自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2015年4月13日月曜日

オイラ ドッぺラー チャリンコ買いました。

昨秋に買ったチャリンコ ドッペルギャンガーM6 なのだが、家人も乗りたいと言い出し、仕方ないので、値段とデザインに魅かれて、同じくドッペルギャンガーの530を悩みに悩んだ末にぽちってしまいました。


このメーカーは、エンスーチャリダーから、こき下ろされている、悪名高きメーカーです。
「そもそも、通販で自転車を買う事が間違っている」とかね。安かろう悪かろうって訳です。
あの人たちの価値観からすれば、小さなパーツの値段で、チャリが一台買えちゃう訳ですから、品質に疑いを持ち、そんなチャリンコを買う人たちは、異星人の価値観を持っている人に見えるのは当然の事でしょうw。

まあそんな訳で、価格comで調べた最安値のショップから22000円で購入しました。ショップと言っても、メーカーの配送センターから直送して来る訳なんですけどね。

取りあえず、家人には内緒なので、宅配業者から受け取って、こっそりと自室に運んで組み立てました。


組み立てると言っても、梱包を解いて、前輪とペダルとサドルを付ければ完成です。誰でも説明書無しに組み立てられるでしょう。
でも、オイラは一手間かけました。アヘッド シートポスト ブレーキ等ばらせる所は全てバラしてグリスを塗りました。それから、前後のホイールのハブの玉押し調整。後輪は、まあまあまともだったけど、前輪のベアリングがゴリゴリした感じだったので、ハブをばらし、グリスを確認して念の為に少々グリスアップをして、締め付け調整をしたら、スムーズに回りました。
何てったって中華品質なもんだから、フレームの溶接部分は雑ですが、ちゃんと走ります。止まります。


最終的に、全体のバランスや、ブレーキの効きなどを調整して、約2時間で完成。
ペダルは、純正品では無く、ママチャリのカスタム用に買っておいたやつを取り付けて、同じくスタンドも取り外して、センタースタンド化してみました。


今のところ、部屋に保管して、眺めておるのですが、あちこちいじりたくなって来ました。
大きなプラモデルの様です。果たして、こんなチャリにお金を掛ける価値が有るか疑問ですが、現在カスタマイズのイメージが次々と湧いて来て、非常に楽しいです。経済的に、高価な部品は付けられないけど、イメージに近い安価な部品を探して、コツコツとカスタマイズしてみようと思います。



2015年4月12日日曜日

疲れたね~ 大兜山 2015

昨日までの天気とは打って変わって、今日は良い天気にめぐまれました。



またもや、番長と一緒に、地元の隠れた名山の大兜山に行って来た。家まで来て貰って、ピックアップして貰い、コンビニで食料調達して、野中集落の巨大なステンレス製の貯水タンク手前に駐車し、車内で朝飯を食う。珍しく先行者が居て、一組は釣り人で、もう一組は同じく大兜を目指すそうだ。我々は、ささっと準備して、お先に~と歩きだす。犬の散歩中のの地元の人に挨拶。
まだ霧が立ち込めているが、今日は良い天気に成る予報。

少しクラスト気味の林道を野中沢に沿って遡って行く。対岸の、ブナ林も新芽が芽吹いて春を感じさせる。今日の道具立ては、エクスカーションと3ピンキックステップ細板。春はこれが軽快で良い。



幾つか堰堤を横目に見ながら、歩き辛いデブリに難儀しながら、最終堰堤。ここから左岸の斜面に取り付く。時期も遅いので昨年来た時の様に、鼻歌交じりって訳には行かずに、所々雪が消えた斜面にルートを求めながらタキ沢を遡る。



懸念していた通りに、スノーブリッジが無くて対岸に渡れない。何とか飛び石伝いに渡れそうな所が有ったので、慎重に渡る。番長は、オイラの渡った所は怖いからと、少し下流に渡るところを見つけてそこを渡った。


登るルートを探りながら、枝沢を登って行く。自ずと登り易い斜面に足が向き、無事に尾根に出れた。ここまで来ればしめたもの。黙々と登り、広場に出る。
・・・何ですか、この様子。デブリの大国と化してます。普段なら広々とした空間が広がる 広場 が、山肌から崩れて来たデブリで覆われてます。あ~良い斜面が台無しや~。どないしよ~。


取りあえず、上部には危険な雪塊が無い事を確認して、デブリ帯を強行突破!。その後、オイラはジグを切らないと登れないので、それなりのコース取り。番長は、アイゼン歩行で直登するコース取り。上で落ち合う計画。



