自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2010年6月27日日曜日

相変わらずCUTEな奴


mbabaさんと計画していた 中ノ岳 登山だったが、雨の予報で中止にした。
楽しみにしていたが仕方がない。
始めて登るmbabaさんなので
どうせ登るなら晴天の日を狙ったほうが良いもんね。
ポッカリと予定が空いてしまったので
「坂戸山にでも登ってこようか」と思っていたら
雨がパタリと止んだ。
雨雲レーダーを見ても、しばらくの間降らなそうなので
独りで行けるところまで行こうと十字峡に向かった。


どうせ登るなら今年はじめてのタイムアタック!。
湿度は高いが意外と涼しいので
もしかして良いコンディションなのかも?
・・・と思ったのは最初だけ。
やっぱり何度登ってもキツイ山です。
最初から急登で一気に汗が吹き出しますが
最初からペースを落とす訳にもいかないのでガンガンと登ります。
足元だけ見ながらひたすら急な上りに耐えて行きます。

フト目を上げるとガスって展望がききません。
仕方ないよなこんなお天気だもんな~


一合目までは単調な上りが続きますが
二合目より変化が出てきて面白いです。
晴れていると景色も良いのですが
今にも降り出しそうなお天気なのでさっぱりですな~。

途中、お一人下山してくる方とスレ違いました。
丹後山から周回コースを廻って中ノ岳の避難小屋で泊まったんだろうな~。

三合目を過ぎた頃から雨が降り出した。
林の中は雨が当らないので雨具を出す必要もない
どのみち汗でびしょびしょ濡れなので、今更って感じだしね~。

タイムアタックするにはやっぱりトレランシューズのほうが良かったみたい。
軽登山靴ではやはり足が重い。
最初のうちは気にならなかったが、しばらく登ると足がズッシリと重い。
日頃のトレーニングの疲れと相まって足が思うように上がらない。

四合目辺りから上の方でエンジン音が聞こえる。
駐車場に見覚えのある車が何台も停まっていた。
救助隊の面々が草刈りをしてくれているのだとすぐに気付く。
頑張って登って追いついてご挨拶。
「こんげん雨の日によく登って来るの~」
「あっ、ご苦労様です。暇んがですよ」
「廻るがか?上まで行って降りてくるがか?」
「う~ん、様子を見て五合目で止めようかと思ってるがだて~」
「お~、そのほうが良い。こんげん日に登らんだっていつでも登れる」
「そうだね~はちゃそうする。じゃーお先に」
・・・ってな訳で、今日のゴールの五合目に到着。
目標の1時間10分には遠く及ばずの1時間20分。
凹みます。


5合目には、救助隊のKさんが待っていた。
「お~、こんげの日に上がってきたがか?」
「うん、暇んが~て」
と、先ほどと同じような会話。
「何だ。はぁ降りるがか?土産採っていけや~」
「土産?もしかして雪笹け」
「おう。この下に行けば出てるぞ」
ラッキー!。



・・・と言うわけで、お土産探し。
まだ雪がいっぱいの生姜畑で雪笹探し。
あんまり大きいのは無いけどまずまずの収穫。
そんなに沢山要らないから、一掴み程度で満足。


う~ん、今年はやっぱり雪が多いな~。


雨の日のお山も良いもんですな~。
靴の中が水でチャプチャプしているのは不快だけど
眼に見えるものが、恵みの雨で生き生きとしている。

太いブナの幹に雨水が伝い勢いよく根元に流れ落ちて行く。
広く枝を伸ばして雨水を効率よく根元に集めてる。
上手く出来てるな~。自然って凄い!


普段は駆け下りる様にして下山するのだけど
雨で滑りやすいのでのんびりと雨のお山を楽しみながら降りて来ました。
中途半端なお山登りだったけど満足満足。
お土産も有るしね。



降りて来たら沢は大変な事に成ってました。
ゴーゴーと雨水を集めて勢いを増して流れていました。

しかし相変わらず中ノ岳って急登が続いてなんぎい奴ですな~。(そこが良いんだけどね)

2010年6月20日日曜日

近所の金城山


先週は、休日出勤だったので、
「今週は山に行くぞ~」との一念で一週間をやり過ごし、
待望の日曜登山。
さて場所は、と考えたが近場の山 金城山 に決定。
毎日見て過ごし、意外と登っていないお山。



