を稼げましたが、10kmを過ぎた辺りから右ひざに痛みが・・・。古傷の左ひざでは無いのでそのうち痛みは引けるだろうと、そのままのペースで走ります。
小千谷バイパスのトンネルは勘弁願いたいので、旧道経由の小千谷駅を通過するルートで行きます。
駅前でタクシーの運転手の冷たい視線を感じながら自分撮り。まだまだ元気。
膝の痛みは気に成るけど、まだ歩いちゃう程では無いので、ペースダウンして様子を見ながら進みます。
川口を過ぎて魚沼市に突入!。


良い匂いに誘われておやつに鯛焼きを買って、店のおじさんと世間話(昨年の洪水の話)をしながら暫しの休憩。洪水の時この辺は1m60cm位水没したそうです。



今回は、ハイドレーションパックにスポーツドリンク2Lと余り物でザックに入れっぱのカロリーメイト。同じく入れっぱのshotz3個だけだったのでこの鯛焼きは効きました。元気回復で堀之内までやって来て、またもや駅で自分撮り。かなりへたばってますな~。


堀之内から国道を離れて小出駅方面に向かいます。
小出駅でも撮ろうと思っていたけど、うっかり通り過ぎました。
魚野川沿いの土手道をぽかぽかの日差しを浴びながらトコトコと走ります。
膝の痛みは一向に良く成らないので、ベンチに座って休憩する事にしました。本当に気持ちの良いお天気ですな~。雪降り前の最後の晴天かもしれませんな~。
いつまでも休んでられないので、重い腰を上げて再び走りだします。


30kmを過ぎた辺りでピタリと脚が動かなくなりました。マラソンでは30km辺りが一番きついと言われますが体験できました。本当ですね!エネルギーの枯渇です。そこで温存して置いたshotzと注入。
効きますねホントに、動かなかった脚が何とか前に出る様に成りました。よく効果を体感できないと言う方が居ますが、限界近くでの投入は効果をはっきりと体感できますよ。こいつに何度も救われました。

さて、交通量が多い道は避けて、浦佐までやって来て、浦佐のパワースポットで記念撮影。
近すぎて顔が映って無いけどまあ良いか。
ここからは、真っすぐ続く農道をひたすら走ります。グルメマラソンのコースですね。



走っても走っても変わり映えのしない道にうんざりして来た頃に、その時がやって来ました。
フルマラソンを完走!・・・休んだり買い食いしたりしたけど、まあ良いではないか。
休憩の時間込で4時間32分です。ジョギングペースですね~。脚の状態が万全ならもっと早く走れたかも・・・。


目標は達成したので、残りのおまけの距離を消化しつつ家路に着きます。

走り始めて家までの距離は45.6kmでタイムは4時間56分でした。朝駅まで5.3km走ったのでトータル51kmですな。
無謀な挑戦シリーズのラストとしてはしょぼい挑戦だったけど辛くて楽しくて良い一日だった。
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2012年11月11日日曜日

高倉山にのんびりと。

冬が近づくと雪国は何かと忙しい。今日は、村の鎮守様の雪囲いと境内の掃除でした。
一時間半程度の作業だったので、雨ふりが続く日々の貴重な止み間の日曜日なので、終わり次第に山に行ってきました。
準備をしつつ何処に行こうか考えたけど、時間が時間なので近所の低山の高倉山へ行ってきました。何だか毎年この時期に行き場所に困ると出かけるお山ですな~。


昨年の大雨の為に分かり辛く成っちゃった登山道の入り口ですが、堰堤の工事でますます以前の登山道の様子とかけ離れた感じに成っちゃって、戸惑いましたが、何て事は無く見つかりました。

