自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2014年8月31日日曜日

ホームルート 中ノ岳~丹後山周回

どうも今年の夏は不順な天候続きで、なかなか一日中晴れの予報が無い。今日も午後から雨の予報が出ているが、早起きをして裏巻機の新道 旧道の周回コースに行って来る積りだったが、まさかの寝坊で予定変更。結局浦佐山岳耐久マラソンも近い事だし中ノ岳に行って鍛えて貰うべくいつもの周回コースへ行く事に。
今のオイラが有るのは中ノ岳で鍛えて貰い、巻機山で育てて貰ったから・・・。愛おしき地元のお山よ。ありがとう。

コンビニで買い出しを済ませて十字峡へ向かい、漁協の小屋の前で地べたに座り込んで朝飯を食らう。登山センターの前には一台駐車してあり、トンネルの出口のスペースには4台ほど。先行者は居る様だね。登山口の神様に手を合わせ、登山カードを書いて出発。


このところ朝はめっきり涼しく成り、いきなりの急登でもそれ程汗は出ない、さぼり気味の脚は文句を言って来るが、この程度で文句言っちゃいけないと喝を入れグングン高度を上げる。一合あたり15分のペースで刻んで行けば2時間半で登れる計算なので、標石を目安に登って行く。4合目までは貯金を作ったが、4合から5合目の間で帳消しに成り、5合目の日向山まで01:16で1分オーバー。実際の所、きついのはここまでなので、実はなかなか良いペース。生姜畑まで下り、靴をびしょびしょにしながら湿地帯を進む。気持ち良い風が吹く。気配はもう秋だな。


これからたどる稜線に目をやると、兎岳付近から丹後山に掛けて雲が覆っている。なんとか持ちこたえてくれる事を祈りつつ息を切らし脚を動かす。怠け癖が付いてすっかりプヨプヨに成った筋肉が特にハム筋から脹脛に掛けての裏側の筋肉が特にキツイ。
それでも脚さえ動かし続けて居れば前には進む。時計を見ると何とか持ち直している。それも結構良いペースで、自分の聞いている身体の声と逆の結果が出ている。自己ベストも狙えそうなので気持ちを切り替えて最後の急登を踏ん張って登る。池の段手前で先行者に追い付き挨拶をして道を譲っていただく。山頂まではもう一息。02 :14は自己ベストではないかな?。意外な結果にびっくり。
少し休憩をとり、忙しなく山頂を後にして丹後山方面に向かう。追い付いてきた先行者の方と少しお話をしてから分岐から先へ向かう。足場の悪い所や草が被っている所は慎重に行かねばならない。慌てて行くと滑って転んだりしてロクな事にはならない。勝手知ったるホームゲレンデだ、慌てずとも良い。上げ所も押さえ所も分かっている。


分岐から岩場を過ぎて下りにかかる。大荷物を背負った方とスライドし、道を譲る。
小兎周辺の道の草が大分伸びているが、いつもの事で気にもならない。
小兎辺りの笹原の景色がこのルート上では一番好きだな~。シラビソは大分枯れちゃったな~。
自然は大きな目で見るとそんなに変わっていない様に見えて、細かい所はどんどん変わって行く。山を登り始めて20数年。このルートも何回歩いたかわからない程歩いてる。変わり方は自然の営みの一部で有ったり、人が入り込んだ事による変化だったり。長く見続けて居ないとわからない事も有る。・・・そんな事を考えながら歩いていた。

兎岳にて大休止。おにぎり2個と野菜ジュースを補給する。朝方かかっていた雲はだいぶ薄れて来て日差しが届く。平が岳方面は雲の量が多くて遠くは見えないが、裏三山の稜線が時折姿を見せる。今年はまだ歩いていないな。三山も馬蹄型も歩いていない。天候の問題も有るが近いうちにどれか歩いておくべきだな。

丹後までのアップダウンは大したことは無い。気持ち良く走れるように成って来て、遠くに見えて居た先行者に追い付く。足音に気が付いた様で道を譲って下さった。「今日はどちらから?」と問われる。「今朝、十字峡を出てここまで来ました」と答える。大体皆さん驚かれるが、やっている本人は大した事無いと思っている。もっと凄い事やっている人は沢山居るのだ。オイラはオイラの身の丈に合った事をしているだけ。


