お客さんは来ないし、風でリフトは止まるしで良い事無し・・・。
気分も凹み気味なので、チョイと他所のスキー場の様子でも見てきますかって事で、休みの今日、会社から索道協会会員証を借りて視察に向かう。
また野沢温泉に行く積りで前回の教訓から、通勤の混雑を避ける為に30分ほど早く出たら、野沢温泉入口まで1時間半で来てしまった。幾らなんでも早すぎたので、もう少し脚を伸ばして斑尾高原まで。こんな事も有ろうかと、ルートの検索だけはして置いたので、すんなりと到着して、所要時間もピッタリ。
全然予備知識が無いスキー場なので、駐車場に車を入れて、トイレのついでに券売所に寄ってコースマップをゲット。ついでに会員証の提示だけでリフト乗車が出来るか確認したところ、チケットを発券するので、会員証を見せてくれとのことで、ナンバーを控えられて一日券を貰う。
取りあえず最上部に向かいたいので、マップを見ながら計画を練る。しかし、やけに若いスノボ君スノボちゃんが多い。嫌な予感。
自動循環のクワッドリフトに乗るのも降りるのも覚束ない様な若者がウジャウジャ居る。
雪は降って居ないが霧が濃くて一番長いリフトを降りても ここはどこ? 状態。
まあ取りあえず、脚慣らしでこのリフトを廻そうかと考えたが、圧雪した後に積もった雪に初心者たちが手を焼いている感じで邪魔臭くてしょうがない。おまけに、緩斜面ばかりでつまらないし・・・。
このスキー場は、最近コース脇の林をツリーランエリアとして整備して解放して居るので、彼らが来なそうなタングラムとの境界付近のエリアに向かう。
こちらには、さすがに太いロッカーの板を履いた方や、パウダーボードを履いた方が多い。
でも、降り過ぎた雪のせいで10時近く成っても、お目当てのリフトはどれもまだ準備中。
唯一、タングラムへの連絡リフトが動いていたので、それに乗りタングラムへ。
発券されたチケットはタングラムも乗れるチケットでは無かったらしく「そのチケットではここのリフトは乗れないよ」と言われたので、乗車係員に会員証を見せたら「それならどこに行ってもOKだよ」とタングラム第二リフトに乗車し、少し移動して後続のボーダーを追って斑尾のパウダーラインコースに飛び込む。浅いがスピードが出て楽しい。
もう一本行こうかと思ったが、ふと見ると最上部に向かうシングルリフトがブレーキテストをしている。 もうすぐ動くな と、商売柄分ったので乗り場に直行。太い板を履いたテレマーカーのおじさんが一番乗りでオイラが二番。
おじさんのチケットホルダーを見るとここの券がイッパイ入って居たので常連さんなのだろう判断して、美味しい所に連れて行ってもらおうと後を付けるが、降りてすぐのオープンバーンに滑り込んで行った。大そうな道具の割には大した事無い滑りのおじさんには見切りをつけて、今度はパウダーボードを履いた連中に着いて行く。
彼らは、降りたらアドベンチャーアイルと呼ばれている尾根の未整備のコースと言うか単なる森の中を勝手に歩いて出来た道と言うか・・・を進んで、適当な所から林間に飛び込んでいる。
この辺はコース外なのだが、木々が密で滑り辛いし直ぐにオープンバーンに出ちゃうのでシングルリフトを廻して、次回からどんどん奥へ進む。オイラが道を付けた後に他のスキーヤーやボーダーが付いてくる感じ。
結局、タングラム経由で飛び込んだオープンバーンの両脇が公認の林間コースに成っていて、そこが凄く面白い。適度な斜度と木の間隔(手入れをして間伐やらをして居るのだろう)それと良質なパウダー。ゲレンデ用のスキーでも斜度が有るので結構浮くし適度にスピードに乗り楽しい。車には常にパウダー用の板は積んで有るが取りに帰るのも面倒だし、その必要性を感じない。
もうひたすらこのコースを廻す。チョッとアプローチが面倒なのか入って来る人も少なく、まあ平日って事も有るだろうがなかなか荒れないので、たっぷりとパウダースキーを官能。それも合法的にね。
美味しい物も何時か飽きる。昼はとうに過ぎてそろそろ飽きてきたので、他のツリーランコースの様子を見に行く。他のコースは緩斜面だったり、アプローチや廻すには連絡が悪すぎたり、粋がって入ったろくに滑れないボーダーが横滑りで折角のパウダーをデラ掛けして固め慣らしてしまったりしていてそれ程楽しくない。
考えてみたら、移動の時しか整地を滑って居なかったので、ズリズリと横滑りをしている集団をぬいながら渾身の1本を滑って今日はおしまい。
晴れて視界が良ければ、イメージも違うのだろうが、滑っている最中はず~と視界不良だった。このスキー場は林間コース以外は得るべきものは無い。客層も違うしね。それはそれで住み分けって事で良いか。
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