自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2011年3月28日月曜日

ひぇ~参りました。

今日はすっきりと晴れました。
只今は夏期の仕事が始まるまでの待機期間なので毎日暇です。

昨晩、今シーズン撮った写真を何気なく眺めているとチョイと気に成る斜面が・・・。
早速地図と照らし合わせてみるとなかなか面白そうだったので、
資料を探そうとググってみたけど全然ヒットしない。
まさか未滑走ルートって事は無いと思うけど・・・。
取り合えず行ってみますか。(また後先考えずに行動)
駐車スペースが見付からなかったので適当に路駐して出発。

オイラ基本的に滑った事の無い斜面のアプローチは,
目的の斜面を登ることから始めます。
ここは上から移動してドロップイン出来るんだけど、
何せ其処は沢の源頭部な訳で、どうせなら下まで滑り下りたかったので、
様子を見がてら沢伝いに登る事にした。


以前越後駒の白沢を滑ろうと思った時も、下から沢を詰めた。
その時は、途中の滝が埋まり切っておらず、
やっとの思いで滝を高まいて登り切った。
その時はそこを滑り下りなかった。
何も知らずに、通常ルートを登って滑り込んでいたら大変な事に成っていた。
まあ、そういう前例も有る事だし、
未知のルートは下からアプローチがオイラの基本。



昨日は、雪が降ったので足首位のラッセル。この程度なら楽ちん。

流れが出ている沢伝いに登る。


左岸には杉の林が続いているのでその中に入る。
春なので冷え込みはそれほど厳しく無くて朝日を浴びていると暑い位。
そんでもって日影の林の中に逃げ込んだ次第。


河岸段丘と言うか自然堤防と言うか、そんな感じのスギ林の地形。
その林を抜けると、開けた!
ここからも沢底に降りないで左岸の台地を進む。


地図を読んで有る程度覚悟をしていたが、ここは雪崩の巣。
結構ビビる様なデブリがあちこちに。


ビビりながらも左右のからの攻撃に注意して、急いで進む。
沢は一面デブリに覆われている。
昨日の新雪が無ければ歩くのもままならない感じだな~。
標高、距離 どちらも稼げない。もう結構時間を食っている。

ほぼこの辺で戦意喪失。

何か引返す理由を探す自分が居る。


そんな時この滝。
もう登れません。
スキーを脱いで高巻こうと試みたけど無理でした。
頑張れば何とか成ったかも知れないけど、そんな目をして登ったところで、
滑り下りる時苦労をするだけなので諦めました。


心が折れてしまったので、暫らく休憩。
う~んデカイ氷柱だな~。


気温が大分上がって来たのでブロック雪崩が心配です。
さっさと危険地帯を抜けるべく滑りだします。
ターン出来る所は余りないし、下にはアイスボールも隠れているので、
けっこう慎重にデブリの間を抜けて何とか危険地帯を脱出!。


緊張感から解放されてのんびりスキー散歩気分。


春の陽を浴びて水面がキラキラ輝く。
あ~春だな~。

何だか誰もこの沢を滑らないのが解った気がする。
ここはスキーに向いて無い感じ。

タダ、あの滝を越えた上の斜面が観てみたかった。
あの滝は埋まる事は無いのだろうか?

今回はあの多量のデブリで心が折れた。

0 件のコメント: