休日には滑る。何処に行くか決まっている。
車を運転できないので、公共交通機関で行けるスキー場は限られる。そんな訳で今日も、地元の八海山に行くんだな~。
チャリにトレーラーを連結して、スキーを縛り付けブーツやらザックやらを放り込みバス停まで・・・。物珍しさに、すれ違う人や追い越して行く車に、二度見されながら・・・。恥ずかしいなんて言って居られないよな~。滑りたいんだからそんなこと気にして居られない。ポジティブに生きるのじゃあ~。
バス停までは、滑走用具一式を担いで行くと結構大変。チャリだとスイスイ。この時期だからチャリ置き場に、トレーラーを付けたトンバ号4号機を駐輪。この時期チャリに乗る高校生など居ないから、屋根付き駐輪場独り占め。ここで、長靴をブーツに履き替える。
八海山スキー場行きのバスに乗車。運賃は300円とスキー持ち込み料金100円で合わせて400円成り。
天気は下り坂の予報で、南風が吹いて居て結構温かい。パウダー無しの八海山なんて久し振り。ロープウエイも空いている。平日で、この天気だと、シーズン券を持っているシニアの方々と、ツアーで来た学生さん、スキー授業の小学生くらいしか居ない。パウダー狙いなら急いで板を履き飛び込む様に滑りだすが、今日はまったりと基礎練習をするので、慌てない慌てない。
気温が高めなので、カリカリしてなく滑り易い。風の影響で減速運転中のロープウエイを廻して、まだ慣れて居ないNTNビンディングを確かめながら滑る。72mm規格と劇的なフィーリングの変化は感じられない。
長い距離を滑りながら、あれこれと試す。細板革靴で覚えたオイラのテレマーク技術。未だにアンギュレーションの強く残った滑りで、板がズリズリと流れて行く。この技術も必要となる場面も山では多々有るのだが、ゲレンデでカッコ良く滑るには、板に正対して行く方がスムーズにターン出来る。今更ながらこの事に気付く。
八海山を眺めながら、苦手なショートターンを交えながら、細かく区切りながら丁寧に滑る。楽しくは無いけど、これがいつか役に立つと信じて、練習を繰り返す。いかに今までいい加減に滑って来たか分かったひと時。
帰りのバスの時間に成り、帰り仕度をしてバス停近くで待っていたが、何時まで経っても来ないので、時刻表を確認したら、乗る積りのバスは、土日祝日しか運行して居ないらしい。愕然!。
仕方ないので、2時間時間を潰すべく、またもやスキーを履き上に上がり、ロープウエイを廻す。
予報の通りに、雨が降り出し、風も一段と強く成って来た。
何とか時間を潰し終えて、バスに乗り帰宅。
家に帰りついたら、土砂降りに成ったきた。ギリギリ濡れずに済んだ。