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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2012年8月21日火曜日

越後三山縦走 2012 その2

続きです。


足元の滑り易くガラガラの道を下って、このルートのオアシス的な存在の祓川で水分の補給と大休止です。長いルートの中間部に有る水場は本当に有り難いですね。日照り続きだと水量も少なく成りがちですが、このところの夏特融の午後からの雷雨のお陰で何とか水は流れており、水の補給が出来ました。
真水だけでは、ミネラル不足 水中毒の恐れが有るので、粉のスポーツドリンクを持参してハイドレーションパックを満タンに満たしました。これで一安心で心置きなく水分摂取できます。

行動食の定番となっているshotzですが、やはりこれだけでは侘しいので、おにぎりと緑茶で腹も満たします。
さて、何時までものんびりして居られないので先を急ぎます。

御月山まで少し登り返して、足場の悪い道を最低鞍部のオカメノゾキまで下って行きます。
この辺りも随分草や笹が伸び放題だったのだけれど、綺麗に刈り払われて居り道が分かり易く成って居ました。でも、刈られて草の上は滑りやすいので歩き易くは無かったな~・・・こんな事行ったら罰が当たりますね。


難路と言うだけの事は有り、単純な下り道では無くて下りては登り 鎖を頼りに進んだり、両岸切れ落ちたナイフリッジに肝を冷やしたりで、文字通りの難路なのです。ここで時間を短縮しようとするのは無茶なので、慎重に慎重に。
高度を下げる毎に背後の御月山は高くせり上がって行く。前回は逆回りだったので、見上げる様な高度差を登り返すのかとうんざりしたが、今回は登り返しの標高差も少なく気が楽だ。


最低鞍部を過ぎて八海山に向けての登り返しが始まる。
右手の水無川の源流のスラブ状の沢、左手の黒又沢の残雪 きょろきょろ眺めながらでなかなか足が進まない。

さてさて、このルート上の荒山には 合染三等三角点 が有るはずなのだが、なかなか見付ける事が出来なくて残念なら訪問は諦めて先に進む。
今日は幸いな事に、焼け付く夏の日差しは雲に隠されて暑いには暑いが、熱中症をひきおこすほどの暑さでは無い。まあ、日ごろから外で仕事をして慣れているせいもあるようだけどね。


慎重に歩を進めて来たお陰で脚はまだまだ使い物に成る。
五竜岳 八海山の最高点の入道岳と通り過ぎて、いよいよ八ッ峰の通過に掛る。
ここ何年か崩れて通過禁止(実際には通れるんだけど)だった箇所に新たなルートとして岩峰を上り下りして通過する新ルートを造っていると思われる作業をしていた。
このルートが出来れば通行止めも解除されるだろう。

それ程疲れてはいない感じだったけど、この行程をこなして来るとやはり八ッ峰の通過は少々堪える感じ。集中力が無くなった感じなので、shotzのカフェイン入りを口に入れる。

賑わって居る 千本檜小屋を通り過ぎて薬師岳へ。ここには 八海山三等三角点 が有るはずなのだが見付けられない。立ち並ぶ石塔に混ざっているのか見て回るが見付けられなかった。三角点マップによると登山道から離れた藪の中に有るらしい。また今度探しに行きますかな。


さて、あとは下るだけ。今まで走れる区間が少なかったから、ようやく解き放たれた感じで快調に駆け下る。先行者の方々はサッと道を譲って下さる。なだらかな走り易いトレールなので気持ち良い。
やがて大倉方面への分岐から良く踏まれた登山道を離れて寂れた感の有る急な道を大倉口に向かって降りて行く。
八海山のどの登山道にも言える事だが、苦も無く有る程度の高度まで運んでくれるロープウエイのお陰で他の登山道は人影がまばらに成って仕舞っている。それで良いのか?とも思うが仕方ない事なのだろう。講中の信者の方までロープウエイで登って来る時代だからね。


温存されていたとは言え、さすがに脚は終わりつつある。
立ち止まって一息入れる回数が増え時計を見ると目標タイムは既に過ぎていた。
ここまできたら急いでも仕方無いがラストスパートをかけて登り口の神社に到着。駐車場に待つトンバ号までとぼとぼと歩いて三山縦走終了。

全行程 約32km  11時間14分

4 件のコメント:

ばば さんのコメント...

いやはや、ご~ぎなもんだの~。
糞暑いこの季節に
全行程、足で廻ったのはお見事!
32キロもあるがんだかの。
想像を超えた世界だね。
オラは平地でも無理だな。

入道岳への道もようやく直してくれるがんだろっかの?
八海山へ登ってもみんな大日岳までで帰ってしまうしょがほとんどみたいだどもの~。
オラもそうだども。。。。



たか さんのコメント...

19日に予定通り駒ヶ岳(枝折峠から)に行ってきました。
中ノ岳から八海山への尾根道、ズームで写真を撮って誰か歩いていないかと探しましたが、その日その時間は誰も歩いていなかった様です。
あの道を歩いた(走った?)のですね。
動画のナイフリッジ、ちょっと強めの風でも吹けば転げ落ちてしまいそうです。
私もその場所に行ってみたい。
でも普通の人なら中ノ岳に一泊しないと無理だと思うので実現は難しいですね。

とんば さんのコメント...

ばばさん

この前熱中症ぽく成ったので気にはしていたどもに、適度に雲がお天道様を遮ってくれたお陰でそれ程暑さは感じませんでしたて~。
距離は正確では無いかも。途中で例のGPS時計の電池が切れたなんが、最後に確認した時の距離に感覚で足してみました。

さすがに登山道を崩れて通行止めのまんまにしておけないらしく作業をしてました。
でも、何してるか聞いた訳ではなくて、多分道作りだとオイラが勝手に判断しただけです。

とんば さんのコメント...

たかさんもあの日駒ケ岳に行っていらっしゃったのですね。オイラが山頂に立ったのは7時半位の時間でした。
さすがに中~八海の間は走れる所は少ないです。一歩踏み外したらハイ!サヨナラ何て箇所も有りますから慎重に歩きました。
何度も歩いた道ですが、険しい道です。しかし歩く価値の有る道でもあります。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?。