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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年5月4日日曜日

久しぶりの尾瀬燧ケ岳

連休など無くても、労働者の権利として日曜日ぐらい休ませてもらいますよ!。
土曜日は、寒冷前線の通過で一時的に天候は崩れたけど、日曜日は良い天気みたい。遠征シーズンに入り、予定を一つづつ潰して行く。今回は尾瀬の燧ケ岳。先週は妙高の火打山だったので ひうち が繋がった。
数年ぶりの燧ケ岳だ。先週ご一緒したTakeさんも奥さんと登るらしいので又ご一緒出来るかも。

国道252号線の六十里越えの冬季通行止めも解除され、これで行き易くなった。我が家からだと150km程の距離でのんびりでも3時間半で行ける。まあ余裕を見て真っ暗なうちに家をでて、買い出しや休憩などを含め七入に6時過ぎに到着。ここから御池までは、凍結の恐れで夜間通行止めだった。7時にゲートが開くらしい。下調べがなっとらん!・・・知らなんだ~。結局車列の仲間に入り1時間近く待つはめに。もっと遅く出発しても良かったのね。トホホ・・・。

有料の御池の駐車場の料金は1000円也。高いよな~。そんなに払えないから、駐車場に停めないで手前の道路脇に路駐して浮かします。100m位余計に歩けば済む事だからね。
それにしても、連休の残雪のお山って事で、スキー ボード 登山 大賑わいですな~。
さて、サクッと準備をして出撃!。準備が出来た順に皆さん出発して行きます。

カチカチ山だ~(泣) 

昨日の降雨と朝方の冷え込みで雪面はカチカチ。スキーアイゼンが欲しい感じですがそんな物持ってないしな~。あっ!いかんヘルメットとウィペットを忘れて普通のストック持って来ちまった。車まで取りに帰るのも面倒だし、このまま行っちゃえ。

歩きだして間もなく、バッチリ装備のおじさんが「踏み跡が幾つか有るけど、どっちに行ったら良いの?」ってオイラに訊いて来るもんだから、若干キレ気味に「そんな事くらい自分で判断して下さい」と言い放って歩き去ってやった。残雪期に、ここを歩かなきゃいけない的な道など無いわけで、自分の行きたい方向に歩いて行けば良いだけの話。そんな事自分で決められないなら、残雪期の山に来るべきでは無いと思ったんだな~。格好ばかり一丁前で肝心なところが抜けてるね~。


閑話休題
やはり、カチカチの斜面は足元が危うい。日向は大分柔らかくなって来ているので、そこを目掛けて進むが、そうばかりしてられない。まあ、良く観察すると雪の付き方が、フラットっぽい感じの所が、ジグザグに続いているので、そこを選んで行くとエッジ抜けの心配も無く楽に登れた。苦労してる皆さんを置き去りにスタートダッシュ。

う~ん マンダム 

出だしの急斜面の林を抜け、広沢田代に出る。夏道に沿って行くと熊沢田代までもう一か所急な斜面を登って少し下る訳だが、効率が悪いので斜面の向かって左側の方向に進路を取り、余り高度を上げ過ぎないようにトラバース気味に山腹を巻く感じで熊沢田代へ。そして、その先も直線的に林の中に進路を見つけ山頂付近のオープンバーンに飛び出す。この時点で当日着組の中ではトップに立った。後続は、ほぼ同時にスタートしたにTシャツで普通のスキーブーツを履き極太のノーマルビンディングの板を背負った方。かなりガッツが有るな~と気にしてたんだけどアイゼンもなしにキックステップげガツガツ登って来る。少し離れて山スキーの人。レースはこの三人に絞られた感じ。…別に競争してる訳じゃないけど、何となくそんな雰囲気に成っちゃって(笑)。

結構寒いのにこの格好ガッツ有るな~

冷たい風が吹き続けているせいで、日向の斜面でもなかなか雪が軟らかく成ってはくれず、このままだと滑り辛そう。ナデッ窪を滑って登り返す積りなのだが、状態が気に成る。
早立ちで既に下って来る方に、ごあいさつがてら上の状態を訊いたら大分緩んで来たけどまだ硬いとの事。ヤバいな~風をしのぎながら軟らかくなるのを待つかな・・・なんて考えて登って居ると俎嵓の頂上(2346m)に到着。御池朝到着組でトップ。01:57位かな。ほぼ同時にTシャツの方。
風が強くて寒いのでシェルを着込むが、Tシャツの御方はそのままで柴安嵓へ向かうと言う。ガッツ有るね~。
景色を眺めたり写真を撮ったりしているうちに尾瀬沼方面より、続々と登山者の方々が上がって来る。ナデッ窪を登って来た方に状態を訊く。風も当たらずに雪面も大分緩んでいるとの事なので向かう事にする。

