自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2010年2月24日水曜日

出勤前の守門大岳

ナイター勤務の昨日、出勤前に守門の大岳に行って来た。
予報では、回復傾向なのだが、近づいても山は雲の中。
ギリギリまで、大原スキー場にしようか迷うが、予報を信じてハンドルを山に向ける。
登山口の二分の車道の除雪のドン詰りの駐車スペースに駐車して準備を始める。
平日なので一人旅と思っていたら、もう一人やって来た。「何処に行くのですか?」と聴いて来るが、ここからだと大岳しかないだろうと思いながら、「大岳ですよ」と答えて、そそくさと出発する。




メジャーなコースなので、しっかり踏み跡が有る。
スノーシューの跡は歩きやすいので、効率良く歩ける。
ダラダラと距離と高度を稼ぎ、長峰の辺りからようやく山頂の雲が切れて、山の全景が見え始める。





約一時間半で保久礼の小屋に着く。
今年は雪が多いと言われているが、何だか普通な感じ。
でも、屋根の上に3m程積もっている。
何度も来ているけど、驚くほどの事は無い。
昔この辺に仲間とテントを張って、酔った勢いでヘッドランプナイターだ~と言って、真夜中に滑って痛い目に有った事を思い出す。

さてここからが本格的な登りが始まる。
登りはトレースを使わせて貰うが、この重い雪では滑りは期待できそうもない。
雪に埋もれたキビタキ小屋を過ぎ、森林限界を抜け不動平辺りから雪質が良く成る。
しかし、時折ガスが流れて来て視界をふさぐ。ホワイトアウトだ。
でも慣れたコースなので、勘を頼りに進む。
高度を上げるにつれ視界が回復してきて、すっかり視界良好になる。



視界良好と言っても、ここの山頂は何処だか解らない。
何と言っても、日本海から吹き付ける季節風で巨大な雪尾が発達する。
何処までが、地面か解ったもんじゃない。ラッキーな事に今回は、鐘を釣るして有ったであろうと思われる支柱が見えたので、そこまでにする。
ここから、15m位雪尾が伸びて居る様だ。知らずに進んでいたらと思うとゾッとする。

下りは、大きな斜面なのに、リカバリーしやすい様にショートターンで刻んで行く。
キビタキ辺りまでは、快適に滑れるが、そこから先は重い雪に阻まれ楽しく滑れない。
こういう雪質は、クラシックなテクニックが生きる。
ワンステップやシュテムターンを織り交ぜてこなしていく。
山には山の滑り方が有るのだ~。かっこ付けてもしょうがないのだ~。

保久礼まで降りて来て昼食。
後はダラダラと降る。相変わらず苦労の割には見かえりの少ない山だな~。

帰宅後、スキーの滑走面の汚れを落としてワックスを掛ける。
その後着替えて、出勤。

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