でも、オイラの休日に向けてチョッとした寒気が来てチョッと雪が降ったのだ。
そして、何という事でしょ~ 天気予報では晴天では有りませんか。行きますよ。いざ山へ。
本当に馬鹿の一つ覚え的な巻機山周辺のお山の散策。今日はノミオ沢を詰めて柄沢山へ行く予定。稜線を越えた群馬県側の斜面の様子も気に成るしね。
コンビニに寄ったら出勤前の北斗が居たので挨拶。「そっちはどう?」「少ないっすよ。」「そっちはどうです?」「こっちも今一つだよ」何て、業界の様子の探り合い。
perfumeを聴きながらテンション上げて登山口までのろのろと行く。清水までの道は除雪しなかったみたいで、轍が冷え込みで凍って居る。のろのろ。
西後谷の駐車スペースにはアウディーが一台停まっているだけ。今日は、オイラは清水の集落から入るので素通り。前回よりは積雪は増えてるみたい。
小さな集落にはオーバースペックの広い道(一応国道ですからね)だから路駐し放題。でも邪魔に成らないような位置取りして駐車。清水集落からスタート。先行者が居るみたいでスキーの跡が付いてるけど、オイラはショートカットして杉林の中を抜けて行き、ノミオ沢方面に進んで行く。先行者は巻機山へ行ったみたい。
冷え込んだ朝。日が昇る前の一番冷える時間。
サラサラの新雪を踏みながらグングン進む。啄木鳥が盛んに樹を突いてる。
ミズナラとブナの混成林を抜けて沢に入る。先に付けて行ったスキーの跡の主は井戸の壁を登り切ったみたい。随分早く出たんだな。
朝日が差し込まない沢の中を登って行く。斜度が立って来るに従い、硬い下地の影響でシール登高が難しく成る。易しそうな地形を選んで進んで行き、威守松から続く稜線に出る。
ぽかぽかの朝日を浴びて緩やかな斜面を登って行く。沢の源頭部の広いオープンバーンを横目に見ながら、雪庇に気を付けて稜線を行く。
急に風が強く吹いて来て、足元の雪が雪煙に成ってぶつかって来るので、たまらなくなって防寒用にヘルメットを被りザックからジャケットを引っ張り出して着込む。ついでにシール登高は諦めてシールを剥ぎ、スキートップに開けた穴に細引きを通してザックと連結してツボ足で引っ張っていく事にした。プラブーツだと蹴り込んで行ける位の硬さなのでアイゼンは温存。
振り返ると柄沢の枝尾根を詰めて来たグループがどんどん迫って来る。多分スキーアイゼンを装着してるんだろうな。オイラは今まで必要性を感じた事無かったからそれを持ってないのだ。
昔はテレマーク用の良い物が無かったからね。だから、担ぐか引っ張るかで凌いできたから今でもそれ程欲しくないかも。まあこの山域から出ないから必要無いかも。
柄沢山へ向かう稜線には這い松や低木に付着した雪や雨がモンスターシュカブラと成って覆っている。スキーだと大変そうだけど、歩きなら何て事は無い。
久しぶりの晴天のお山で見えるべき山が全て見える感じ。
昨年滑った大源太山の丸ノ沢が良い感じ。また行きたいな。
雪庇に注意しながら立った柄沢山山頂。風の影響で様子が違う。雪が少ない事も原因か?。
うろうろドロップインポイントを探るが、でこぼこしてクラストしてなかなか良い場所が無く、結局山頂から少し逆戻りした辺りから滑りだす。後続者達は風を凌いで休憩中なのか姿が見えない。これ幸い。みっともない滑りを見られないで済む。
クラスト 浅パウと状態がコロコロと変わりシビアな状態。絶対転べない状況でジャンプターンを織り交ぜながら高度を下げる。下がって来ると底当たりはするが安定した斜面で、急なこう配でも安心して攻めのターンが出来る。
一度スラフに押し倒されたが気持良く滑って沢底へ。
斜度が緩んでも面ツルに見える雪面の下には、デブリの跡やバクダンが潜んでいるので、足裏感覚を研ぎ澄まして安定するまで慎重に滑る。
途中でボードのシュプールが降りて来て居てそれと合流。オイラが昔良く滑って居た斜面だ。ここも良いんだよね~。
すっかり重く成った雪。気温も上がって来た事だから、ヘルメットやらジャケットやら必要無くなった装備を纏めて収納してだらだらと滑る。壁に当て込んでみたり、チョッとジャンプしてみたり遊びながら堰堤に到着。ここを巻いて高速道路みたいなトレースは遠慮して、勝手気ままに地形で遊びながらゴール。
最高の天気と最高の斜面。今日も楽しませて貰いました。ありがとうございました。礼。ペコリ
2 件のコメント:
絶好な山スキー日和でしたね!
いつものニセ巻機のお絵かきは、
氷結で厳しいそうなので止めました。
とんばさんのように、上手くお絵かきできませんの~、、、。
お会いできる日を楽しみにしております。
EVA父さん
コメントありがとうございます。
お天気は良かったのですが、部分的にシビアな個所が有りましたね。クラストした雪面に積もった新雪は不安定でシール登高も滑りも気を遣います。自分も急斜面で自分の起した小さな表層雪崩に押し倒されました。
井戸の壁も不安定みたいでしたね。あそこは良く自分のシュプールで雪崩ます。以前腰辺りまで埋もれて抜けだすのに苦労しました。たまたまザックに差していたスコップでスキーを掘り出して事なきを得ました。それから常にスコップは直ぐ取り出せるようにザックに差しています。それとヘルメットもなるべく被る様にしています。
カチカチ山での滑降は危険が伴いますから避けて正解だと思います。
まだまだ発展途上の滑降技術ですので大したこと有りませんよ。
どこかのお山でお会いできることを楽しみにしています。
コメントを投稿