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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2016年6月5日日曜日

金城山 イワキ頭敗退記

行動範囲に制限がある身としては、どうしても同じ山ばかりに登らざるを得ない。
季節季節に山は違った顔を見せるので、それはそれで苦にならない。深く山を知ることも良いことかもしれないと最近は自分を慰めている。
それでも、何か少し違う刺激が欲しくて、地下足袋登山を始めた。

今日は、毎日拝んでいる金城山に登る事にした。何度も登った山だけど、今日は、三角点の在るイワキ頭まで足を伸ばす予定で早出する。
朝起きて、コンビにまでチャリを走らせて、朝飯と昼飯を買い求め、帰宅してコンビニ弁当を食す。藪漕ぎ覚悟の丈夫なズボンを履き再びチャリに跨りと登山口に向かう。家から30分程の近さである。
つい最近アマゾンでポチッた安価なトレイルランニング用のシューズが届いたが、今日も足元は地下足袋で行く。本日で4回目の地下足袋登山である。使い始めた頃は、指の又辺りが硬くて少いし痛みがあったが、使い馴染んだせいか気に成らなくなって、至極快適だ。

気持ち良い朝じゃ

金城集落奥の登山口にチャリを置き、滝入りコースを登り、山頂を踏み、イワキ頭の三角点に訪座して水無コースで下山する予定。駐車場には2台停まって居るので、先行者があるようだ。
川を渡ると釣り氏の方が2名ほど石をひっくり返して餌を探していた。挨拶して登山道に踏み入る。道の草は刈り払われて良く手入れされている。足元の土の感触を楽しみながら沢沿いに急な道を登る。沢を渡り尾根の側面を高巻き、また枝沢沿いを進み、細い尾根に取り付く。馴染みの老橅を横目に坂を上り詰めると、主尾根に出る。緩やかに成った道をテクテク歩く。急ぐ必要はないと言い聞かせるが、身体は早く登ろうとするものだから、身体中から汗が噴出す。

今日はここでのんびり出来ない

数年前の豪雨の傷跡の大崩壊地を過ぎ、再び急に成った道をひと踏ん張りすると、奇岩を巡らせた山頂部に着く。普段なら平らな岩に腰を落ち着けてグウタラして下山するのだが、今日の目標はイワキ頭の三角点である。早々と立ち去り、避難小屋を覗いて、尾根伝いに水無登山道の下降部の水芭蕉の咲く湿地より藪に突入する。潅木を掻き分け這い上がり苦戦しても、いくらも進めない。昨秋の猿倉山への藪漕ぎ敗退が頭をよぎる。この状態が続く様なら、約1kmも先の目的地までは相当難儀するだろう。敗退を決めるには時間がタップリ有るが、既に心が折れてしまった。あっけなく敗退を決め込んで、山を降りることにした。

藪は手強いな~

苦労して登山道まで戻り、水無コースを下り始めたら2人ほど登ってきた。南魚沼市と銘が入ったシャツを着ていらっしゃるので、救助隊の方がパトロールに来たのだろう。
今日の行動を説明したところ、やはりこの時期だと藪漕ぎはきつかろう、残雪を利用したほうが無難ではないかとの見解。しばし山談義。地下足袋に気がついた若い方の方が興味を示す。年配の方も、地下足袋は軽くて歩きやすいので意外と良いのだと若い方に説明していた。

目的がぷっつりと切れてしまったので、のんびりと下山してゆく。途中年配の方とスライド。挨拶程度ですれ違い、足元の悪い登山道を注意しながら下ってゆく。走れそうな所も無いのでのんびりと行く。細い尾根を下り、小沢を渡り杉林の道を辿ると出発地点に帰り着く。時間はまだ12時前。チャリを漕いで家路に着く。

帰宅して、ネットで検索したら、イワキ頭までは結構行っているみたいで、数件ヒットした。どうやら、最初の濃い藪を突破したら、かすかな踏み跡があり、楽に往復できる様だ。普段人の山行記など読まないので判断ミスをしてしまった様だ。課題は残ったままだ。またこの山に行く口実が出来た。

本日の行動時間

自宅~登山口往復 チャリ 1時間
登山道歩行 4時間20分

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