う~ん遥かなる我が心の山ネコブよ~何時か必ず滑りに行くからね~。


素晴らしい斜面に心ワクワク。足取り軽く斜面を登る。しかし、番長が来ない。直登して来ると出て来るはずのポイントで待っていても出てこない。大声で呼んでも返事無し。暫く待っても現れない。もしかしたら、スーパーガシガシ登って、既に山頂でランチして居るのかも・・・。大急ぎで上り詰めて山頂台地に出てみても、姿は有りません。こりゃ大変な事に成ったかも と、青ざめる。大急ぎでシールを剥ぎ。景色を眺める暇も無く、今登って来た極楽斜面を滑り降りる。広場 が見える所まで降りて行くと、後発の3人と番長の姿が遠目に見える。良かった~無事だったか。
でも、何か起こった事は確かなので、余り高度を落とさない様に、デブリ帯をトラバって、疎林から番長が休んでいる所に滑り降りる。

「どうした?大丈夫か?」

「直登でキックステップしてたら、古傷の膝が痛くなったので、引き返した。」
との事。

後発部隊は、デブリを避ける様に登って行く。

「大丈夫か?」

「休んだらから何とか成りそう」。


奴はここで諦めて帰る積もりで、ここまで降りて来たのだろう。オイラは、山頂付近まで行って来たので、帰っても問題無いのだが、せっかくここまで来て、この時期にしか入れない人里離れた藪山だし、またと無いチャンス。山頂からの絶景の景色を見せてやりたいので、ゆっくりでも良いからもう一度ここから上に行ってみない?と、遠回しに誘ってみる。
「雪も柔らかくなってきたし、時間もまだ有るので、行ってみますか」となった。そして再び登り始める。今度は離れない様に、オイラは板を背負ってツボ足で追いかける。
途中で、脚が攣りかけた様だが、地力を発揮して、スノーシューでガシガシ登る番長を追いかけて、本日二度目の山頂へ、約400mの登り返し。



後続の3人も次々と登って来る。山頂からの展望を楽しんで、今度は余裕を持って、楽しんで滑る。



少し縦溝は有るけど、クラシックな道具でクラシックなテクニックでそれなりにアグレッシブに攻める。
歩きの番長を視界から外さない程度に、滑っては確認しながら再び 広場 へ。

少し休んで、帰路に就く。帰りの目印に付けて来たテープを回収しながら、来た斜面を下る。ここも滑りは狭くて急。こんな所は大好物なので、楽しんで滑り例の渡渉点へ。オイラは、朝と同じポイントを渡り、番長は、後続の人から仕入れた情報の通りに、上流のブリッジを渡った様だ。

ここまで来たら、疲れがどっと出た。先週の越後駒を上回る疲労感。
この暖かさで、融雪が進み、不明瞭に成った朝の踏み跡を辿る。ポイントには、マークテープを残して来たので、回収しながら堰堤に出る。

後は、デブリを乗り越えながらの、林道歩き。これが結構長くて堪える。オイラは、適当な所で、スキーを履いて、スーと滑って居たので、まあ良かったが、奴は、歩き通し。

二人ともぐったりして、帰り着く。出発前に雪に埋めて置いたコーラが美味い。甘露である。疲れ果てた時はこれに勝る飲み物を知らない。
お疲れさまでした。

山頂付近のグチャグチャが慌てている事を示してますね。

2015年4月4日土曜日

番長と一緒 越後駒2015春

*今回はカメラを忘れたものですから、タブレットのカメラでの撮影で、ろくな写真が有りませんの で、同行の番長のブログを参考にしてください。ここです



遅れていたシルバーラインがやっと開通して、番長念願の越後駒に出かけて来た。
昨晩は、冬季の職場の打ち上げ慰労会で、しこたま飲んで、番長が迎えに来てくれた時は、まだ酔っぱらっていた状態。必需品のサングラスとカメラを置いて来てしまった。

番長も、早朝より用事が有るそうなので、ゲートオープンの6時には間に合わず、迎えに来て貰いコンビニで朝食と昼飯の調達。番長が運転する横で朝飯のコンビニ弁当を食す。
銀山平に到着する。もっと、込み合っているのかな?と思っていたが、それ程駐車して居ない。
中には何台か見慣れた車も有る。ツイッター繋がりのKJ氏も準備をしていたので、支度を整え、朝の挨拶。今日は、スキーでオツルミズ沢の狙うそうだ。

天気は、晴れる予報だが、霧が立ち込めていて、さてどうなるのやらと心配していたが、歩いているうちに青空が顔を出して来た。まだ酔っぱらっていて、ふらふらして今一つピッチが上がらないが、番長に尻を突かれながら雪原を進む。
今日は、歩き重視の道具。細板 3ピン エクスカーション。シール無しでグングン進む。
昨年落ちてスノーブリッジに頼らざるを得なかった、骨投沢の橋は、復旧が終わっており、新しい橋が架けられていた。
先行者を拾いながら進み、柳沢の尾根の取り付きでシールを貼る、番長は先行者と同じ尾根伝いに、オイラは何時もの一つ奥の夏道の有る尾根に向かい、途中で落ち合う事にして、それぞれの方向に向かう。


オイラの方が少し早く到着して、景色を眺める。2人ほど手前の尾根をスキーで登って来たが、あそこはスキーでは苦労するだろうな~。
番長と合流して、道行山へ続く尾根を進むが、雪が切れている個所が有る。昨年は繋がって居たのだが、暖冬のせいか雪のずり落ちが早い。仕方が無いのでスキーを脱がなければいけない。少しの間だが、現れている夏道を歩き、雪が繋がったら再び板を履く。

道行山で暫し休憩。まだまだ遥か彼方の駒を眺める。先行者は登山の方もう結構遠くに居るので、追い付けるかどうか・・・?トップの方は白沢を詰めて来たのかな、すでに前駒の登りに掛かっている。この辺りから、やっと酒が抜けて来て、絶好調。
先行の歩き部隊の方が、小倉山下にトラバースルートを付けてくれている。その中の一人が、トラバースせずに小倉山に登って居るのが見える。良く分かって居らっしゃる。以前、このトラバースルートの上に有る、巨大な雪庇が崩れるところに遭遇した事が有る。パキ!っと金属音のような音がして、トラック位ある雪の塊が落ちたのだ。勿論巻き込まれたらひとたまりも無いだろう。それからは、ここを通過するのは凄く怖くて、余裕が有る様なら直接小倉山に登る様にしている。
今回も、番長と共にトラバース回避で小倉山に直登して尾根伝いに行く。時間的にはそれ程差が無いのだ。

しかしこんなに良い天気に成るとは思わなかった。風も無く、暑い位の陽気で、番長は少しばて気味。「先に行って~」と泣き言を言い出す始末。まあ天気も視界も良いので、それに何て言ったって地力が有る奴なので、へばって動けなく成る事は無いだろうと判断して、ギヤチェンジして先行組を追いかける。漸く酒も抜けて、絶好調でガシガシと登る。前駒の登りで独り捕まえて、小屋下の急登を、絶妙な(自分で言うな)ライン取りで追い抜いた。
この集団の素性は分かっておったのだよ。魚沼の山を知り尽くしているHさんと御一行様である。一昨年もこの山でお会いして居る。またすぐ後ろを追いかけて来るであろうから、ご挨拶は山頂でしようと、軽い挨拶程度で山頂を目指す。
山頂に着くとトップで登ったスキーヤーが、準備を整えて滑り出すところだった。「とんばさんですよね?」と声が掛かる。どうやらこのブログを読んで下さっている様で、以前滑った山の事について少しお話をする。彼は、オツルミズ沢に滑り込んで行った。そうこうしているうちに、Hさん御一行も到着しご挨拶。オイラもこんな良い状態のオツルミズは初めてなので、すっかり気持ちはそっちに行っている。番長もHさんの事はご存知なので、オイラがここにドロップしても、状況は伝わるだろうと判断して、滑降準備。こんな事なら滑り重視の道具で来るべきだったと反省。さすがに久し振りの細板 3ピンだと、山頂からのドロップは急斜面すぎるので、北側の1923mのピークとのコルまで落としてから滑り込む。バランスを取りながらの見っとも無い滑降。緩んだ雪がアンモナイトに成って落ちて行く。あまり満足感は無かったが、細板ではこんなもんだと言い訳をしてみる。

シールを貼るのも面倒なので、ステップソールを利かして緩やかなジグを切りながら登り返す。面倒がらずにシールを張った方が早かったな~。
小屋まで戻ると、番長が待っていた。オイラは飯も食わずに遊んでいたものだから、腹が減って仕方が無い。飯を食うからと先に行って貰い、慌ただしく腹に詰め込む。山頂から滑り下りて来た方と、ご挨拶。「滑らない雪ですね~」「こんな水が浮いた様な雪はどんなワックス塗ってもだめですよね~」皆さん同じ事を思っている。
ここで、KJ氏とスライド。彼もオツルミズに滑り込むそうだ。ガシガシと山頂に向かって行く。

