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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2015年3月15日日曜日

検定紀行 - さあ帰ろう -

        

採点に手間取り、合格発表が遅れて、帰りの電車に間に合うかひやひやしていたが、電話したらすぐにタクシーは来てくれたので、余裕で間に合った。朝の運転手さんと同じ人で、「観光案内所に行けば、初乗り運賃700円が無料に成るチケットを貰えるから、料金を払う前に私が貰って上げますよ」と言ってくれて、700円浮かす事が出来た。薄い財布には有りがたい。

黒姫駅の窓口で六日町までの切符を買おうと思ったら、「ほくほく線の切符は販売できないので、券売機で直江津まで買って下さい。」との事。そのあと精算するんだな。線路は繋がって居るのに会社は別々に成って利用者には都合が悪いな~。

黒姫を発って一駅の妙高高原で直江津行に乗り換える。
車窓から暮れ行く景色を眺める。ローカル線ののんびりした移動時間は良いものだ。暇つぶしの為に持参した文庫本もiPodも必要無い。移り変わる景色 乗り降りする乗客 ゴトゴトとレールの音 暇なんて有りはしない。

直江津に着いたら辺りは薄暮。ほくほく線の発着するホームには、超快速スノーラビットが停車していた。「これは六日町に停まるか?」と若い運転手に尋ねたら、「停まりませんので、次の電車を御利用下さい」との事。40分待ち時間が有る。腹も空いたし、ラーメンでも食うかな~と、荷物をホームの待合所に置いて、ワイヤー錠でロックして改札を出る。駅の外に出る前に、ほくほく線の切符を買い求めて駅の外に出る。
歴史の有る大きな町なので、駅前に一軒位ラーメン屋位は有るだろうと高を括っていたが、ここもご多分に洩れずのシャッター通りみたいで、明かりも疎らで寂しい通り。
途方に暮れて居ると、交番の婦警さんと目が合った。暇そうにしていたから、近寄って行き、「こんなこと訊いてすいませんが、この辺で美味しいラーメン屋さん有りませんか?」と尋ねたら。ポンポンと3つ位候補を上げて呉れて、その中で一押しのお店の行き方を教えて貰う。

教えて頂いた店でラーメンを食い。「美味しかったです。ありがとう。」と感じの良い婦警さんにお礼を言おうと思ったけど、交代しちゃったのかそこには居なかったので、そのまま駅に入り、ホームに出て電車を待つ。

帰りの電車に揺られつつ、たかが黒姫まで行くのに、車で移動する数倍も楽しい時間が過ごせたな~と感慨に耽るのであった。時間もお金も掛かるけどチョッとした旅気分を味わえる公共交通機関を利用するのも悪くない。


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