自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年5月25日日曜日

今季初レース 八海山登山マラソン を走ってきたぞ。

未だ遠征かければ滑れるんだけど経済的な理由でスキー仕舞っちゃいました。遠征に出ると金掛かっちゃうんだよね~。燃料代高騰の折、寒い懐具合に泣く泣くサマーシーズンに突入だ!。
今季の初レースは、地元のローカルなドMなレース 八海山登山マラソン

今年で10回目を迎える大会のわりには、参加選手の数は一向に増えないローカルな大会。
ランニング トレラン ブームの折、これだけのんびりしたゆるい感じの大会は珍しいのでは、様はプロデュース能力の欠如でしょ。潜在的なドMレース好きのランナー諸氏に訴えかける所まで行ってないのだよね。
しかし、少ない也にも出てるメンツはなかなかの実力者ぞろいです。地元の有力選手、県内でも名の知れたランナー。ソチパラリンピック日本代表の出来島選手の顔も見えます。
そして後に度肝を抜かれる女の子も・・・。

この大会、昨年からスタートの場所が代わり、八海山スキー場で受付を済まして、バスで移動して我が母校の中学校で開会式そしてスタート。スタートも少し変った感じで、グラウンドのスタート位置からゆっくりスタートして校外に出てロードのスタートラインを通過した時点から計測が始まる。交通整理の問題も有りこのような変則的なスタート方式を取っている模様。

母校のブラスバンド部の演奏などのアトラクションの後に、ゆるい感じの開会式そしてスタート!。


この所全然やる気が起きずに、まる一週間走って無いので足が進まず出遅れてしまう。沿道の農作業の手を止めての応援が嬉しい。今大会初出場の番長にだけは 負ける訳には行かぬ と、徐々にペースを上げて上り調子のロード区間をひた走る。集団もバラけ出したころに見えるゴールの遠さよ・・・。


やはりこのレースでタイムを縮めるにはロードの出来が大きなカギになるが、とてもトップ集団のスピードには付いて行けるはずもなく、それでも得意な登りの強さで、じわじわと順位を上げて行く。
でも、結局それも頭打ちになるので、そこが今の自分の走力と他の選手との力の均衡状態。その位置を維持して行くしかない。

ロード区間も終わり、舞台はスキー場内の山登り区間へ。
もうここは走れる力を持った選手は、ごく僅かじゃないのかと思われる急な登りから始まる。いかに早く歩いて坂道を登り続けられるかが勝負みたいな感じ。
一度歩きだしちゃうと再び走り出すのに苦労する。オイラは結構早く歩いて登る力は有ると思っていたのだが、後ろからどんどん抜かれちゃう。
前の選手を追うよりも、後ろから迫り来る足音に気が行っちゃってる。
典型的な駄目パターン。


ヒーコラ言いながら歩いてる横を、女性ランナーが軽やかに走り抜けていくと、かなり落ち込みます。歩くより遅くても走っている状態を作り出せる選手は、オイラが早足で歩いて追い越しても、最終的には逆に抜き返されちゃいます。心肺能力を落とさずに居られると、その状態を維持して行くだけで結局は歩くより早い様です。歩くと言うのは、たとえ早歩きでも走るよりは心肺機能は楽をしている訳で、そこの状態から上げて行くのはなかなか出来ないので、結局は負けちゃいますね。


今年もラスト1kmから、融け切らない雪が所々コース上に有り少々歩き辛かったけど、皆さん条件は同じなのでしょうがないでしょうな~。本来ならスキーでビューんと滑り降りて居るコースをえっちらおっちら走って登ってるんだから馬鹿だよな~。

あと少し、もう少しと自分に言い聞かせながらラストのコーナーを曲がります。ギャラリーから「ゴール見えてるよ。スパート!」と声が掛かります。残った力を出し切ってゴールです。昨年よりは若干タイムを縮める事が出来ました。番長も1分差位でゴールです。

健闘を讃え合い、クールダウンがてら二人で走って降ります。後続の選手たちは、続々と歯を食いしばり、汗を滴らせ登ってきます。勝ち負けなど関係無い。辿り着いたこの景色を見れればそれで良いんじゃないのかな?。


何時もの年なら、着替えて即帰宅なんだけど、今年は表彰式まで見て帰った。
男子の上位選手は想定内の選手たち。びっくりしたのは、女子の総合優勝した選手。
なんと10歳の女の子!。そう言えば昨年の上国のトレランのレースででも凄いタイムを叩き出して、騒然となって居た事を思い出した。帰宅後検索したら、その後も各地のレースでもツワモノの大人の選手に交じり、優勝を含め上位入賞してる凄い女の子だった。末恐ろしい若手が出て来たもんだ。楽しみでは有るが・・・。