これ以上降りても登り返しが辛いだけ

直下の急斜面を滑り降りてナデッ窪の入り口に向かう。確かに風が当たらずにお日様に照らされている斜面は滑り易い状態だね。
長英新道を登って来たスキーヤーと暫しお話。その方もナデッ窪を滑る積りだそうだが、もう少し柔らかく成って貰いたいねって・・・充分滑り易いと思うんだけどな。
来た時期が早かったのか、今年は雪が多いのか、何時もと比べると入り口付近の藪がうるさくない。狭い入口から様子を伺いワンターンツーターン。急斜面をショートターンで刻んで、斜度が緩んで来たら攻めのターン。溝っぽくなってるがナイスザラメ!で気持ち良し。

楽しいけど斜度が緩んできたら切り上げて登り返すとする。余り下り過ぎると登り返しがきついからね。丁度400m位高度を落とした。
丁度登って来られたおじさん達と立ち話。御池から登って来てここを滑り降りて、また登り返すと言ったら「タフだね~」と感心されたけど、御池から800m程しか登って無いので大した事無いんだけどね。

再びシールを貼り登り始めて、ナデッ窪入り口近くまで登って来たら、ボードのガイドツアーと思しき団体がドロップ待ちしていた。ガイドのリーダーと思われる方が、コース取りの説明後ドロップイン。壁の側面を使って見事なラインを引いて滑り降りて行った。見ていたらもう一本行きたくなったが、Takeさん達とすれ違いになる可能性もあるので、登り続けて再び俎嵓へ。後続の方々が次々と到着されて大賑わい。Tシャツの方も柴安嵓寄り帰って来ていて声を掛けてどうだったかお互いに報告。

Takeさん遅いよ~

Takeさん達を探すが見当たらない。もう降りちゃったのかと思い、オイラも帰路につく。もうすっかり雪も柔らかくなり滑り易い。途中でTakeさんらしき人影を見つけて、声を掛けるが反応なし。仕方ないので板を細引きでザックに連結して引っ張ってハイクアップして追いかけて、再び声を掛けたが人違いでした。
恥ずかしくなって、再び滑り出し美味しいラインを探しながら高度を下げる。
熊沢田代の上の台地で今度こそTakeさん発見。奥さんと板を背負いツボ足でハイクアップして来た。先週に引き続きお会い出来て嬉しい限り。奥さんはもうこの辺でよいと気弱な事を言っていたが、「ここまで来たら上まで行かなきゃ~」と励まして、「ではまた今度」と、お別れして御先に滑り降りる。

熊沢田代を横切り登りと同じルートで登り返しを回避してトラバース気味に広沢田代へ。
滑らなく成った板を引き摺る様にして最後の樹林帯の急斜面へ。トリッキーな滑りで木々の間を抜け御池駐車場に帰って来た。板を担ぎ満車状態の駐車場を横切りトンバ号の待つロッジ前の道路に向かう。丁度また例のTシャツの方も帰って来た所でまた会えた事に何か因縁めいたものを感じどちらとも無く話しかける。

今日も遊ばせてもらいました


トンバ号に帰り着き、着替え帰り仕度を済ませ、椅子に腰かけまったりして居たら、オイラを見つけた彼が車を止めて降りて来てくれて、何だか意気投合しちゃって一時間ほど話しこんじまった。彼も根っからのスキー馬鹿らしく家のある会津若松から我がホームゲレンデの八海山まで滑りに来る事も有るらしい。近くにスキー場なんてイッパイ有るのに本当のスキー馬鹿だ。嬉しいね~。

そう言えば、今日は飲み会のお誘いが有った事を思い出し、話を切り上げて帰路に着く。
今朝早立ちして睡眠不足だったもんだから、眠くてしょうがない。コクコク始めちゃったもんだから、駐車スペースを見つけて10分程仮眠して再出発。
田子倉ダム~県境~入広瀬の残雪と芽吹き始めた緑のコントラストが素晴らしい。朝はまだ暗くて気が付かなかったけど、これだけ見に来ても良い程の景色を楽しみながら車を走らす。

途中で電話が鳴る。飲み会の場所と時間が決まったみたい。





行動時間 4時間46分

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