紅葉は見ごろを過ぎてしまった感じです。急な斜面の道をゆっくりと登って行くと、次第に落葉した木々が増えてこの時期ならではの明るい山道に成ります。

風が強く吹いていて残った葉っぱも盛大に吹き飛ばして居ますが、まだ場所によっては綺麗な箇所も有りましたよ。



ゆっくりと登っても1時間半位で山頂に着いてしまいます。山頂付近は、また違った感じの景色も・・・。

高倉山には 高倉三等三角点が有ります。標高1143.71mです。


この山は絶好の展望台です。阿寺山 八海山 ネコブから巻機山 金城山そして今日は珍しく佐渡島まで見る事が出来ました。空模様ははっきりしない高曇りの空で、風も結構強く吹いてました。
低山とは言え、そろそろ山頂でゆっくりと腰を据えて景色を楽しんだりランチを取ったりするにはキビシい時期に成って来ましたね。ダウンを持って行ったので着込んでフードを被りぬくぬくでラーメンを作って、食後に珈琲まで飲んできました。



30分位のんびりとして、下山です。
登りは何ともなかったんだけど、いざ降りると成ると、道に降り積もった落ち葉が滑る事滑る事。何度も尻もちを付きながらへっぴり腰で降りて来ました。

駆け上って駆け下りるみたいなスポーツ的な山登りばかりしてきたけど、今日は、のんびりと山を楽しんできました。こんな山登りも良いものです。


2012年11月8日木曜日

ニューブーツ

冬近し。
ぶっ壊れたガルモント エナーGを直して使おうかとも思ったが、さすがに10年物のプラブーツだとチョイと気が引けるので、少ないおこずかいを遣り繰りして、新品の靴を買っちゃいました。
歩き易さを重視してガルモントのエクスカーションを選びました。
足首の可動範囲が広く、ツアーモードと滑走モードの切り替え機能も付いてないブーツ。慣れ親しんだ革靴感覚の靴です。皮靴も2足持っているけど、春の湿った雪だと染みて来るし、手入れも楽チンなのでこれを選びました。オイラくらい上手く成るとこんな靴でも問題無いでしょう。

ついでに、まさかの復活 ゆきむしAGAIN も買って来ました。楽しんで観てます。やはりゆきむしは面白いな~。

パーマークのポイントを使ってこの2点お買い上げで4万円でお釣りが来ました。安いのもこのブーツの魅力。

2012年10月28日日曜日

南魚沼市縦断駅伝大会に参加~。

第八回 南魚沼市縦断駅伝大会に参加してきました。

事の始まりは、夏に行われた地区の運動会の慰労会の席で、たまたま日頃活発に動いてる者が集まり酒を飲んでいたのですが、「今度この部落でチームを造って駅伝に出れたら良いな~」なんて話が持ち上がり、酒の勢いでいいね!いいね!って事で盛り上がった訳です。
その後、話に何の進展も無く、「まあ酒の席の話だからな~」なんて思っていた矢先に、突然召集が掛り、「大会の申し込みをするので選手を集めたい」みたいに成り、盛り上がっていたオイラをはじめ、おじさん連中が中学生や高校生を巻き込む形でメンバーを無理やり揃えてチームを結成したのです。
話を聞いてみれば、昨年まで職場や仲間のチームで出場していた者もいるし、県の縦断駅伝大会の選手も居るみたい。オイラなんて出る幕じゃない様な気もしたけど、一応メンバー入りの方向で話は進みました。

役員や、送迎に関わってくれた方の為にも下手な走りは出来ないので、オイラの出走区間の距離を目安に夜ランの内容もスピードトレーニングを織り交ぜました。
今年の、レースの集大成的な 上越国際トレイルフェス2012 は仕事の為にキャンセルするので、このところは、距離を踏むよりは5kmを全力で走り切れる身体づくりに励みました。
しかしこの位の距離って別物の辛さが有りますね。心肺機能をフルに使う感じで本当に辛い練習でした。

さて、レース当日です。
昨夜から、そわそわして初の駅伝を走るプレッシャーに押しつぶされそうです。
オイラの出走区間は、襷を受け取っていきなり小さいながらも峠を越え、その後ダラダラと下る4.8kmのコース。各チーム 結構力のある選手を揃える区間です。坂道が得意なオイラは、立候補してこの区間を走る事に成りました。
朝、一度全員で集合して、時間をずらして区間ごとに送って貰います。
お迎えが来るまで、ストレッチしたり関節を回したり、そわそわと待っています。
あいにくの雨模様の空も、何とかあがって持ちこたえそうな空模様に成りました。しかし念のために雨対策の装備をして準備しました。