皆さん、小屋下の尾根状の斜面を滑って居るが、オイラは少しずれて滝ハナ沢源頭の広い斜面を滑る。大きなメローなターンで、適当な所からトラバースして前駒へ。



ここから先は、滑り易いザラメと詰まる雪がミックスしてるので、良さそうな所を選び滑るが、やはり快適ではない。番長やHさん御一行に追い付き、付かず離れずで広い斜面をずりズリ滑って行く。大概の人は、白沢に滑り込んでいる様だ。今年は、滝も顔を出して居ないだろうから、滑り易いだろう。ただ、今にも落ちそうなブロックなどが見えたので、先のスキーヤーにはそうアドバイスはして置いた。あとは自分の判断です。オイラも何度も白沢は滑って居るが、単調で面白くは無い。

付かず離れずと言っても、やはり滑る人の方が早い訳で、結構離れてしまったので、何時ものトラバースルート手前の雪庇の切れ目から白沢の枝沢に向かって滑り下りて、先回りして登り返す。ジャストのタイミングで皆さんと合流。スキーを履いたままシールを剥ぎ、折りたたんでザックにぶら下げて道行山へ。途中で引き返して来たと思われるテレマーカーの年配のカップルが居らしたのでご挨拶。オイラは登りに使った尾根の西側の尾根を滑るので、番長とは柳沢出会いで落ち合う事にして、滑り出す。この斜面滑り出しは快適なツリーランだが、毎年の事だが雪が繋がって居ない。沢方面に大きく引っ張られて割れている。毎度の事なので成れている。スキーを脱いで良さそうな所を見定めて割れ目に飛び降りて、雪の壁をよじ登り再び滑りだすのだ。ふと後ろを見ると、先のテレマーカーお二人が付いて来てしまった様だ。「ここ割れていて繋がってませんよ~」と大声を出す。あたふたしているが知ったこっちゃ無い。先の状態も分からずに、安易にシュプールを追って来た方が悪いのだ。
尾根上の快適ザラメ斜面を鼻歌交じりにこなして、杉の疎林の急斜面に滑り込み白沢に降りる。
慰め程度の効果の液体ワックスを塗りスイスイと先行のトレースに沿って柳沢の出会いへ向かう。ほぼ同時に番長と合流して平原歩き。

石抱橋まで帰って来て、着替えを済ませて、橋の上から温いコーラを飲みながら山を見ながらそれぞれ感慨に浸る。そうこうしているうちに、道行山で別れたHさん御一行が到着。しばし会談した後帰路に就く。出発時はこんなに良い天気に成るとは思わなかった。足の無い身には番長の存在は有り難かったし、番長からすれば、不慣れな残雪期の登山の相棒が居たと言う事で、ギブアンドテイクで宜しかったんではないでしょうか(笑)。




2015年3月29日日曜日

巻機山 2015春

身動きが取れなくて、今シーズンの山滑りは中ら諦めていた。そんな時、番長から「シルバーラインが開いたら、駒が岳に行きましょう」と連絡が入る。
しかし、なごり雪の影響で、日曜には開く予定は無い様なので、お手頃の巻機山に行くことにした。
残雪期の山での番長の力量は未知数なので、念を入れて早立ちする事にして迎えに来て貰う。コンビニで昼食等を買い求め、いつもの雲天前の国道に路駐。
前日に、職場から双眼鏡で観察して居た限りでは、かなりの人が入って居た様子。果たして今日はどんなもんだろう?。

番長は、朝食は済ませて来たようなので、先に準備をして貰っているうちに、コンビニ弁当の朝食をとる。腹が減っては戦は出来ぬ。朝食がその日の行動の全てだ。

              

日の出前の空に飛行機雲。良い日に成りそうだ。

番長はスノーシューを履き、ザックにかんじきを括りつけた妙なスタイル。下りはかんじきの方が歩き易いそうだ。オイラは、2年ぶりにカルフのJAKを現役復帰させて、靴はエクスカーション。この組み合わせは初めて。果たしてこの靴でこの板を回せるか心配だが、やってみるしかない。


番長は足元軽やかに、ガシガシと先を進んでゆく。オイラは付いて行くのに精一杯で、既に汗をかき始めたので、声を掛けて体温調整の為に上着を脱いだり、ベンチレーション開けたり。
後ろから、ルートを指図しながら進む。比較的暖かくて、クラストしていない。井戸の壁は、前日に痛めつけられて、シール登高では厳しいので、無数に有るステップを利用すべく板を手に持ちツボ足で登る。こんなに斜面が荒れて来るように成ると、普段なら巻機には、このルートからは登らないが、今日は特別。深沢やノミオ沢にも目が行くが、今日は番長のお供と割り切って行く。

