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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年4月7日月曜日

リセット済みの越後駒。

シルバーラインが冬季閉鎖を解除してだいぶ経つ。以前は一番乗りに拘って、オープンの日に仕事を休んで越後駒に一番に上る事が恒例だった。
さすがに今はそんな拘りは無い。出かけて来た人のブログを見る限りでは、もうルートはシュプールだらけみたいだ。
そこに来てこの寒波お山はすっかりリセットだろう。今日から天候が回復する予報なので、いそいそと出かけて来た。

シルバーラインは、凍結の恐れがあるので夜間は閉鎖している。ゲートのオープンは6時。その時間に合わせて家を出ればよいものを、随分早く起きて家を出た。小出の すき家 で朝食を摂る積りだったが、店は真っ暗で営業してなかった。仕方ないのでコンビニ弁当を買いこんでゲート脇の広場に駐車して朝食を済ます。
1時間も有れば、買い物を済ませても到着できるのに、2時間前に家を出たものだから、時間が余ってしまった。時間を無駄にしない様に荷物のチェック パッキング。おまけに即出撃出来るように、スキーにシールを張り、着替えを済ませる。ここで、ゴアのオーバーパンツを忘れた事に気付く。取りに帰る訳にもいかないので、車に積みっぱなしにしている仕事用の雨具のパンツをザックに突っ込む。行動着はユニクロの厚手のソフトシェルっぽいパンツを穿いて来たのでそのまま、スパッツはこれまた車に積んである雪掘り用の長靴に被せるスパッツを代用(ホームセンターで400円位で売ってる)。結果的にこの組み合わせ最高に快適だった。風を通さないし蒸れないし・・・。

時間が近づき、ゲートの前に並んだ車は4台。この時間に並んでる位だから、皆さん駒に行くもんだと思っていたら、銀山平で出たのはオイラだけ。
トンネルを出たとたんに強風で雪が舞いあがり視界が時々閉ざされる。道も吹き溜まりが有る。でも、まだ夏タイヤに変えて無かったので、問題無く石抱橋を渡ったばかりの所に車を捻じ込めた。
風が猛烈に吹いているが、空は所々青空が顔を出し始めたので、回復を信じて出発する事に。
風のせいで酷く寒い。ウィンドブレーカーの上にハードシェルを着込み、革の手袋 防寒用にヘルメットを被る完全武装で出発。

辺りは完全リセットで真っ白な雪に覆われている。深い所で20㎝位なのでラッセルと言うほどでも無い。
歩き始めてしばらく経つと背中が汗ばんで来た。下着を濡らしたくないので、シェルだけ脱いでザックに突っ込んで再び歩き出す。山際のルートは風を遮ってくれるので苦にならないが、吹きさらしの平原は少し辛い。
やがて、話題の橋が撤去された骨投沢。渡れそうなスノーブリッジを探す。下流側の奴が渡れそう。色んな方がブログで書いていた物だと思うが、まだまだ大丈夫そうな感じ。
今年は雪の降り方の具合か、白沢は具合が良くないらしいので、柳沢から尾根に取り付く。
道からすぐの尾根じゃなくて、1本上流に入った尾根を何時も登る。登りきったら道行山に続く広い尾根。ここまで来たらまた強烈に風に叩かれるので、再びシェルを着込んで風に耐える。まだここからは、駒は雲の中。一応向うが、状況が変わらない様なら、小倉山辺りで引き返すことも考えるべきだな。


 道行山に向かう急斜面。昨年は、この側面が早々に底雪崩で抜け落ちていたが、今年はクラックさえ入っていない。藪も出ていない。おまけに締まった雪でシールの効きも非常に良く、ほぼ直登で道行山に到着。暫し休息の後、風に飛ばされ氷化した部分にビビりつつ小倉山を目指す。
風は相変わらず強烈だが、天候は回復傾向に有るようで、青空が広がり駒も姿を見せ始めた。
相変わらずシールの効きは良いので、行程が捗る。
何時もの様に、小倉山下を雪庇に怯えつつトラバースしてショートカット。
辺り中、真っ白 面ツルの斜面だらけで、滑走欲が湧いてくる。帰路で時間が有ったらこの辺で遊ぶのも楽しそうなので、良さそうな斜面の見当を付けて置く。