丹後山の避難小屋を横目で見ながら下りにかかる。崩れる予報の天気はまだまだ大丈夫そうだが、良いペースで来ているので、このまま行く事にする。周回のタイムも更新できるかもしれない。

今シーズンのシューズは軽くてソールも薄くて柔らかくて凄く調子が良い。深く考えずに買ったけど大正解だったようだ。この靴に変えてから下りも楽しく成った。
楽しい下りだが、さすがに疲労が溜まって来た。飛ばし過ぎたかな?。こんな時は怪我をしがちなので、慎重に降りて行く。中ノ岳の上には雲が掛かっているがすぐには崩れそうにはない。

2合目付近まで降りて来て、休んでいる若い方に声を掛ける。越後三山を回る予定だったが、中ノ岳~八海山の縦走路が不安なので、こちらまで回って来て、下山後にタクシーで車を回収するとの事。乗せて行ってやろうか考えたが、一緒に歩くにはまだだいぶ距離も有るしなぁ~。彼の荷物では時間もかかるだろうから言い出せずにそのまま別れた。一旦帰宅してからまた迎えに行ってあげても良かったが、そこまでしてあがる必要はないだろう。それは彼の旅の一場面なのだからオイラが割り込む必要はない。


結構へろへろで管理道路に出る。ここから十字峡の登山口まで綺麗な滝を横目に快適なランニング。
周回のタイムも更新で来た。

活動時間5時間29分 活動距離 18.2km

2014年8月24日日曜日

第57回藤原湖マラソンを走って来た。

練習せずに結果が付いて来る訳が無い。
「楽しめればいいさ!」これは言い訳でしかない。
走るからにはタイムを気にするし、ライバルの存在も気に成る。
色んな大会を回って居ると、同じ人と競り合う事が有る。何処の誰かも知らないライバル。そしてこいつにだけは、今負ける事は出来ない奴の存在。

第57回デサント藤原湖マラソンは走ってきました。
昨年から参加してるこのレースは、近場でエントリーフィーも破格に安い、距離こそ短いけどなかなか走り応えの有るコース。
今回は、番長もエントリーしたので、「どうせ同じ所に行くのだから」と、お願いして迎えに来てもらい現地に向かう。
途中で谷川サービスエリアに寄ってもらい、ここに有る水上電子基準点を訪座。

気持ちよく晴れて谷川岳の耳二つくっきり朝の空に映えてる。「走ってる場合じゃ無くて山に登った方が良いな」なんて話ながら、同じ場所に向かう車列に繋がる。
ダムの管理地の広い原っぱが駐車スペース。所々ぬかるみは有るものの昨年よりは地面は締まって居て問題無さそう。過去のレポートを伺うとスタックして脱出出来なかった事も有ったそうな。昨年もオイラは2台ほど脱出のお手伝いしたんだよな~。

結構早く付いたけど既に多くの人たちが準備してる。エントリーを済ませて、我々もそれぞれ腹ごしらえして、準備をする。なんせ、この頃やる気が起こらず走って居ないので、ぶっつけ本番状態。果たしてどうなる事やら・・・。



アップを開始した多くの人達に急かされるように、オイラもアップを始める。夏は終わりつつあるとはいえ、この時期はまだまだ残暑なのだが、ここは標高も高いので結構涼しくて良い感じ。余り走り過ぎてアップで疲れたら本末転倒なので、薄っすら汗をかく程度に走り脚の状態を探る。
成るようにしか成らないのだが、負けたくない奴が今日は同行して居るので、普段と違った緊張感が有る。

なんだか落ち着かなく、うろうろしてると、あっという間にスタートの時間が近づいた。
スタート位置に並び振り返ると多くの選手が・・・。15kmの部で名簿を見る限りだと約1200名です。
結構前の方に並びスタートダッシュ狙い。


スタートしてすぐは、未舗装だけど綺麗に整地して有るコースを1kmほど走ってロードに出る。ここからだらだらと登り坂で、落ちて来た人を拾いながら徐々に前に出る。相変わらず登りは強いと自負してるが、これまた何時ものパターンで下りや平地だとどんどん抜かれてトホホな感じ。やはり課題は下り坂で如何にスピードに乗るかだな。
給水所も結構多く有るんだけど、念の為に最初の2か所取ったっきり後は取らなかった。それ程気温も高くないく、木陰が多くて涼しい位だったので喉も渇かないし、普段この距離だと無給水で走り切っちゃうからね。

調子が悪いのか良いのか掴めないまま、短い距離のレースなので我武者羅に突っ込んで行く。
落ちて来た人を拾い、上がって来た人に拾われて頻繁に順位は入れ替わる。
むむ。鋭い脚で追い越して行った女性ランナーの後ろ姿に見覚えがある。何度か同じレースにでて、ことごとくぶち抜かれている方だ。綺麗な後ろ姿とランニングフォームで覚えてる。
何処の何方か存じませんが、そのどん底に突き落とす様な抜き方は殺生でっせ(泣)。

彼女には何時もやられる

ダムの堤体を渡り、中間地点でセンサーによるタイム計測があり、しばらく進んで折り返し。
やや、番長が結構近くに迫ってるな~。復路は登り基調なので、引き離さねば・・・。
でも、何時もの様に足が動いてはくれません。走り込み不足が顕著に表れる。自分ではもっと行けると思っていたが、感覚的には全然登れてない感じ。
でも、ゴール後に成績表を見てみたら、復路の方が10分近く速かったのだから、結構走れていたのかもしれない。


最後の長い下り坂をゴールの1.5km手前からスパートを掛ける。皆さん同じ考えらしくどんどん抜かれる。「どんだけ下り弱いんじゃ~」 と嘆きながらゴール。
一息入れつつ、ゴール地点を離れずに番長のゴールを待つ。程無く奴もゴール。今回もなんとか勝てた。

気が付けば、朝あんなに晴れ渡って居た空も雲に覆われてる。さっさと着替えをし後始末をして帰路に着く。
ぽつぽつ当たり始めて、国境の長いトンネルを抜けるとそこは豪雨だった。

本日の成績 15km 1時間08分33秒 カテゴリー(40~49歳)51位 総合 154位

昨年より工事の関係で距離が短く成ったとは言え、昨年並みの成績だった。手ごたえは無かったんだけどな?。

2014年8月17日日曜日

愛しの巻機山

朝6時より村の鎮守様の祭礼の後片付け。毎年これが終わってお盆も終わる感じ。
天気予報では、一日雨の引きこもりパターンの予報だが、高曇りの空は何とか雨を降らせずに持ちこたえて呉れているみたい。雨雲レーダーも雲の通り道の境目の微妙な状態なので、サクッと巻機山にでも登ってこようと準備を始める。朝飯食ってトイレに入って出てきたら降り始めた・・・。
さてどうしよう?とにかく登山口に行ってみよう。

桜坂の駐車場には、ほんの数台しか駐車して居ない。ただバスが停まっているってことは団体さんが居るな・・・。
相変わらず雨は降り続いているが、山は見えているし空も明るい。さてどうしたものかと悩んでいたが、寒くも無いし、どうせ汗でびしょ濡れに成るので同じ事と登り始める。
林の中は少しくらいの雨なら平気なので、雨具は着ない。上着だけはすぐ羽織れるようにザックに括り付けて行く。
のんびり行く積りで出発したが、徐々に何時ものペースに成る。のんびりと行けない身体に成って仕舞った様ですな~。
古傷の左膝が痛むし、一昨日の30㎞走の影響で脚が思うように進まない。でも血が廻って来たら何とか動き出した。

ぬかるみ 水溜り 木の根 岩 足の置き場を考えながら息を切らし歩き続ける。5合目まで25分か~何時ものペースだ。走れそうな所は走ってみる。団体さんに追い付くが、元気に挨拶して道を譲ってもらい順調に登って行く。7合目付近で1時間。目標は80分台なのだが、結構厳しく成ってきたかな・・・。
もうここからは、心臓をバクバクさせながらガンバル。ニセ巻まで17分掛かった。小屋まで駆け下りて2分だった(木道を新しく整備中で早く降りられた)。さて10分で御機屋まで行けるか?。

