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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2016年3月4日金曜日

レベル3の受験

記録的な小雪と、やる気の喪失で思い切らないと何もする事がない状態が続いている。職場のゲレンデもマンネリ感で滑る気にならない。
たまには、他のスキー場にでも滑りに行きたいけど、どうしたものか。これも何かイベント的な動機がないと腰が重い。
どうしたものか?と考えていたら、妙高のバックカントリースキースクールの小笠原君がテレマークスキー技術検定をやっているらしいので、レベル3の検定はやってるか確認したところ、やってますとの返答。
それじゃ一丁挑戦して見ますかな〜って事で、俄然やる気を出して、ナイターで滑り込む。
目の前に人参をぶら下げないと走らない質なもんで、検定斜面を想定して苦手な小回りを重点的に滑る。ただ闇雲に滑っているだけなので何にも身にならない。身近な基礎スキーヤーの方の様に、地味な練習は出来ない。どうしても楽しい方に向いて行くのでサッパリダメだな。
検定当日は、爆弾低気圧がやって来て、前日夜より風が強く荒れ模様の冬に逆戻り。電車で向かうので運行状況が気になるが、何とか平常の運行らしい。
家人に駅まで送ってもらい、ローカル線を乗り継ぎ妙高高原駅まで。降りた途端に温泉の臭いが鼻をつく。さすが古くからの温泉地だが、ご多分に漏れず、時代に取り残された廃れた駅前ロータリー。
暫し待って赤倉温泉行きのバスに乗る。圧雪路面なのでチェーンを装着してるタイヤはガチャガチャうるさい。目当てのバス停の案内を聞き逃さないように集中するが、通い慣れた道に出たら、その必要もなくなった。見覚えのある景色でピンポンとボタンを押す。
職の役得のパスは、前日に借りた同僚と受け渡しが出来ず、久し振りに自腹でリフト券を買う。メール購読メンバーに新規で入ると、ランチ券付の一日券が3000円で買えるらしいので、有り難くお得な券を買い求める。
ササッと身支度を整えて足慣らしに出る。何度も来ている場所なのだが、来る度天気が悪い。ガスって視界が宜しくない。
迷った挙句持って来た道具はNTN。今シーズンはこれしか履いていないので慣れた相棒でいく。
春の陽気からの冬への逆戻りのまさかの雪質。こんな感触はホームゲレンデではシーズンにまずお目にかかれない。軽くて軟らかくて変な感じで調子が狂う。
分からぬままにマップを頼りに彷徨い歩き、ランチ券で昼飯を食い、指定の時間にスクール受付で検定員を待つ。
久し振りに会う。中学生くらいの頃から知っている。滑り始めた頃からショップやTAJのイベント等でお世話に成っていたスクール。得体の知れない新しい野外遊びに盛り上がっていた時代だった。まだしっかりした教程が出来る以前から開校していて、スタッフも数人居たが、今は主に倅一人でやっているとの事。
受付を済ませ、事前講習に出る。リフト上で、昔話しに花が咲く。
視界が悪いし、やわらかな雪面で、普段のタッチでエッジングをすると板が食い込みすぎて減速してしまう。レベル3は、急斜面でのスピードに乗った正確なスキー操作が要求される。
想定していた斜度より緩いコースと、滑り安いが掴みどころの無い雪質で感覚が掴めないままに検定に入る。小回り 大回り 総合滑走 致命的なミスは無かったが、納得は行かない滑りだった。ギリギリセーフでした 合格です と言われても、全然嬉しくはなかった。出来るなら再度検定を受けたいくらいだ・・・。
検定終了後、技術談議をしながら滑る。こんな滑りはどう?何て滑って見せたり、そこはこうやった方が良いですよ!何て滑ってもらったり。
同じ事をやっている同志なので、酷い人見知りなオイラだが、気さくに話せる奴。
認定証を作りに行った倅と別れ、しばらく復習をしてから降りてセンターへ戻る。
認定証を有り難く受け取り、帰りのバスの時間まであれこれ話しをしながら過ごす。コイツ仲良く出来そうだ。また宜しく〜と別れる。
バスに揺られ、駅へと着いて、駅前の蕎麦屋で肉うどんを食す。空きっ腹に染みて、ひどく美味い!。
妙高高原駅始発のすっからかんの電車に揺られて帰路に着く。合格はしたが不甲斐ない滑りでスッキリしないままに、グーグルマップの経路案内のとおりに電車を乗り継ぐ。
六日町駅に着いたら、家までタクシーかと想定していたら、目の前にバスが停まっていた。最終のバスに間に合った様だ。