2014年5月4日日曜日

久しぶりの尾瀬燧ケ岳

連休など無くても、労働者の権利として日曜日ぐらい休ませてもらいますよ!。
土曜日は、寒冷前線の通過で一時的に天候は崩れたけど、日曜日は良い天気みたい。遠征シーズンに入り、予定を一つづつ潰して行く。今回は尾瀬の燧ケ岳。先週は妙高の火打山だったので ひうち が繋がった。
数年ぶりの燧ケ岳だ。先週ご一緒したTakeさんも奥さんと登るらしいので又ご一緒出来るかも。

国道252号線の六十里越えの冬季通行止めも解除され、これで行き易くなった。我が家からだと150km程の距離でのんびりでも3時間半で行ける。まあ余裕を見て真っ暗なうちに家をでて、買い出しや休憩などを含め七入に6時過ぎに到着。ここから御池までは、凍結の恐れで夜間通行止めだった。7時にゲートが開くらしい。下調べがなっとらん!・・・知らなんだ~。結局車列の仲間に入り1時間近く待つはめに。もっと遅く出発しても良かったのね。トホホ・・・。

有料の御池の駐車場の料金は1000円也。高いよな~。そんなに払えないから、駐車場に停めないで手前の道路脇に路駐して浮かします。100m位余計に歩けば済む事だからね。
それにしても、連休の残雪のお山って事で、スキー ボード 登山 大賑わいですな~。
さて、サクッと準備をして出撃!。準備が出来た順に皆さん出発して行きます。

カチカチ山だ~(泣) 

昨日の降雨と朝方の冷え込みで雪面はカチカチ。スキーアイゼンが欲しい感じですがそんな物持ってないしな~。あっ!いかんヘルメットとウィペットを忘れて普通のストック持って来ちまった。車まで取りに帰るのも面倒だし、このまま行っちゃえ。

歩きだして間もなく、バッチリ装備のおじさんが「踏み跡が幾つか有るけど、どっちに行ったら良いの?」ってオイラに訊いて来るもんだから、若干キレ気味に「そんな事くらい自分で判断して下さい」と言い放って歩き去ってやった。残雪期に、ここを歩かなきゃいけない的な道など無いわけで、自分の行きたい方向に歩いて行けば良いだけの話。そんな事自分で決められないなら、残雪期の山に来るべきでは無いと思ったんだな~。格好ばかり一丁前で肝心なところが抜けてるね~。


閑話休題
やはり、カチカチの斜面は足元が危うい。日向は大分柔らかくなって来ているので、そこを目掛けて進むが、そうばかりしてられない。まあ、良く観察すると雪の付き方が、フラットっぽい感じの所が、ジグザグに続いているので、そこを選んで行くとエッジ抜けの心配も無く楽に登れた。苦労してる皆さんを置き去りにスタートダッシュ。

う~ん マンダム 

出だしの急斜面の林を抜け、広沢田代に出る。夏道に沿って行くと熊沢田代までもう一か所急な斜面を登って少し下る訳だが、効率が悪いので斜面の向かって左側の方向に進路を取り、余り高度を上げ過ぎないようにトラバース気味に山腹を巻く感じで熊沢田代へ。そして、その先も直線的に林の中に進路を見つけ山頂付近のオープンバーンに飛び出す。この時点で当日着組の中ではトップに立った。後続は、ほぼ同時にスタートしたにTシャツで普通のスキーブーツを履き極太のノーマルビンディングの板を背負った方。かなりガッツが有るな~と気にしてたんだけどアイゼンもなしにキックステップげガツガツ登って来る。少し離れて山スキーの人。レースはこの三人に絞られた感じ。…別に競争してる訳じゃないけど、何となくそんな雰囲気に成っちゃって(笑)。

結構寒いのにこの格好ガッツ有るな~

冷たい風が吹き続けているせいで、日向の斜面でもなかなか雪が軟らかく成ってはくれず、このままだと滑り辛そう。ナデッ窪を滑って登り返す積りなのだが、状態が気に成る。
早立ちで既に下って来る方に、ごあいさつがてら上の状態を訊いたら大分緩んで来たけどまだ硬いとの事。ヤバいな~風をしのぎながら軟らかくなるのを待つかな・・・なんて考えて登って居ると俎嵓の頂上(2346m)に到着。御池朝到着組でトップ。01:57位かな。ほぼ同時にTシャツの方。
風が強くて寒いのでシェルを着込むが、Tシャツの御方はそのままで柴安嵓へ向かうと言う。ガッツ有るね~。
景色を眺めたり写真を撮ったりしているうちに尾瀬沼方面より、続々と登山者の方々が上がって来る。ナデッ窪を登って来た方に状態を訊く。風も当たらずに雪面も大分緩んでいるとの事なので向かう事にする。

