めったに鳴らない携帯が鳴る。
コーちゃんからだ。
「飲み会やるぞ」。
この前やったばかりなのにな~。まあ前回は不完全燃焼気味だったから、ウエルカムだす。
ただ、車関係の出費が嵩み薄い財布は益々薄い。
「良いけど、金が無いよ」
「何とか成るから、心配するな」とコーちゃんが言う。
今回は、地元開催なのでチャリで行く。
既に、コーちゃんとチェリーはやっている。「生一つ追加」と亭主夫人に声を掛ける。
「オー久し振り」と幼馴染の亭主が顔を出す。
ヤッチョも遅れてやって来る。メンバーは揃った。オッと!もう一人来た。
誰だっけ。この前も来たけど名前が出て来ない。
テーブルの上に辺境の旅人コーちゃんの訪れた各地の紙幣が並ぶ。
「どれでも好きなのやるよ」
フセイン チェ・ゲバラ ・・・肖像も様々。
オイラはこれを選んだ。細長い珍しいサイズの中国の外国人向けの兌換券。
「それを選ぶと思った(笑)」。お見通しである。
いつものペースで、下らない話(これが最高に面白い)をしながら飲み食いして、夜は更ける。
頂いたお見上げは大切に薄い財布に収める。
異例の間隔で行われた今回の会。ここに愚痴っぽく書いたのを見て、オイラの為の飲み直しの会で有った。
精算
「何とかすると言ったろ。ここは、おまえの分は俺が払うから」 コーちゃんは言う。
「大丈夫だ。何とか払える」と、薄い財布を覗き込む。ひらりと一葉さんを出す。
今回も残ったのは、異国のお金・・・。笑えるね。
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