今年度より正式に始まったテレマーク技術検定。テレマークを初めて20数年経つが、楽しく滑れればそれで良しと思ってい。だってテレマークって、自由気ままな遊びなので、基礎スキーみたいにシリアスに滑りの制度や美しさを求める世界じゃ無いと思っていたんだな~。
でもね、今の職場に移って4シーズン目だけど、日々研鑽に励む常連さん達の姿勢を見て居ると、そんな世界も有りかな~と徐々に感化されて来たんだな~。
今のオイラの置かれている状態だと、残念ながら山に向かう事も難しくて、ただただゲレンデを滑るだけ。何時か再び山で滑る為のモチベーション維持とスキルアップをしなけりゃ。
ダラダラ滑って時間を無駄に消費するよりも、目標を持って打ち込まなきゃと思っていたところ、たまたまめくってた SOUL SLIDE 2015 に、技術検定今シーズンから始まる との記事を見つけた。頭の中でなにかが動いた。
TAJのホームページで近場で検定を実施しているスクールを調べたところ黒姫テレマークスキースクールさんがやっているようだ。詳しく調べたところ、開催日時を決めて受検者を募集している所はここ位だった。
こちらのスクールでは、今シーズン2回検定を行う様で、一回目が3月15日の午後から。移動や足慣らしの時間を考慮すると、この回が良い。この日に決めた。職場に無理を言って休みをもらい、メールで受験の申し込みをした。
最近は、すっかり慣れた電車での移動だが、北陸新幹線の開通に寄るダイヤ改正で、乗り継ぎがすっかり面倒に成ってしまった。グーグルマップの経路検索機能で目的地 出発日時などを入力すると、乗る電車の時刻 乗り継ぎの時間 料金まで数パターン提示してくれる便利な機能が有る。有り難い限りだが、時刻表を引っかき回して計画を練る楽しみが無く成って仕舞った。旅の楽しみの一つだったのだが・・・。旅か~。
仕方ないとは言え、自家用車で移動出来なくなり、公共交通機関を利用して移動するしかないのだが、僅かな距離の移動でさえ旅気分に成って仕舞った。時間も拘束されるし、其れなりにお金も掛かるけど、味気ないドライブが、たのしい時間に取って代わった。流れる車窓からの景色を眺め、音楽を聴き、人間観察をしてのたのしい時間。
午後からの検定開始とはいえ、現地には早く着いておきたい。早く着くには始発のバスでは間に合わないので、オヤジに駅まで送って貰う。ブツブツ言っていたが聞こえないふり。
駅の窓口も開いていないので、券売機で取りあえず直江津までの切符を買う。六日町始発なので停車中の車両に乗り込みナイスな位置に荷物を置けた。
出発と共に、朝日と八海山を拝みながらほくほく線は走り出す。ローカル線にしてはスピードは速くトンネルばかりで詰まらないのだが、思ったより早く直江津駅に着く。
ここで、トキメキ鉄道に乗り換える。乗り継ぐ電車の出発時間にはまだ間が有るから、荷物はホームに置いたまま、一度改札を出て、黒姫までの切符を買ってホームに戻る。開業したばかりで勝手が違うのか、職員の方がバタバタして居るのが可笑しい。
部活に向かう学生さん達と車内の人に成る。トキメキ鉄道はねうまライン 妙高高原まで行く電車だ。この電車から見える山波が美しい。まだたっぷりと雪をまとい、滑走欲をそそられる山が連なる。見慣れた妙高山 火打山が青空に映える。
妙高高原で北しなの鉄道に乗り換えて一駅で黒姫駅。調べてみたが、駅から黒姫スノーパーク行きのバスが分からない。仕方ないので、奮発してタクシーに乗る事に。僅か10分の距離なのに、ここまで来た電車賃より高い料金を支払う。気さくな運転手さんで、帰りも迎えに来てくれるように頼んでおいた。「電話を呉れればすぐ迎えに来るよ」。
身支度を整えて、スキー場の事務所に挨拶に行き、索道協会会員証を預けて、優待リフト券を貰う。ここのスキー場は業界で話題のマックアースグループのスキー場なので、その辺りも気に成るところ。
天気は快晴、目の前にドーンと黒姫山が見える。その麓に広々とした緩斜面主体のスキー場が広がる。
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