自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2011年5月17日火曜日

金髪娘と戯れる

雪が多かった年とはいえ、ちゃんと季節は周り、
雪は解けて川っと成って山を下り谷を走り海へ流れて行っちゃいます。

そしてオイラ達は、滑る場所を追われて、お決まりの場所に集まりますね。

そんな訳で、この季節お決まりの場所 燧ケ岳に行ってきました。
オイラの家からだとR252の六十里越えを通って
只見町~南会津~桧枝岐ってコースのドライブで、約3時間ほど掛かります。

車検から帰ってきて、オイル交換をしてもらい、
穴のあいたマフラーも治してもらってトンバ号は絶好調で走っていても楽しい。
通いなれた道を鼻歌交じりで登山口の御池の駐車場に到着。
ここの駐車場は駐車料金1,000円も取られちゃうので、ゲート手前のスペースに路駐。

先週の巻機山で、ポールを折っちゃってどうしたものかと思ってて、
ダメ元で、パーマークに電話して、
「ね~ロストアローにBDのトラバースポールのシャフトだけって無いのかな~?」
と、佐藤君に聞いてみたところ「多分有りますよ。確認して有ったら注文しときます」
とのこと、「お願いします。来たら家に送ってくね」
「は~い、了解~」
ってな訳で、届いたには届いたんだけどシャフトの径が違うぞ~?
速効電話して、「着いたには着いたけど径がちがうよ~」
電話に出たマコチャン(社長)「マジか?すぐ連絡して確認するんや。ちっと待ってろ」
折り返しの電話で「お前のモデルは2世代くらい前のモデルだからもう在庫は無いそうだ」
「え~、どうしようかな」
「竹の棒でも、木の枝でも何でも使ってすべってろ!」って、そんな訳にいかんでしょう。
「じゃー店に在庫のトラバースポールが有ったら送ってよ~。取りに行っている暇は無いから」
「おー、在庫有るからすぐに発送してやらー」

そんな訳で、今日は新しいポールの使い初めです。

さてシールを張ってと・・・、しまった!先週滑ったきり乾かしもせずザックに入れっぱなしだった。
まだビショビショに濡れて粘着力が落ちてます。そのうえ、滑走面にはNOTwaxを塗って来たもんだから尚更張り付きが弱い感じ・・・まあ何とかなるでしょう。



準備万端で出発です。
スキーを担いでゲートを横から回り込んで駐車場を横切り登り口に向かいます。
駐車場の車は、まだまばら。先着の皆さんも準備を始めてますね。
駐車場の奥から雪の上に上がります。
除雪車で飛ばした雪なので土交じりの汚いゆきです。

足跡の感じからすると、もう既に何人もスタートしたようです。
オイラも追いかけます。

登りやすそうな所をそれぞれの方が辿って行くので、別にコースは有りません。
あちこちから先発隊の話し声や気配がしますね~。
オイラは、夏道のマークを忠実に辿って登って行きます。

やはりシールの粘着力が弱いので片側が剥がれて来ちゃいました。
仕方ないので、スキーバンドを巻いて補強してそのまま進みます。
バンドを巻いたらそれ以上剥がれることは無く問題なしです。


熊沢田代です。時間からするとまあまあ早いペースで登って来ましたが、
まだ何人か先に居る様ですね。
しかし今日は良いお天気です。どうやら快適な滑走ができそうですが、
山頂付近は黄砂の影響かだいぶ汚れて見えますな~。
まあこの時期には有りがちな事だから気にしない気にしない。



オイラの前にはソロの若い男性の登山者の方が先に歩いています。
結構早いです。ヘッドホンで音楽を聴きながら登っているようですね。
登山者の価値観も変わりつつあるようです。
オイラは、風の音を聴いたり、鳥のさえずりを聴いたり、
出来るだけ自然を感じたいのですが・・・。

約2時間10分ほどで標高2346mの俎嵓山頂到着です。
今日は、二番手で登頂ですね。
すぐ後ろにはず~と付かず離れずで登って来られた山スキーの方。
2356m柴安嵓の向こう側に尾瀬ヶ原が見えます。
柴安嵓が燧ケ岳の山頂です。