5合目より雪庇の張り出しが無い斜面が、米子沢に落ちている個所が有る。前から狙っていた斜面なので、一応ドロップポイントにマークをして上を目指す。
今年は雪は多いのか?何時も目安にしているダケカンバの木で確かめたところ、平年より1mは確実に多い。

高校生の山岳部の大群と遭遇。母校の山岳部の姿も。顧問は知り合いの方なので、ご挨拶。何でも、4月にこの山域で県の高校山岳部イベントが有るらしく、その下見的な登山だそうだ。下に高校生が宿泊する山小屋が有るらしく、昨晩はそこに泊ったそうだ。

ガシガシと先を急ぐ番長に「そんなに急ぐな!」と声を掛けるが、脚がそうゆうふうに出来ているから、遅く歩け、俺に合わせろと行ったところで無理なのだろう。好きに行かせる事にして、オイラは、オイラのペースで行く。ちらりちらりと、米子の頭から柄沢山の斜面に目を向ける。この時期は、あちらの斜面が楽しいのだ。栂の沢に付いたシュプールを羨ましく眺めながら番長を追いかける。


崩れる予報の天気も何とか持ちそう。物見平で、先行者を捕えて、情報収集。休暇を取って、この辺の山域を滑っているとの事。羨ましい。足元を見ると、クトーを装着して、檜穴の段の急斜面を登るべく準備をした様子。確かに硬くは有るが、クトーを付けなくても登れるラインは有るのだが・・・。
それに、これだけステップが付いていると、無理してスキー登高をするよりも、板を外して、細引きでザックに連結して、引っ張りつつステップを利用して歩いて行った方が速い。最近はスキーを脱ぐ事は厭わない。こだわりなど捨てた。


ニセ巻に到着して、オイラは何時もの通りにブサ尾根の基部に向かって滑り下りる。番長とは山頂で落ち合う事にして、シールを剥いで適当にザックに突っ込んで、滑り込む。成れない靴と板の組み合わせ。読めない雪質で、足で探りながらの見っとも無い滑りで、欲求不満ぎみ。再びシールを貼り、ブサ尾根を登る。シュプールが多数ある。先日のものだろう。まだ新しい。
忠実に夏道を辿った番長と山頂で落ち合って、北斜面の偵察に行く。
稜線付近はクラストして嫌らしいが、覗き込むと陽に苛められていない斜面が広がっている。折角来たのだから、ここは一発滑って置きたいところ。
番長に1時間程時間を貰い裏斜面に滑り込む事にする。
ポイントはいつもの場所が良いだろう。シールを剥ぎ、ヘルメットを被り、滑り込む斜面に移動する。
最初の数ターンこそ硬く、ガリっていたが、そこから下は、快適な雪質で、一気に200M 程落とす。


季節外れの真っ白な斜面が広がる裏側の姿。ここを滑る人は数少ない。
殆どの方が、山頂から即米子沢に滑り込んで行く。
巻機の真の魅力は裏に有るのだ。30分~40分の登り返しをする覚悟が有れば、楽園に遊べるのだ。まさに季節外れの天国がそこには有る。この為に登って来る。


あまり番長を待たせて置くのも忍びないので、大急ぎで登り返す。この時点で脚は終わった。独りなら2度3度と滑っては登り返しをするんだけど、連れが有る身。そう我儘は許されない。
御機屋より何時ものラインを滑って、埋もれている小屋付近で待つ番長の元に向かう。1時間も待たせてしまって恐縮で有る。オイラはここでエネルギーを補給する事に。身体の冷えてしまった番長には、先行して貰い追いかける事にして。出発して貰う。
パンと水分を腹に収め、ニセ巻に登り返す。母校の山岳部員諸君が休んでいた。ここまで、先の高校生の大群は来たみたいだが、山頂に行ったのは我が母校の山岳部員のみだったみたい。何だか嬉しいね~。やるじゃん後輩(オイラは美術部だったので山岳部とは関係ないのだが・・・)。

後輩たちに見送られて、滑り出す。荒れた斜面に手を焼き、滑らない雪に転ばされて、それでも何とか先行して貰った番長に追い付く。陽にやられた雪は、見事にストップ雪に成り、滑らない。手持ちのペーパーワックスなど塗ってみても役に立たない。終わった脚には厳しい滑りが続く。

ガシガシと凄いスピードで登って来るスキーヤーが目に入る。タイツ姿で山岳スキーレースの様な装備。良く見ると、地元のスーパーアスリートのK君であった。ご挨拶して彼はまた凄いスピードで登って行った。これから山頂までだと普通の人なら遅い時刻だけど、彼は常識は通用しない人なので、問題無いでしょう。まして、オイラと同じ裏側を滑って来ると聞いても驚きはしない。感心するのみ。