時計をちらちら見ながらガシガシと登る。降りて来る人に道を譲る。タイムロスだが、此方の方が足場が良い所に居たので待つ。登り優先なんてルールが有るけど時と場合に寄る。足場が良い所に居る方が譲るべきだと思う。
何とか90分切って約89分。何時ものタイムでこれ以上の短縮は出来そうにない。

雨具は必要のない天気で、思い切って登ってきて良かった。結構遠くまで見えてるから満足。

グンマー側には雲が溜まってる。

牛ヶ岳の斜面 ここ滑ると楽しい。登り返しきついけど。

上越国境の稜線も見えてます。

雪が積もったらまた来ますよ。

ヌクビ沢にはまだ残雪が有る。最近登って無いな。
写真を撮ってのんびりと降り始める。何度も登っているけど本当に良い山だな。グリーンシーズンは沢を登ったりタイムアタックしたり。ホワイトシーズンはあちこち滑りまくり、遊ばせてもらってます。

最近気に成るのは登山道の荒れ方。人気のお山は何処もそうかもしれない。踏み付け浸食により岩や木の根が多く露出する様になり、ぬかるみを避けて道が幾筋も出来てる。表土が削られて滑り易い赤土が露出して来た気がする。仕方ない事かもしれないけど、何だか辛いよな。
登りの時は余り考える余裕は無いけど、のんびり降りながら色んな事を考えた。大好きな山が綺麗なままで居て欲しい。山頂付近は木道の資材が荷揚げされて有ったので良い状態を保って行こうって姿勢が見えるけど、全行程木道って訳には行かないだろうから、少しのぬかるみなどジャブジャブ入って道を広げないように努力しなきゃな。
一見さんの登山者はそこまで考えないかな。

帰って来て半日みっちりと外壁の塗装の続きをやった。4日間の休みのうちのべ2日壁に向かってペンキ塗りだった。

活動時間3時間 活動距離10.7㎞

2014年8月16日土曜日

お盆休みですが


お盆休みなのですが、突然思いついた家の外壁の塗装などやってます。築20数年経った木造家屋の板壁が、風雨に晒されて少し見っとも無い事に成って来たのを気にかけて居たんだけど、ホームセンターに行く用事が有ってふと思い出して塗料などを買い込み、脚立やら梯子やらを使いなんとか手の届く範囲を塗ってます。親父が、簡単にスプレーの塗料などで簡易的に塗装しちゃっていたもんだから、ムラに成ってあまり綺麗に成らないけど、痛みの目立つ南側は何とか塗り終わった感じ。古い木造の建物は手を入れてやらないとどんどんみすぼらしく成るので、残りの個所も暇を見てちょこちょこやる積り。

天気もあまり良くないので、山に行く気に成らなかったので、丁度良い暇つぶしだったけど、仕事をしている気分で、全然休暇なんて気分じゃ無かった。それでも、これから始まるランのレースの練習などちょこっとやったりしてる。最近は、夜ランもさぼりがちなので、ヤバい感じ。走りぬく事は出来るけど、タイムを縮める所までは無理みたい。・・・まあぼちぼちやります。

山も今シーズンは長い距離を歩いて無いな~。まあそれでも、歩いた事の無い山に行けたし、久し振りに訪れる山にも行ったのでそこそこ満足してますな。
三山や裏三山 馬蹄型などのミドルの距離を歩いておきたいし、ロングの馬蹄型+αなども再チャレンジしておきたい。でも、これからは、幾つかのレースにエントリーしているもんだから時間が無いかも。あ~悩ましい所だね。