中継所に着いても、そわそわしてその辺をうろうろしたり、軽くジョグしたりして体を温めます。ぞろぞろと役員や選手の方々も集まり始めて、「いよいよだね~」と緊張もピークです。
知り合いの方を見付けては、話しかけて緊張をほぐします。
ツイ FBの仲間のmasaくんもこの区間を走ります。健闘を誓ってがっちりと握手。でもまあ、彼はオイラと比べると雲の上みたいなレベルの選手ですけどね。


うろうろして待っていると、速いチームの方々は次々と襷をリレーして行きます。
そして、いよいよオイラのチームの選手がやって来てオイラも走りだします。
初っ端から、オイラとしてはあり得ない位のスピードで入ります。まず、坂道がやって来ますが、オイラにとっては願ったり叶ったりの展開です。この坂道のお陰でペースが作れました。坂道を登り切って、いかにも走力の有りそうな人に2人抜かれちゃったけど、最初のペースを維持して喘ぎ喘ぎアンカーの待つ次の中継所に向かってひた走ります。本当にこれ位の距離はキツイです。肺が潰れそう 心臓が飛び出しそう。
試走の時は、20分をやっと切る位のタイムだったので、目標としては19分台半ばで走れたら・・・何て考えて、走ってました。


沿道の声援に答える余裕も無くひたすら進むのみです。
ラスト1km辺りで落ちて来た選手を一人かわし、中継所手前のラストスパートで一人かわして、何とか受け取った順位のままでアンカーに襷を渡せたので、一安心です。何とか役割は果たせました。
走り終えたら、もう使い果たしちゃった感じでふらふらです。
お迎えが来るまでへたり込んでました。

帰宅してシャワーを浴びしばらく休んで慰労会です。
皆さんやり終えた充実感で生き生きしてます。話は、もう来年の駅伝の話題に・・・。
大会の成績表を取りに行ってくれた人が帰って来て回し読みします。
チーム成績は、初出場ながら30/81位でした。
オイラの成績は、自分の感覚よりも随分早くて、区間順位は19位 でタイムは目標を達成して18分48秒でした。
個人の成績もそうですが、思いの外良かったチーム成績に皆さん酒が進みます。



2012年10月15日月曜日

越後裏三山2012 荒沢起点周回

何だか年を増すごとに山行日数が減っている様な気がする。その代わりと言っては何だが、内容は徐々にハードな方向に向かっている。体力も衰えて来ているはずなのに無茶なことばかりをやっているな~。
最近は、ラン系のレースなどにも首を突っ込んで、夜のランニングの内容も濃く成って来ていて、脚は慢性的に疲労している感じだ。
この先、駅伝やらトレランのレースなどが続き山に行ける機会も減るだろうし、今が一番良い時期なので、天気予報を信じてまたもやのロングルートの越後裏三山に行ってきました。
前回は駒ケ岳からの反時計回りで歩いたので、今回は荒沢岳起点の時計回りで行ってみます。

珍しく目ざまし時計に起こされるまで寝て、睡眠はたっぷり取れて寝起きも爽やかな感じ。準備は出来ているので、コンビニで買い出しをして、Perfumeを大音量で聴きながら銀山平に向かう。
荒沢の登山口の駐車場に到着し、車中泊の方の迷惑に成らない様に素早く仕度を整えて出発。星が綺麗だ。東の空も明るく成り始めている。
登りだしてすぐに、先行のグループを追い抜く。やはり疲労続きの脚は切れが悪くなかなか脚が上がらない。明るく成って来たのでヘッ電と体温調整の為にウインドブレーカーを仕舞う。