ここより北にはこれ以上高い山は有りません。

写真を撮ったり景色を眺めたりして、しばらく休んで、
シールを剥いでたたんで滑走準備に入ります。


今回も、ナデッ窪を滑り下りて登り返して来る予定です。

山頂直下の急斜面を滑りトラバースして藪をかき分けてナデッ窪に入ります。
緩斜面をしばらく滑り、急斜面のドロップイン!。
何本かシュプールが有りますね。
雪の状態は、やはりこの時期だから、浅い雨溝が有り少し滑り辛い感じ。
それでも、急斜面を一気に400mほど高度を落とします。

あんまり下りすぎても登り返しが辛くなるだけなので、
ほどほどの所で切り上げて10分ほど休憩して、板をザックに付けて登り返します。
尾瀬沼の小屋の従業員らしき若者2人が長靴で登って行きます。
大きなそりを引っ張ってい居るので、帰りはソリ滑降するようです。

前回来た時は、シールを貼りスキーで登ったのですが、
今日の雪質だと歩いた方が早い感じなので、
少し重いけどスキーを背負って登ります。



えっちらおっちら1時間20分で再び俎嵓に着きました。
さすがに時間的に後発の方々が次々に到着して山頂付近は大賑いです。
ほとんど山スキーの方ですね。ちらほらスノーボーダーの方も・・・。
スプリットボードの方も増えましたね~。

さて、二度目の山頂なので長居は無用なのでさっさと滑り下りちゃいましょうかね。
まだ続々と登って来ます。
そんな方々の視線を気にしつつ、カッコ悪い所を見せない様に緊張した滑りです。

おや?


金髪の美人が登って来ますね。
人懐っこい若い女の子です。
オイラが近付くとすっ飛んで顔をべろべろ舐めまわされました。
しばらく、戯れてバイバイです。かわいいの~。


今年は、雪が多いのでいつもの年より灌木が滑りの邪魔にならない感じです。
結構なスピードで木々の間をすり抜け、急な狭い所はチェックホップで下ります。
いつもの雪が少ない年は降りて来るのがやっとって感じだけど、
今回は、充分滑りを楽しめました。

何故かセルフタイマーで撮ったのにピンボケ。
かえって哀愁が漂う後ろ姿が撮れたw

さてさて、そろそろ滑る所が無くなってきたな~。
山頂で会った山スキーのおじさんとも話したんだけど、
これからは滑る所が限定されちゃって、おんなじ所ばかり滑る感じで飽きたな。
これからだと鳥海山通いに成っちゃうのかな。

まだまだ滑るぞ~。

2011年5月10日火曜日

なんだか寂しい



このところ、休みの度毎に部落の共同作業が有り、
またGWも仕事だったりして、全然滑れていなかったので、
「少々天気が悪くても…」てな感じで8日の日曜日 巻機山に滑りに行って来た。

前日の就業後の花見の酒が残り、完全に二日酔いで気持ち悪い。

家を出るときは青空が広がり、「こりゃ~良いツアー日和だな~」
なんて呑気に車を走らせていたが、
桜坂の駐車場に着いたころには雲行きが怪しくなってきた。
確かに天気予報では寒気を伴った気圧の谷が通過するとか言ってたな~。

8時過ぎに桜坂に着いたのだが、どうやらオイラが最後みたい。
停まったいるのは10台ほどで、少ない感じ。



この時期に成ると夏道通しで行くと 井戸の壁 の藪や泥道に捕まる。
さすがにそれは勘弁して欲しいので、沢を登ることにする。
勝手知ったる我が山 巻機 隅から隅まで知っている。
その時々に有ったコースを選択できる。


