未だ遠征かければ滑れるんだけど経済的な理由でスキー仕舞っちゃいました。遠征に出ると金掛かっちゃうんだよね~。燃料代高騰の折、寒い懐具合に泣く泣くサマーシーズンに突入だ!。
今季の初レースは、地元のローカルなドMなレース 八海山登山マラソン。
今年で10回目を迎える大会のわりには、参加選手の数は一向に増えないローカルな大会。
ランニング トレラン ブームの折、これだけのんびりしたゆるい感じの大会は珍しいのでは、様はプロデュース能力の欠如でしょ。潜在的なドMレース好きのランナー諸氏に訴えかける所まで行ってないのだよね。
しかし、少ない也にも出てるメンツはなかなかの実力者ぞろいです。地元の有力選手、県内でも名の知れたランナー。ソチパラリンピック日本代表の出来島選手の顔も見えます。
そして後に度肝を抜かれる女の子も・・・。
この大会、昨年からスタートの場所が代わり、八海山スキー場で受付を済まして、バスで移動して我が母校の中学校で開会式そしてスタート。スタートも少し変った感じで、グラウンドのスタート位置からゆっくりスタートして校外に出てロードのスタートラインを通過した時点から計測が始まる。交通整理の問題も有りこのような変則的なスタート方式を取っている模様。
母校のブラスバンド部の演奏などのアトラクションの後に、ゆるい感じの開会式そしてスタート!。
この所全然やる気が起きずに、まる一週間走って無いので足が進まず出遅れてしまう。沿道の農作業の手を止めての応援が嬉しい。今大会初出場の番長にだけは 負ける訳には行かぬ と、徐々にペースを上げて上り調子のロード区間をひた走る。集団もバラけ出したころに見えるゴールの遠さよ・・・。
やはりこのレースでタイムを縮めるにはロードの出来が大きなカギになるが、とてもトップ集団のスピードには付いて行けるはずもなく、それでも得意な登りの強さで、じわじわと順位を上げて行く。
でも、結局それも頭打ちになるので、そこが今の自分の走力と他の選手との力の均衡状態。その位置を維持して行くしかない。
ロード区間も終わり、舞台はスキー場内の山登り区間へ。
もうここは走れる力を持った選手は、ごく僅かじゃないのかと思われる急な登りから始まる。いかに早く歩いて坂道を登り続けられるかが勝負みたいな感じ。
一度歩きだしちゃうと再び走り出すのに苦労する。オイラは結構早く歩いて登る力は有ると思っていたのだが、後ろからどんどん抜かれちゃう。
前の選手を追うよりも、後ろから迫り来る足音に気が行っちゃってる。
典型的な駄目パターン。
ヒーコラ言いながら歩いてる横を、女性ランナーが軽やかに走り抜けていくと、かなり落ち込みます。歩くより遅くても走っている状態を作り出せる選手は、オイラが早足で歩いて追い越しても、最終的には逆に抜き返されちゃいます。心肺能力を落とさずに居られると、その状態を維持して行くだけで結局は歩くより早い様です。歩くと言うのは、たとえ早歩きでも走るよりは心肺機能は楽をしている訳で、そこの状態から上げて行くのはなかなか出来ないので、結局は負けちゃいますね。
今年もラスト1kmから、融け切らない雪が所々コース上に有り少々歩き辛かったけど、皆さん条件は同じなのでしょうがないでしょうな~。本来ならスキーでビューんと滑り降りて居るコースをえっちらおっちら走って登ってるんだから馬鹿だよな~。
あと少し、もう少しと自分に言い聞かせながらラストのコーナーを曲がります。ギャラリーから「ゴール見えてるよ。スパート!」と声が掛かります。残った力を出し切ってゴールです。昨年よりは若干タイムを縮める事が出来ました。番長も1分差位でゴールです。
健闘を讃え合い、クールダウンがてら二人で走って降ります。後続の選手たちは、続々と歯を食いしばり、汗を滴らせ登ってきます。勝ち負けなど関係無い。辿り着いたこの景色を見れればそれで良いんじゃないのかな?。
何時もの年なら、着替えて即帰宅なんだけど、今年は表彰式まで見て帰った。
男子の上位選手は想定内の選手たち。びっくりしたのは、女子の総合優勝した選手。
なんと10歳の女の子!。そう言えば昨年の上国のトレランのレースででも凄いタイムを叩き出して、騒然となって居た事を思い出した。帰宅後検索したら、その後も各地のレースでもツワモノの大人の選手に交じり、優勝を含め上位入賞してる凄い女の子だった。末恐ろしい若手が出て来たもんだ。楽しみでは有るが・・・。