朝日が昇り紅葉の山肌を照らして綺麗だ。前嵓の岩場を慎重に登って尾根道に出る。放射冷却のせいか?霜柱が立っているので大分冷え込んだようだね。


今一つペースが上がらずに、荒沢山頂まで2時間も掛ってしまった。先が思いやられる・・・。
さて、山頂で感慨に浸っている余裕はないので、荒沢~兎の縦走路に脚を踏み入れる。本当によく整備された道に成ったもんだ。笹や草は根元から刈られていて非常に歩き易い。ドンガラ山の会の方をはじめ有志の方々の苦労の賜物だ。感謝せねばなるまい。以前は廃道状態だった道を、こんな素晴らしいトレールに仕上げて下さったのだからね。昨年来た時は灰ノ又~荒沢岳の手入れが比較的薄いように感じたが今回走ってみたら完ぺきに仕上がっていた。そう言えば前線基地的なテン場後がそこここに有ったな~。御苦労様です。頭が下がります。


源蔵山下のテン場には、まだ一組滞在中だった。仲間のinoさんも昨晩はここに泊まったはず。彼の事だからとっくに出発しただろうな~。巻倉山の手前でスライドした方に「どなたかとすれ違いましたか?」と尋ねたら「その先のテン場に泊まって駒から降りるって人とすれちがったな~」。間違い無く彼だ、さてどこら辺で追いつけるかな?。

お天気は荒れる感じでは無いが、薄い雲にお日様が見え隠れして今一つすっきりと晴れてはくれないし、おまけに結構風が強いのでウインドブレーカーを着て手袋をはめる。経験的に冷たい風に当たり続けると体力の消耗が激しいのでその辺りは注意が必要だからね。

綺麗な紅葉を眺め、動かない脚をだましながらようやく兎岳に到着。荒沢~兎まで2時間と踏んでいたが、結果は2時間10分まあまあこの間は予定通りだが中ノ岳までの登りが結構応えるんだよね。荒沢~兎間の道に比べるとこの辺りは手入れが悪いね。人手不足なのでしょうが無いかな。道の手入れの苦労は分かるから、勝手な事は言えません。

動かない脚を引きずって、やっとの思いで中ノ岳到着。山頂に着いた途端に「あ!とんばさん」と綺麗なお姉さんとイケメンのお兄さんに声を掛けられる。「はい。あの~。どちらかでお会いしましたっけ?」。
何と、春に柄沢山でカメラを失くした時に「カメラ落ちてませんでしたか?」とオイラが尋ねた方でした。お二人、よく柄沢山周辺で滑っているらしく、オイラのブログも読んで下さっているとの事。
別に先を急いでいる訳では無いのだけれど、気を効かせてくれたのか、早く先に進んで下さいと話を切り上げて下さった訳だが、オイラとしてはもっと情報交換などをして話して居たかったな~。
また何処かでお会いしたらゆっくりと話しましょうね。

避難小屋を覗くと地元の山岳会の連中が小屋の掃除をしていた。もう小屋仕舞いなのかな?。ちょいと挨拶をして、駒ケ岳への縦走路に向かう。気持ち良く駆け下りて手ごろなピークで景色を見ながらおにぎりを頬張る。そう言えばスタートして腹に入れたものは、シリアルバーを一個とshotz1個のみ。不思議と腹が減らないが、ぱくぱくと3個たいらげて重い腰を上げて、前に進む。う~ん紅葉が綺麗だな~。


おや?前方のピークで誰かがこっちを見ているぞ!っと思ったらinoさんじゃありませんか。漸く追い付きました。昨晩はかなり冷え込んで参ったと言ってましたが、山で泊まるのは羨ましいな~。オイラはしばらく山中泊して無いので、またでっかい荷物担いで歩きたくなりました。
短い会話を交わして、オイラは一足先に行きます。




脚は終わってもいい頃なのに、何故かこの辺りから調子が出て来て天狗平から駒ヶ岳までひょいひょいと登り山頂へ。数人休んでいますがこの山にしては数が少ない様な気がしますね。もう皆さん降りちゃったのかな?
オイラも長居は無用なので、駆け下ります。小屋周辺にも数人程度しかいません。
長いだらだらの下り坂をてくてくと進みます。
小倉山の分岐で「とんばさんですよね?」と声を掛けられる。「あ、はいそうですが・・・」またしても思い出せない。「昨年裏三山縦走中に会った歯医者ですよ」思い出しました。この方もオイラのブログを観て下さっているそうです。有りがたいことです。何故か皆さんオイラを急きたてる様に「早く行きなさい」的な感じで・・・。別に今日はタイムアタックしてる訳では無いのにね~。(笑)


