自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2010年2月25日木曜日

裏山散策。

完全休日(変な言い方だが、ナイター出勤なんてもんが有るからね~)の今日は、ホームの山巻機山に行って来た。
何だか今年は、大雪と言う印象が有るが、冷静に見ると平年並みの積雪量なんだよな~。
清水の国道わきの民宿雲天前も普通の年と変わりない感じ。

冷え込みも無く、常に南から吹いている風に当たっているから汗が出なくて具合が良い。
いつもの通り、井戸尾根を登って行く。
井戸の壁も冷えるとクラストしてスキーを脱いでキックステップで登んないといけないけど、程良い堅さの雪面はシール登高でサクサク行ける。

登りながら、何処を滑ろうか迷いながらあちこちとポイントを覗いて行く。
米子沢は、ナメ沢の出合の辺りにデブリが有るが問題無い。
割引沢 ヌクビ沢天狗岩の下あたりに大規模なデブリがあるし、今にも崩れそうなクラックも有るので、注意が必要だ。
来た道を引き返すのも考えるが、まだシーズン始まったばかりなので、何時でも行ける尾根コースは取っておく事にして、この時期にしか行けない沢コースに拘りたい。
この山域で滑った事の無いのはナメ沢だけだが、核心部のクラックが怖いのでパスする。
う~ん、まあ結局米子沢ですかね。


今回は、写真などを撮りながらのんびりと登る。
風は常に吹いているが寒くない。
この時期としては珍しく、クラストしている所も無いのでアイゼンは仕舞ったままでずーとシールで行けるし、柔らかな雪質なので滑りも期待できる。

山頂付近も滑りやすそうな雪なので、まずはブサ尾根を滑りウォーミングアップして、再度登り返し正面の米子沢源頭部を滑る。
昼食後、ニセ巻まで登り返して、東側の急斜面から米子沢に滑りこむ。


米子沢の滑り出しは、広い斜面と、なかなかの雪質で快適だったが、高度が下がるにつれ腐れ雪に足を取られる様に成る。
それでも何とかバランスをとり、リカバリーしながら滑っていたが、びちゃびちゃの腐れストップ雪はどうしようもない。
何度か前方にブン投げられて、もう滑りは諦めて、転ばない様に脚をプルプルさせながら直滑降。
ダラダラと、御帰還。

この時期からストップ雪に悩ませられるとは・・・。やはり温かいのだね~。
この陽気が続くと雪消えは早そうだな~。

2010年2月24日水曜日

出勤前の守門大岳

ナイター勤務の昨日、出勤前に守門の大岳に行って来た。
予報では、回復傾向なのだが、近づいても山は雲の中。
ギリギリまで、大原スキー場にしようか迷うが、予報を信じてハンドルを山に向ける。
登山口の二分の車道の除雪のドン詰りの駐車スペースに駐車して準備を始める。
平日なので一人旅と思っていたら、もう一人やって来た。「何処に行くのですか?」と聴いて来るが、ここからだと大岳しかないだろうと思いながら、「大岳ですよ」と答えて、そそくさと出発する。




メジャーなコースなので、しっかり踏み跡が有る。
スノーシューの跡は歩きやすいので、効率良く歩ける。
ダラダラと距離と高度を稼ぎ、長峰の辺りからようやく山頂の雲が切れて、山の全景が見え始める。





約一時間半で保久礼の小屋に着く。
今年は雪が多いと言われているが、何だか普通な感じ。
でも、屋根の上に3m程積もっている。
何度も来ているけど、驚くほどの事は無い。
昔この辺に仲間とテントを張って、酔った勢いでヘッドランプナイターだ~と言って、真夜中に滑って痛い目に有った事を思い出す。