ヌクビ沢の中はまだ雪が沢山有る。
シール登高よりはザックに付けたままの方が効率が良いのでツボ足で行く。
木々の新緑が目に優しい。

足跡が有るので先行者が居る様だ。3人だな。

空を眺めると雲の流れが速い。
荒れ出すのが速そうなので、ついつい足取りが速くなる。



アイガメの滝は少し顔を覗かせている。
雪解け水を集めゴウゴウと勢いよく現れてまた雪の下に消えていく。
ここは丁度辺り中の雪崩が集まる所なので、雪の厚さが10m位有るだろうな~。
夏もよくここを通るが、結構遅くまで残っているもんな~。


天狗岩がだんだん近づく。
このままヌクビ沢を通して行くか、割引沢から天狗尾根に出るか・・・。

降りて来るルートの確認のためにそのままヌクビ沢を行く。

急に風が強まり雨が当たり出す。
一転俄かにかき曇り 強烈な風雨が、ものすごい圧力で身体を押す。
何所にも逃れる場所もない沢の中、
なんとか藪の中に潜り込みシェルを着込み縮こまって突風をやり過ごす。



10分ほど小さく成っていたら晴れ間がやって来た。
でも、相変わらず雲の流れが速いので、次のが来ないとも限らないので、
急かされるように登り始める。

しばらく登ると先行者のおじさんたちに追い付く。
「おっ。スキー靴で登って来たの?その靴で歩けるの?」

「えっ?全然問題ないですよ。テレマークブーツですから。」

「テレマークって?」

・・・・・?そんなに認知されてないのかよテレマークって。



3時間程で割引岳に到着。
稜線に出た頃からまた怪しい天気に成って来たので
休憩も早々に、北側の斜面にドロップイン。

ちょいとストップ雪気味の雪質であまり快適ではないが、久々の滑りを楽しむ。
一気に300mほど高度を落とす。



滑り下りた分はきっちりと同じ距離の登り返し。
シュプールを見上げるが明瞭ではない。くすんだ空は山を輝かせないね。

ちょいと楽しいのに任せ下りすぎたかな。


ボトムで少しの間腰をおろし、水分とエネルギー補給。

あ~もうすぐ終わるな・・・・。なんて感慨浸っていたらガスが湧き始めた。
ホワイトアウトになる前に登る方向とだいたいの距離を頭に入れ、
シールを貼り登り返す。

やがて完全に白の世界の中に引きずり込まれ距離感を失う。
でも、まあ登り続けてさえいれば方向を見失うことは無いので気は楽。
高度計を頼りに稜線を目指すが、意外と簡単に目的地に到着。
やっぱりこの山はオイラを見放すような事はしない。

いつものラインを ニセ巻 の基部まで一気に滑る。
南向きの雪質は良い。渾身の滑りで楽しい。

小屋はようやく屋根が出始めたところ。

山には場違いな格好をした若いフリースタイル系のスキーヤーが降りて来る。
彼らの他にも数名のスキーヤーの姿が見える。
オイラ、ルートは違うとは言え、一気に何人もぶち抜いて登ってきたみたい。

皆さんは、一般ルートで ニセ巻 を登り返している。
オイラは、小屋の裏のブサの間を抜けヌクビ沢へと落ちるシュートを滑る。
縦溝が少しあるが気にならない程度。
程良い急斜面をベンディング系のショートターンで快適に飛ばすが、
何だかスッキリしない。
ここを滑ると、シーズンの終わりが近い。
妙に感傷的に成っちまう。歳を取ったせいか?。

時折ブロックが転がり落ちて来る沢の中を、のんびり滑り滑降終わり。
スキーを脱ぎ、台地に這い上がりしばらく藪の間を歩く。
スキーを手に持ち、ポールはザックに付けたカラビナに引っかけて。

バランスを崩してよろめいた瞬間ポールを踏みつけてしまい、
シャフト部分がポッキリ折れた。あーぁ~

何だか晴れない気分で山滑り終了。
今季、巻機山を滑るのは多分今日でおしまい。

行動時間6時間02分。

天気さえ良ければ何度も登り返して滑れただろうに・・・。
なんだか寂しいな~。

2011年5月9日月曜日

ナイトラン用のヘッ電かいました


今年から、早朝ランニングからナイトランに変えたのでこれを買っちゃいました。


今まで、反射材のベルトをタスキ掛けにして灯りなしで走ってたんだけど、
それだけでは、車からは認識してもらうのが遅いらしく、
ハイビームのまま結構なスピードで飛ばして来るので怖かった~。
なんせ、街灯などほとんど無い田舎道なもんだから本当に真っ暗なのです。
ミニマグを手に持って走ってみたりしたけど、やっぱりバランスが悪い。