広い尾根は風で雪が付いて居らずカチカチ山状態。こんな時スキーアイゼンが有れば心強いのだろうが、持ち合わせのないオイラは、少しでも雪が付いてシールが効きそうな所を探して前駒の登りにかかる。
まあ何とか登り切り前駒。ここは雪が付いているので問題無く行ける。大チョウナ沢の状態が非常に良い。前駒を登りながらチラチラ見ていたが、上から覗き込むと直ぐにでも飛びこみたくなる衝動に駆られるほど。この時期に何度も登っているけど、こんな良い状態を見たのは初めてだ。
滑り込んでも登り返しが大変なのは分かっているので、無茶はしない事に・・・。

小屋直下の急斜面は直登せずに、トラバース気味に登り、小屋の上部に出れた。
ここまで来れば、後は緩斜面をまっすぐ登り山頂へ。


風が強烈なので長居は出来ない。こんな日は無理だろうけど駄目もとでオツルミズ沢の様子を見に行く。
パックされた手強そうな雪だけど、一応雪は付いてるみたい。行けそうな気がするので急斜面に飛び込む。



案の定、密度の違いか、潜る所 潜らない所と、見た目で判断のつかない雪質に手こずる。
それでも雪が付いている所は良いが、降るに従って雪は吹き飛ばされていてクラスト カチカチの斜面に成り、もう手も足も出ない。ガリガリと斜滑降で意を決してジャンプターン。ビビって腰が引けて転倒 滑落。初めてウイペットのピックが役に立った。あれはやはり両手に持ったほうがよいね。


この斜面は何度も挑戦してるが、良い状態のときに当たった事が無い。快適ザラメ又は極楽パウダーに当たってみたいものだ。こんなカチカチじゃオイラのスキルじゃ歯が立たない。
小屋方面への登り返しも手間取った。ここもやはりカチカチの斜面が続き、シール登高は無理。板を外し手に持って、ブーツのコバを雪面に蹴り込み足場を作り、一歩一歩登って行くしかない。これがなかなか神経を使う。登るに従い斜度も緩みシールも効きそうな感じになって来たので、板を装着して再び山頂を目指す。先ほどの満足いかない滑りの リベンジをこの緩斜面で って訳。
この斜面は極楽パウダーで気持ちがよい。そのままの勢いで滝ハナ沢に飛び込み、適当な所でトラバースして前駒へ。


さすがに陽に当たっていたせいか、カチカチの斜面も幾分滑り易くなり、オイラのスキルでも何とか成る。標高を下げるごとにカチカチ雪は快適フイルムクラストへ。こうなったらしめたもので、切れ切れのターンで滑り降りていく。


 そして、登りの時に目を付けておいた斜面に飛び込む。新雪はすっかりベタ雪に変わり、余り快適な滑りでは無かったが、贅沢を言っても仕方がないので良しとする。
そのまま白沢に滑り込んでも良かったのだが、滝も出ているそうだし、割れてる所も結構有るそうなので、つぼ足で一登りで稜線に出て、道行山へ登り返す。
どうやら後続者がここまで来たらしく、歩き回った足跡や、シュプールが残っていた。確かにここから眺める駒が岳は遥か先なので、戦意喪失するのも分かる気がする。

ようやく風も収まり、暑くなって来たので、温度調節。シェルを脱ぎ、手袋も薄手の物に変える。
さて最後の滑り。何時もの様に登って来た尾根は使わずに、隣の尾根を下りる。一か所嫌らしい所が有るが、後は快適なショートターンコース。最後に杉の植林地を滑り降りて白沢の脇に降り立つ。成るほど今年は流れが出ているな。

ここまで来ればヘルメットは不要なのでザックに縛り付ける。
スキーも、ちょっとした登り返しなどが有るので、平地と言えどもシールを貼った方が歩き易い。

天気が回復して雲一つ無い良い空模様。あちこちで遊んですっかり遅くなってしまた。
遥か彼方に成った駒が岳が逆光に輝く。稜線はまだ風が強いらしく雪煙が上がっている。



2014年4月3日木曜日

デブリの王国 金城山大倉沢

冬季の仕事も終了して、グリーンシーズンの仕事に移行するまでしばらく待機期間。
天気予報では朝からあまりパッとしない予報だったので、越後駒のロングルートはちょっと気が乗らなかったので、ゴロゴロしてようと思ったのだが、朝目覚めてみると外は晴天。
天気の崩れが遅れているみたい。こんな日にゴロゴロしてちゃ勿体ないので、近場でサクッと行って来れそうな所を引出しからリストアップ。
金城山かな~。

