昨夜の酒は残っていて気分は優れないが、天気はサイコーである。
近場の山なら、チャリンコでどうにかなる。そろそろ、独りで行動できる。
ここで待ってもらう事にする |
チャリでコンビニまで一っ走りして、朝飯やら行動食やらを調達し、家でコンビニ弁当を食い支度をして、チャリで十字峡へ向かう。
ダムサイトの急勾配をヒーヒー言いながら登り切り、車止めの脇から未だ通行止めのままの道を進む。先々週ネコブへ行った時より、雪は消えたが、岩やら雪崩れで流されて来た倒木などは手つかずのまま。そう行った物を避けながらチャリは進む。どうにも行けなく成った所にチャリを停めて、たらたら歩いて登山口へ。先客が登山届を書いている。「おはようございます」と挨拶をしてパンパンと神様に道中の安全を祈願して登り始める。
見事なブナが並ぶ 新緑も綺麗 |
まあ仕方ないさ と自己肯定。
しかし清々しい空気に満たされ、残雪と新緑が絵に成る綺麗だ。カメラを向ける機会も増える。
2合目付近で既に下って来る人とすれ違う。どうも山中泊には見えない荷物だ。退却して来たのかな?。
日向山手前の残雪 トレランシューズでは苦労する |
4合目で目標のタイム。清算出来た。
ここから結構残雪が残っている。トレランシューズでは蹴り込めないので、苦労する。
成るほど、先程の岳人はこの雪に対処できる装備が無かったのだと合点がいく。
そういうオイラもトレランシューズだ。歩き難いったりゃありゃしない。帰りも要注意か所だな。きょろきょろと丈夫そうな枯れ枝を探し確保。
日向山まで30分掛かったので、時計を見るのは止めた。
風が強く吹いているので、汗だくの身体から体温を奪われる。こんな感じだと山頂で昼飯は厳しそうなので、とんぼ返りで、ここで昼飯に成るだろう。そう決めると、昼のお供のMonster Energyはいらないので、雪を掘って埋めて冷やして置く事に。目印に枝を差して置く。
雪原と化した生姜畑と中ノ岳 |
生姜畑は雪原と化している。先行者の姿が見える。スキーを背負っている。ガッツ有るな~。歩き易い雪原を走りタイム短縮。小天井(七合目)手前で追い付いた。そのご婦人に挨拶をして追い抜いた瞬間に声が掛かる。「とんばさんですか?」「そうです」「ブログ見てますよ」。
恐縮しながら先に進む。連れ合いの方がスキーを背負って先程のご婦人を待っていた。
小屋裏から払川に向かって滑るそうだ。
八合目付近でソロの方を追い抜かして貰う。雪に付いた足跡からすると、前に後二人程居る感じ。
池の段までは夏道が出ている。スピードアップだ。最後の一本だけのダケカンバを右手に見るともうすぐ着く。
板倉沢の源頭 少し急だが良い斜面 |
滝沢の源頭 真っ直ぐに滑るより地形を利用して遊ぶと楽しそう |
確かに、山頂から見る板倉沢 滝沢の源頭斜面は滑走欲をそそる。実際、今回も覗きに行ったが背負い上げる価値は有りそうな斜面だ。スキーを背負ったお二人はお知り合いで、たまたま同じ日に登って来られたそうです。失礼だがお二人とも結構な年齢に見える。
見返りが少ないからと、二の足を踏んでいる自分が恥ずかしい。
思った通りに山頂は寒い。早々と引き返す。先程追い越して来た方が登って来た。少々立ち話をして降りに掛かる。生姜畑まではあっという間。埋めて置いたものを掘り出して、風を避ける為に観測所のかげで中ノ岳を眺めながらのんびり昼飯。一人は気まま。
まだ残雪を拾いながら苦無くネコブまで行けそう |
桑ノ木山からネコブは、まだ残雪を拾いながら行けそうだ。オイラ達が行った時とそう変わって無い感じがする。
独り旅 立ち止まって景色を眺める時間が増える |
沢の音が大きくなり 階段が見えると山歩きは終わり |
登りは、足元を睨みながら汗だくで登る。降りは景色を愛でながらのんびりと降る。新緑が眩しい。
沢の音がだんだん大きく成る。階段が見えると長い山歩きは終わり。
パンパンと手を鳴らして下山の報告。チャリが待つ地点までチンタラ歩く。
振り返る。
脱帽の上、礼をする。
今日も遊ばせて頂きました。
2 件のコメント:
中ノ岳が似合いますね。
予定が決まってましたので、お誘いできませんでした。
こちらもお誘いお待ちしております。
番長
そろそろ忙しくなって来る頃だから、誘いませんでした。中ノ岳も朝起きて衝動的に決めたのでね〜。
オイラから誘うのも何だし、そちらが休みが取れて、行きたい所が有ればお伴しますよ。
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