「やっぱり、ヘッ電が良いかな」
っと、手持ちのヘッ電を付けて走ってみたけど
今のLEDのやつと比べるとデカイしちょいと重い感じ。

そこで、ネットでいろいろ物色していたら、ランナー用のヘッ電が見つかった。
値段は、8400円とかなりお高めで結構迷っていたが、
晩酌の酔いに任せてAmazonでポチっとしてしまった。

先日届いたので早速使ってみた、高いだけあって良くできてる。
まずはなって言っても軽い、小さい割にすげ~明るい、
充電式のバッテリーなのでエコ、
前後のバランスが良いので安定した付け心地。

そして何と言っても後部のバッテリーユニットに点滅の赤色LED付き。
これで、後ろから来る車に存在をアピールできる。
ライトの明るさは、ボタンを押し続けていると、徐々に暗くなっていくので、
適当な明るさを選べる。
もう一回押すと等間隔で点滅を繰り返すフラッシュ機能付き。

だいたい、一番暗い設定で十分な明るさなのでバッテリーの持ちも良いと思う。

これで安心してナイトランができる。

2011年5月2日月曜日

春の散歩

5月1日の日曜日、部落の共同作業が有ったので、終了後に
近場のトレーニングの山 坂戸山 に登ってきました。

最近歳のせいか、冬場の無理が祟ったのか膝の具合が良くないので、
今日は、のんびり花でも愛でながら登るとしますか。



薬師尾根の登り口の駐車場は、まだ雪が有りますね~。
それでもちゃんと駐車出来るように除雪してありました。

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薬師尾根コースは、何体もの石仏が祭られています。
親子連れの、小さな子供が信心深く手を合わせて行きます。
そんな光景を見ると心が温かく成りますな~。


このコースの下部は桜の名所です。
今年は何だか花の数は少ないです。

これから咲くつぼみも少なく、すかすかな感じなので、
きっと 鷽 にでも食われたのでしょう。


坂戸山は、到る所に カタクリ の群落が見られます。


マンサクの盛りは終わりかな。


この山は、タムシバ も沢山咲きます。
未だに、コブシとタムシバの区別はつきませんが、
坂戸山に咲くのは、ほとんどタムシバだと聞いたことが有ります。


日当たりが良い登山道は、ほとんど雪は消えているのですが、
まだ所々雪が残っています。



写真を撮りながらのんびりと登ったつもりでも、
30分位で登っちゃいました。
いつもの癖で、ついつい早足に成ってしまいます。

心配していた膝の痛みも出ませんでした。

日曜日なのでもっと登山者で賑わっているかと思っていたけど、
思いのほか少なかったですね~。
出会うのは、常連さんばかり・・・。



南魚沼の田んぼの雪はほとんど消えて、遅い春がやってきましたね~。
農家の人は、雪消えが例年よりも遅くてヤキモキしていたようです。
でも、時期に成ると春はちゃんと遣って来ます。


八海山の雪も大分溶けましたが、まだまだ登山は危険でしょう。


下りは、来た道とは違う 城坂コースを下ります。

降り始めの杉林の中は、まだ残雪が有り道は不明瞭です。

桃之木平はまだ雪の下。ここもカタクリの大群生地です。

沢筋のの登山道は、底雪崩にやられて、痛んで歩き辛い個所も有ります。


珍しく、こっちから登って来られた老夫婦に道の様子を聞かれました。

「痛んで居たり 不明瞭な個所は有りますが、問題無いです」
と、ご案内。


木々も芽吹き始め正しく春って感じですな~。



山桜は、ソメイヨシノ と比べると若干紅が濃いですね。


曇り空ではっきりしないお天気でしたが、春を感じる散歩日和でした。