板にワックスは入れてルーフボックスに投げ込んであるし、食料さえ調達してしまえば準備はO.K。
昨年初めて滑った金城山大倉沢。中間部にデブリ地帯は有るものの全体を通してみれば楽しい所って印象だったので家からすぐの手軽さも有り足を向けた。



金城集落の最奥のお宅の脇に駐車して出発。昨年は初めてという事も有り、地図読みのまずさも有り沢の入り口の辺りでかなりロスタイムをしてしまったが、今回はすんなりと進んでいく。
沢と沢に挟まれた台地状の地形の上を行き、大倉沢に入って行く。
沢の流れが出ている所を見るとやはり小雪の影響が出ているようだ。

慎重に大丈夫そうなスノーブリッジを選んで渡り、登って行く。やがて、前方にデブリが見え始めたが、想定済みとはいえ大規模過ぎる。とてもシール登高など出来やしないので、ザックに板を括り付けて落石対策にヘルメットを被り左右の残雪の様子を気にしながら、もしも崩れて来ても大丈夫そうなラインを選び、一刻も早く危険地帯を抜けるべく逃げるように登って行く。真新しいデブリが大規模に覆っているから、気温の上昇と共に崩れ落ちて来るか分からない・・・。
・・・この状態からすると、とても滑って降りれない。



危険地帯を抜けると気持ちよい斜面が続く。
ハーフパイプ状の地形を詰め上がると稜線に出る。雲の流れが速く風も強い。
風を遮る所で一休みして、昼飯を食う。
知られてはいないマイナーなルート。デブリの影響を考えるとお勧めはしないがタイミングさえ合えばかなり楽しいルートであることは確かだ。

さて、降るかね。滑り出しは40度位有るかな?。パイプ状の壁に当て込んでのスライド気味のターンは楽しい。ここは北斜面なのでしまった感じの雪質で良い感じ。


日の当る斜面は深めのザラメ雪。ターン毎に湿雪スラフに成ってずり落ちて来る。雪質に合わせてターンを変える。決して人様に見せられるような滑りのテクは無いが、自己満足出来ればそれでよい。

デブリ地帯は、滑れそうな沢の側面を使い高度を落とし、どうしても無理な所は板を手に持ち突破し、危険な個所を抜けると、ストップ雪の緩斜面から杉の林の中へ。快適な滑りではないがこんな所で板をシャッフルしながらだらだら滑るのが楽しいと気づく。

用水路の水で、汚れた板を洗って半日のショートツアー終了。状態は良くなかったけど、それなりに楽しかった。

さてハローワークに行って来るかな。

行動時間 5時間13分

2014年3月25日火曜日

大兜山に行ってきました。

スキー場の勤務もあと1週間で、今日は最後の休日。ちょいと首を寝違えちゃって、いま一つテンションは上がらないが、残り少ないシーズンなので天気予報を確認して、狙っていた大兜山(1341m)に出かけて来た。
この山は、阿寺山からも魅力的な山容を見せてるし、昨年ネコブ山偵察の時に、間近で見て「良さそうな山だな~行ってみたいな~」と成ったしだい。(里からは殆ど見る事は出来ないので無名に近い山なのでは?。)

コンビニで買い出しをして、そのまま山に向かう。一応朝飯は食ったけど、少々足りなかったみたいで、後で腹が減るのなんのって・・・。

野中不動尊の表示のとおりに進み、除雪のドン詰まりまで。ここには巨大なステンレスの水道の配水施設が有る。昨年偵察に来た時は、何やら工事をしてたので、もっと奥まで入れたのだが、今日はここから歩きだし。それ程冷え込んではいないけど、クラスト気味の雪面はスキーが潜らずに歩き易い。
いくつかの堰堤を横目に作業道を行く。

奥まっていて里からは見えない山

初めての所なので、地図を検討したうえで最難関と思われる所は、タキ沢とシロト沢の合流付近のゴルジュ帯だったのだが、地図の更新以後に出来たと思われる堰堤が有り、何の問題も無く核心部を通過する事が出来た。そして緩やかな尾根を横切り、登りに使う尾根を目指しタキ沢を辿る。
同じ様な事を考えて居る方がいるらしく、所々に山岳会の名前と個人名を書かれた目印が枝に巻きつけてある。オイラの地図読みのルート沿いに次々に現れるから、やはり自ずと歩き易い道は決まるんだね。

