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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2015年6月7日日曜日

全て人力登山 茂倉岳~蓬峠周回

今年の雪解けは早い様だね。何時もの年なら、春スキーが終わり稜線歩きが出来る様に成る間が、オイラの短いチャリンコシーズンな訳だが、異常に温かいイヤ暑い気候のお陰で、山はすでに準備万端で誘って来る。でも、せっかく持っているチャリンコだからチョッと位乗りたいじゃないの。「さて、どうしたもんかな?」。なんてつぶやいたら、番長が、崖から突き落とすような答えを・・・「チャリで遠くまで行って、山に登って、帰ってくれば良いじゃん」。
それだ!それしかね~。
ってな訳で、土樽までチャリで行き、茂倉~蓬峠のお手軽周回コースを行く計画。まあ取りあえず、茂倉まで行ってみて、気分が乗れば谷川~万太郎 下山というコースも有りだけどね。

新入りの5号車ばかり可愛がって、3号車(ロードバイク)はほったらかし。ホイールのリムテープを交換して、タイヤのローテーションをした位。これじゃまずいので、前夜慌ただしく点検整備。


まさかの寝坊で、予定より30分遅れて出発。何だかラディングポジションがしっくり来ないが、何とか成るだろう。
当たり前だが、土樽までは殆ど登りな訳で、おまけに向かい風で進まない。風を切ると結構寒いので、温まるまで、ウインドブレーカー着用で行く。前日とは打って変わり、良い天気に成りそうな予感。

石打のコンビニで食料調達をして、ついでに朝飯を腹に入れる。ザックを下ろしたついでに上着を脱いでザックに突っ込みいざ行かん!。
脚を温存する為に、重いギヤを踏まない様に、軽いギヤをクルクル回してのろのろと山に忍び寄る。


土樽駅の入り口にチャリをデポ。先客が同じ様にチャリをデポして有る。隣に駐輪して支度を整えて第二ステージに突入。ジョグで茂倉新道入り口に向かう。
駐車スペースには既に数台停まってる。その奥には、ヘリ荷揚げ用の資材が・・・。そう言えば、番長が「今年、蓬ヒュッテ改装工事が有るんだって」と言っていたのを思い出す。その荷物だな。


さて、長~い行程の茂倉新道に踏み込む。いきなりの急登です。チャリで既に疲労している脚には堪えます。でも、使う筋肉が違うので、馴染んでくれば、何時もの様にガンガン行けるんでないかな?。緩急繰り返しながら、森林地帯を登って行く。矢立て場の頭辺りからは森林帯を抜け、眺望を望みながらの山歩きに成る。先客に追い付いたが、山で時折お会いする、同じ地区にお住まいのOさんでした。暫く一緒に歩いたが、先に行かせてもらう事にして、調子が出て来た脚をギヤチェンジしてグングン行く。
茂倉の小屋には、ベテラン 猛者風の方が日向ぼっこしてる。こんな天気にもったいないな~。

茂倉山頂まで、2時間切れなかった。まあ今日は、時計も持って来ない事だし、のんびりと行く事にしようかね。ロング歩く気も無いので、予定の通りに、武能~蓬峠で下山じゃな。のんびり行くべ。
そうと決まれば、空腹を治める為に、パンとRed Bullを腹に納めて景色を眺める。


何時もなら駆け下る武能までのコルまでだが今日はのんびりと下って行く。スライドする人が増えて来る。馬蹄を回る人たちが殆ど。今日は馬蹄日和だね。稜線に居ても暑くは無いし、景色も最高だし。如何にも馬蹄アタックをやっています!風の方を捕まえてはお話を聞く。この時期が涼しいのでベストシーズンかもね。昨年は馬蹄をやっていないと気が付く。年々辛く成るけど今年はやってみようかな。
残雪の芝倉沢の枝沢を詰めて来るグループが有る。覗き込むと良い斜面。案の定誰かが付けたシュプールが見える。考える事は同じで、まだスキーを仕舞えない方が担ぎあげて滑ったんだろうね~気持ちは分かるよ。でも下部の方は割れていたり、帰りの歩き等の 後始末 が大変そう。

