天気予報では良い天気に成る模様なので、残り少ないシーズンなので何処に行こうか悩んだんだけど、心の中では決まっていたんだよね。
しばらく行っていない【針の木雪渓】。
ちょっと遠出に成るので早起きして車を飛ばす。
暫らくご無沙汰してたとはいえ、通い慣れた道なのですんなり大町に到着する。こんな景色を見るとふつふつと気分が高揚してくるね。
連休直後の土曜日なので、扇沢の駐車スペースは意外と空きスペースが有るね~、いつもならスペースを見つけるのに苦労するのに・・・。
道すがら仕入れて来たコンビニ弁当の朝食を取りいそいそと準備を始めたのだが、本日はアウェイと言う事で、ちょっと何時もより念入りに装備点検。
普段はあまり持たないアイゼンをザックに入れてと・・・。
あ!ヘルメット持ってくるのを忘れた。とほほ・・・。
まあ何とか成るでしょう、とポクポクとスキーを担いで観光案内センターの裏手から鉄板の橋を渡り雪渓に入る。
流れは出ているが右岸はズーと雪は繋がっているはずなので、シールを張り付けてスキー歩き。
流れは隠れても沢底に降りてはいけない。堰堤を幾つか端から超えて行かないといけないから、辛くてもトラバース気味に高度を上げて行く。
オイラが準備をしている時に、何人か先行して出発した人達が居たが姿が見えない。
アルペンルートで立山に行ったのかな?いいなお金持ちは・・・。オイラはとてもあんな大金を払ってまで立山を滑ろうとは思わないな(貧乏人のひがみです)。
・・・と思いきや、変な所からやって来た。え~駐車上のすぐ脇から雪渓に入れるのに知らないのかな?。
まあ人の事は放って置いて、さてどうしようかな。
このまま雪渓をつめて途中からマヤクボカールから針ノ木岳を目指そうか、それとも大沢に入り右俣を直登してそのまま蓮華岳を目指そうか?。
蓮華大沢右俣は、オイラの憧れのライン。
天気も良いし、装備もばっちりだし、行かない理由は何一つ無い。
よ~し行こう。行っちまおう!。どうにかなるさ。
・・・と勢いで登って来たものの、右俣に入った途端デブリの跡が沢を埋めている。
雪自体はそれ程硬くは無いが、部分的にキックステップでは厳しいのでアイゼンを装着して慎重に登る。
それに、時折襲う突風が背負っているスキーを煽って気を抜くとバランスを崩して滑落してしまいそう。
ここを滑り下りる訳なので、ラインを確認しつつゆっくり登る。
標高差は1400m程とはいえ、標高自体が高いのだから、若干息苦しい。
デブリ帯を抜けると、硬い雪が待っていた。
日に照らされているとはいえ、標高2800m近いのだから場所によってはカチカチのアイスバーンだよ~。アイゼンがやっと刺さるくらいの硬さなのだ。それに結構な斜度が有りますよ・・・。(行けるかな?俺)
ヒヤヒヤもんで、やっと稜線に出てほっと一息。
山頂まではもう少し、でも雪が付いてないので相棒とザックは置いてきぼりにして、山頂に行って来ます。
向こうに針ノ木岳が見えますが、登っている人は見当たりませんね~。
峠かからドロップしちゃったのかな?。
しばし景色を楽しんで滑降のお準備。
空腹をパンでごまかして準備完了!。
いきなりのガリガリ斜面にドロップインですが、4ターン位で脚がプルプルです。
硬い斜面をエッジが抜けない様に力むから無駄な力が必要です。
テレマークの弱点ですな。
だって滑落したら大変だもん、今日に限ってヘルメット被って無いし・・・。
ガリガリ帯を抜けたら余裕が出て来て、本領発揮!
デブリを避けながらの滑降で、滑っていても快適ではないんだけど、その分技術が必要なので面白いんだよね~。
あんなに苦労して登ったのに滑りはアッと言う間で、大沢の出合いに到着。あとはだらだらと車にご帰還。
念願が叶って満足満足。
帰りのドライブも山の新緑、花、街並み色々眺めながらこれまた満足。
2 件のコメント:
こりゃまた、はるばる長野大町まで遠征スキーですか〜。
相変わらずパワフルですな〜。
針ノ木岳というところは2800mもあるんですか。
地図で見たら、針ノ木雪渓というところがあるんですね。
カチコチのアイスバーン、怖そうです。
魚沼の山は雪も無くなってきたので
これはらは、高い山への遠征が
始まるのですか。
長距離ドライブも疲れるんで
お気をつけて。
ここ何年かあまり遠征には出なかったのですが、今シーズンは何故か急にやる気が出て来て、久しぶりに針ノ木遠征に行って来ました。
この時期に成ると、結構雪を求めて山スキー愛好家や山岳会の雪上練習とかで針ノ木雪渓は賑わうのですよ。
オイラが行った蓮華岳の大沢右俣は以前から憧れていたルートだったので目標が達成出来て満足しています。
滑り出しのアイスバーンは結構ビビりましたが、以前と比べると落ち着いて対処できたので、場数を踏んでスキルアップ出来ているんだと我ながら感心しました。
あの条件で無難に対処出来たので、何処でも行ける様な気に成りましたが、余りじょっぺに成っていると大変な事に成りかねないので、謙虚に行こうと思います。
スキーシーズンも先が見えてきましたが、安全に楽しく終わりたいと思います。
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