これ以上降りても登り返しが辛いだけ

直下の急斜面を滑り降りてナデッ窪の入り口に向かう。確かに風が当たらずにお日様に照らされている斜面は滑り易い状態だね。
長英新道を登って来たスキーヤーと暫しお話。その方もナデッ窪を滑る積りだそうだが、もう少し柔らかく成って貰いたいねって・・・充分滑り易いと思うんだけどな。
来た時期が早かったのか、今年は雪が多いのか、何時もと比べると入り口付近の藪がうるさくない。狭い入口から様子を伺いワンターンツーターン。急斜面をショートターンで刻んで、斜度が緩んで来たら攻めのターン。溝っぽくなってるがナイスザラメ!で気持ち良し。

楽しいけど斜度が緩んできたら切り上げて登り返すとする。余り下り過ぎると登り返しがきついからね。丁度400m位高度を落とした。
丁度登って来られたおじさん達と立ち話。御池から登って来てここを滑り降りて、また登り返すと言ったら「タフだね~」と感心されたけど、御池から800m程しか登って無いので大した事無いんだけどね。

再びシールを貼り登り始めて、ナデッ窪入り口近くまで登って来たら、ボードのガイドツアーと思しき団体がドロップ待ちしていた。ガイドのリーダーと思われる方が、コース取りの説明後ドロップイン。壁の側面を使って見事なラインを引いて滑り降りて行った。見ていたらもう一本行きたくなったが、Takeさん達とすれ違いになる可能性もあるので、登り続けて再び俎嵓へ。後続の方々が次々と到着されて大賑わい。Tシャツの方も柴安嵓寄り帰って来ていて声を掛けてどうだったかお互いに報告。

Takeさん遅いよ~

Takeさん達を探すが見当たらない。もう降りちゃったのかと思い、オイラも帰路につく。もうすっかり雪も柔らかくなり滑り易い。途中でTakeさんらしき人影を見つけて、声を掛けるが反応なし。仕方ないので板を細引きでザックに連結して引っ張ってハイクアップして追いかけて、再び声を掛けたが人違いでした。
恥ずかしくなって、再び滑り出し美味しいラインを探しながら高度を下げる。
熊沢田代の上の台地で今度こそTakeさん発見。奥さんと板を背負いツボ足でハイクアップして来た。先週に引き続きお会い出来て嬉しい限り。奥さんはもうこの辺でよいと気弱な事を言っていたが、「ここまで来たら上まで行かなきゃ~」と励まして、「ではまた今度」と、お別れして御先に滑り降りる。

熊沢田代を横切り登りと同じルートで登り返しを回避してトラバース気味に広沢田代へ。
滑らなく成った板を引き摺る様にして最後の樹林帯の急斜面へ。トリッキーな滑りで木々の間を抜け御池駐車場に帰って来た。板を担ぎ満車状態の駐車場を横切りトンバ号の待つロッジ前の道路に向かう。丁度また例のTシャツの方も帰って来た所でまた会えた事に何か因縁めいたものを感じどちらとも無く話しかける。

今日も遊ばせてもらいました


トンバ号に帰り着き、着替え帰り仕度を済ませ、椅子に腰かけまったりして居たら、オイラを見つけた彼が車を止めて降りて来てくれて、何だか意気投合しちゃって一時間ほど話しこんじまった。彼も根っからのスキー馬鹿らしく家のある会津若松から我がホームゲレンデの八海山まで滑りに来る事も有るらしい。近くにスキー場なんてイッパイ有るのに本当のスキー馬鹿だ。嬉しいね~。

そう言えば、今日は飲み会のお誘いが有った事を思い出し、話を切り上げて帰路に着く。
今朝早立ちして睡眠不足だったもんだから、眠くてしょうがない。コクコク始めちゃったもんだから、駐車スペースを見つけて10分程仮眠して再出発。
田子倉ダム~県境~入広瀬の残雪と芽吹き始めた緑のコントラストが素晴らしい。朝はまだ暗くて気が付かなかったけど、これだけ見に来ても良い程の景色を楽しみながら車を走らす。

途中で電話が鳴る。飲み会の場所と時間が決まったみたい。





行動時間 4時間46分