広くは無いが、ターンするには十分の広さと雪質の尾根を登って行く。時折対岸の岸壁から大きな音を立ててブロックが滑り落ちる。春の温かい陽気で暑いくらいだ。腹も減って力が出ないし・・・。
一人でブツクサ言いながら歩いていると、広い雪原に飛び出す。予想外の景色に暫し唖然として、やがて頬が緩む。これぞ苦労して来た者だけが見る事が出来る絶景!。



雪原を横切り、最後の仕上の急登にかかる。北斜面なので先日の降雪の形跡は有るのだが、気温が高いから湿った感じのストップ雪に成りそうな気配だ。雪崩も心配だが、20cm程の層なので大したこと無かろう。
急斜面を大きくジグを切って登って、稜線に出て山頂を目指す。ほんの一息だ。

この山、標高こそ低いけど景色は最高だ。目の前にはドカーンと巻機山 東を見ればネコブ山それを繋ぐように県境の山々、越後三山 手前に阿寺山。まったく見飽きない。

裏巻機がどかーん

春のぽかぽかのお日様を浴びながら景色をおかずにおにぎりを頬張る。

腹も満たされたし、少し名残惜しいが、帰路につくかね。
東側の斜面を少し滑って、北側の斜面に滑り込む。日を浴びた斜面は滑り易いが、北側のの雪は、ターンの度にブロックがゴロゴロと落ちて行き、これから滑る斜面を覆いつくしてしまうので、少しづつトラーバースしながら美味しいスロープを頂く。

美味しそうな斜面がたくさん有る


登りに使った尾根をそのまま滑って来たのだけど、木も疎らだし、雪質も問題無くタキ沢に降り、スノーブリッジを渡った所で、沢の水を飲み、喉をうるおして一息付く。

あとは、滑らないスキーを左右に動かして作業道を進み、トンバ号まで帰りついてお仕舞い。
標高こそ低いけど良いお山でした。

全行程 6時間25分

2014年3月18日火曜日

気分は敗退 阿寺山

温かく成ったと思ったら寒気が入ってきたりして、小雪と思っていたのに意外と雪消えが遅く、結局相殺されて、この時期としては平年並みの積雪量のようだな。

しかし、何故こうもオイラの休日の火曜日は天気がパッとせんのじゃ(怒)。
今日も朝は晴れているのに、急速に天気は崩れて雨になる予報。午前中が勝負だ。早出だ!。
・・・と意気込んでいたものの、寝坊して結局家を出たのが7時位。登山口の広堀の除雪のドン詰りに15分程で到着。あたふたと準備をして出発。

まだ青空が広がる良い朝だけど、西の空には嫌らしい感じの雲が広がりつつある。
朝の冷え込みで、クラスト気味の道をどんどん進む。すっかりメジャーな山に成って仕舞った阿寺山なので、スキーやらスノーシューやらの跡がいっぱい付いてる。10年位前は、こんなに人は入って居なかったのにね。


オイラはいつもマゴタイ沢を詰めて登りやすいルートを登っている訳で、一般的に人々が登り滑るコースって行った事無いんだな~。記録を見ても10回以上登って居るんだけど、全部同じコースを上り下りしている。初めて登った時に何気なく見つけたルートなのだが、登り易いし下りもオープンな沢状のコースなので一気に滑り降りれて楽しいから、いつも同じ所を行ったり来たりしていた。
今回は、人並みのコースを辿って・・・て呑気なこと行っていられない位に天気の崩れは早いみたいなので、迷わずにいつもの沢にスキーを向ける。
また何時もの所でカモシカと遭遇。毎回必ず出会うし。同じ個体なのかな?と思い気軽に声を掛ける「アオ~そこで待ってろ」・・・待ってる訳無いよね。逃げちゃった。


そのままどんどんと登って居てもよかったんだけど、左手の斜面を上り詰めると一般コースに出れるので、気の向くままに上り詰める。
ブナが多い山なのにここは、ダケカンバ主体の林。シュプールや登りに使ったルートの痕跡と出会う。無事に一般コースに出会えた様だけど、急な斜面でスキー登高には効率が良くなさそうな地形。嫌らしい風も吹いてきたし、それを避ける意味も有りどんどん左手の方向に斜登高して行き大回りのジグを切って行く。
雪質は、日の当った所、風の当った所、地形によってころころ変わる。登りながら良さそうな斜面を物色して行くが、結構複雑な地形で風の影響を受けたと思われる地形があちこちに有る。
スキーから伝わってくる雪の感触からすると、こりゃ駄目だなって感じ。上部はウインドパック、サンクラストでオイラの苦手とする質の雪。スキーが回せないんだな~。

