このところ秋雨前線の影響で天気がはっきりしない。
おまけに、日曜日にめがけて台風までやって来て折角の日曜日の予定が立たなかった。
それでも、いつもの習慣で起きたら空を見上げる。
悪くなさそうな天気なので、居ても立っても居られなくなり、朝食後パッと支度をして山に車を走らせる。
昼前に帰って来れそうな山で、登り応えが有る山となると・・・中ノ岳か。
初雪は降ったが、大した事無いだろうと踏んで、足元はトレランシューズ、持ち物も最小限のいつものスタイル。
登山口の十字峡には、7時半だと言うのに先客は1台しか停まっていない。
天気や、降雪、やたらとうろついて居る熊さんを警戒しての事か。寂しいもんだ。
おそらく、日中は紅葉見物の車で賑わうとは思うが・・・・。
どうも今年は紅葉が遅れ気味な感じがする。十字峡付近も色づき始めと言ったところだ。
それにしても、今一つ身体の調子が悪い。
先日の風邪も完治していないし、仕事の疲れも溜まっているので記録の更新ははなから諦めていたが、それでも其れなりのペースで登り始める。
この時期にしては、気温も高く、汗が引っ切り無しに滴り落ちる。
身体の動きは鈍くピッチは上がらないが、それでも一合あたり15分のペースを維持する様に努力をする。
高度を上げるに従い、木々色づき、やがて落葉し何時もなら視界が利かない林の中にも日差しが注ぎ、また違った感じで気分が良い。
しかし、病み上がりのせいか、仕事の疲労のせいか、ペースを維持するのがかなり辛い。
5合目手前で先行者に追いつく。
しかし世間とは意外に狭いもので、その方は何とTwitterでお世話に成っている@ressenti_mamさんであった。
あちらから声を掛けて頂くまで気が付かなかったのだが、しかし、こんな人気のない山で、登山者は我々2人だけという状態でお会いできるとは、奇跡に近い。世の中は面白い。
彼は、寝不足で身体に力が入らないので、チョッと仮眠すると言う事なので、先を急ぐ事にする。
生姜畑を過ぎた辺りから、先日の降雪の溶け残った雪が登山道に点々と残っている。
足首程度の深さなので、トレランシューズでも気にはならないが、そこに熊の物らしき足跡が・・・。
まあ古そうな跡なので、近くには居ないとは思うのだが、チョッと警戒してしまう。
天気は、相変わらずに曇りベースだが、意外と視界が利く。
最近は余り見える事が無いのだが、遠く日本海に浮かぶ佐渡が見えた。
辿り着いた山頂からの展望は余り利かなかった。
丹後山辺りは群馬側から湧きあがって来たガスに巻かれて良く見えない。
荒沢 越後駒も今一つ。でも、八海山はくっきりと見えた。
山頂までのタイムは2時間30分で、一般的なタイムだったけど体調が悪いにしてはそこそこのタイムか?。
辺りをぐるりと見渡して、写真を撮って10分ほどで山頂を後にして下山に入る。
登りには苦にならないが、さすが下りだと雪に脚を取られて滑ってしまう。
何度か尻もちを付いて尻はびしょびしょに濡れてしまい気持ち悪い。
7合目の小天井の辺りで、仮眠を取って登り始めたressenti_manさんに出会う。
しばし立ち話。
初めてお会いするのに何だか話は尽きない。
しかし、余り長い時間脚を停めさせてしまうのも悪いので、程ほどの所で切り上げて「また何処かでお会いしましょう」と別れ、再びそれぞれの方向に歩きだす。
5合目辺りまでは、ぬかるみに足を取られない様に慎重に足を運ばねばならないが、それ以降は乾いた落ち葉をカサコソと踏みしめて軽快に下って行く。
裸の木、紅葉、色づき始めの木々と降りて行くに従い山の様子が変わり面白い。
こんな風にめりはりが有ると時間が経つのが早く感じる。
しかし、今日はタイムアタックという訳では無かったが、往復5時間40分という平凡なタイムだったので消化不良気味だったな~。
もう、山は冬支度だな~。
今季の中ノ岳も今日が最後かな~。
2 件のコメント:
おはようございます。
下界から眺めてもだいぶ雪が解けたようだの〜。
さすがに、この季節になると、ただでさえ人気のない中ノ岳。
二人だけなんて、寂しい〜。
やっぱりクマ騒動でみんな敬遠??
オラも一人じゃ、ちょっとおっかね〜。
クマ鈴10個は付けねば.....
往復5時間40分じゃと!
んん...........
今週はまた冬型になるらしいので
雪が積もりそう。
もう、越後三山登山は終わりかの〜?
あと、一回くらい登りたいような....
ちょっくら行って来ました~。
雪は、ほとんど溶けて日当たりの悪い所や、山頂付近に残るのみでした。
トレランシューズでも気に成ら無い程度の量でしたね。
降りはしなかったんですが、今一つ天候もハッキリしなかったし、熊さん騒動も有る事ですし警戒されちゃって皆さん足を向けなかったんでしょうな~。
確かに熊さんに出会ったら怖いんですが、熊さんは餌を求めて人里近くに集まっているのだと勝手に決め付けて何時もの通り登っちゃいました。
十字峡に付いた時点で先行者が居る事は解ったのですが、その方がルサンチMANさんだったとは・・・。
世間は狭すぎます。
雪が積もり山が閉ざされるまで、あと何回お山に登れるかの~?
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