自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2017年2月28日火曜日

ルート探査 黒岩峰


takeさんよりどこかに行きませんか?と連絡が入る。
もうこの日は晴天予報で、黒岩峰経由割引岳行きの尾根ルートを探査すると決めていたので、こんなルートだけどいい?と先日より30分早く待ち合わせる。我々の前に一台駐車してあったので、先行者は居る様だ。
地図読みでは何か所か難所が有りそうなので、地図を広げて確認して置く。
もうここはオイラの勝手に進んで付いて来て貰う感じで進んで行く。
ヌクビ沢の合流点より入渓して、地図の等高線の開いた所から取り付き、林の中の地形を利用して登りやすそうなラインを取って行く。木々の間隔も丁度良く、ここを滑っても楽しそう。本当のところ、登ったラインに忠実に滑って来るつもりだったが、ここを滑るより沢を滑った降りて来た方が良かろうと言う事になった。



優しい林の中を登って行く。天気も良くて気持ち良いし、普段見る景色とは違うので、お互いテンションが上がる。
黒岩峰手前の最初の難関で、板を脱ぐ。ザックに括り付けてツボ足で登る。アイゼンは必要なさそうなので、新雪の下の硬い面にグリップさせて登って行く。


思っていたよりも、アップダウンは有るし、雪庇の張り出しによるクラック等も有るので、スキーを使うよりもそのまま歩いた方が良さそうだと判断して歩いて行く。
それにしても良い景色で気持ちが良い。


いったいどれ位の張り出しが有るのか分からないので、完全に安全であろう植生の縁を歩いて登って行く。向いのスタンダードルートに人影が見える。あちらの様に呑気には歩けないが、此方は此方でアルパインな雰囲気で楽しい。



いろんな所から斜面を覗き込み、互いにここは良さそうだとか、表層雪崩が怖いねとか品定めしながらスカイラインに足跡を残して行く。


やはり、地図の要注意ポイントは歩きでも難儀をするので、スキーだと苦労しそうだ。


此処のルートを選んだのは、この尾根の西斜面へのラインの確認の為。下調べをする事に寄り、生来的にこちら側の斜面を開拓できるのだ。
幕岩沢の斜面は素晴らしい!。一本落として登り返す事も考えたが、一人ではない訳だから、ここは大人しく先に進む。

先に進むと、金山沢に向かって落とす斜面も何処も楽しそう。
たさ、下部のデブリーランドをどう処理するかが問題だし、車の回収も問題に成って来る。沢口のバス停に駐車してバスで西谷後まで行きアプローチすれば良い訳だが。登り始めて3時間ほどでドロップできるから。

割引岳下の舞殿で板を着けてシール登高。大きなピッチのジグを切り山頂へ。
絶景である。見慣れた感は有るが、雲一つない景色は良いもんである。お互いうろうろして、風を遮れる地形の所で、エネルギー補給と滑走準備。
コルの所から沢に入れと指示を出して、先行して貰う。底当りはするが気持ち良く滑れる。
ヌクビ沢で正解だった。天狗岩下までは面ツルの斜面を滑る事が出来た。
そこから下は、いつも道理のデブリーランドとスキーカットで流れる斜面。


アイガメの滝をかわし大デブリを右岸をへつる様に高度を落としすぎない様に指示を出して台地に上がり、後はのんびり滑って帰還。

春にはこの地を離れてしまうtakeさん。名残惜しいのかその辺でお茶でもと言う事で、新しく出来たファミマの休息スペースで話し込む。
今日も良い一日。課題の解決のめども立った。

2017年2月14日火曜日

takeさんと巻機パウダー

さて、イイジスライダーを狙っているのだが、毎日観察して居るからこそ、いったい何時行ったらベストな状態なのかかえって分からなくなって踏ん切りがつかない。そんな時にtakeさんから何所かに行かないか?とお誘いが有る。自分の冒険wに巻き込むのもまずいな~って事で無難に巻機山に誘う。
7時に雲天前で待ち合わせたが、無駄に早起きをしてすき家で朝食を済ましコンビニで食料を調達して1時間も前に現地に着いてしまう。早川のセブンには何だかそれっぽい若者が買い出しにきていた。途中にスノーモービルの愛好者の団体が路駐して場所探し?をしていたし、山に向かう若者が先行して出発していったので「ラッセル使わせて貰うよ」と予め礼を言って送り出す。
30分後にtakeさんと合流して出発する。先行者のトレースを使わせて貰うので、ふくらはぎ位の新雪だが楽に進んで行く。
天気は今一つでも楽チン出来るので行動は早いが彼らの歩き方が非効率だとか、俺ならこんなコース取りしないとか文句を言いながら順調に進んで行く。
物見平でようやく先行者に追い付き、トレースを使わせて貰った礼を言う。もしかしてトンバさんですか?と・・・。ばればれである。
風は無く寒くも無いが、ガスってニセ巻も姿が見えないので彼らは迷っていた。「迷ったら止めておいた方が良いよ」とアドバイスして先に進む。オイラ達も山頂は諦めたがニセ巻位は踏みたい。
視界は無くても進める勝手知ったる山である。
所々硬い所も有るが、オイラは慣れっこだし、takeさんはクトーを装着してニセ巻まで上り詰める。
即滑走準備に入り、滑りやすそうな所を選んで滑り下りるが、思っていたラインを外してしまい少しがっくりだが、視界が開けたら絶妙なラインを選んでのパウダーラン。先行者の荒らしたラインは気に成らない。
軽く昼飯タイムのあと、各々のライン取りで楽しく滑る。思っていたより深くて軽い雪にテンション上がる。あんなに楽しく井戸ノ壁を滑り下りた事は無い。さすがに付いて行けないが、オイラもtakeさんも頬が緩みっぱなし。お代わりする?と言ってみたがやはり運動不足の脚は持ちこたえそうも無いので帰還する事に。若者たちが付けたトレースを使わせてもらい楽々フィニッシュ!
予想以上に楽しいパウダースキーでした。