登山口はいくつも有るが、家から近い五十沢側の登山口、
合併により南魚沼市に成ったことにより 
大倉 と言う名前の集落が2つ市内に有ることに成り、
名前を 金城 と変更した 旧大倉 登山口から登る。家から10分と超近い!。


梅雨の晴れ間の曇空、まずはうっそうとした杉林の中を進みます。


時折雲の隙間から日光が差し込み、若い緑の葉を照らします。
植物は清々しいですが、オイラは照らされると暑いです。



アザミがスクッと立っています。



別名 滝入道 と呼ばれているくらいなので、
道は沢に沿って進んで行きます。
こんな小さな滝が幾つも現れて、気持ちイイですよ~。
水も冷たくて美味い。



滑りやすい沢を、右 左と徒渉しながら道は高度を上げて行きます。
時折現れるこんなお花に癒されます。



ナメ滝を飛沫を上げて水が流れ落ちてきてマイナスイオン浴びまくりですね。



まだ雪渓が残るので、ひんやりした風が心地よく流れてきます。



つややかな緑の葉っぱを、モノクロで撮ると、ヌメッと光り怪しい感じに成りますな~。



4合目を過ぎると、道は沢から離れて、沢を分ける尾根に上がっていきます。
そこには、こんなブナの大木が有ります。



この人も、年を重ねた奇形のブナです。
力強い瘤は迫力を感じます。
でも裏側は、朽ちて空っぽになっています。



違う種類の花が寄り添って咲いてました。
白いヤツが、ピンクの方に言い寄っている様に見えました。


6合目で、道は 大月 方面からの登山道と交わりますが、
  大月 からの道ははっきりしませんでした。
どうやら余り登られてはいない様子です。
この辺りから、ガスが湧いてきて徐々に視界が悪く成って来ましたが、
霧にけむる林は幻想的で不思議な感覚です。


幽玄の世界




道は、雲洞コース  長崎コース と合流しながら山頂に向かいます。

丁度2時間で山頂に到着です。
のんびりペースで登った積りでしたが、汗で全身ビッショリです。
風が心地よいですが、霧で景色は見えずです。




山頂付近には、大きな岩が累々と横たわっています。
南側は、かなりの落差の絶壁になっています。
いつも、この辺の岩をよじ登ったりして遊んで帰ります。



人が横向きになってやっと通れる位の隙間が有ったので荷物を置いてスリスリと入ってみましたが、何も有りませんでした。この隙間の名前は 五郎正宗押分岩 と言うたいそう立派な名前が付いております。
ところで、ここに3~40人入れるほどの岩窟が有るらしいのですが、何度も探してみても解りません。一体何処に有るんだ?。今度来たときには探し出してやるぞ。



山頂から、水無コース方面に行った所に立派な避難小屋が有ります。
以前の小屋は、出来てすぐに雪で倒壊してしまったので、かなり頑丈そうな作りです。
こんな低山に泊まりに来る方はいないだろうけど、8畳ほどの広さで、トイレも付いてます。
でも、あくまでも避難小屋ですからね、あまり期待しない方が・・・。



さて、下りは 水無コース を降ります。
まだ、タムシバが咲いていました。


水無コースは、滑りやすい急斜面が続いて気が抜けない道ですが、
ヒメシャガがいっぱい咲いていて、緊張をほぐしてくれます。



この道の核心部の滑りやすい岩のトラバースです。
さすがのオイラでもちょっと怖いですね。
短い距離ですが、慎重に進みます。
おっかなびっくりです。
あ~滑る~ズルッ。



最近、ナラ枯れ病の被害がオイラの近所の山でも見られる様になって、
かなりの木々が犠牲になっている様だ。
大きな大木が葉っぱを付けずに立っている。
そんな木は、精気が感じられない。
死んでしまっている。
被害はドンドン増えているようだ。
自然の営みとはいえ、森が消えてしまうのではないか心配になってしまう。




滑りやすい道を、何度も転びながら降りてきて、振り返っても山頂はガスの中。
往復4時間程の山遊び。

余りにも近すぎて、余り登っていない 金城山

地味で目立たないけどいい奴です。皆さん遊びに来てね。

2010年6月7日月曜日

八海山登山に行ってきました

絶好の山登り日和の日曜日、ブログ仲間のmbabaさんと八海山に登ってきました。
ロープウエイなんて使いません!男は黙って屏風道コースです。

mbabaさんのブログと合わせて御覧下さい。

では、始まり始まり~。


まずはコンビニに買出しです。
途中で八海山から朝日が登ります。いい日になる予感です。



買出しを終えて、登山口に向かう途中で2回目の日の出です。
ダイアモンド八海です。(そんなもん有るのか?)



