梅雨時では有りますが、少し長い距離を歩きたかったので
ぐるりコースの山歩き。
天気予報では、午後からくずれると言っていたので
少し早発ちして昼前に降りてくるペース配分を心がける。
コースは、茂倉岳の登山口に駐車して、そこからスタート。
まずは 蓬峠に向かい武能岳を通過し茂倉岳から茂倉新道を下山するコース。
まあポピュラーなコースですね。
ちょっとスピードを意識して軽めの装備で
チョイト見はナンチャッテトレイルランナー風。
足どりも軽く、ジョグで蓬峠の登山道に向かう。
車道からトレイルに変わる。
蓬沢沿いの道を進む。朝のひんやりとした空気とマイナスイオンが心地良い。
時折見える稜線には、霧がかかり始めている。
天気の崩れが早かったら蓬峠で引き返そうか・・・など考えながら
自然と足は早く動く。
枝沢を横切ると、カップがぶら下がっている。
こんな心遣いが有り難い。
遠慮無く自然の恵みを頂く。
ヒンヤリとして美味い。生き返る。
小さな幸せ。
やがて道は沢から離れ、尾根の中腹をなだらかに登っていく。
コレといった急登も無く頑張れば走って上がれるくらいの勾配。
チョイと急いでいるが、そこまでして頑張ってみても辛いだけなので
早歩きで、キョロキョロと景色を見たり写真を撮ったりしながら進む。
途中でソロの女性の方とすれ違う。
昨晩蓬ヒュッテに泊まられたようだ。
朝の挨拶。
道はやがて笹が目立つように成り
最後の沢を渡り回りこむように蓬峠に向かう。
この流れは魚野川の源流なんだな~。
ガスり始めた稜線上の蓬ヒュッテに到着。
以前は黄色く塗られていた外壁は水色に塗り替えられていた。
そう言えば久し振りだな、此処に来るのは。
ここは、この辺りでは珍しい営業小屋。
ここで天気の判断を迫られる。
風に乗り、湯檜曽川方面から霧が湧いて来て視界を閉ざすが
苗場山方面ははっきりと見えていて高曇りの空は暫くは荒れそうにないので
このまま進むことにする。
気持ち良い笹の踏み分け道にこんな植物が・・・。
名前は解りませんが存在感が有りました。
風の具合で時折ガスが切れます。
一瞬の晴れ間に武能岳が見えました。
キスゲも咲き始めました。
武能岳を過ぎたらガスが晴れてこれから進む道が見えました。
でも、対岸の白毛門や朝日岳はついに姿を見せずじまい。
残念!
枯れても存在感を見せる這松。
思ったより早く茂倉岳到着~。
何だか全然疲れない。ちょっと物足りない感じを残しつつ下山開始。
暫く降りてから、足を伸ばして万太郎山から吾策新道を下って下山すれば良かったと気付く。
まだ時間は早いし、お天気も持ちそうだったので行けないことはなかったな~。
だらだらと長い茂倉新道を駆け下ります。
途中にある茂倉岳避難小屋。
あれ?何だか小さくなっている。
中に入ってみる。
中に真新しい補強材が入っていた。
そう言えば昨年、友人の オサムちゃん やら かおすけさん 等の職人さんが
作業のために登ったらしい。この為か。
急登は無いがだらだらと長い茂倉新道は駆け下りるのに調度良い。
あっと言う間に高度を下げる。
振り返ると意外と長い距離を短時間で進んできたのに驚く。
矢場ノ頭でしばし茂倉谷を眺める。
ここを滑り降りると楽しそうだけどアプローチに悩むな~。
ここをひたすら登ってドロップインするのがいいのか?