しかし、この道は長いな~脚が棒に成りそうです。さすがに嫌に成りかけた頃、やっと 銀の道 の降り口の分岐に差し掛かりました。途中で道行山から降る事も考えたけど、前回歩いた時のこの道の印象が良かったものだからここまで来ました。
その昔、銀山平で採掘された銀を運んだ道なので、非常に歩き易く手を加えられていて疲れた脚でも楽に降りられる気がします。
思いの外早く銀山平まで降りて来て、時計を見ると、何とか10時間切れそうです。石抱橋の脇にひょっこり出た銀の道に別れを告げて、車道をジョグでとんば号の待つ荒沢岳登山口まで向かいます。

今回も色んな出会いや再会も有って面白い山歩きでした。


2012年9月30日日曜日

越後湯沢秋桜ハーフマラソン2012

さ~ていよいよやって来ました。恒例の越後湯沢秋桜ハーフマラソンですぞ。
このところ、このレースに向けて練習してました。
そのお陰か、かなりのスピードで走り続けられるように成った気が・・・。

どうも嫌らしい台風が接近して居て、天気予報では雨の予報も有ったけど、晴れ男の小出のクマさんの 念 が通じたのか良いお天気です。
駐車場確保の為に結構早い時間に出かけた積りなんだけど、近場の駐車場は既に満車で、結局昨年と同じく岩原スキー場の駐車場に駐車して、iPodでperfumeを聴きながら受付に向かう。

人気の大会なので参加者がうようよ居る。まぁー何時もの事だから気にもしないけどね。

しかし、良いお天気で暑い位だぞ。どうなってんだ?兄貴の 念 効き過ぎだろう。

スタートまでまだまだ時間が有るけど、間際に成ってドタバタするのも嫌なので、サッサと準備を整えてUPに向かいます。人けの無い旅館所有のグラウンドをジョグペースでくるくる回って薄らと汗をかいてUP終了。ついでに立ちションベンで準備万端整いました。

まだ時間的には余裕が有るけどスタート地点に向かいます。
ブラブラ歩いていたらツイッターの仲間のmasaくんと遭遇。始めて会うのに初めての様な気がしない。人みしりの激しいオイラですが普通にご挨拶できました。お互い健闘をたたえ合って、オイラは又ぶらぶらとさ迷うのでした。すると今度は、ご近所の清隆くんと遭遇。「駅伝の区間の走者ってまだ決めないんですかね?」 「そろそろ打ち合わせが有るらしいよ」なんて会話を交わして、彼は又走って行きました。速いんだよなあいつ。


そうこうしているうちに、スタートの時間が迫って来ました。どの辺りに並ぶか迷ったけど、前過ぎず後ろ過ぎずの微妙な位置取り。一応目標タイム毎に並ぶゾーンが決まっているんだけど、周りを見たらどう見ても速そうに無い人も並んでいる。

さて、いよいよスタートしました。しばらくは歩いて進み、ゆっくり走れるようになるまで結構掛っちゃった。もっと前に並んで置けば良かった後悔。走りだしてからも、周りを囲まれてペースを上げられない。そんな状況がしばらく続いてしまって、すっかりスローなペースが身体に刷り込まれちゃった。
集団がバラけ始めても中々前に出て行く感じに脚が動いてくれない。おまけに腹も痛く成って来てさっぱりスピードに乗れない。得意なはずの登りもペースアップ出来ずにだらだらと前半が終了した感じ。

前半の大源太方面からスタート地点に帰って来て後半の駅西の方に向かう。スローなペースに身体が馴染んじゃって、ぼんやりしながら走っている感じなんだよな~。でも確実に脚に疲労は溜まっていて、我に返った時には、時既に遅しって感じ。
やっぱり前半もう少し緊張感を持って走って居れば後半の展開も変わっていた気が・・・。

今年からコースが一部変更に成って、後半の殆どが対面通行で速いランナーからすぐ前のランナーまで全部の人と会える状態。清隆君もmasaくんも速いな~。
どう考えても目標タイムに届かなく成ってきたので、慌ててラスト2kmからスパート。
思いの外脚が回る感じで頑張れたんだけど、やはりスローな走りが祟り、目標のタイムには遥かに及ばない不本意な走り。


記録証を貰ってとぼとぼと駐車場に向かって歩いていると、遥か前にゴールしていたmasaくんと遭遇。奥さんもハーフの部に出て走っていらっしゃるそうで、ゴールするのを待っているのだそうです。
ご夫婦同じ趣味って羨ましいね。
お互いに「今後も宜しくお願いします」と別れて、やり切った感が無いままに帰路に着くのでした。

しかし毎年何かしら反省して、それが翌年に行かされないよな~。ダメダメじゃん!俺。

2012年9月17日月曜日

馬蹄形+α

先日の地区の飲み会での話で、ハマピィから恐ろしいお薦めが有り、そいつを実行してきました。
そのお薦めのルートとは、白毛門~谷川の馬蹄形を回って、谷川で降りずにそのまま県境山脈を平標まで縦走して、平標新道を下山して電車で車を回収に向かうと言うもの。超ロングルートだね。オイラでは思いも付かない。普通で有れば2泊とか3泊の長さだよ。

只でさえ大変な馬蹄形を回り、平標まで行き、おまけに上りの最終電車18:11というリミットのタイムも決められちゃっているから、出発は早いに越した事は無いので、暗いうちから登りだすべく、ごそごそと出発。何時もの通りに牛丼屋で早い朝飯を掻き込んで土合に向かう。
何時もの白毛門の登山口の駐車場にとんば号を待たせて置き3:00に出発。予定通りの時間。

ヘッドランプの灯りが照らし出す狭い視界。時折木々の隙間から輝く星が見える。昨夜は、酷い雷雨が有り天気が心配されたがどうやら大丈夫そうだな。
どうも、早朝と言うか深夜と言うか、まだ身体が起き切って居ない感じで今一つ身体に切れが無い。それでも、先を急ぐ気持ちがそうさせるのか?結構速いペースであっという間に白毛門山頂に着く。まだ空は真っ暗で灯りを消して眺めると恐ろしい程の星の数にしばし見とれる。
東の方角が白み始めて来た。急速に朝はやって来る。



笠ヶ岳と朝日岳の間で、朝日が昇る。雲海が綺麗で写真を撮ったり眺め回したりで、脚が進まない。
風が強く吹いているおかげで汗が出ない。雲が稜線湧き上がり吹き下りるとともに消えて行く。
これから進むトレールも途切れ途切れに見えるだけ。目指す平標山方面も湧き立つ雲に見え隠れしている。


朝日岳を通過して清水峠へと降って行く。この辺りは標高が低く成っていて風の通り道。徐々に雲の中に入り景色が見えなくなる。すれ違う登山者の方々と朝の挨拶を交わしながら駆け下りる様に清水峠に着く。
まだそれ程腹は空いていないが、おにぎりを頬張る。
今日の食糧は、おにぎり3個 カロリーメイト2ブロック×2 ビスケット4枚 shotz×6 70%濃度のアクエリアス3L ウーロン茶500ml。
暫く地図を眺めながら行程の確認とタイムの再検討。後半の体力の枯渇を考えると万太郎山到着時点で10時間掛っていると電車の時間に間に合わない可能性が有る。もし、10時間以内に万太郎に着けなかったら、大人しく吾策新道を降りた方が良いのかもしれない。時間が惜しいので休憩もそこそこに先へと進む。