登山口で、mbabaさんと落ち合い6時に登り始めました。
今年は沢筋には残雪が多く残っていますね~。4合目の清滝辺りも、数年前の大雨の影響と、雪崩による被害で以前とは様子が変わってしまいました。自然の力の破壊力凄まじいです。




四合目を過ぎると、鎖場の連続です。
mbabaさんは屏風道の鎖場をすべて記録するという壮大なミッション?を遂行すべく、記録に余念がありません。



時々現れる松の木は、土などまるで無い様な岩の割れ目に根を張り、逞しく生きています。
スゴイですねぇ~。見習いたいもんです。



この人も風雪に耐え生き延びてきた貫禄を感じます。



通称【覗きの松】から谷底を覗きます。写真ではわかりませんが、凄い高度感です。
7~80㍍位高度差が有ります。キュッとしちゃいます、だって男の子なんだモン!。



お花には興味がないのですが、綺麗だったのでパチリです。
普段は、わき目も振らず心臓をバクバクさせて登っているので気付きませんでしたが、この時期はお花がいっぱい咲いてますね~。
カタクリなんて踏まないように歩くのが大変なくらい咲いてました。



途中、チョッとわかり辛い雪渓の所で、先行していた若者が道を見失い途方にくれていました。
苦労して正規のルートに戻った様です。



この人も、あらぬ方向に向かって伸びています。
八海山の樹はドレもコレも逞しくて趣があります。(樹フェッチの血が騒ぐ~)



この葉脈の力強さ、たまりません。(駄目だ。オイラ病気だ(笑))



何という名前の花かわかりませんが、何とも言えない綺麗な色です。
取りあえずパチリです。



三時間チョイで千本檜小屋に到着です。
ここで暫く休憩して、八ツ峰に向かいます。・・・が、すいません道を間違えました。
間違って迂回路に入り込んでしまいました。(しょぉし~何回登っているんだって話)
でも、そのおかげでこの人に会えました。有らぬ角度に曲がって伸びてます。雪に虐められたんだね~。




ササッと八ツ峰に戻り連続する鎖場を進みます。
オイラは、もう慣れっこになってササッと進みますが、mbabaさんは慎重に進みます。
居合わせた登山者の方々も「怖い怖い」と言っていました。
怖いと思って慎重に行動した方が良いのです。下手に慣れると事故のもとです。気を付けます!。


↑これ【種まき入道】です。解るかな~。

無事に八ツ峰を渡り切り、本当の山頂の入道岳に向かいます。
ここでお昼です。ビールでカンパ~イです。
ところで、入道岳の名前の由来ですが、春になると現れる雪形に【種まき入道】と言うのが有ります。そこから名前をとって【入道岳】と言います。(ホントかよ?)

ゆっくりまったり雄大な景色を眺めながらマッタリしました。
目の前に続く中ノ岳までの稜線は険しいですな~。
オイラは、中ノ岳から八海山に向かってこのコースは歩いたこと有るけど、こっちから中ノ岳に向かうのは腰が引けちゃうな。この高度差を登り返すのはきついヨ。



大昔の山の本に載っていた厳冬期の中ノ岳に向かう稜線から振り返って見た八海山です。
う~んこのナイフリッジはビビリます。

さて、名残惜しいけど出発です。



下りは、新開道を降ります。
しばらくは、悪場が続きますが、尾根道に入ると快適です。所々残雪が残り良い休み場になっています。雪の上は涼しい~。
右手の沢を厳冬期に滑った記録をネットで見つけたので、現場検証をしながらのんびり歩きます。
結構の急斜面だけど、滑って滑れない斜度ではないな~。雪質次第ではオイラでも十分行けそうです。課題です。行くぞ~。・・・たぶん。

春の林は明るいです。木々の新緑も目に優しい色で気持ちが良いですな~。



ゆっくり歩いてきても、やはり下りは脚に堪えます。
普段は、駆け下りている道を、新緑を愛でながら、木々を愛でながらゆっくりと歩いて無事下山です。
普段は、駆け登って 駆け下りる みたいなスポーツみたいな山登りをしているので、なかなか山をじっくり楽しむことは少ないのです。

mbabaさん、お付き合いして貰ってありがとうございました。