さてここからが本格的な登りが始まる。
登りはトレースを使わせて貰うが、この重い雪では滑りは期待できそうもない。
雪に埋もれたキビタキ小屋を過ぎ、森林限界を抜け不動平辺りから雪質が良く成る。
しかし、時折ガスが流れて来て視界をふさぐ。ホワイトアウトだ。
でも慣れたコースなので、勘を頼りに進む。
高度を上げるにつれ視界が回復してきて、すっかり視界良好になる。



視界良好と言っても、ここの山頂は何処だか解らない。
何と言っても、日本海から吹き付ける季節風で巨大な雪尾が発達する。
何処までが、地面か解ったもんじゃない。ラッキーな事に今回は、鐘を釣るして有ったであろうと思われる支柱が見えたので、そこまでにする。
ここから、15m位雪尾が伸びて居る様だ。知らずに進んでいたらと思うとゾッとする。

下りは、大きな斜面なのに、リカバリーしやすい様にショートターンで刻んで行く。
キビタキ辺りまでは、快適に滑れるが、そこから先は重い雪に阻まれ楽しく滑れない。
こういう雪質は、クラシックなテクニックが生きる。
ワンステップやシュテムターンを織り交ぜてこなしていく。
山には山の滑り方が有るのだ~。かっこ付けてもしょうがないのだ~。

保久礼まで降りて来て昼食。
後はダラダラと降る。相変わらず苦労の割には見かえりの少ない山だな~。

帰宅後、スキーの滑走面の汚れを落としてワックスを掛ける。
その後着替えて、出勤。

2010年2月19日金曜日

スキーで坂戸山

天気予報の当たる確率が悪い様な気がする。

今日の予報も見事に外れてそこそこのお天気。
こんな日は、ゲレンデでスキーをしているのはもったいないので、軽くショートツアーに行って来た。
場所は、六日町人のトレーニングの山のいつもの坂戸山
今日は、一般的なコースを辿らずに、あえてスキーで登る事に拘ったコースで、先日登った時に目星を付けて置いた北尾根コース。




取り付きは、美佐島トンネルの北側の入り口の脇から登ります。
このこのところの冷え込みで、締まった雪はラッセル不要の楽々登り。
ほんのちょっとの頑張りで、高度を稼げるのでスキーは楽チンだな~。
このコースは、雪が一杯無いと滑って降りて来られそうも無いので、今年はチャンスなのだ。
                                                        

思っていたよりも、開けた尾根で歩きやすいし、帰りの滑りも期待できそう。
こんな良い所意外と誰も知らないのではないかね~。
一人でニヤニヤしながら、先行のカモシカの足跡を追う。
しかし、こんな町の近くまでカモシカ君はやって来る様に成ったんだね。
リス君もウサギさんも元気に飛び回っています。
天気が良いと動物さんも嬉しいのだな~。
オイラも嬉しい~。




登り始めて約1時間半で山頂の御宮に到着~。
尾根コースからは、常連のじーちゃん ばーちゃんがどんどん登って来ます。
オイラは、一人でお湯を沸かしてお昼です。
皆さん、軽装でお参りをしたら即降りて行きます。
きっと毎日登っているんだろうね。






帰りはのんびりとした起伏のある尾根を滑ります。
ちょっとした登り返しも有るけどそのまま行っちゃいます。
途中、良さそうな斜面を滑り、登り返しの繰り返しでしっかりと滑りも楽しみます。
北側の斜面は、雪質も良く、結構な急斜面もガンガン行けます。
しかしこんな低山でも、探せばよい所は有るもんですな~。
灯台元暗し とは良く言ったもので、若い頃だったら目も付けない様な所に、こんな良い所が潜んでました。





かつては、密林の帝王と呼ばれた事の有るオイラは、狭い尾根でもへっちゃらです。
これ位開けていれば、余裕のショートターンです。
ゲレンデでは、冴えないオジサンですが、山に入るとそこそこ行けます。
山で鍛えた滑りはかっこ悪いけど、転ばない様に、安全に降りる事が第一です。
時には無茶をするけどね。

往復2時間半程のショートツアーだったけど、そこそこ満足。