自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2011年3月19日土曜日

偵察に行って来ました。


早いもので、あの大災害から1週間経ってしまった。
連日の報道で壊滅的な被害の前に佇むしかない人間のちっぽけさと、
立ち上がろうとする強さと両面を見てとれた。
被災された方には、まだ辛い日々が待っている事だろう。

被災された方には申し訳ないが、我々には我々の生活が有る訳で、我々まで塞ぎ込んでいても仕方が無い。我々は我々なりの日常の生活をおくり、出来る範囲で支援をするしかない。

そんな訳で、職場を早期解雇されてすっかり暇人に成ってしまったオイラは、お山の様子を見に裏山 巻機山 に行って来ました。

3連休とはいえ、不要不急の外出は控えているのか、ガソリンの調達がまま成らないのか、何時もなら賑わうお山は、ひっそりとしています。

国道わきのいつもの駐車スペースにも誰も居ません。


先日の降雪でお山はすっかり冬の景色に逆戻りで、真っ白い姿を見せています。



一昨日まで結構降って、昨日晴れたので、表面は少しくラスト気味で、踏みこむと10㎝位ぬかる雪です。

誰も踏みこんで居ない雪原に自分のトレースをを付けて行くのは良い気分です。この位のラッセルならさほど苦になりません。

今日も独り旅かな~と思っていたら、村の方から来たトレースと合流。ストックの跡からすると2人のもよう。それもどうやら前日に歩いた後だね。
と、言う事は、先行者は山中泊したようだ。滑り下りて来た跡は無いもんね。



朝から結構気温が上がって、すっかり汗だくで、上半身はTシャツのみ、放射性物質の観測値が普段より高い様だけど、報道では全く影響の無いレベルと言っているので、それを信じて薄着に成ってハイクアップ。

難所の井戸ノ壁も先行者の付けてくれたトレースを使わせて貰って楽ちん登高。

それにしても、3月の半ばとは思えない山の状態だな~。

う~ん綺麗じゃ~。




あちこち雪庇の状態やら、斜面の雪の付き方、
クラックの入り具合を観察しながら登っているけど、これといった変化は見られない。

天狗岩の雪も落ちた様には見えない。

その後の降雪で隠れてしまっていると言う事も考えられるけど・・・・。




黒岩峰に続く稜線に張り出した雪庇も落ちた様子は無い。
それにしても今年の雪庇はでかいな~。


よ~く見ると斜面に表層雪崩の破断面が見えるけど、これは先日の降雪が落ちた感じなので、地震の揺れとは無関係と思われる。
大体こんな危ない所には近づかないから心配無し。



先行者の方は、6合目付近で泊った様で、そこから先は今朝付いたトレース。
何だか迷走気味だったので、そこから先は自分で踏み分けて行く。

物見平に出たら、急に風が強く成って来て、さすがに手が冷たい。
シャツを着こみ薄手のシェルを羽織り、皮の手袋をはめ、ニット帽は持って来なかったので、防寒用にヘルメットを被って強風帯に突入!。

あまりの風の強さに先行のトレースが消えて行く。


時々後ろを振り返るが、後続者はいない模様。

ニセ巻下 8合目付近は風で新雪が飛ばされて
クラスト状態だったけど、気温自体は高いので、カリカリという訳でもなく、肝を冷やす事も無い。

ニセ巻到着~。いつもの様にシールを剥いでブサ尾根の基部に向かってドロップイン!。
上部は風で締まった雪でスキーが回ってくれずに、バランスを崩して2回程転倒。
降る毎に状態は良く成り、ターンが決まりマズマズの滑り。




再びシールを貼り、ブサ尾根を何時ものポイントに向けて登る。
相変わらず風が強くて、息をするのも苦しい状態。雪もウインドパックで、手強そうだな~。

ふと、下を見たら、先行者の2人がニセ巻を登り返していた。

トレースを使わせて頂いてありがとうございました。



チョッと歩いたら止まり、ゼーゼーと呼吸を落ち着けないと登れ無く成ってしまった。オイラも衰えて来たな~。

何だか、いつもより時間を掛けて何時ものポイントに到着~!。

風が強くて休んで居られないので、早速シールを剥いで滑降の準備。
メンドクサイので、シールは2つ折りに適当にたたんでザックに突っ込み、滑りだす。
ウインドパックされて重くてスピードは出ないけど意外と滑り易い雪質で、メローな気持ち良いターンが出来たのでまあまあ満足。





さてオイラも再びシールを貼ってニセ巻に登り返しましょうかね・・・と、思ったけど。
こんな日は、風の影響を受けないから米子沢が良いんじゃないかと閃いちゃった。

思い付いたら即行動のオイラなので、そのまま米子沢にスキーを向けた。
滑りだしの緩斜面は下りラッセル状態だったけど、そこから下は実に快適!