6 件のコメント:

魚沼詩人 さんのコメント...

ookumosawa(魚沼詩人) です。読みました。
1日券が3000円とは驚きですね。さっそく調べてみます。
でも、今月あたりから毎度の病(金欠病)が始まり、もしかすると次年度持越し(必然的にリタイヤ)になるかもしれません。何しろ練習ができないのです。地元のスキー場は平日休みですし、土日はリフト番なもので。
金が無いとすべてにモチベーション弱くなりますね。
すみません、個人的なボヤキでした。
雪も少ない今年ですが、山スキーもしたいところです。
失礼しました。

魚沼詩人 さんのコメント...

ookumosawa(魚沼詩人) です。読みました。
1日券が3000円とは驚きですね。さっそく調べてみます。
でも、今月あたりから毎度の病(金欠病)が始まり、もしかすると次年度持越し(必然的にリタイヤ)になるかもしれません。何しろ練習ができないのです。地元のスキー場は平日休みですし、土日はリフト番なもので。
金が無いとすべてにモチベーション弱くなりますね。
すみません、個人的なボヤキでした。
雪も少ない今年ですが、山スキーもしたいところです。
失礼しました。

とんば さんのコメント...

魚沼詩人さん
コメントありがとうございます!。
自分も アカカン のHPを見ていて気が付いたのですが、大変お得なシステムです。本来なら索道パスを借りて行けばただで乗れたのですが、本文のとうりに同僚と受け渡しが出来なくて、泣く泣く自腹でした。
早い春の訪れで、自分はあち一週間で本業に復帰する事に成り、失業手当が今年は貰えなくなり、金欠必死です。それが分かっていたので、少しでもお小遣いの余裕の有る時に行ってきました。
小笠原君としても、平日の暇な時の検定で返って良かったのかとも思いました。

結果として自分は合格しましたが、ギリギリのラインでの合格でした。不甲斐ない滑りしか出来なかった事で、今でも少し落ち込んで居ります。かと言って、もっと上のレベル4を目指すのは無理なので、来シーズンは、SIAのテレマークスキー技術検定を受けてみようかなと思います。運良く、職場のプロスキースクールに、テレマークスキーの検定員の資格を持ったインストラクターが居ますので、お願いして検定して貰おうかなと思っています。校長もSIAの会長なので、頼めばやって呉れそうなので・・・。

何か目標が無いと、ただただダラダラ滑っているだけなので、少しでもスキルアップしたいですね。基礎スキー上がりの山スキーヤー曰く 基礎が出来ていれば手強い場面でも対処できる との事なので、楽しく山を滑る為には基礎の部分を磨いて置くべきだと、最近思うようになりました。今までは体力で何とか成ったのですが、もう歳ですからね~。

魚沼詩人 さんのコメント...

魚沼詩人です、おはようございます。
最初の書き込みが重複してしまいましたすみません。
小笠原先生とはお知り合いでしたか。お若いのに凄い方ですね。

私もレベル3は自信が無いです。
かなりあがり症で、レベル2でさえもポカしまくりでした。
何度も書き込みして申し訳ないですが、テレベテランのとんばさんに質問させてください。
小笠原さんに指摘されたのですが、小回りがばらついているという事で、前のターンの後ろ足を踏みつけて次のターン導入をした方が良いと言われました。
私は切り替えの時、スキーのふらつきがどうも気になっておりまして、そこら辺を見破られただと思います。
確かにそれを意識すると、切り替えの部分でスムーズにクロスオーバーでき、谷周りもしっくりくるようです。
ただ、小回りでそれをやると、切り替えが遅くなるというか、いまだ感じが良く解りません。
 検定後、上のコブ斜面を2本滑りましたが、やはりまだ目標のコブ滑りの半分まででしかできませんでした。
とんばさんは、切り替えに部分はどのようにされていますか?
何回も何回もコメント書き込みすみません。

とんば さんのコメント...

