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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年3月25日火曜日

大兜山に行ってきました。

スキー場の勤務もあと1週間で、今日は最後の休日。ちょいと首を寝違えちゃって、いま一つテンションは上がらないが、残り少ないシーズンなので天気予報を確認して、狙っていた大兜山(1341m)に出かけて来た。
この山は、阿寺山からも魅力的な山容を見せてるし、昨年ネコブ山偵察の時に、間近で見て「良さそうな山だな~行ってみたいな~」と成ったしだい。(里からは殆ど見る事は出来ないので無名に近い山なのでは?。)

コンビニで買い出しをして、そのまま山に向かう。一応朝飯は食ったけど、少々足りなかったみたいで、後で腹が減るのなんのって・・・。

野中不動尊の表示のとおりに進み、除雪のドン詰まりまで。ここには巨大なステンレスの水道の配水施設が有る。昨年偵察に来た時は、何やら工事をしてたので、もっと奥まで入れたのだが、今日はここから歩きだし。それ程冷え込んではいないけど、クラスト気味の雪面はスキーが潜らずに歩き易い。
いくつかの堰堤を横目に作業道を行く。

奥まっていて里からは見えない山

初めての所なので、地図を検討したうえで最難関と思われる所は、タキ沢とシロト沢の合流付近のゴルジュ帯だったのだが、地図の更新以後に出来たと思われる堰堤が有り、何の問題も無く核心部を通過する事が出来た。そして緩やかな尾根を横切り、登りに使う尾根を目指しタキ沢を辿る。
同じ様な事を考えて居る方がいるらしく、所々に山岳会の名前と個人名を書かれた目印が枝に巻きつけてある。オイラの地図読みのルート沿いに次々に現れるから、やはり自ずと歩き易い道は決まるんだね。

広くは無いが、ターンするには十分の広さと雪質の尾根を登って行く。時折対岸の岸壁から大きな音を立ててブロックが滑り落ちる。春の温かい陽気で暑いくらいだ。腹も減って力が出ないし・・・。
一人でブツクサ言いながら歩いていると、広い雪原に飛び出す。予想外の景色に暫し唖然として、やがて頬が緩む。これぞ苦労して来た者だけが見る事が出来る絶景!。



雪原を横切り、最後の仕上の急登にかかる。北斜面なので先日の降雪の形跡は有るのだが、気温が高いから湿った感じのストップ雪に成りそうな気配だ。雪崩も心配だが、20cm程の層なので大したこと無かろう。
急斜面を大きくジグを切って登って、稜線に出て山頂を目指す。ほんの一息だ。

この山、標高こそ低いけど景色は最高だ。目の前にはドカーンと巻機山 東を見ればネコブ山それを繋ぐように県境の山々、越後三山 手前に阿寺山。まったく見飽きない。

裏巻機がどかーん

春のぽかぽかのお日様を浴びながら景色をおかずにおにぎりを頬張る。

腹も満たされたし、少し名残惜しいが、帰路につくかね。
東側の斜面を少し滑って、北側の斜面に滑り込む。日を浴びた斜面は滑り易いが、北側のの雪は、ターンの度にブロックがゴロゴロと落ちて行き、これから滑る斜面を覆いつくしてしまうので、少しづつトラーバースしながら美味しいスロープを頂く。

美味しそうな斜面がたくさん有る


登りに使った尾根をそのまま滑って来たのだけど、木も疎らだし、雪質も問題無くタキ沢に降り、スノーブリッジを渡った所で、沢の水を飲み、喉をうるおして一息付く。

あとは、滑らないスキーを左右に動かして作業道を進み、トンバ号まで帰りついてお仕舞い。
標高こそ低いけど良いお山でした。

全行程 6時間25分

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