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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年7月6日日曜日

 八海山~阿寺山周回 男は黙って・・・

早朝より地区の共同作業で墓地の草刈り。背丈まで伸びた手強い草を草刈り機でザクザク刈って1時間かからずに終了。お盆の御墓参りまでには、まだまだ伸びるのに何故この時期にやるのか疑問だが、例年のとおりで変わらない。誰も疑問に思わないのか、思っても言わないのか、何かしら訳でも有るのか・・・。まあいいか。
帰宅して、着替えて今度は市の防災訓練で7時に避難場所の集落センターに避難の訓練。各戸避難状況の報告後に消防団の災害時の作業内容の講習。今までは、小型エンジンポンプによる消火作業の実演だったが、今年は、消防庫に備え付けて有るAEDの使い方の講習でかなり有意義な内容だった。

さて、休日の朝からの行事による拘束も解けた、お天気もまずまず持ちそうなので八海山にでも登って来る事にした。
どうせなら、阿寺山まで足を延ばして周回コースにする事に。
軽い朝食の後に、身支度をして、粉のスポーツドリンクから2ℓ作ってハイドロパックに詰めて出発。行動食はマルトデキストリン系のゼリー飲料2個のみ。


何時もの様に、屏風道を登るべく登山口に向かう。この辺りも共同作業の様で、草刈りやら重機を使った土木作業の様で地区住民の車が集合して居て、登山口の駐車スペースはいっぱい。サクッと準備をして出発。おや?何だか知り合いのポイ車が停まっている。さては、来ましたな。

八海山は山岳信仰で開かれた山。何本か有る登山道のメインルートがこの屏風道。今は、ロープウエイで短時間 楽チン登山の方が殆どで、すっかり廃れた感の有る道だが、修験者や講中の方々が修行の為に登った険しい道。単なる山に登るだけの道なら、こんなコースを造らないだろう。鎖を頼りに岩をよじ登り、トラバースし、とにかく険しい。嘗ては、八海講で栄えた道だが、レジャーとしての登山でこの道だけだったら、今の八海山登山の隆盛は無かっただろうな。でも、少なくなったとは言え、本格的な山登りを求める方はこの道を登る。
ちなみに、オイラが中学生の学校登山の時もこのコースを登った。今では考えられないでしょうな。

今日の足こしらえもKEENの赤いトレランシューズである。軽快な履き心地でウキウキと出発。
このコースは、険しくなるのは四合目より上で、それまでは何とか走って行ける。杉林の中を進み、三合目のお稲荷様に安全登山の祈願をして、先を急ぐ。少し進むと先行者のお二人に追い付き、道を譲られてご挨拶をして先に行かせてもらう。

おや?地図が落ちてますな。先行者の何方かが落とした様なので、追い付いて届けてやろうとパワーアップしてグングン登って行くと直ぐに若者がキョロキョロしながら降って来たので、「地図ですか?」「はいそうです。ありがとう御座います。」ハーネスを付けてカラビナをガチャガチャさせてる。
何処に行くのだろう?。問われるままに大まかな道の様子を説明してあげた。

四合目の清滝を過ぎると岩場が始まり、鎖を頼りに上る事が多く成る。ここから先は、団体さんが居ると順番待ちで時間が掛かるが、今はそんな事は滅多に無いので、グングンと高度を稼げる。しかし、慣れた道とは言えハードな行程だ。物理的に急ぐにも限度が有るが、心臓をバクバクさせて汗を滴らせてかつ慎重に登る。足を滑らせたりしたら痛い思いをするし、場所に寄るがそれ所で済まない所も有る道なのだ。

八海山大神と八ッ峰

七合目で4人ほど休憩している。道から離れて八海山大神にお参りしてから、覗きの松より屏風岩の絶景を見ようとしたが、マムシ君が日向ぼっこして居たのでそろりと引き返し登山道に戻り先を急ぐ。ここから道は緩やかに下り嫌らしいトラバース 岩のゴロゴロした沢状の登り湿った岩場 急登をへて、開けた緩やかな道に成ると、千本檜小屋が見える。
約1時間50分で小屋に到着。最高記録には10分遅れた。
既に、小屋周辺はロープウエイで短縮登山して来られた方々で溢れてる。いつの間にか湧きだしたガスで景色は見えない。そのまま八つ峰の縦断に向かう。

兄貴 御久し振りでござんす。

八海山は礫岩の山だ。握り拳大の丸い石が寄り集まって出来ている。これが浸食作用で険しく奇怪な山容を作り出した。結構浮石が有るので、注意しながら、鎖に身を任せて岩峰を一つ一つ越えて行く。
大日岳まで来たら、見覚えのある御方が・・・。ありゃ?やはり山友のbabaの兄貴でした。やはり登山口で見かけた車は兄貴のでしたか。昨日は枝折峠のロング&ワインディングロードをチャリで登って来て、今日は屏風道の激坂登りですか~タフですね。おにぎりを食べてプシュ!とやって居る所でした。いや~お久しぶりでございます。しばし会談。オイラは、まったりもしてられないので先を急ぎます。また今度、ご一緒しましょう。

さて、兄貴と別れ八海山最高地点の入道岳を通り過ぎて中ノ岳への縦走路の五竜岳から道を分け阿寺山に向かう。途中で中ノ岳より歩いて来られた方とすれ違う。見覚えのある顔で有るが定かでは無いのでご挨拶だけに止める。
阿寺山の登山道は御池道と呼ばれて居た位なので、小さな池や湿地が多く有る。芝地や笹原のなだらかな地形を進む。
所々に忘れ去られた神様などの信仰の山の跡が見出されるが、手入れする人も絶えて荒れるに任されているのが寂しい。

夏の空とタムシバ

まだかなり雪が残ってる所も有る

まだ雪が融け残っている所も有り、タムシバなど春の花が咲いてる所もある。この山は冬季間は山スキーのゲレンデとして魅力的な所だし、晴れた日の景観は素晴らしいが、夏場は何の変哲も無い山で、それ程魅力的では無い。道も三角点の有る最高度地点は通らずに山名の書かれた標柱が有るのみで、近くにちょっとした広場が有ったが、寄らずに来た。
三角点ハンターとしては、二等三角点を訪れてみたかったが、激藪を漕いで行く気にも成れずに、道の下るに身を任せて行く事にする。展望の効かない緩やかな滑り易い道を下り、若いブナの美林を眺めトコトコと下る。嫌に成った頃にジャバミ沢にひょっこりと出る。水害で随分荒れてしまった。不安定なゴロゴロ岩を足元に注意しながら入道沢(広堀川)に出る。良い感じの渓相の沢で凄く良い雰囲気。沢登の対象としてはどうなのだろう?興味はある。

綺麗な沢で有る

川の左岸の巻き道を上り下りして堰堤に出る。水害の被害を受けたらしい石積みの護岸の上を歩き、再び河原に降りて、汚れた靴やらゲーターを洗い林道を走り、トンバ号の回収に向かう。
振り返ると阿寺山が特徴の乏しい山容を見せている。
舗装道路の照り返しに焼かれへろへろで振り出しに戻ると、丁度兄貴も新開道を下山して帰るところだった。

八海山とセットで楽しみたい山

何だか、酷く疲れた。やはり屏風道は険しいな~。男は黙って屏風道!である。

本日の行動時間5:52  活動距離15.2km




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