自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2010年10月19日火曜日

荒沢岳登山 写真「樹」

荒沢岳に限らず越後のお山に生える樹は、冬の過酷な気象条件をもろに受けるのか、ナントも力強く
ねじ繰り曲がりながらもたくましく大地に根を張っています。

また、枯れても尚存在感を漲らせて、生きて来た証を訴え掛けて来ます。

オイラは、そんな木々達に心を惹かれてしまいます。









木々の発する言葉に耳を傾ける。
余計な色彩は似合わない。
黙って立っている姿が全てを語る。

2010年10月18日月曜日

荒沢岳に登って来たぞ~

babaの兄貴から、「ツイッター仲間のkatatumriさんと荒沢岳に登るよ~」との連絡が入る。
当初は未丈ヶ岳に登ってから 「とうかまち てづくり市」を覗いてくる計画だったが、どう考えても兄貴にくっついて行った方が楽しそうなので「行きま~す「と即答。

6時に登山口集合いう事だったが、少し遅れそうなので、先に登り始めて貰い後から追いかける事にする。
いつも通りにシルバーラインの長いトンネルをブッ飛ばして銀山平に向かいます。スキーに山にと通い慣れたトンネルは、走っていると心が高ぶってくるのだ~。



今年は、秋だというのに暖かい日が続いて銀山平の紅葉も遅れ気味の様子。
6時55分に登り始めました。

まだまだ登山口付近は、色づき始めって感じですね~。




はたして、どれ位で兄貴たちに追いつけるかな~。トレランシューズで軽快に登ります。
前山を20分で通過して、ふと銀山湖の方を見ると霧が掛って雲海みたいですね~。


天気予報では徐々に晴れて来る予報なのに、何だかすっきりしないお天気ですな~。紅葉も今一つ鮮やかに見えません。
大体、この夏の猛暑の影響か?紅葉する前に枯れて落葉した木々が目立ちます。
今年の紅葉は期待はずれのようですね~。



ん~。ガスまで湧いて来たぞ~。
そろそろ晴れないかね~。
登り始めて45分、もうすぐ核心部の前嵓の梯子がはじまる付近です。
ここまで、2人のソロの人と若い兄ちゃん達のグループを追い抜いて来たんだけど・・・。
あっ!いました。追いつきましたよ。
「どうも始めまして、トンバと言います。今日はよろしくお願いします」
katatumriさんにご挨拶をして、3人そろって危険地帯に突入です。


長い梯子を登り、鎖場をよじ登り、そしていよいよ要注意地点の前嵓です。
babaさんを先頭に慎重に登ります。
基本の通りに足場を確認して慎重に登れば平気です。

もうすぐ鎖は撤去されるそうです。そのままにしておくと雪の影響で切れちゃう事も有るんだろうな~。
そう言えば、何度か山開き前に登った時は鎖は無かったな~。まあ無くてもどうってことないんですけどね~。(またこんな事を書くと「お前の基準でかんがえるな」と怒られちゃうかな)



無事に悪場を通過して緩やかな尾根を進みます。
相変わらずに山頂は見え隠れで眺望は期待薄かな~。
この前のリベンジの積りで登って来たbabaの兄貴は残念そうです。

枯れ葉色の中で、この艶やかな緑色は映えますね。赤い実も良いアクセントですな~。
これ何て名前の木?。


だらだら長い尾根を辛抱強く登って、山頂に続く稜線に出たら視界が開けました。
曇りがちなのには変わりないけど、向こう側はガスは無いみたい。
どうやら強い風に銀山方面の湿った空気引っ張り上げられてガスってたみたい。
山旗雲と言う現象ですね。剥離現象とも言います。


先行者はどんどん降りて来ますね。
稜線は風が強いし、期待外れの眺望なので、さっさと帰っちゃうみたいです。

さて、やっと山頂到着です。
何はさておきビールで乾杯です。
兄貴とkatatumriさんと山談議に花を咲かせながらお昼です。
時折さす日差しは秋の山とは思えない温かさ。
徐々に視界も開けあちこちのお山も顔を出し始めました。
オイラは、来年挑戦予定の裏三山日帰り縦走のコースの観察です。長いな~。行けるかな~。



オイラ達が追い抜いてきたこのご夫婦は、灰の又を通過し兎岳を経て丹後山~十字峡まで縦走するそうです。
なんでも、この辺りのコースは歩き尽くしたらしく、最後に残ったのがこのコースらしいです。
オイラ達が地元の者だと解ると、「毛猛山塊に入られた事ありますか?」と訊いてきた。
「いやいや、とてもあそこには入り込めませんよ」と答えたら やっぱりね という顔をしていた。
う~ん、毛猛という名前が出て来た時点でこの人たちはもう歩く所が無く成ったって事が解るよな~。出無いよ普通 毛猛って!。
「気を付けてね~」



オイラ達は、暫らくまったりして、重い腰を上げて下山体制に入ります。
今一つのお天気だったけど、兄貴は満足したかな~。



下るに従いまたもやガスの中に入ったり出たりではっきりしないな~。
3人で色々話しながら下って行きます。

危険地帯の岩場も慎重に通過します。下りの方が危険度は増すので慎重に慎重に。



無事に核心部を通過して、ここまで来れば一安心。


後は、梯子やらチョッとした鎖場を通過して色々と話しながらのんびりと下山です。
katatumriさんは、ベテランだけ有って県内のお山に詳しいので、楽しいお話が聴けました。




ありゃ~。前山から振り返ると、すっかりガスが取れちゃってるじゃね~の。
どうなってんの~。
まぁいいか!。
わいわい楽しい山歩きが出来たからね~。
babaの兄貴、katatumriさんどうもありがとうございました。また機会が有ったらご一緒しましょう。