登り始めて2時間半位で山頂に到着。巻機山は雨雲に覆われて見えない。のんびりして居られない。滑走準備をしていたら霰がバシバシと当たり始めて来たので早々と帰路に。


硬い所は問題なくターン出来るが、少し潜る位に成るとうまく滑れない。仕方ないのでワンステップターンや、斜滑降キックターンで高度を下げる。まともに滑れない自分の不甲斐なさに腹が立つ。
ザラメやパウダーしか滑れない様じゃ駄目だよな~。
良さそうな斜面や雪質を求めてうろうろ。結局登りに使ったマゴタイ沢方面に滑り降りる。深い湿雪に手を焼きながら不完全燃焼のままに下山。
だらだら林道を滑りトンバ号まで帰って来た。往復3時間半程か。雨に濡れ、転びまくって濡れた道具やらウエアーを車に放り込み暫し呆然としていた。まだまだだな オイラも・・・。


2014年3月4日火曜日

ノミオ沢から柄沢山へ

すっかり春めいて来ちゃって、ゲレンデの雪もビチョビチョ。
でも、オイラの休日に向けてチョッとした寒気が来てチョッと雪が降ったのだ。
そして、何という事でしょ~ 天気予報では晴天では有りませんか。行きますよ。いざ山へ。

本当に馬鹿の一つ覚え的な巻機山周辺のお山の散策。今日はノミオ沢を詰めて柄沢山へ行く予定。稜線を越えた群馬県側の斜面の様子も気に成るしね。

コンビニに寄ったら出勤前の北斗が居たので挨拶。「そっちはどう?」「少ないっすよ。」「そっちはどうです?」「こっちも今一つだよ」何て、業界の様子の探り合い。

perfumeを聴きながらテンション上げて登山口までのろのろと行く。清水までの道は除雪しなかったみたいで、轍が冷え込みで凍って居る。のろのろ。

西後谷の駐車スペースにはアウディーが一台停まっているだけ。今日は、オイラは清水の集落から入るので素通り。前回よりは積雪は増えてるみたい。

小さな集落にはオーバースペックの広い道(一応国道ですからね)だから路駐し放題。でも邪魔に成らないような位置取りして駐車。清水集落からスタート。先行者が居るみたいでスキーの跡が付いてるけど、オイラはショートカットして杉林の中を抜けて行き、ノミオ沢方面に進んで行く。先行者は巻機山へ行ったみたい。
冷え込んだ朝。日が昇る前の一番冷える時間。


サラサラの新雪を踏みながらグングン進む。啄木鳥が盛んに樹を突いてる。
ミズナラとブナの混成林を抜けて沢に入る。先に付けて行ったスキーの跡の主は井戸の壁を登り切ったみたい。随分早く出たんだな。

朝日が差し込まない沢の中を登って行く。斜度が立って来るに従い、硬い下地の影響でシール登高が難しく成る。易しそうな地形を選んで進んで行き、威守松から続く稜線に出る。
ぽかぽかの朝日を浴びて緩やかな斜面を登って行く。沢の源頭部の広いオープンバーンを横目に見ながら、雪庇に気を付けて稜線を行く。
急に風が強く吹いて来て、足元の雪が雪煙に成ってぶつかって来るので、たまらなくなって防寒用にヘルメットを被りザックからジャケットを引っ張り出して着込む。ついでにシール登高は諦めてシールを剥ぎ、スキートップに開けた穴に細引きを通してザックと連結してツボ足で引っ張っていく事にした。プラブーツだと蹴り込んで行ける位の硬さなのでアイゼンは温存。
振り返ると柄沢の枝尾根を詰めて来たグループがどんどん迫って来る。多分スキーアイゼンを装着してるんだろうな。オイラは今まで必要性を感じた事無かったからそれを持ってないのだ。
昔はテレマーク用の良い物が無かったからね。だから、担ぐか引っ張るかで凌いできたから今でもそれ程欲しくないかも。まあこの山域から出ないから必要無いかも。


柄沢山へ向かう稜線には這い松や低木に付着した雪や雨がモンスターシュカブラと成って覆っている。スキーだと大変そうだけど、歩きなら何て事は無い。
久しぶりの晴天のお山で見えるべき山が全て見える感じ。
昨年滑った大源太山の丸ノ沢が良い感じ。また行きたいな。

