自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2018年3月27日火曜日

毛渡橋より万太郎山ピストン

3月 27日 
地図を見ていていつも気になっていた斜面がある 。
 仙ノ倉山北斜面ここは本来なら谷川岳ロープウェイでアクセスし谷川岳からオジカ沢ノ頭まで行き阿弥陀沢方面に滑り降り万太郎に登り返し、そして万太郎山の大斜面を毛渡沢に滑り降りるクラシックルートなんだが、単独行のオイラには車の回収が難しくて手が出せなかったルートだった。
ふと思いついて毛渡沢橋からピストンで万太郎に登り、斜面を滑りまた引き返してくるというルートをも有りだなあと思い行って来た。
定休日の日にちょうど好天に当たり早朝に毛渡橋に車を止めて延々と林道を遡って行く。群馬大山の家の所に在る橋はもう数年前に良い橋に架け変わり(いつの話だよw)以前の様な不安定な吊り橋ではなくなった。そこから先も杉林の中に林道は続いていて、途切れた所から河床に降りて川沿いに進んで行く。やがて川を渡渉しなきゃいけないポイントに出くわしたのだが日曜日にここをを通過したと思われるグループの足跡の所はどうもいやらしくて、もう少し上流に登りちょうど良い渡渉か所を見つけたのでスキーを向こう側にぶん投げ飛石伝いに渡る。
やはり人の足跡を追いかけるのではなく、自分なりに良い所は無いか?と探す姿勢も大事なもんだなぁと思う。大体いつもそうやってルートを見つけたり、滑る斜面を決めたりしている。
初めて来た所なので地図が頼りだ。台地状の斜面にどこで上がるか?どの沢を詰めて万太郎の斜面に出るか、あちこち吟味しながら進んで行く。前に滑ったと思われる主プールは見えるのだが、そこは正しいとは限らないので、足の向くまま良さそうな斜面を登って行く 。やがて広い台地上の大斜面に出る。 
予想した通り気持ち良さそうな斜面が万太郎山に突き上げている。雪は徐々に硬くなる。どこまでシール登行を出来るか分からないが、大きくジグザグを切りながら進んで行く。
突然携帯が鳴る。今まで圏外だったのだが、何故かここだけ電波があるようで、社長から「いつから会社に来れる」というの電話が入った。まぁそこだけ奇跡的に電波があったのだが不思議なもので少し登ったらまた電波がなくなった。徐々に斜面も斜度を増し雪面も固く成ってきたので、稜線までもう少しというところで板を脱ぎザックに括り付けてツボ足キックステップをしながら登って行く。稜線に出るとものすごい風である。吹き飛ばされそうになりながら、なんとか写真を撮りシールを剥ぎ、滑り出す。 
この一枚バーンはすごく気持ち良い。独り占めのメンツルバーンを飛ばし適当のところで滑るのをやめ、昼飯を食う。ここまで下りてくると先程の爆風が嘘の様だ。それにしても気持ち良い斜面だ。十分休憩をとり景色を眺めまた滑り出す。 
斜面を少しトラバース気味に滑り登って来た所とは違うポイントを滑り降りる。ある程度斜度が無くなると変化のある地形の良さそうな所を見つけながら河床まで降りる。朝に渡った所からまた川を渡りズリズリと滑らないスキーをなんとか滑らせ毛渡沢の橋を渡る。ここで平標沢を滑ってきたというスキー二人と出会う。振り返ると今滑ってきた斜面が輝いている。今日の行程をお二人に話したらタフだねと褒められる。また延々と単調な林道を歩き車に帰り車に帰り着き帰路につく。

2018年3月13日火曜日

大兜山 2018

どうも今シーズンも、休日に天気が良くないという循環に陥ってしまっていて、なかなか山に出かけられないでいた。良さそうな日も有ったけどどうも億劫で家でゴロゴロしているときが多かった。加齢からくるやる気の喪失だろうな。
このままじゃいけないので晴天の日を見計らって近くて良い山大兜山に行ってきた。


それ程知られている山では無いので、トレースは見当たらない、地元民の足跡かな?ってのが有る位だ。
前日薄っすらと雪が降ったらしい。川岸の道を遡る。気温はそれほど低くはない。



最奥の堰堤の所から山肌に取り付き、タキ沢に降りて遡る。大兜山に向かう尾根の手前はスノーブリッジは見当たらなく沢を渡る術がない。仕方ないので、行けそうなところを見計らって飛び石伝いに何とか渡る。
適当にトラバース気味に高度を上げて行き痩せ尾根に出る。雪の量も質も登り滑るには充分な品質。


大兜の魅力の一つの開けた雪原に出る。人知れずそこに在る楽園的な雰囲気の場所。独り占めしてご満悦。日の当たるところは雪が湿ってきてシールにくっついて足が重くなる。妙な拘りで、なるべく直登すべく頑張って体力を浪費してしまうが、それもそれで楽しいのでまあ良いではないかw


奇麗な斜面を登っていき台地状の山頂に立つ。昨年は二度立った。巻機山から五十沢側に抜けるコースの下見と実践した時。
牛が岳からの大斜面や県境稜線の山々を眺めながらランチ。


飽きることなく景色を堪能するが帰路に就く。お楽しみの真っ新な斜面に痕跡を残す作業。滑りやすく楽しくシュプールを残していく。


ここはあまりメジャーにならないで辺境の楽園として知る人ぞ知る良い山として存在して欲しいな。我がままだなw