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夏は登山 ラン 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年8月3日日曜日

秘境より地味な200名山佐武流山へ

佐武流山に行って来た。名前は聞いた事は有ったがアプローチの関係上行き難い山塊の山の為に未だに登らずにいた。当初は鳥甲山に登る積りで手持ちの書物をパラパラめくっていたのだが、同じ200名山なのに地味な山と言う事がかえって気に成り、あれこれ調べるうちに 佐武流山~ナラズ山~赤倉山~苗場山と周回登山が出来ると気付き、「これは行かねば成るまい」と勇んで出かけた。

この山に登るには、秘境 秋山郷 の奥の奥から取り付かなければならない。古い書物では、手入れも行き届いていない難路だと書いてある。しかしネットで調べると、歩き易いコースと書いてあるので、安心して出かけた。しかし、肝心のお天気が、午後より雨の予報だったので、周回コースは諦めて、はなから佐武流山ピストンの計画で行くことにした。周回の場合は、苗場山までのコースは 藪漕ぎ覚悟 みたいな事が書かれているものもあるし、平気に歩けた と書いてあるものもあるし、はて?どちらが正しいのやら。

何と言っても秘境 秋山郷である。よくもまあこんな所に人が住んでいるものだと思うほどの山奥だ。平家の落人がのがれ逃れて住み着いたとの伝説も有る山の中。冬の生活はどんなだろう?と興味深い山の中。
国道405号線の大赤沢を境に、新潟県津南町と長野県栄村とに分かれている。

以前は仕方なくこちら側からの大赤沢登山口から苗場山に登ったものだ。今でこそ湯沢側の和田小屋近くまで車で上がれるが、以前は大島の林道の入り口ゲートは営林署の許可が必要で入れなかった。タクシーで入る場合は運ちゃんが鍵を持っていたので入れたらしい。
オッと閑話休題。


朝の4時に家を出て、朝飯 買い出しなどで時間を費やし、車を走らせ、支度をして登り始めるまで2時間掛かった。
檜俣林道を辿り、檜俣川まで下降してから尾根に取り付くのがルートなのだが、林道のゲートまで行ったが、駐車スペースは無くて少し引き返したら路駐して有る軽自動車が有り、そこには佐武流山近道の標識と登山カードのポストが設置して有った。ボーっとして居て完全に見過ごしていた。
オイラもここに路駐して出発。


近道と言う事で、殆どの方がここを登っているらしく、道も良く踏まれていて登山道と言うよりも山林の見廻り作業用に地元の人も歩いて居る道っぽい。暫く緩やかな坂道を登って行くとカラマツ林の伐採の現場に出た。今は重機を使っての搬出作業なのだろう、林の中に重機道が出来ていて、登山者の方は作業員の従うように と看板も見受けられる。林道に出たらジョグで朝の気持ち良い光の中を進む。所々に伐採された木が長さを揃えて積んである。さすがプロの仕事だ。恐ろしくキレイな切り口でチェーンソーの手入れ良さが見て取れる。


緩やかに下って行く林道の枝道が本道と合流して月夜立岩と呼ばれる岩峰の下を巻く様に徐々に高度を上げて行き、そろそろ嫌に成って来た頃に檜俣川への下降点の標識。ここをしばらく降ると対岸までロープを渡して有る徒渉ポイント。水量は多くは無いが、飛び石伝いに渡る訳ではなく、ひたひたの水量の一枚岩を渡るので、靴と靴下を脱いで渡る。上流にもトラロープが張って有りここは飛び石伝いに渡れそうだが、滑りそうな岩をへつって行かなければならないので、水量が多い時に高巻きをしてここを利用するのだろう。


斜面に取り付きここからが本番の登山の始まり。カラマツ林を登って行く。こんな所にカラマツの林?こんな所にも植林したのだろうか?などと考えながら登って行く。足跡の様子からすると、先行者は例の軽自動車のお一人の様だ。カラマツの林がダケカンバの林 ブナの等の混合林と変わっていく、振り返ると月夜立岩の向こうに鳥甲山が見える。空は雲が多いがまだ晴れて居る。午後からは雨との予報なので、何だか急かされている感じで登って行く。汗が出始めた頃に物思平を通過し、この先からは尾根の形状が顕著に成り、むき出しの木の根や露岩を足掛かりに登る。ワルサ峰に近ずくと足場はなお悪くなるが、それ程歩き辛くも無い。振りかえて景色を眺める未知の山域なのでどれがどの山やら・・・。特徴的な苗場山は分かるが、遠景は雲に覆われて良く分からない。赤倉山経由での苗場山までのルートが非常に魅力的である。
ここから緩やかにアップダウンを繰り返して縦走路の分岐の西赤沢源頭に到着。ここまで来ればもう少し頑張れば山頂に着く。それにしても先行者に追い付かない。よほどの健脚か早立ちしたのだろう。


どっしりとした山容の尾根を緩登していくと鈴の音がする。どうやら先行者に追い付いた様だ。何と音の主は単独行のおばちゃんであった。挨拶を交わしてお話をしながら歩いていると、ひょっこりと山頂の標識と二等三角点の有る山頂に出た。全く山頂らしくない、稜線の盛り上がりの様なピークで達成感は無い。暫し山談議と腹ごしらえをしておばちゃんは早々と山頂を後にしてしまった。何時も単独行だそうで、なかなかの健脚と感じた。脚が遅いからと謙遜していたが、なかなかのものだった。
残されたオイラは三角点の写真を撮ったり、地図で地形の確認などをして過ごし、雲行きが怪しく成って来たので30分程休んで帰路に着く。

おばちゃんに追い付き、お別れの挨拶をして追い越させて貰う。改めて苗場山までの縦走路を目で辿る。何時か歩いてみたい道だ。
木の根や岩で慎重に降りないといけないので、スピードが上がらない。それでも色々な事を考えながら歩いていると意外と早く徒渉点まで降りて来てしまった。
沢を渡ってしばらく休憩。地味な山でも初めての道を歩く事は楽しい。周回登山が出来なかった事は心残りだが、今後の課題が出来たので其れはそれで良しかな。

重い腰を上げて林道まで登り、そこからジョグで4kmほど走り、朝歩いて来た近道を緩やかに上り下りして登山口まで帰り着く。汗で濡れた衣服を着替えて空を見上げると頭の上には大きな入道雲。エンジンを掛けて走り出すと雨がぽつぽつと当たりだした。

活動時間 6時間12分  活動距離 19.5㎞

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