滑らないスキーでも、歩くよりは早いので、スーと行って番長を待つ繰り返し。登りの時にマークして置いた斜面の様子を伺う。かなりの急斜面だけど、行ってみたいので、下で落ち合う事にして、滑り込む。斜滑降した時点で、湿雪スラフがザーッと落ちて行く。どうしても1ターン目にスキーが向かない。こんな時は行かないほうが良い。大人しく諦めて。往路を忠実に引き返す事に。

ズタズタの井戸の壁を手を焼きながら、それでも快適に滑れるラインを探して行く。2合目で遅れて来る番長を待つが、いくら経っても降りてこない。違うルートで降りたと判断して、滑らないスキーを無理に滑らせて駐車スペースまで帰る。
番長はすでに着いていて。コーラを冷やして待っていてくれた。

楽しかったのだが、どうも納得がいかない滑りだった。良い雪で滑れるのは当たり前。悪雪を無難に滑れて一丁前に成れるのだ。いくらゲレンデで上手く滑れても山で滑れないのならテレマーカーとしては如何なものだろう?。何だか浮かない気分で家まで送って貰って悶々とする。







2015年3月15日日曜日

検定紀行 - さあ帰ろう -

        

採点に手間取り、合格発表が遅れて、帰りの電車に間に合うかひやひやしていたが、電話したらすぐにタクシーは来てくれたので、余裕で間に合った。朝の運転手さんと同じ人で、「観光案内所に行けば、初乗り運賃700円が無料に成るチケットを貰えるから、料金を払う前に私が貰って上げますよ」と言ってくれて、700円浮かす事が出来た。薄い財布には有りがたい。

黒姫駅の窓口で六日町までの切符を買おうと思ったら、「ほくほく線の切符は販売できないので、券売機で直江津まで買って下さい。」との事。そのあと精算するんだな。線路は繋がって居るのに会社は別々に成って利用者には都合が悪いな~。

黒姫を発って一駅の妙高高原で直江津行に乗り換える。
車窓から暮れ行く景色を眺める。ローカル線ののんびりした移動時間は良いものだ。暇つぶしの為に持参した文庫本もiPodも必要無い。移り変わる景色 乗り降りする乗客 ゴトゴトとレールの音 暇なんて有りはしない。

直江津に着いたら辺りは薄暮。ほくほく線の発着するホームには、超快速スノーラビットが停車していた。「これは六日町に停まるか?」と若い運転手に尋ねたら、「停まりませんので、次の電車を御利用下さい」との事。40分待ち時間が有る。腹も空いたし、ラーメンでも食うかな~と、荷物をホームの待合所に置いて、ワイヤー錠でロックして改札を出る。駅の外に出る前に、ほくほく線の切符を買い求めて駅の外に出る。
歴史の有る大きな町なので、駅前に一軒位ラーメン屋位は有るだろうと高を括っていたが、ここもご多分に洩れずのシャッター通りみたいで、明かりも疎らで寂しい通り。
途方に暮れて居ると、交番の婦警さんと目が合った。暇そうにしていたから、近寄って行き、「こんなこと訊いてすいませんが、この辺で美味しいラーメン屋さん有りませんか?」と尋ねたら。ポンポンと3つ位候補を上げて呉れて、その中で一押しのお店の行き方を教えて貰う。

教えて頂いた店でラーメンを食い。「美味しかったです。ありがとう。」と感じの良い婦警さんにお礼を言おうと思ったけど、交代しちゃったのかそこには居なかったので、そのまま駅に入り、ホームに出て電車を待つ。

帰りの電車に揺られつつ、たかが黒姫まで行くのに、車で移動する数倍も楽しい時間が過ごせたな~と感慨に耽るのであった。時間もお金も掛かるけどチョッとした旅気分を味わえる公共交通機関を利用するのも悪くない。


検定紀行 - レベル2 -

ピーカンの天気の元、早速足慣らしと視察を兼ねてゲレンデに出る。降雪後の晴れ間と言う事も有り雪が速く駄目に成りそうなので、滑れるだけ滑って置く事にする。
駐車場は満車の状態だったけど、それ程混んでいる印象は無く、メインの高速リフトもリフト待ちは殆どなし。単なるキャパシティーの大きさか?と思ったら、上部の急斜面でSAJのテクニカルの検定を行っていたし、JSBAの指導員試験も行われていた。ここに参加している人達の車で駐車場は満杯と言う事だろう。
上部の閉鎖されたコースに山滑りに向かっている人たちのトレースが見える。そう言えば、オイラも以前ここから黒姫山に登って滑った事が有ったな~思い出した。

