自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年4月29日火曜日

旅は道連れ火打山。

いよいよ仕事が忙しくなり、「連休は無いよ」と、社長から御達しが有ったのだが、工程の関係上普段は休みでは無い旗日に休日が取れる事に成った。嬉々として何処に行こうかと思考を巡らすが、この時期に成ると行く場所なんか限られて来る。何処を選ぶにしても遠出は覚悟。まあ順番からすると妙高の火打山かな~。

火打山に行きますと呟いたら、フォロワーのTaroさんから 我々も行きますのでよろしく との連絡が入った。お会いできましたら宜しくとご返事。

さて、先日購入したnexus7のナビ機能を試すべく、あえて通い慣れた笹ヶ峰までのルートを案内してもらった。普段通らない道を選択してくれたので、これも勉強と大人しく案内のとおりにハンドルを握る。
何だか睡眠不足で眠たいので、コンビニに寄ったり、まだ余裕が有るのにカソリン入れたりと、寄り道をしながらのんびりと現地到着。
良いタイミングでTaroさんとその仲間たちとお会い出来て、ごあいさつ。そしたら、なんとTakeさんもやってきた!。ゲレンデでは何回か一緒に滑った事は有るが、お山では初めてご一緒します。

それにしても、休日だというのに駐車してる車の数が少ない。休みの日程の関係なのか、崩れる予報の天気をみてなのか、普段のこの時期ならイッパイに成っているイメージが有るので何だか拍子抜け。


準備を整えて出発。黒沢のルートはこの雪の少なさからすると期待薄。EVA父さんの情報を考慮しても無理だろうから、大人しく十二曲りの夏道ルートで行く事にする。
朝から比較的暖かくて黒沢までの長い林のアプローチで既にかなり暑くなり温度調節。
先発のTaroさんグループに黒沢の橋の所で追いつく。橋は出て居たけど、板を脱ぐのも面倒なので、崩れそうな感じのスノーブリッジを渡り十二曲りの急斜面に取り付く。少し板が横滑りするが何とかジグを切りながら高度を上げる。TakeさんとTaroさんは板を背負ってツボ足で登ってる。
トップで十二曲りを登り切り先行者のスキーヤーに追い付く。Takeさんもさすがにパワーが有る。軽量の板とは言えツボ足で登り追い付いてきた。
そのまま富士見平へと続くオオシラビソの林の中を登り、Takeさんの到着を待ち富士見平で一息入れる。


下り坂の天候だが、まだ遠くの山も望める。火打山 焼山う~んテンション上がるぜ。
黒沢岳下のトラバースルートはちゃんと手が入っており、高速道路状態に整えられていた。ここは、気温が下がりクラストすると危険な所で、アイゼンも装着出来ない様な軽登山靴で登って来る登山者が滑落する事例が有ったと記憶している。こんな風にちゃんと道を付けてくれると有り難いね。


高谷池ヒュッテに到着。数人のボランティアの方々がトイレの掘り出し作業をしていた。以前の管理人だった築田さんの近況を伺うとまだお元気で、毎週登って来られるとの事。ついでに、昔お世話に成ったSさんの消息を尋ねると、今はニセコに移住して農業をしているとの事。しばらく来ないうちに代わるものも有るし、変わらないものも有ると感慨に浸るのであった。


さて、のんびりとお話しながら高谷池 天狗の庭を横切り、東尾根を斜めに雷鳥の肩まで登って行く。この辺りから風が強く成り、時折山頂付近もガスで見えなくなる。
肩に着き、帽子が飛びそうなのでヘルメットを被りウインドブレーカーを羽織る。何時もならここから一本雷鳥沢を滑ってから登り返して山頂に向かう。天候も荒れだして来たのでどうかな?と思ったが、一応どんな具合かのぞきに行く。う~ん何時もながら実に滑降欲をそそる斜面である。Takeさんに一本行きますか?と誘おうと振り返ったら、もう山頂に登る気満々でスキーアイゼンを装着してるので、言い出せずにそのまま山頂へ。先行のグループを追いかけるように最後の急斜面をジグを切りながら登って行く。トップの登山者のおじさんは風が強くて景色も見えないので引き返してきたと言いスタコラト下山して行った。


山頂到着!もう何度も登って居るから何の感慨も無いが、Takeさんは初めての山頂なので嬉しそう。時折ガスって視界が閉ざされるが、晴れ間に見える風景を堪能。
風が強いので、長居は無用。早速滑降の準備。晴れ間を見計らってドロップ。
今年良く出会う緩んだ深めのザラメ雪。板を回そうとしても抵抗が大きくてバランスを崩してしまいお手付き尻もちの見っとも無い滑り。クラシックなシュテム系の滑りなら上手く行くのだが、もっと洗練された滑りを目指したいので、あれこれと工夫をしてみるも上手くは行かない。

正面の尾根コースを取ると少し登り返さなきゃいけないので、尾根を迂回して沢に入り高度を下げ過ぎないようにトラバース気味に天狗の庭に向かう。でも結局ここでシールを貼らなきゃいけないんだけどね。

緩やかなアップダウンを繰り返し高谷池ヒュッテに帰着。ここで、お昼休憩。
しばらくマッタリとして、帰路につく。
トラバースルートからサクラ谷に向かってのオープンバーンも滑走欲をそそられるが、そのまま富士見平へ。Taroさん達は高谷池からサクラ谷~鍋倉谷のコースを取ったらしいが、我々は来た道をそのまま引き返す。



富士見平でシールを剥いで滑降の準備。シラビソの間を縫いうねる斜面のテクニカルなコースだがこれはこれで凄く楽しい。十二曲りの急斜面も面白いようにターンが決まる。さすが昔 密林の帝王
と呼ばれた事だけは有るぜ。こんな変な斜面の方が上手く滑れるぜ!。


黒沢を渡り、だらだら長い林を方向を確認しながら登山口を目指す。TakeさんのGPSのお陰で、ばっちりスタート地点に帰ってこれた。
帰り仕度をしながら1時間ほど談笑して帰路につく。
妙高方面に来たらミサの味噌ラーメンは欠かせません。

何時もは自由気ままな一人旅だが、パワーの有る相棒だと足並が揃いノンストレスで楽しい。Takeさん有難うございました。楽しい山滑りが出来ました。

2 件のコメント:

take_us さんのコメント...

お疲れ様です。

写真がいっぱいですね。自分が撮った写真はイマイチでした。

次回も日程があえば宜しくお願いします!
楽しい旅でした(山スキー)ありがとうございました。

とんば さんのコメント...

takeさん

久しぶりに一人で無い山滑りでしたが、楽しかったです。本文にも書きましたが、足並が揃ったパートナーと登ると楽しいもんですね。滑りの方は足元にも及びませんが・・・。

ぜひ又ご一緒したいですね。