雪庇に注意しながら立った柄沢山山頂。風の影響で様子が違う。雪が少ない事も原因か?。
うろうろドロップインポイントを探るが、でこぼこしてクラストしてなかなか良い場所が無く、結局山頂から少し逆戻りした辺りから滑りだす。後続者達は風を凌いで休憩中なのか姿が見えない。これ幸い。みっともない滑りを見られないで済む。
クラスト 浅パウと状態がコロコロと変わりシビアな状態。絶対転べない状況でジャンプターンを織り交ぜながら高度を下げる。下がって来ると底当たりはするが安定した斜面で、急なこう配でも安心して攻めのターンが出来る。
一度スラフに押し倒されたが気持良く滑って沢底へ。


斜度が緩んでも面ツルに見える雪面の下には、デブリの跡やバクダンが潜んでいるので、足裏感覚を研ぎ澄まして安定するまで慎重に滑る。

途中でボードのシュプールが降りて来て居てそれと合流。オイラが昔良く滑って居た斜面だ。ここも良いんだよね~。

すっかり重く成った雪。気温も上がって来た事だから、ヘルメットやらジャケットやら必要無くなった装備を纏めて収納してだらだらと滑る。壁に当て込んでみたり、チョッとジャンプしてみたり遊びながら堰堤に到着。ここを巻いて高速道路みたいなトレースは遠慮して、勝手気ままに地形で遊びながらゴール。


最高の天気と最高の斜面。今日も楽しませて貰いました。ありがとうございました。礼。ペコリ

2014年2月18日火曜日

チョイと斑尾までシサツに。

大荒れの天候の影響でさっぱりのスキー場。
お客さんは来ないし、風でリフトは止まるしで良い事無し・・・。
気分も凹み気味なので、チョイと他所のスキー場の様子でも見てきますかって事で、休みの今日、会社から索道協会会員証を借りて視察に向かう。

また野沢温泉に行く積りで前回の教訓から、通勤の混雑を避ける為に30分ほど早く出たら、野沢温泉入口まで1時間半で来てしまった。幾らなんでも早すぎたので、もう少し脚を伸ばして斑尾高原まで。こんな事も有ろうかと、ルートの検索だけはして置いたので、すんなりと到着して、所要時間もピッタリ。

全然予備知識が無いスキー場なので、駐車場に車を入れて、トイレのついでに券売所に寄ってコースマップをゲット。ついでに会員証の提示だけでリフト乗車が出来るか確認したところ、チケットを発券するので、会員証を見せてくれとのことで、ナンバーを控えられて一日券を貰う。

取りあえず最上部に向かいたいので、マップを見ながら計画を練る。しかし、やけに若いスノボ君スノボちゃんが多い。嫌な予感。
自動循環のクワッドリフトに乗るのも降りるのも覚束ない様な若者がウジャウジャ居る。

雪は降って居ないが霧が濃くて一番長いリフトを降りても ここはどこ? 状態。
まあ取りあえず、脚慣らしでこのリフトを廻そうかと考えたが、圧雪した後に積もった雪に初心者たちが手を焼いている感じで邪魔臭くてしょうがない。おまけに、緩斜面ばかりでつまらないし・・・。

このスキー場は、最近コース脇の林をツリーランエリアとして整備して解放して居るので、彼らが来なそうなタングラムとの境界付近のエリアに向かう。
こちらには、さすがに太いロッカーの板を履いた方や、パウダーボードを履いた方が多い。
でも、降り過ぎた雪のせいで10時近く成っても、お目当てのリフトはどれもまだ準備中。
唯一、タングラムへの連絡リフトが動いていたので、それに乗りタングラムへ。
発券されたチケットはタングラムも乗れるチケットでは無かったらしく「そのチケットではここのリフトは乗れないよ」と言われたので、乗車係員に会員証を見せたら「それならどこに行ってもOKだよ」とタングラム第二リフトに乗車し、少し移動して後続のボーダーを追って斑尾のパウダーラインコースに飛び込む。浅いがスピードが出て楽しい。


もう一本行こうかと思ったが、ふと見ると最上部に向かうシングルリフトがブレーキテストをしている。 もうすぐ動くな と、商売柄分ったので乗り場に直行。太い板を履いたテレマーカーのおじさんが一番乗りでオイラが二番。
おじさんのチケットホルダーを見るとここの券がイッパイ入って居たので常連さんなのだろう判断して、美味しい所に連れて行ってもらおうと後を付けるが、降りてすぐのオープンバーンに滑り込んで行った。大そうな道具の割には大した事無い滑りのおじさんには見切りをつけて、今度はパウダーボードを履いた連中に着いて行く。
彼らは、降りたらアドベンチャーアイルと呼ばれている尾根の未整備のコースと言うか単なる森の中を勝手に歩いて出来た道と言うか・・・を進んで、適当な所から林間に飛び込んでいる。
この辺はコース外なのだが、木々が密で滑り辛いし直ぐにオープンバーンに出ちゃうのでシングルリフトを廻して、次回からどんどん奥へ進む。オイラが道を付けた後に他のスキーヤーやボーダーが付いてくる感じ。