天神平から谷川岳経由で来たほうが良いのか?(頭の中はスキーの事だけ・・・)
そんな事を考えてボーとしていたら、ソロの登山者の方が上がってきた。
オイラと逆回りでこれから蓬峠に向かうそうだ。
矢場ノ頭を過ぎた頃から高曇りの空から雨粒が落ちてきた。
激しく降ること無くポツポツと木々の葉を打つ音が聞こえる。
若いブナの林を進む。
気持ち良い所。
ボンヤリと考え事をしながら駆け下りていたら
いつの間にかゴールに着いていた。
一種のランナーズハイの状態だ。
はい!ぐるりと1周4時間半。
まだ10時前だよ~(笑)。
こっちに来るといつも立ち寄る温泉で疲れを癒す。
まだ早い時間なのでオイラ一人きり。
貸し切り状態で、じょんのびだ~。
6 件のコメント:
おはようございます。
トンバさん、
まるでトレイルランナースタイルですな〜!
相変わらずのスピード登山だの〜!
雨が降らないでよかったですね。
オラはてっきり清水の奥から
謙信尾根(十五里尾根)を登って行ったのかと、思っていました。
清水から茂倉岳は遠過ぎか??
オラは土曜日に越後駒ヶ岳を
定番の枝折峠コースで登ったがんだが、
やっぱり、なんも見えんかった〜。
最近はついてないの〜!
どこの、田んぼ仕事をしてきたんだの〜!
って、くらい泥だらけになったいの。
いやいや、格好ばっかんがですて~。
本当のトレールランナーだと、多分全部走り通すと思うがだども・・・。
あの方々だと3時間掛からないでぐるりと回っちゃうと思いますよ。
なんせ、谷川岳の西黒尾根を2時間切らないと一丁前じゃねーらしいですから。
どんな身体の作りなんだべな~?
雨はまだしもゴロゴロ様の襲撃に遭わんか心配で、ついつい早足になってしまったガですて~。オイラ、おっかながりのがですよ。
謙信尾根は、昔登ったこと有りますよ。
バスで清水まで行って、清水峠を越えて土合から電車で帰って来ました。
なんかメンド臭い感じです。
良いコースんがだどもに・・・。
謙信尾根ってがんが
そそられるの~。
上杉軍が清水峠を超えていった
がんだろうかの。
戦国ロマンだ!
谷川岳 西黒尾根だども
谷川岳山岳警備隊のしょは
50分で登るって言ってたども
本当だろっか????
走って登られる斜度じゃないと
思うがの~!
週に何日か、茶前に
散歩がてらに登って下って
仕事に行くしょも
いるらしいそうだて。
ご~ぎのしょがいるがんだの!
アッ!まずい。
トンバさんに火つけちゃったろっか?
ぎょえ~50分!!。
本当に行けるがんだかの~。
だーども、救助隊のしょは、火事場のくそ力で人間の身体能力の限界を超えてしまうこともあり得るなんがの~。
あちこたね~です。
オイラも、自分の力はわきまえてるなんが。
オイラ2時間20分だった・・・。
4時間半だと~?
アッシは茂倉新道登りで3時間半だったような・・・
非難小屋は雪害修繕したけどこの冬は異常無しですね。
電気屋ですが実はあの屋根に避雷銅板が設置してありんすよ。
後は写真の窓上の通気口取付けたり・・・
仕事自体は3時間で終了なんですが結局泊まりでしたね。私は下見に二度登っただけでした。
はは。
てっきり万太郎周りかと思ったよ。
それにしても10時って・・・
早過ぎでっせ~
でも国境付近は特にゴロゴロ様には要注意ですね。
かおすけどん
なるほどそんな作業をしてきたんだね~。
あの小屋はあの辺りでは珍しく綺麗で快適そうな所だね~。
谷川岳の肩の小屋と違って静かそうで泊まってみたいぞ~。
万太郎周りもよくやるよ。でも今回はお天気の様子を伺っての山歩きだったので、ショートコースにしたのだよ。
今度は、出発~白毛門~朝日岳~清水峠~蓬峠~茂倉岳~谷川岳~西黒尾根下山の ロングぐるりのこと を遣ります。
今回はその下見を兼ねておるのだよ。フフフッ・・・。
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