自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2010年12月12日日曜日

滑る

オイラは自分の滑る姿を見た事が無い。

テレマークは、その滑走スタイルから関節の可動域が大きく成るので、人それぞれのスタイルが出る。
リフトの上から見ていても、「あ!今日もT君来ているな」とか解る位。
オイラは、アルペンスキーには詳しくないから誤解しているのかもしれないけど、アルペンスキーには組織が決めた形が有って、それにいかに近づくか、トップデモの滑りを上手くまねるかに躍起に成っている様な気がする。
まあ現実的に、それが一番理に適った滑りなのだろうが、無個性に感じてしまう。
スキーヤーは、基礎志向の方が多くその無個性の滑りゆえに傍から見ているとつまらなく感じてしまう。
若い子たちは、フリースタイルとか言って、スタイルを出そうとクルクル回ったり、飛んだり跳ねたりしているけど、同じ事だよ。
勿論、滑っている方々は追い求めている理想のスタイルが有るのだろうが、自己満足に終わっている気がする。
そんな事を言ったら、「じゃあ、お前さんは何を求めて滑って居るんだ」ってな事に成るのだろうが、テレマークの滑りの究極の目標は、「上手さ」より「よさ」なのだろうと思う。
「よさ」って何だ?
テレマークは山を、自然の地形を 滑る 登る 歩く 為のスキーだ。
いろんな 雪質 斜面 を、相手に滑る訳だから、その時のその斜面の状況を全て受け止めて、風の様に 静かに 滑らかに そして 強く 滑る事が美しいのだと思う。決して上手く有る必要は無い。
山で上手く滑ったて誰も見ちゃいない。
そこに有るのは、残されたシュプールだけが語る時の流れだけ。

オイラが見た事が有るのは、オイラが残したシュプールだけ。

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