武能への登りで先行者に追い付く。話し掛けると「この登りが辛いんだよね~だからここで一息入れて」って。話好きな人の良さそうな方。良くこの辺を歩いているそうで、お話しながら登る。「何でヘルメットなんてぶら下げてるの?」・・・そうであった。チャリ用のヘルメットを置いて来るのも如何かと思い、重い物でも無いのでザックにぶら下げて来たんだった。「いや~チャリにも乗りたいし、お山歩きもしたいので、登山口までチャリ出来ました」。「どのくらい掛かったの?」 「35㎞位で1時間半くらいです」。そんな話題で話がはずむ。三条の方でした。Oさんも追い付いて、ご一緒に山頂でランチ。険しい馬蹄型ルートの中に有って女性的なたおやかさをみせる清水峠から蓬峠の間はお気に入りの景色。ほっと和む。



花には興味は無いのだが、小さな花が道端に多く咲いている。花の季節なんだね。花を踏まない様にのんびりと蓬峠に向かって降りて行く。工事中の蓬ヒュッテが近づく。


職業がら、工事の進捗具合が気に成る。作業する職人さんの休憩 宿泊場で有ろうコンテナハウスが数棟運び揚げられている。ヒュッテは内外装共に剥がされ鉄骨が剥き出しに成っている。外された廃材はきれいに荷作りされていた。どうやら、骨組みの鉄骨はそのままで、内外装を新しくするみたい。工事標識にも 蓬ヒュッテ改装工事 と成っているもんね。改築では無いからそういう事でしょう。うん。
骨組みだけに成っちゃうと、こんなに狭かったっけ?て感じに成っちゃうね~。泊る予定など無いけれど完成が待ち遠しいね。

チョッと上の方に写真を撮りに行きます と言うOさんと別れて、てくてくと下り始める。しばらく降ると水場が有る。この時期だと残雪のお陰で、水は割と簡単に手に入るが、盛夏の頃は、ここは貴重な水場。オイラが馬蹄型縦走する時も、ここの水場を当てにする。今日は、2ℓ入れた水袋の中身はまだ残量が有るし、後は降りるだけなので、補給せずに素通りする。
久し振りののんびり山歩き。Oさんが追い付く。気候は良いし、花は咲き 緑はますます濃くなる。一年で一番良い時期かもね。




山の事 スキーの事 道具の事 ぽつぽつと話をしながらトコトコ歩く。花を愛で、木を愛で 歩く事など頭の中からよそに置いても勝手に脚は動き未舗装の車道に出る。
茂倉の登山口に駐車して有るOさんと別れ、ジョグで相棒の元へ。隣のチャリはまだ有る。おそらく、フォロワーのきっこりん(@takao_kikkorin)さんがツイートしていた方のデポチャリでしょう。


さて、帰りますか。旅はまだ終わっちゃいねえ。家まで35㎞チャリでの人力移動が待っておるのだ。腹減りなので、寄り道してラーメンだな。






2 件のコメント:

番長 さんのコメント...

良いお天気の中、楽しいハイクが出来たみたいで。
土樽までの上りをチャリで行き、そっからのハイクはやっぱさすがです。
昨年、馬蹄形に誘っておいて中止になりましたからね。
今年こそは行きたいと自分も思いながら、6月は予定満載になってしまって。
蓬ヒュッテは改装でしたね。

とんば さんのコメント...

本当に登山日和だったよ。短いコースをのんびりと歩いて来ました。たまにはこんな山との向き合い方もイイよね〜。チャリンコで行ったことにより、心地よい疲労感もあったしね。
余暇が出来たら馬蹄形行きましょう。