テクニカルの検定を行っている、規制されたバーンの脇の、狭いラインを何度か廻して、ゲレンデ散策に出かける。
緩斜面が主体だが、所々に調子の良い中斜面が有りそこそこ楽しめる。
雪無し県の中学生と思しき生徒さん達の団体も見受けられたが、広い斜面なので気には成らない。

このスキー場は、常設のテレマークスキーのスクールが有るだけに、多くのテレマーカーが見受けられた。レッスン中のグループもそうだが、フリーで遊んでいるテレマーカーも多い。ロケーションが良いから多く集まるのだろうし、以前から、妙高 黒姫はテレマークスキーの聖地的な存在だったからね。

ぽかぽか陽気で、雪はだんだん悪く成り、滑走性が悪く成って来た。緩斜面だとかなり厳しい状態。前もってワックスは入れて来たのだが、この雪だと合わなかったみたい。こんなストップスノーには、高価なフッ素入りのワックスと、ストラクチャーの入った滑走面が必要に成って来るのだろう。このままでは、検定に影響が出そうなので、休息がてらレンタルショップを覗いて、簡易ペーパーワックスを購入して、滑走面に塗り込む。


昼の時間だが、腹もそれ程減らないし懐も寒いので、昼飯は抜きで受付開始までぼんやりして待つ。
12:30受付開始で13:00から事前講習の開始。
事前講習料金4000円 検定料金2000円の計6000円を支払って受付終了。この日の受検者は、オイラを入れて8名。うち6人はここの常連さんの様で、友達 顔なじみ 関係みたいで和やかに談笑している。
検定の詳細の説明後に、検定バーンに移動する。メインのゲレンデから離れたロマンスコースという緩斜面のコース。短い固定循環式のペアリフトが掛かっており、何だかオイラの職場と同じ感じ。へ~こんな緩斜面で検定するんだ。レベル1の方と同じ設定バーンで滑走を行い、採点する訳で、レベル1が300点満点中180点以上 レベル2が195点以上と成って居るので、もしレベル2受検者が得点に満たなくても、180点以上ならレベル1の認定を受けられるので、レベル1レベルの設定斜面なのだろう。それにここは、人けが無く、斜面も荒れていないから、実力発揮できるでしょ との検定員の配慮も有る様だ。


しかしこのこーすのロケーションの良さはどうだろう。目の前に青空に映える妙高山 黒姫山。見慣れた感のある景色だが、目を奪われるね~。

さてさて、事前講習が始まった。各レベルに求められる滑りの内容について説明が有り、それに沿って小回り 大回り 総合滑走と一人ひとり滑り、検定員からアドバイスを頂く。こう言っては何だけど、はっきり言って、オイラは受検しに来たと言うより、貰いに来たと言う感じで、余裕で合格する積り。大きなミスをしない限り合格を確信して来ている。他の皆さんの滑りを見ると、それぞれ個性が現れていて、テレマークらしい。

この検定の趣旨として、検定を行う事によって、滑り方を型にはめるのではなく、それぞれの個性を生かした上で、課題を満たす滑りをする事なのだ。道具にしたって、NTNからノーエッジクロカンまで、受検者の使用する道具には制限も加点も減点も無い訳で、多様なテレマークのスタイルを維持しつつ、技術の向上を目指して行く。そんな遊びの一環としての検定なのだ。


いよいよナンバー入りのビブを着用して、検定が始まる。「顔見知りの方や、生徒の方もいらっしゃいますが、情け容赦なく厳しくジャッジしますよ!」との検定員さんのお言葉。そりゃそうですね。

まずは小回り。ナンバーの若い順に滑走 評価が進んで行く。続いて大回り。公平を期すために、3番づつずれてスタート。最後に総合滑走を滑って終わり。総合滑走は、オイラがトップスタートだったので、若干緊張したが、大きなミスは無かった。総合的にみると、納得行った滑りが出来たとは言えないが、合格は確信していた。あとは採点のみ。


検定終了後、スクール前まで戻り、結果発表を待つ。結構時間が掛かりそうなので、荷を預けて置いたコインロッカーまで行き、急いで帰り仕度をしてとんぼ返り。
結果は、合格点195点のところ204点で合格!。各種目の平均点としては65点以上なのだが、オイラはそれぞれ68点。こう言った検定は受けた事無く、採点表の見方も良く分からないのだが、これは各種目2点の加点と言うことか?。どうせなら満点合格したかったのだが、アドバイスの項目に有る様に、自分も意識している欠点が記されている。あんな短い検定の中で、よくぞ見抜いたと検定員の眼力に脱帽です。
受検者各人には、採点表が渡されただけで、合格者 得点の発表は無し。各個人が認定料2500円を支払って合格認定をして貰う。この時点で、認定証の発行のはずなのだが、認定証がまだTAJから届いておらず、後日郵送との事。