結局、タングラム経由で飛び込んだオープンバーンの両脇が公認の林間コースに成っていて、そこが凄く面白い。適度な斜度と木の間隔(手入れをして間伐やらをして居るのだろう)それと良質なパウダー。ゲレンデ用のスキーでも斜度が有るので結構浮くし適度にスピードに乗り楽しい。車には常にパウダー用の板は積んで有るが取りに帰るのも面倒だし、その必要性を感じない。
もうひたすらこのコースを廻す。チョッとアプローチが面倒なのか入って来る人も少なく、まあ平日って事も有るだろうがなかなか荒れないので、たっぷりとパウダースキーを官能。それも合法的にね。



美味しい物も何時か飽きる。昼はとうに過ぎてそろそろ飽きてきたので、他のツリーランコースの様子を見に行く。他のコースは緩斜面だったり、アプローチや廻すには連絡が悪すぎたり、粋がって入ったろくに滑れないボーダーが横滑りで折角のパウダーをデラ掛けして固め慣らしてしまったりしていてそれ程楽しくない。

考えてみたら、移動の時しか整地を滑って居なかったので、ズリズリと横滑りをしている集団をぬいながら渾身の1本を滑って今日はおしまい。
晴れて視界が良ければ、イメージも違うのだろうが、滑っている最中はず~と視界不良だった。このスキー場は林間コース以外は得るべきものは無い。客層も違うしね。それはそれで住み分けって事で良いか。


2014年2月11日火曜日

快適 巻機山独り占め。

スキー場の勤務のオイラの休日が旗日と重なった。混雑するスキー場で滑るのは嫌なので山へ出かけて来た。行く場所は巻機山周辺のどこかとだけ決めて出発。

まだ山に行く準備は何もしてなかった。シールでさえ、昨年最後に滑った時から点検すらしてなかった。糊は何とか生きて居て今シーズン一杯くらいは平気だろう。持ち物を思いつくままにザックに突っ込んで準備は完了。ただ、スコップを積み忘れて仕舞ったのが唯一のミスか。

朝起きると雪がちらちらと降っている。雨雲レーダーには雲らしきものは殆ど映って居ないので、直ぐ止むだろうと判断して出発。
コンビニで食料を調達して清水に向かう。道中で朝っぱらから走っている後姿が見えたので、もしやと思い追い抜き様に確認。やはりマサ君だった。車を停めて呼び止めて暫しお話。頑張っているね~オイラもそろそろ走らなきゃな。

何時もの西後谷のバス停の所に駐車して様子を窺う。休日だと言うのに他に駐車してる車は無。もう7時は回って居るのにね。大体この時間だと既に先行者は出発してる時間なのに誰も居ないみたい。
しかし雪が少ないね。何時もは、道路から這い上がるのに難儀する位の積雪が有ってもおかしくない時期なのに。
車内でごそごそと朝食を済ませ、出発の準備をして板を履き歩きだす。勿論トレースは無い。踏み込むと30cm前後潜るラッセル。それ程難儀では無いが、サクサクと歩ける訳では無いので、少し時間が掛かりそう。
先行者が無いと分れば、行先は巻機山のノーマルルートの井戸尾根だね。深沢やノミオ沢も良さそうだったけど、大体シーズン初めは巻機山に登る事にしてるので、ここで良しだろう。

歩き始めて40分程で桜坂に到着し、何時もの様に右側の斜面に取り付いて井戸の壁に向かう。どうやら清水集落からのトレースも無い様なので、一人旅決定みたい。僕の後ろに道は出来る状態だ

天候は徐々に回復してきて、朝日が顔を出したり隠れたりしてる。どうもスカッとは晴れないみたいだけど、崩れもしないだろうと判断して、お日様の作りだす樹の陰の模様を楽しみながら上へ上へ。
やはり雪は少ない。灌木が埋まり切ってない。量と言うよりは降り方の問題なんだろうな。ドカッと一時期に降って、その重みで細い木々は押し倒され、その上に容赦なく降り続き埋まってしまう感じで藪や灌木は埋まっちゃうのだろうが、今年はそのドカッってのが無かったんじゃ無いか?