少し重くは成っていたが、久しぶりのスピードパウダー。
ショートターンで刻んでスピード調整しながら気持ちよく滑る。

斜度に合わせて、ジャンプ系、ベンディング系 と使い分けながら、今シーズン最後のパウダーを頂く。

いや~実に気持ち良いターンじゃ~。



下部はさすがに、表面に水が浮く様な湿雪で、スキーは滑らなくなったが、春に成れば当たり前の事なので、あきらめてズリズリと滑って行く。

下界はすっかりポカポカで、小規模なブロック雪崩もあちこちで起きているけど、これもいつもの事。

登りは4時間半程掛ったけど、下りは約1時間。沢を降ると早いな~。

素人判断だけど、どうやら、お山は地震の影響は無いみたいな感じだった。

今年は雪が多いみたいだから、遅くまで滑れそうな感じ。
ウッシッシ!。

6 件のコメント:

ばば さんのコメント...

行ってきたの~!
被災地で無いしょは
普通に過ごすことがなによりだて!
山は頑丈なんで
ちょっとくらいの地震では
どうってことなかったみたいだの。

オラも山行くど~~~!!

タケちゃんと
平標あたりを狙ってます。

巻機山はまだ除雪してないので
国道から行かんばならんがんだの~。
その次は巻機山だの!

ino さんのコメント...

私もスノーシューで浅草岳に行ってきました。
山頂どころか前岳の手前で敗退しました。
11時頃から風が出てきて、前岳の手前で風が
強すぎて引き上げました。

テレマークスキーの人が私の30分程後から登
って来たのですが、下りの途中ですれ違った
のですが、そのテレマーカーも前山まで行け
そうにないと言っていました。

ところで、下り始めて15分程でテレマーカー
とすれ違ったのですが、テレマークスキーっ
て板を着けたまま登りでもガンガン登れるの
ものなのでしょうか?

早期解雇ですか厳しいですね。
言葉だけで心苦しいですが、頑張ってください。

とんば さんのコメント...

ばばさん


もう春山の時期だども、今年は遅くまで雪が降ったりして何か感じが違いますぞ~。
来週も雪マークが付いてるしね~。
変な年です。

平標は、山スキーのしょやスノーボードのしょがいっぺはいっているなんがね~。
スノーボードのしょは、板背負ってスノーシューで上がるなんがちゃんと道が付いてると思います。

ばばさんの言う通りで、でっこい山は頑丈だなんがちっとやそっとじゃ、なじょってもないみたいです。

巻機も、村の方から入ると結構道が付いてますよ。
輪かんやスノーシューで登る人も居るなんが。
以前、清水部落のおじさんが長靴&かんじきで登って来ましたよ。

とんば さんのコメント...

雅雄さん

オイラが登った日は、丁度春一番を記録した日らしく、何処のお山も風が強かったらしいです。
気温が高い様でも、風に当たり続けると体温を奪われてヤバい事に成るので油断は禁物ですね。引き返すのも決断が要りますが、いくらでもチャンスはありますからね。

テレマークスキーですが、オイラの経験からすると、登りでは最強だと思います。
勿論登りにもテクニックやシールの性能も関係して来るのですが、結構な角度を直登できますよ。

早期解雇ですが結構きついです。まあ特例一時金(失業保険)が貰えるのでしばらくは良いのですが、夏期の職場も不景気だから再雇用の時期が遅れるんじゃないかな~。厳しいです。

ino さんのコメント...

テレマークスキー「速いな」と思っていたのですが
「登り最強」でしたか。

去年は冬の間何もしなかったらもとに戻すまで2ヶ月
近く掛かってしまったのが悔しくて、夏山の時期が勿
体無い!
雪が溶けたら直ぐにハードな走りが出来るように下半身
鍛えないと。

来週晴れたら守門岳か巻機山にでも行こうかと思います。

とんば さんのコメント...

雅雄さん

オイラの場合は逆で、今がオイラのスタイルの本番なのですが、夏の間の走り込み不足か、ハイクアップの時に息が上がってしまってます。
まあ歳も歳ですから仕方ないのですが・・・。
昨年の夏はわりと山には行った方なのですが、ロードの走り込みが不足気味だったので、今年はちょいと気合を入れなきゃと思っています。