魚沼詩人さん

スピードに乗って且つコントロールされたターンがレベル3では求められます。

切り替え時のふらつきや切り替えの遅れで悩んで居られるのですね。
あくまでも自分の滑りの感触ですが、基本的にフォールラインに正対したままで、腰の位置を固定して左右のスキーを同時に操作する感じで滑っています。タイミングとしてはその場で立ってジャンプして脚を前後に動かし入れ替えるタイミングですね。これをスキーを履いて斜面を滑るとジャンプターンに成って仕舞いますが、ジャンプして切り替えるのでは無く、ベンディング切り替えにします。後ろ足で踏みつけ、前足は後ろに引いてやり、膝の向きで方向付けをしてあげる感覚でしょうか。ここで重要に成って来るのは、一回ごとにしっかりとターンを仕上げてやることです。仕上げた上で、上半身と下半身の捻じれを開放する切っ掛けで次のターンに移るのです。この仕上げると言う感覚は個人の感覚の問題ですので、表現が難しいですが、ターンが仕上がらないうちに次のターンに移るとバランスを崩したりするもとです。それと、これはアルペンスキーのショートターンと同じで、しっかりとポールを突いてリズムを取ってやることです。
制動動作の少ないスピードに乗って且つ暴走しないカービング要素のターンですが、難しいですね。
自分もショートは苦手で練習していますが、どうしても急斜面だと身体が遅れて後傾気味に成って仕舞います。検定でもそれを指摘され、得点が伸びませんでした。

テレマークスキーは、個人個人の身体のパーツの可道域の違いから、かなり滑りに個人差が出ます。それがスタイルです。テレマークの検定に賛否有るのは、この個性(スタイル)を型にはめて仕舞うのではないかと懸念する方が多いからだと思います。実はそうではなくて、個々のスタイルで如何に与えられた課題を表現して行くかを目指しているのだと理解しています。ゲレンデでの地味な練習を毛嫌いして、未熟な技術のままに山に出かけて自由を謳歌している方もいらっしゃいますが(かつての自分がそうでした)やはり、しっかりとした技術を身につけてこそ、多くの楽しみや余裕が生まれると思うようになりました。
勿論ゲレンデで完結するのがテレマークでは無いので、技術の研鑽と並行して山も楽しみたいと思っています。まだまだ未熟者でアドバイスなど身の程知らずですが、自分はこんな感じでやっています。なかなかお忙しいかと思いますが、滑り込んでいるうちに見えて来る事が有ると思いますので、上記の事は参考程度に留めて置いて下さい。

魚沼詩人 さんのコメント...

昨日、一昨日と上国の仕事が舞い込み、最後のレッスンをしました。
リーゼンファミリーコースも閉鎖となり、惨憺たる小雪で萎えます。
ただ、九州のJKのみなさんでしたので、楽しくおやじ目線で過ごさせていただきました。
 ということで、せっかくの技術アドバイスの返信が遅れてしまいました。

7日の日に所用を終わらせ、須原スキー場でコブを滑ったり急斜面を滑ったりしました。
コブ滑りも敗退気味でしたが、70くらいのオヤジさんから貴重なアドバイスをもらい、試したらうまくいきました。
逆に、整地バーンでの急斜面小回りがふとイメージが失われ、頭をひねることが多かったです。
とんばさんおっしゃる、しっかりターンを仕上げるという感覚がまるで作れないのです。
また、小笠原さんのアドバイスのように、次のターンのきっかけを後ろ足で踏みつけた場合、急斜面ではどんどん加速してしまいがちです。
そんな時に、ベンディング系は有効なのでしょうけれども、それにこだわるとターンが深くできないという悪循環に…。
ほとほとわけわからなくなって、今のところいざとなればジャンプ系で対応しようなどと考えています。
ですが、とんばさんの解説を読むと、もっと基本的なものを重視するということが分かります。
いろいろとありがとうございました。
 月曜に滑り込みすぎて、いまだ筋肉痛です。