自己紹介

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夏は登山 ラン 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2015年9月27日日曜日

ちょっくら飯士山へ偵察に。

サボったつけは必ず回って来る。
先週の頑張りが脚に溜まってなかなか抜けなかった。昨年までは、衰えを日々のささやかなトレーニングで食い止めて居たけど、怠けものに成っちまったおかげで、誤魔化しきれなくなった。身体は正直者である。
来週は、今年唯一エントリーして居るレースに出る事に成っている。かなり坂を登って下ってのフルマラソン。全く走って居ないのだが、番長も早々にエントリーしたので、何となく軽い気持ちで今年も出る事にした。昨年は、走り終えた後は 二度とこんなキツイレースには出ないぞ と、言っていたはずなのにね。おかしなもんだ。すぐ忘れる。
そんな訳で、疲労が残らない程度の山歩き。
思いついたのは 飯士山。イイジスライダーである。


チャリンコを漕いで登山口に向かう。五十嵐登山口だ。ここは、多くの登山地図にはルートとしては表記はされていない。
廃業して久しいファースト石打スキー場に向かう。鎖で規制されている道路を登って行く。普段頑張って自転車に乗っていないので、坂道はキツイ。時おりポツポツと雨が当たるが、すでに汗で濡れているからそれ程気にはならないが、気分は宜しくない。
クルクルと軽いギヤを踏んでいる。あともう少しの所で心がポッキリといってしまい、降りて押して登る。
杉林の中に入り込んで行く道が有る。飯士山登山口 山頂まで2時間 との標識が有る。チャリンコモードから登山モードに切り替えて登り始める。餅は餅屋。山歩きは楽チンである。

杉林の良く踏まれた道を登って行く。しばらく行くと分岐点に成る。負欠岩コースと尾根コース。以前来た時と同じく負欠岩コースを登り尾根コースを降りてくる予定。


良く踏まれて明瞭な道だが、手入れはされている感じは無い。元気な草が伸びて、露で身体はすぐにずぶ濡れに成った。灌木が横に枝を伸ばしている。そこを潜る様に進むと、沢状の滑り易い岩を登る様に成る。きのこの群落を見つけたが興味がないのでスルーする。


頭上の邪魔な枝が無くなり、岩場にでる。イイジスライダーである。数年前にここを滑った。冬季の職場から日々観察している斜面。ベストなタイミングは何時なのか観察して決心が付く前に斜面にクラックが入り始める。その時は、既にクラックが入り、その上に再度積った後に斜面に入った。悪い雪質と隠れたクラックに足を取られて、敗北感と共に降りて来た。今度は良い時期に行きたいもんだ。




濡れたスラブ状の岩場は滑り易く登り辛い。負欠岩(笈掛岩と書かれた書物も有ることからオイカケイワと読むのだろう)を眺めまわして険しい道を登って行く。浸食の具合でこの岩だけがにょきっと突出している。良く見ると古いリングボルトや新しいプロテクションが打ち込んであるので、物好きな岳人がクライミングの練習に使って居た様だ。基部には○○行者と彫られた石塔も有る事だから、山岳信仰の道でも有ったのか?。前記の笈掛岩の笈とは修験者が仏具や衣類などを入れて背負う箱であるから、本来は笈掛岩が正しいのかな?。


死火山であるこの山の岩部が露出した岩場をロープを頼りに登る。この道は実に一般的では無い。不慣れな者は手こずる道だろう。
上り詰めると、西峰だ。イイジスライダーのドロップインポイント。尾根コースとの分岐にも成っている。何だか優しい顔つきのお不動さんが安置されている。オイラも賽銭を納めて何か良い事が有りますようにと都合の良いお願いをしてみる。


少し下って急登を登り切ると山頂。あいにく雲の中で景色は見えない。湯沢町で開催されているマラソン大会のアナウンスが聞える。標高1112mで三等三角点が有る。全身びしょ濡れはこの時期は辛い。さっさと腹ごしらえをして下山する。西峰まで引き返して尾根コースを降りる。こちらも登りに引けを取らない険しい道だ。ひょいひょいと降りられる道では無い。ロープを頼ったり、草木を掴んだりしながら慎重に降りる。


斜度が緩んで若いブナの林を行く。やけに細い木が多いと思っていたら、炭焼き窯跡の標識を見つけて納得する。木を切り炭を焼きその跡に生えた木だからまだ若い木なのだ。


小さな沢を渡り尾根を越えて分岐点に出る。途中で拾って来た山栗を握りしめて杉林の中を駆け下り舗装路に出てお終い。チャリンコモードに切り替えてピュ~と下って行く。

チャリンコ移動距離 往復48㎞
山への滞在時間 約3時間





2015年9月20日日曜日

確認作業 - 越後三山縦走 反時計回り二回目 

別に番長が悪い訳ではない。あの日はオイラも精一杯だったのだと言い利かすが、納得できないものが胸をもやもやさせた。ベストな状態で今の自分の力を見たい。ただそれだけの山行。お天気なんてどうでも良い。景色なんて見えなくても良い。

