自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2019年5月2日木曜日

爆風火打山

連休なのに今一つの天候と、久しぶりの飲み会でパーッと使っちゃったもんだから懐も寂しく家でゴロゴロの休日に久し振りにtakeさんより 「火打山に行かない?車は出すから」とメールがきた。有難き幸せとばかりにお誘いに乗る。
家まで迎えに来てもらい笹ヶ峰の駐車場まで。


身支度を整えて出発。何とか天気は回復傾向だが、雲の流れが早く山が鳴っている。上の方は爆風間違い無しだろう。積雪の量次第では黒沢を登れるかなと期待していたが、橋の辺りから覗いてみたら、沢の流れが結構出ていて行ける確信が持てないので、大人しく一般ルートの十二曲をジグを切りながら登る。オラが先頭でルート取りをして林の中を通り抜け富士見平にて休息を取る。


影火打から惣兵ヱ落谷のルートも考えたけど、この風だと山頂に立つことすらままならぬ状況なので、今回この山2度目のtakeさんに帰りのルートを確認してもらう。そこからトラバースルートを通って高谷池ヒュッテに到着。


ここで一息入れて防寒対策を取り爆風の中を火打山山頂を目指す。登るにつれ雪面は固くなり、雷鳥の肩まで行ってそこから先は考えようということになり、慎重に登って行く。雷鳥沢の様子も気になるのでそちらの方へ様子を見に行くと雷鳥が2羽風によろめきながらハイマツ帯から出てきた。我々の到着に怯えて出てきたのかもしれない。takeさんは念願の雷鳥の登場なので嬉々として写真を撮っていた。なんだか俺たちが追い出してみたいでかわいそうだったけれどそれも仕方がない事。
 ハイマツで風を遮りながら天候の回復を待つが、さっきまで晴れていたのにガスが湧いてきて風も治まりそうもない。このまま固いままの斜面だと、もし転んだとしたらかなりヤバイ事になりそうなので、このまま降りることにする 。


結構硬いバーンでターンすると引っかかって転んでしまいそう。 登ってきたコースに忠実に制動をかけエッジをガリガリ言わせながら下ってゆく。登ってくる人に上はかなり固いですよと一応注意を促しておく。
天狗の庭辺りまで来ると風の影響もそれほどなく雪も柔らかくなってくる。ここでまたシールを貼り小さな起伏をやり過ごし高谷池ヒュッテ前でお昼にする。


居合わせたスノーボーダーの方々に上の様子を伝える。彼らも行ける所まで行って帰ってきますと言い残し出発して行った。我々も帰り支度をしてトラバースルートに向かう。前日ヒュッテに泊まられたスキーヤーの方は上の方は風が強そうだったので黒沢方面で遊んできたと言って先に出発して行った。我々もここでシールを貼り朝確認しておいた斜面に向かう。スッカリ緩んだ雪は滑りやすいのだが、所々ストップ雪が有り引っかかってつんのめる。takeさんはぶっ飛ばして飛んで行くのを後ろから追いかけてゆく。
 黒沢を渡りここで ストップ雪対策にワックスを塗る。林の中をルートを確認しつつ木々の間を抜け滑って行く。確認しておいた目印のテープを見つけそれを忠実にたどってスタートゲイトに帰り着く。


今日はtakeさんに声をかけて貰って有難き幸せ。
山頂まで行けなかったのは残念だけれど、何度も来てる山だし、あんな状態だったのでリスクを犯してまでも山頂にこだわる必要などない。
道具の撤収をしてしばらくのんびりしてから帰路につく。空はすっかり青空。風さえ無ければ絶好の山スキー日和だったのになぁ。帰路は車の中で色んなおしゃべりをしながらのロングドライブ。
今日は本当にありがとうございました。また来年どこかで。

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