2010年10月10日日曜日

こんな機会は無いぞ~






話題のエビスフィルムスの新作「PERSONA」と、あの佐々木大輔を3年間に渡り追い続けたドキュメンタリー「END OF THE LINE」を上映します。それも長岡のシネコン T-JOY長岡 の一番大きなスクリーンを借り切っての上映です。定員400名のシアターです。
ゲストに、スキーヤーの 佐々木大輔氏 スノーボーダーの 丸山隼人氏 フィルマーの関口ケニヤ氏 同じく 山田博行氏 です。
こんな、機会は地方ではなかなか有りません。しかも料金無料ですぞ!。
ぜひ!ご覧あれ~!。


2010年10月5日火曜日

続、苗場山登山 ボツ写真集

その時にそこに居たからこそ見る事が出来た景色が有る。

汗を流してこそ感じ取れる空気が有る。













実際の十分の一も伝わらないかもしれないけど・・・。

何かを感じ取って下さい。

そして、その場所へと足を踏み出してください。

2010年10月4日月曜日

苗場山に登って来ました

登山の日の10月3日にbabaの兄貴と苗場山に登って来ました。

前日までの天気の予報はそれほど良いものでは無かったけれど、当日の朝の予報を確認すると何とかお天気には恵まれそうです。
まだ暗いうちに家を出て兄貴と待ち合わせをして登山口のかぐらスキー場に向かいます。オイラこちらから登るのは初めてなので楽しみですな~。


和田小屋まで車道は続いているけど、宿泊者やタクシー以外は入れない様にチェーンが張ってあるので、一般登山者用の駐車スペースに車を停めます。既に数台の車が停まっているけど、思っていたより少ないな~。


元気の良いおじさんたちのグループとほぼ同時に出発します。



暫らく車道を歩くと和田小屋です。団体さんが居るのか、なにわナンバー観光バスが停まっています。
どうやら巻機山と苗場山を登る登山ツアーの方々らしいです。

登山道はかぐらメインコース脇から始まります。
人気のお山だけ有って道は良く歩かれている感じで、悪い所には木道が敷かれ歩きやすいですね~。




 初めは、ブナが生い茂り、登るに従いダケカンバが増え、やがてシラビソ 米栂にと植生が変化して行きます。
所々、芝と呼ばれる開けた草地が有り(下の芝 中の芝 上の芝)テラス状にベンチが設置してあり良い休憩場所に成っています。
ゲレンデアプローチのお気軽バックカントリーの人気スポットの中尾根も色づき始めてますね~。


 森林限界を超えると紅葉が始まっていました。今年の夏は暑かったせいか色づく前に枯れてしまった葉っぱも目立ち思ったより綺麗では無かったかな~。


それよりも、振り返って観た景色に息を飲んでしまいましたよ~。
すげ~雲海!。


上州方面は雲に覆われその雲が脊梁山脈の谷川連峰に遮られどんどん溜まって行き、行き場を失った雲が、山肌を滝の様に流れ落ちては消えて行きます。
しばし絶景を堪能。







紅葉を愛で振り返っては絶景を堪能しながら緩やかな道を神楽峰へと向かいます。
この辺一帯はお手軽バックカントリースキーのメッカで、以前はオイラも良く来ましたな~。

ここでやっと苗場山とご対面です。
登頂的な形の山ですな~。(遠くから山を見つける時の良い目安に成ります)
この山の成り立ちを知りたいね~。




 さてここから一旦お花畑と呼ばれる鞍部に降りて急斜面の登り返しです。
せっかく稼いだ高度を手放して、途中に有る雷清水でのどを潤し、再びせっせと登ります。
そしてたどり着いた所は・・・。
正しく山上の楽園ですね~。ここが山の上かと疑いたくなるような雄大な景色が広がります。


くっきりと碧い秋の空に不思議な形をした雲が浮かんでいました。
今日は、本当に良き日です。
長い事山に登っているけど、こんな不思議な日は始めてですな~。


一体この山の山頂はどうなっているのかと言うと、二軒有る山小屋のうちの遊仙閣の裏側の木々に囲まれた広場が山頂です。
一等三角点が有りますが、どうって事無い所なので、写真だけ撮って早々と湿原の散策に向かいます。


木道を辿り、湿原の奥へ向かいます。こんな山の上に何故これほど広大な湿原が形成されたのか不思議ですね。


チングルマです。


碧い空と紅葉が良いコントラストですね~。


木道の終点、赤湯方面への登山道 昌治新道 です。
長く険しい道と、案内図には書いて有りましたが、何時か歩いてみたい道です。赤湯にも浸かりたいな~。


さて、散策は終わり、元来た道を引き返して、山頂近くの大きなテラスで他の登山者の方々とお昼です。
おや?兄貴、今日は35缶ですね。それで足りるの?。



・・・やっぱり足りなかったみたいで、山頂ヒュッテまで、お代わりを買いに行きました。

やっぱりね~。


たっぷりと景色を楽しみ、名残惜しいですがそろそろ楽園を後にします。

神楽峰まで帰って来てみると、谷川連峰にかかっていた雲は随分薄く少なく成っていて、来る時は姿が見えなかった山々が、見え始めていました。


同じ道を辿って帰るのですが、登るときに見過ごした木々や草花に気付き一杯シャッターを切りました。
紅葉のお山も良いですが、鬱蒼とした林の中に立つ木々にも心を惹かれます。


今日も、お山は大盛況で人それぞれの感じ方でお山の中の一日を過ごした事でしょうね。

この、老夫婦も仲良く山歩きをなさっていました。
やっぱりお山は良いの~。


何時もは独りで登っているけれど、同行者が居ると楽しさが増しますね。
babaさん、またご一緒しましょうて~。