天気予報を見ると、朝方に傘マークが有る。早く目覚めた寝床の中で天気予報を見る。雨雲レーダーには目立った雲は無いので、予定の通りに出発する。車庫からチャリを引っ張り出すと霧雨が降っている。気温も低いので、合羽を羽織り漕ぎだす。
30分のウオーミングアップでスタート ゴールの八海山大倉登山口に着く。身支度を整えてヘッドランプの灯りを頼りに先々週と同じく歩きだす。チャリン ぱんぱん これも同じ 道中の安全祈願。

先日より30分早く出た。目覚めが早かった割には身体が動く。今日は後ろに誰も居ないので、心細く朝露を払いながら進んで行く。
早く出たのでなかなか明るく成らない、かなり高度を上げた。東の空に明るい星が見えた。明けの明星。雨の予報なのにこりゃ良い塩梅。黙々と歩いていたら、あっと言う間大通りに出た。まだ灯りは手放せない。丸い視界の中をずんずん走って行く。女人堂でようやく灯りを消した。霧が立ち込めて目の前の道しか見えない。仕方ないのでずんずん歩くしかない。


千本檜小屋の前で大きな荷物を担いでいる人が居る。「縦走ですか?」と問うと「その積りだったけど、この天気じゃ・・・。取りあえず、入道岳まで行ってみます・・・」とのこと。「お宅はどちらまで?」と返されたので「三山ワンデイです。」と答えたら、元気だね~と褒められる。

限られた視界の中から岩峰が姿を現す。しっとり濡れた岩も鎖も滑り易く成っているので、何時もより慎重に行く。風が吹いて寒いので、ずーと合羽を着込んだまま。
鎖場の緊張が解けると、空が明るく成り始め、一気に霧が晴れて、勿体ぶっていた景色が顔を出す。振り返った岩峰もみごとに見えた。
そんな演出も直ぐに終わり、再び雲の中。まったくケチである。



慣れた道でもこんな日は方向感覚や距離感が鈍って、頭の中がこんがらがる。一本道なので、五竜岳で阿寺山の方向にさえ迷い込まなきゃそれで良い。滑り易い道をバランスを取りながら、スタコラと駆け下りる。
乾いて居れば何でも無い岩場が、ぐっと難易度が上がる。足を滑らせれば はい、さよーなら~ である。足元を睨みつけて、切れ落ちた谷底は見ない様に行く。

そう言えば、先日見たテレビで、 一筆書きの人 がこのコースを歩いていた。入道岳~中ノ岳を2時間半(だったっけ?)で歩いていた。見えない人の背中を追っても仕方ないが、負けん気が足を速めさせる。オカメノゾキを過ぎ急に脚が重く成る。急いでいるうちに補給を忘れた。
もう少しで祓川だから、そこで・・・と動かない脚を騙し騙し登って行く。



じっとしていると寒い位の陽気なので、水をそれ程飲まなくて、背負った水袋の容量はさほど減っていない。今回はオアシスでの水の補充はいらない。それより人間のパワーの補充をせねば成らぬ。
速効性のジェルとシリアルバーを口に入れて味気ない補充完了。よっこらしょと思い腰を上げて最後の詰めのガラガラ岩を登る。

中ノ岳の山頂には誰も居ないと思ったらかなり年配の方が登って来た。「十字峡から4時間掛かった。大変な道だね~。」とおっしゃっていた。失礼だが、年齢を考えると大したもんである。良い若いもんでも4時間以上掛かる方はざらである。見えない山を指示し近隣の山の紹介ルートの説明をして来た。「越後の山は厳しいですが、良い山が多いですな~」。そうでしょうそうでしょうと他の山域を良く知らない蛙は、褒められて満足する。
「先を急ぎます」と御暇して、駒が岳に足を向ける。



連休の初日で、天気もパッとしないのでスライドする人も疎らだ。だから駆け下りていて、不意に現れるとびっくりする。大きな荷物を背負った若いソロの人と2人、男女のペア一組、駒から中までピストンの方一人とスライド。追いかけて来る人はいない。
相変わらず景色は見えないが、時折ガスが切れて紅葉が始まった尾根が姿を見せる。視界が良ければ目にも入らない様な、何でも無い景色が頭の中に残る。

