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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年9月7日日曜日

現実から目をそらすな  第28回浦佐温泉山岳耐久マラソン

不順な天候も有ったかもしれない。そんなに走り込まなくてもそこそこの結果が出て居る事に満足していたせいかもしれない。とにかく走り込み不足の今年の浦佐山岳。
事前の準備不足で迎えたオフシーズン最大のイベントと位置付けているこのレース。散々な結果だった。

気が付けばオイラももう直ぐ50歳だよ~。いつまでも若いころの貯金でやって行ける訳無い。今の状態を維持するには、今まで以上の努力が必要に成って来ている訳だ。確かに今年はやる事やる事良い結果が出て居て、もともと怠けもののオイラを堂々と怠けさせる良い口実に成っていた。今回で7回目の出場のこのレース。2周に参加する様に成って3回目。赤いゼッケンに憧れて一生懸命に走り込んだ頃の事を忘れてしまっていた。

朝目を覚ますとまだ雨が降っていた。天気予報では徐々に回復して行く予報。駐車場確保の為に早めに家を出て、朝飯やらの買い出しを済ませて会場に向かう。早く着いたので余裕で駐車できた。車中で朝飯のおにぎり2個と最近出たモンスターの小瓶を飲む。食べ過ぎて腹が痛くなるのは嫌だから、少ないなと思いつつもこんな少量のエネルギー補給。その代わりと言っては何だが、今回はshotzを4個持って走る事にしていた。本来ならカーボローディングなどの事前の補給方法でエネルギーを蓄えておくべきだったが、自分の中のshotz神話を信じ切って事前の準備を怠った。


何時もの通りにレースの成功を祈願に毘沙門様へ歩いて向かい、お賽銭を上げ手を合す。神頼みでは無いけれど、恒例となったルーティーンを変えたくない感じかな。昨年までは前日受付をしていたが、今年は当日に受付をすべくお参りの帰りに受付をして、駐車場に戻りゼッケンをランシャツに取り付けた。朝出がけに済ませて来た筈なのに、便意をもようして来たので、駅まで用足しに行く事に。のんびりして居たので、時間的に余裕が無いので、何時でもスタートできる支度をして駅までアップがてら向かう。このローカル大会はトイレの心配をしなくちゃいけない。同じ境遇の人たちがトイレ待ちの列を作っていた。
無事に用を足してスタート地点に着いたら開会式が始まっていた。今年の選手宣誓は貝瀬君だった。なかなか気の効いた宣誓で感心した。さすがだね。


そうこうしているうちに、JIN先生が近寄って来てご挨拶。彼も精力的に走っているので、ロードのレースでは負けた記憶が無いが今回は侮れないだろうな。
この大会、番長はエントリーしてないのが寂しい所。奴も出ていたら気合いが入っただろうに・・・。今回はだらだらな気持ちのままにスタートの号砲が鳴る。

どうせ2周目は必然的にペースが落ちるので、落ち幅を縮めるべく1周目は敢えて押さえて行く作戦。でも、最低でも2時間は切っておかなきゃね。アップダウンの激しいコースでイーブンペースに持って行くのは難しいのだが、気持ち良く走れるペースを維持しつつ走る。何時もの展開の通り登りでどんどん抜いて下りで抜き返される感じ。沿道の声援に答えながら余裕を持って1周目終了。一周のカテゴリーの方々が次々とゴールする脇をすり抜け2周目に突入。一周01:50か~悪くないペースだ。少し抑え過ぎた感は有るがまあこんなもんでしょう・・・ってこの時は思ったんだな~。

2周め最初の給水所を過ぎての山登り。何だかおかしい。この辺はまだ余裕が有るはずなのに、脚が動かなくなって来た。さっきは5:30ペースで登っていた坂道が辛くてたまらない。距離が酷く長く感じる。足掻いても前に進まない。・・・早くも脚が終わった。2周目に入る時にshotzを1個補給したのだが効いて来ない。青の洞門を抜けての給水所で、塩やらバナナ ポカリ等を補給するも効果無し。難なく無く登れるはずの33曲りの坂道で歩く羽目に・・・。おまけに痙攣と攣りで歩く事も出来ない。遥か後ろに居たはずの方々にどんどん抜かれる。「がんばれ!」と声を掛けて頂くがどうにも成らない。それでもだましだまし峠の第3給水所に辿り着きshotzを補給し一息入れて、坂を慎重に降りる。誘導員のおじさんが「今61番手だよ頑張れ!」と声を掛けてくれる。やはりかなり抜かれたのでこんなもんか・・・と落胆していたら、第2波の痙攣がやって来て、またもや動けない状態。屈伸運動も出来ない感じ。毎年最後の下り坂で起こる症状がこんな所で・・・。まだもう一山越えなきゃいけないのに・・・。一瞬リタイヤするか?と、もう一人の自分ささやいたのが聞こえた。(メンタル的にはヤバい状態だな。)

後山の小学校前の坂を何とか歩いて登り【這ってでもゴールまで行ってやる!】と言い聞かせて、のろのろと走り出す。
相変わらず、脚の動きはぎこちなく後続のランナーにどんどん抜かれるが、順位なんて関係無い。目指すは完走のみ!。

ヤゴ平突入前の給水所でポカリを立て続けに三杯飲み、エアサロを脚にたっぷり噴き掛けてトコトコと登りだす。この頃から漸く補給が効いて来たようで、脚が突然に動き出す。完全復活とまでは行かないが、何とか走って登れる。後ろに迫って来たランナーにはもう抜かれる事は無くなった。
最後の山を登り切り、給水所で頭から冷たい水をたっぷり掛けて貰い気合いを入れて下りに掛かる。
もう大丈夫だ。脚も完全復活。不安なく動く様になった。どれだけロスタイムしただろう?損した分だけ取り返さねば・・・。
歩きの部の高校生諸君の声援を受け苦手ながら頑張って降って行く。漸く毘沙門様のまえを通過した。脚が復活したのも神様のお陰と胸の中で感謝しつつラストスパート。地蔵清水までの折り返しから最後のゴール前の直線。さっきまでの苦悶が嘘のように脚が動き会心のラストスパートでゴール。

反省の多いレースだったな~。でも頑張った!

今回は本当に体力的にも精神的にもタフなレースだった。まさかあんなに早く脚が終わるとは思わなかった。楽をして良い結果を求めようとしても、そんなに都合よく行かない。ましてや、オイラも体力的にどんどん落ちてるのがはっきりした。もう昔の貯金は食いつぶしたのだ。

今回のレースのタイム 2周の部(フルマラソン) 04:13.42(自己計測)昨年より約8分遅い。この程度のロスで済んで良かった。課題は見えた克服有るのみ。

現実から目をそらすな!

2 件のコメント:

夢蘭 さんのコメント...

よしたよした
頑張った頑張った
また来年

とんば さんのコメント...

むらっちょの父ちゃんコメントありがとうございます。

いや~ 同年代の人と比べると、ちょっとは体力が有るんじゃないかとチットばか じょっぺ に成ってました。やっぱり寄る年波には敵いませんて~。まじめに練習します。反省