朝飛び起きて、お金が無いので御昼用におにぎりを握って、カップラーメンとバナナを持って車に飛び乗り近くのコンビニに寄って、残っていたお財布携帯のポイントで朝食を買い銀山平に向かいました。
シルーバーラインの銀山平の出口には、バリケードがして有り【この先進入禁止】と看板が出てました。
石抱橋までは除雪は完了しているのは解っているけど、トラブルに成るのはごめんなので、大人しく看板に従ってここから歩き出しです。
完全に除雪が完了している道路をテクテク歩いて石抱橋まで向かいます。かなり冷えているので、良いウォーミングアップです。目指す駒ケ岳は遥か彼方です。
シールも良く滑るし、雪も冷え込みで締まっているので、良いピッチで進みます。
雪原をズンズン進み、柳沢の尾根から取りつき本格的な登りで、道行山を目指します。
ここから見ても、まだまだ駒は遠いです。
ホントにこの山は、滑りの山と言うより旅の山です。歩かされますな~。
平日だからまた独り旅かなと、振り返ると後続者の姿が見えます。
追いつかれるのは嫌なので、がんばってギヤチェンジしてグングンと登ります。
後続者は前駒で止めちゃったみたいです。動きません。
小屋の前にザックを投げて、身軽になって頂上を目指します。
なかなか良い雪で滑りに期待が持てます。
スキーを脱がずにシールを剥いでたたんでポケットに突っ込み、ブーツのバックルを締め直し、斜面にドロップインです。
そこそこの急斜面ですが、メローなターンで気持ちが良いです。
この数ターンの為だけに何時間もかけて登ってきた甲斐がありました。
今シーズン1番の滑りです。
ザックを回収して、下山に入ります。
後続者のおじさんは、まだ前駒でまったりしてました。
挨拶を交わして、お先に滑ります。
前駒から下は、シュカブラで少し荒れていて滑り辛いけど踏ん張って滑ります。
少し疲れたので、遅い昼食を取って休息して、まただらだらと道行山を目指します。
登り返しなので、シールを張りますが、グルーが弱って来たのか、トップ側が剥げ易くなってますが問題ないです。
道行山からの下りは、登りに使った尾根と違う尾根を滑ります。
他の人はあまりこの尾根は、滑らないみたいだけど、なかなか気持ちよく滑れるのでお気に入りです。
今日も気持ち良く滑れました。
あとはだらだらと平原歩きで石抱橋にゴールです。
はるばる往復した駒が逆光に光ります。
しかし遠い。年々きつくなるな~。8時間半も掛っちゃたよ~。
またテクテクとトンネルまで歩いていると地元のオヤジさんが「石抱橋まで車で入れるのに・・・、正直者だね~。正直者には良い事が有るよ」と慰めてくれました。
ホントに良い事が有るのでしょうか?