アップダウンを繰り返し、木の根を登り百名山に向かう。辿り着いた山頂には先客がくつろいでいらっしゃる。紛れ込んで補給をする。食事では無く補給。「トレランですか?」と声を掛けられるが、適当に濁して山談議に聞き耳を立てる。さすがに有名なお山なので、天気が悪くてもそこそこ登って来る。ベンチを占用して悪い気がして来たので、暇乞いをして発つ。



残るは激坂下り。グシガハナまでの天国尾根を軽快に走る。補給して脚が動く様になった。
尻でづり落ちる様にしてジメジメした木の根の間を降り。滑って転ばない様に注意して走る。
大きな荷を背負った若者二人が登って来る。「三山縦走ですか?」と声を掛ける。「そうです。何とか今日中に中ノ岳まで行きたいのですが、この道は険しいですね~」と嘆いている。三山の右回りの難所はここグシガハナまでの急登だろう。真っ直ぐ標高を稼ぐので効率は良いが、その分勾配はきつく成る。オイラはワンデイ三山駆けをしていると説明したら驚かれたが、荷を最小限にして早立ちすれば意外と何でも無い気がするが、忙しない登山なのでお勧めはしない。
この後、6人組の若者集団ともスライドしたが、この時間でまだここでは明るいうちに中ノ岳まで行けるか心配をしてみる。初日に中ノ岳まで行けないと行程が厳しく成る。女性も居るグループなので無理は出来ないだろう。秋は日が短く成る。やはり早立ちが基本だろうな。越後の山の厳しさよ。


滑り易い足元に注意しても、脚が言う事を聞いてくれずに、お手付き尻もちで高度を下げる。先日は番長ペースで降りたが、今日はちょっと頑張って走れそうな所は駆け下って、時間短縮で十二平に辿り着く。振り返るとすっかりとガスは取れて、八海山~中ノ岳の険峻な縦走路の姿が見える。ギザギザである。さて、後は川沿いの道を辿るだけ。数年前までは、上流の堰堤の工事用の道路で、十二平近くまで車が入ったが、落石や水流の浸食の影響で道路は通行不可能に成って仕舞ったので、車は森林公園の駐車場まで。オイラは堰堤の工事が始まる以前の渓谷の道も知っている。人の勝手で道が出来たり死んだりしているのを見て来た。


この2週間で残雪トンネルは融雪が進み、トンネルも随分と危なく成って来た。
トンネルを潜って、スタート地点まで時間短縮の為にトコトコ走る。
今日は全部出し切った感で満足して振り出しに戻る。


帰り仕度をしてチャリに跨り、ぴゅ~と下って行く。秋の空と雲が広がっていた。

結局、前回のタイムを約2時間縮めた。登りの時間は大差ないが、やはり下りの時間で短縮できた。スピードが全てでは無いが、バランスを考えると下りの速さがものを言う。

今回の行動時間 11時間03分







2015年9月8日火曜日

雨天けっこう 越後三山縦走

秋の長雨の季節で予定が狂う。
予定は一週伸びた。

地元の山を、さんざん連れ回した番長に最後の課題を提示。この辺りの山道で、難関の行程
日帰り越後三山反時計回り。
天気予報だと午後から天気は崩れる予報だが、大きな現場を請け負って社畜と化した番長は、この日のほかにチャンスは無かろう。難関さえ越えてしまえば雨でも平気と高を括り、雨具持参を言い渡してヘッデン装備の早朝早出で決行。

大倉の森の駐車場に車を停めて、三山をぐるりと回りここへ返って来る。番長は12時間で何とか返って来たいと・・・。
ヘッデンの灯りを頼りに歩きだす。八海山大倉登山口 坂本神社より山道に入る。カランと賽銭箱に100円玉を投げ込み道中の安全を祈願する。意外と信心深い。番長はちゃっかりと無料の祈願をする。無料でお願いを聞いて呉れるほど世の中甘くない。どうなっても知らないよと思ったが口に出さない。
運動不足 寝不足で足取りは重い。ジグザグの登山道を登って行くうちに明るく成る。もう灯りはいらない。
ここが 風穴 だよ。この潰れた小屋が 地蔵小屋 だよ。この池が 雨池 だよ。とガイド気分でひけらかす。

廃れた道から大通りに出る。今や八海山登山のメインルート ロープウエイよりの道を行く。チョッと走っていい気に成るが、坂道に成ればすぐに歩く。てんでだらしない。

天気はまだしばらく持ちそう

番長 初八ッ峰

女人堂で一息入れる。ほんの一登りで千本檜小屋着。休みもせずに先を急ぐ。地元民のくせに、今回八海山の八ッ峰初通過の相棒だが空拝みで御利益が有るかね~。
へっぴり腰で鎖場を登り下りしている姿が面白い。笑っちゃ悪いが腹の中でウヒヒと・・・。