井戸の壁を大きなジグを切りながら登り切る。この辺りだと斜面の影響も有り、所によると太もも位のラッセル。でもまあ雪が比較的軽いので苦にならない程度。表面付近に昨晩降った軽い雪が乗っかり、その下にやや締まった雪。

5合目に桜坂から約2時間で到着。楽なラッセルだと思っていたが、ヤッパリじわじわと時間を食っちまう。
ガスの晴れ間から深沢上部やノミオ沢上部の様子が見えた。あっちも可なり良さそうな感じ。米子沢も何とか埋まり切っている様子。それより何といってもナメ沢の具合が可なり良さそうで滑走欲をそそられる。まだクラックも入って無いし、良さそうなパウダーが溜ってる・・・。幾筋か表層雪崩の後が見えるが大した事無さそう。・・・行くか?。まあそれは後から考えるとして、大分時間を食っちまってるから先を急ごう。

ナメ沢に光が差す。行けば良かったか?


林間をひたすらラッセル。気温が低いので汗など出やしない。5合目より1.5時間で7合目の物見平到着。ここは風の通り道なので、酷く寒い。ジャケットを着込み、手袋を変え防寒の為にヘルメットとゴーグルを装着。この辺から上はクラストしてる事が多いのだが、風で締まった新雪が続く。時折ガスが湧き視界を閉ざすが、何とかニセ巻までは行きたいので、もくもくと登る。檜穴の段の急斜面は左側の沢の頭から巻いて行く。ここにも吹き溜っていて滑りに期待が持てる。

なまった身体が恨めしい。少し歩いては立ち止まるの繰り返しで、何とかニセ巻に到着。出発してから4.5時間程掛かってる。時刻は13:00。ここからシールを剥いで滑り下りてブサ尾根を登り御機屋まで行きまた滑り降りて登り返してきて1.5時間ってところかな。行くか。

スキーを外してる手間も勿体ないので、履いたままシールを剥ぎ、無造作にたたみ、ジャケットのポケットに突っ込みドロップイン。風で叩かれた重めのパウダーだが底当たりも無く至福の滑り。
ボトムに到着。時間的には30秒位かな?。こんな短時間の快楽の為に何倍の時間ハイクアップするのやら。

ご満悦

シュプールを背にもうひと登り


またシールを貼り広いブサ尾根を登る。今滑って来たシュプールを眺めご満悦。
ほんのひと登りで広い山頂稜線に。またもや板を脱がずにシールを剥ぎ、ポケットに突っ込み何時ものラインに滑り込む。何時も風で叩かれて荒れて居るのだが、タイミングが良かったのか新雪で覆われている。だけど面ツルに見えるが風の当たり方で雪の密度が違うので、バランスを取るのに苦労して綺麗にシュプールが書けない。滑り下りて情けないお絵描きを眺めながらパンを頬張る。

だらしないお絵描き

短い休息のあと、またシールを貼りニセ巻へ登り返す。ほんの数分だ。
もう使わないシールを綺麗にたたみザックに仕舞いパウダーの溜った沢に滑り込む。結構な急斜面だ。至福のパウダーライド。
適当な所でトラバースして物見平へ。

物見平付近の緩斜面はターンする必要も無く、ド後形でチョッカリ林間に飛び込む。埋まり切らない灌木の影響で何時もに増してタイトなラインを選択しなくちゃいけないが、重めのパウダーのお陰で適度にコントール出来、狭いラインを抜けて行く。サイコーだ~。
斜度が緩むとスピードが乗らずターンが難儀に成る。仕方なく、コントロールしやすい様に左右の板をシャッフルしながらブナの間を抜けて行く。

何時も苦労する井戸の壁の急斜面も、気持良く狙い通りのラインを引き、雪原に飛び出す。
満足感に浸りながらだらだらと桜坂に帰って来た。ニセ巻から45分ほどか。どうやら今日お山に入ったのはオイラだけだった様だ。

朝の自分の着けたトレースに乗っかり帰路に。途中からその辺で遊んでるラッセル泥棒さんが踏み固めて高速道路に成っていた踏み跡をハイスピードで飛ばしトンバ号まで帰り着く。
快適巻機山独り占めだった。


出発7:50  桜坂8:30  五合目10:20  物見平11:40  ニセ巻13:05  山頂稜線13:50

ニセ巻14:30  桜坂15:10  帰着15:25