検定紀行 - 行くぞ -

今年度より正式に始まったテレマーク技術検定。テレマークを初めて20数年経つが、楽しく滑れればそれで良しと思ってい。だってテレマークって、自由気ままな遊びなので、基礎スキーみたいにシリアスに滑りの制度や美しさを求める世界じゃ無いと思っていたんだな~。
でもね、今の職場に移って4シーズン目だけど、日々研鑽に励む常連さん達の姿勢を見て居ると、そんな世界も有りかな~と徐々に感化されて来たんだな~。

今のオイラの置かれている状態だと、残念ながら山に向かう事も難しくて、ただただゲレンデを滑るだけ。何時か再び山で滑る為のモチベーション維持とスキルアップをしなけりゃ。
ダラダラ滑って時間を無駄に消費するよりも、目標を持って打ち込まなきゃと思っていたところ、たまたまめくってた SOUL SLIDE 2015 に、技術検定今シーズンから始まる との記事を見つけた。頭の中でなにかが動いた。

TAJのホームページで近場で検定を実施しているスクールを調べたところ黒姫テレマークスキースクールさんがやっているようだ。詳しく調べたところ、開催日時を決めて受検者を募集している所はここ位だった。
こちらのスクールでは、今シーズン2回検定を行う様で、一回目が3月15日の午後から。移動や足慣らしの時間を考慮すると、この回が良い。この日に決めた。職場に無理を言って休みをもらい、メールで受験の申し込みをした。

最近は、すっかり慣れた電車での移動だが、北陸新幹線の開通に寄るダイヤ改正で、乗り継ぎがすっかり面倒に成ってしまった。グーグルマップの経路検索機能で目的地 出発日時などを入力すると、乗る電車の時刻 乗り継ぎの時間 料金まで数パターン提示してくれる便利な機能が有る。有り難い限りだが、時刻表を引っかき回して計画を練る楽しみが無く成って仕舞った。旅の楽しみの一つだったのだが・・・。旅か~。
仕方ないとは言え、自家用車で移動出来なくなり、公共交通機関を利用して移動するしかないのだが、僅かな距離の移動でさえ旅気分に成って仕舞った。時間も拘束されるし、其れなりにお金も掛かるけど、味気ないドライブが、たのしい時間に取って代わった。流れる車窓からの景色を眺め、音楽を聴き、人間観察をしてのたのしい時間。


午後からの検定開始とはいえ、現地には早く着いておきたい。早く着くには始発のバスでは間に合わないので、オヤジに駅まで送って貰う。ブツブツ言っていたが聞こえないふり。
駅の窓口も開いていないので、券売機で取りあえず直江津までの切符を買う。六日町始発なので停車中の車両に乗り込みナイスな位置に荷物を置けた。
出発と共に、朝日と八海山を拝みながらほくほく線は走り出す。ローカル線にしてはスピードは速くトンネルばかりで詰まらないのだが、思ったより早く直江津駅に着く。
ここで、トキメキ鉄道に乗り換える。乗り継ぐ電車の出発時間にはまだ間が有るから、荷物はホームに置いたまま、一度改札を出て、黒姫までの切符を買ってホームに戻る。開業したばかりで勝手が違うのか、職員の方がバタバタして居るのが可笑しい。
部活に向かう学生さん達と車内の人に成る。トキメキ鉄道はねうまライン 妙高高原まで行く電車だ。この電車から見える山波が美しい。まだたっぷりと雪をまとい、滑走欲をそそられる山が連なる。見慣れた妙高山 火打山が青空に映える。


妙高高原で北しなの鉄道に乗り換えて一駅で黒姫駅。調べてみたが、駅から黒姫スノーパーク行きのバスが分からない。仕方ないので、奮発してタクシーに乗る事に。僅か10分の距離なのに、ここまで来た電車賃より高い料金を支払う。気さくな運転手さんで、帰りも迎えに来てくれるように頼んでおいた。「電話を呉れればすぐ迎えに来るよ」。

身支度を整えて、スキー場の事務所に挨拶に行き、索道協会会員証を預けて、優待リフト券を貰う。ここのスキー場は業界で話題のマックアースグループのスキー場なので、その辺りも気に成るところ。
天気は快晴、目の前にドーンと黒姫山が見える。その麓に広々とした緩斜面主体のスキー場が広がる。