ここは勇気を出して行くしかない 

八海山最高地点の入道岳より難路の縦走路を眺める。入り込んだら行くしか無い道。逃げ場は無い道。
足元の悪い道を地形を楽しみながら最低鞍部のオカメノゾキまで降りて行く。両岸切れ落ちて気の抜けない個所も多々有る。慣れ親しんだ道を初めて来た相棒は慎重に進む。

安全は何事にも優先する

中ノ岳泊の三山縦走の若者とスライドする。この日スライドしたのは彼一人だった。

御月山を越えればオアシス祓川。
気温も上がらず、ガンガン登ってもそれ程汗をかかなかったので、水袋の中身はそれ程減っていないので補給の必要は無い。独りならここで長休みをするのだが、おにぎりを腹に入れて早々に発ち、最後の足場の悪い道を登って行く。
中ノ岳の小屋脇を通って山頂を踏む。小屋の中には誰か居る気配がしたが、山頂には誰も居ない。

番長は上着だけ合羽を着て行く

天気は予報の通りに崩れつつある。駒が岳への道に踏み込んだら、雲が湧き始め雨がぽつぽつ当たり出す。
九月の声を聞いたら山は秋である。なるべくなら濡れたくは無い。合羽を着るタイミングを計る。
後ろから猛烈な勢いで下って来る方が・・・。先程小屋の中に居た人だろう。
オイラは上下着る。相棒は上着だけ。どうせ汗で濡れるのだろうが、出来るだけ体温を奪われたくないので全装着する。個人の判断だが、オイラは直接濡れないようにと判断した。経験を積むと臆病に成る。

膝の関係で下りが苦手な番長を時々立ち止まり待っているうちに後方より勢い良く下って来たお二人に追い付かれる。お先にどうぞと道を譲る。お話を聞くと 裏三山を回っているとの事。

偏屈なオイラは、この 裏三山 と言う表現に疑問を感じる。山に裏も表も無い。オイラ達は 三山縦走 してますと言うと、あ~表ですか~と。だから裏も表も無いって。今、流行りのセリフだと だったら対案を出せ! と言われそうだが・・・。
越後三山縦走は古来修験道の方も 三山駆け と呼び修行の一つのカテゴリーに成っていた訳だから通称 三山 で宜しいが、長い間廃道状態の道を有志の方が整備して下さり、周回路は再び脚光を浴びたのはつい最近の事。誰が言い出したのか 裏三山。北ノ又周回で良いだろうに。

閑話休題
前を歩く人を追いかける習性が有るので、視界に入っているうちはガシガシと追いかける。脚にきた~と泣き言を言いつつも、後ろから 早く行け とばかりせついて来る番長に追い立てられて駒が岳山頂へ。
一足早く着いて居た先の人達と暫し語らう。さすがこの時間だと誰も居ない。立ち止まっていると身体が冷えて行く。上下着ていても冷える。これからの時期は、乾いてる着替えは必要。

雲の中 割り切って仕舞えば雨もまた良し

時計が気になるので、早々と山頂を後にする。グシガハナからの急降下ルート。ペースを番長に作って貰うべく先頭交代で降って行く。木の根を縫う急斜面。雨のお陰で滑り易い足元でスピードが出ない。時折雲間から姿を見せる八海山の姿で進捗具合を測る。番長が 今○メートルだよ と報告してくれるが、聞きたくない。気休めに放送中のバレーボールの話題などで気を紛らしながら、急な道を降りて行く。

突然圏外のはずの奥山の登山道で携帯が鳴る。何事?と思い急いで出ると、コウちゃんから飲み会の出席の催促。まだ歩いているから今日は駄目だよと返事をする。しかしこんな所で通話できたとは奇跡だ。

沢の音が大きく成って来たがなかなか着かない。覚悟を決めれば 雨の山もまた良し なんて強がってみるが、嫌になる。
脚が棒に成った頃 十二平 に到着。この時点で目標の12時間。後7km程歩かないと繋がらない。

まだ大量に残っている 左側のトンネルを行く

平地に下りて元気を取り戻してグングン歩く。毎年の事だが溶け切らずに残っている残雪に目を見張る。ぽっかり開いたトンネルを通過して振り返る。こりゃ溶け切らずにまた雪の下になるのだろうね~。

雲が立ち込めて薄暗く成って来たので少し走って時間を稼ぐ。そのまま荒山集落方面に行っても遠回りになるので、左岸側の廃れたサイクリングロードを歩く。大倉橋は架け替え工事で渡れなかったので良い判断だった。

歩き切った達成感。もう直ぐゴールと言う所で、再び電話が鳴る。

だから~今日は駄目だって~(笑)。