七ッ小屋へと登り返し蓬峠へ。ここで水分の残量のチェック。ここから先は、簡単に水の補給が出来る所無い。このままの気温と天候の状態にもよるが、補給の必要は無しと判断して先へと進む。
スライドするハイカーは若いソロの方が多い。その中のお一人と会話を交わすと、「昨日もこんな感じで、風が強くガスは湧きだすものの天候が悪く成る感じはしない」と言っていた。「でも、昨夜は雷雨が来てビックリしたけど、その後の星空は素晴らしかった」とも。

武能岳 茂倉岳と高度を上げて、谷川岳に向かう。馬蹄形縦走ならここでおしまいなのだが、今回は通過点でしかない。目標のレベルを上げてしまうと、何故か疲れを感じなく成ってしまうから不思議だ。しかし、何時もながらの混雑振りには参ってしまう。先を急ぐ身なので声を掛けて先に行かせてもらったり、危険の無い程度に無理に追い越させて頂いたり無礼な行為をして先を急ぐ。


混雑する山頂を横目に、肩の小屋を通り過ぎ、人影まばらな県境の縦走路に脚を踏み入れる。
さすがに、疲労は溜まりつつ有り、空腹も相まって脚が出なくなる。それでも何とかオジカ沢ノ頭まで粘ってここで、最後のおにぎりとカロリーメイトを腹に入れて一ここちつく。後ろから追いついて来たお兄ちゃんとぼそぼそと会話を交わし、先を急ぐからと立ちあがり万太郎へ。


小障子 大障子と疲れた脚には応える地形が続くので、温存していたshotzを投入。ほぼ10時間で万太郎に到着。
さて、ここで判断を迫られる訳だが、水はまだ十分有るし、shotzもまだ残っている。後は気力と体力だが・・・。地図を眺めて考える。この先は毛渡乗越まで降ってエビス大黒 仙ノ倉へと登り返すハードな道。

エ~イ、行っちまえ!。

湧きだすガスの中を足元だけ睨みつける様にして進む。本当に疲れている時のshotzの効果はてきめんで、ぼんやりして来た頭はスッキリするし、疲れていても嘘の様に脚が動く。
見えない景色の中、一歩づつ歩を進めエビス大黒を登り切り一休み。相変わらず強い風が吹き続けている。雄叫び一つ気合を入れ、弱気に成った気持ちを奮い立たせて仙ノ倉へ。
追い付いたおじちゃん おばちゃんに今までの行程を訊かれ、説明してもそれ程の反応は帰って来なかった。あまり山には詳しくないようだ。かなり疲れている感じだったので、疲れている同士ハイテンシ、ョンでエールを交わして先を急ぐ。


視界の無い中、仙ノ倉を通過して、これ程長かったっけ?と疲れのせいか麻痺した距離感覚に戸惑いながら平標山に到着。何時もならまだ賑わっている時間だけど、見えない景色の中に居たのはお二人だけ。シャッターを押してもらい暫く会話を交わして、平標新道から下山に入る。


登り脚は持ってくれたが、はたして下り脚は持つのだろうか?。
どうやら電車の時間には間に合いそうだが、余裕が有るに越した事は無いので、最後の力で駆け下りる。高度を下げるに従いガスは晴れて景色が見えだし、長く歩いたご褒美の様な虹が掛る。
西ゼンの沢を登られた帰りだと言う先行者を追い抜いて、熊除けの笛を吹きながら終わりつつ有る脚をだましだまし運び、毛渡沢の徒渉点に着く。ここまで来ればと、ほっと一息。


緩やかな林の中のトレールを進み毛渡沢の林道に出る。道は新たに整備されつつ有り、吊り橋も立派な橋に架け替えられていて、以前の面影は無い。
時計を見ると電車の時刻まで2時間位有るので、とぼとぼと時間調整しながら林道を歩いて、土樽の駅に到着。自販機でコーラを買ってプシュッと一人で祝杯をあげる。

歩行時間14時間32分電車を待つ間、地図を広げて歩いてきた行程を追う。しかし良く歩いたもんだ。何キロあるのだろう。
疲労感と、やり終えた充足感と・・・。

自分では考えもしないだろう行程を薦めてくれた ハマピィ ありがとう。