2014年8月3日日曜日

秘境より地味な200名山佐武流山へ

佐武流山に行って来た。名前は聞いた事は有ったがアプローチの関係上行き難い山塊の山の為に未だに登らずにいた。当初は鳥甲山に登る積りで手持ちの書物をパラパラめくっていたのだが、同じ200名山なのに地味な山と言う事がかえって気に成り、あれこれ調べるうちに 佐武流山~ナラズ山~赤倉山~苗場山と周回登山が出来ると気付き、「これは行かねば成るまい」と勇んで出かけた。

この山に登るには、秘境 秋山郷 の奥の奥から取り付かなければならない。古い書物では、手入れも行き届いていない難路だと書いてある。しかしネットで調べると、歩き易いコースと書いてあるので、安心して出かけた。しかし、肝心のお天気が、午後より雨の予報だったので、周回コースは諦めて、はなから佐武流山ピストンの計画で行くことにした。周回の場合は、苗場山までのコースは 藪漕ぎ覚悟 みたいな事が書かれているものもあるし、平気に歩けた と書いてあるものもあるし、はて?どちらが正しいのやら。

何と言っても秘境 秋山郷である。よくもまあこんな所に人が住んでいるものだと思うほどの山奥だ。平家の落人がのがれ逃れて住み着いたとの伝説も有る山の中。冬の生活はどんなだろう?と興味深い山の中。
国道405号線の大赤沢を境に、新潟県津南町と長野県栄村とに分かれている。

以前は仕方なくこちら側からの大赤沢登山口から苗場山に登ったものだ。今でこそ湯沢側の和田小屋近くまで車で上がれるが、以前は大島の林道の入り口ゲートは営林署の許可が必要で入れなかった。タクシーで入る場合は運ちゃんが鍵を持っていたので入れたらしい。
オッと閑話休題。


朝の4時に家を出て、朝飯 買い出しなどで時間を費やし、車を走らせ、支度をして登り始めるまで2時間掛かった。
檜俣林道を辿り、檜俣川まで下降してから尾根に取り付くのがルートなのだが、林道のゲートまで行ったが、駐車スペースは無くて少し引き返したら路駐して有る軽自動車が有り、そこには佐武流山近道の標識と登山カードのポストが設置して有った。ボーっとして居て完全に見過ごしていた。
オイラもここに路駐して出発。


近道と言う事で、殆どの方がここを登っているらしく、道も良く踏まれていて登山道と言うよりも山林の見廻り作業用に地元の人も歩いて居る道っぽい。暫く緩やかな坂道を登って行くとカラマツ林の伐採の現場に出た。今は重機を使っての搬出作業なのだろう、林の中に重機道が出来ていて、登山者の方は作業員の従うように と看板も見受けられる。林道に出たらジョグで朝の気持ち良い光の中を進む。所々に伐採された木が長さを揃えて積んである。さすがプロの仕事だ。恐ろしくキレイな切り口でチェーンソーの手入れ良さが見て取れる。


緩やかに下って行く林道の枝道が本道と合流して月夜立岩と呼ばれる岩峰の下を巻く様に徐々に高度を上げて行き、そろそろ嫌に成って来た頃に檜俣川への下降点の標識。ここをしばらく降ると対岸までロープを渡して有る徒渉ポイント。水量は多くは無いが、飛び石伝いに渡る訳ではなく、ひたひたの水量の一枚岩を渡るので、靴と靴下を脱いで渡る。上流にもトラロープが張って有りここは飛び石伝いに渡れそうだが、滑りそうな岩をへつって行かなければならないので、水量が多い時に高巻きをしてここを利用するのだろう。


斜面に取り付きここからが本番の登山の始まり。カラマツ林を登って行く。こんな所にカラマツの林?こんな所にも植林したのだろうか?などと考えながら登って行く。足跡の様子からすると、先行者は例の軽自動車のお一人の様だ。カラマツの林がダケカンバの林 ブナの等の混合林と変わっていく、振り返ると月夜立岩の向こうに鳥甲山が見える。空は雲が多いがまだ晴れて居る。午後からは雨との予報なので、何だか急かされている感じで登って行く。汗が出始めた頃に物思平を通過し、この先からは尾根の形状が顕著に成り、むき出しの木の根や露岩を足掛かりに登る。ワルサ峰に近ずくと足場はなお悪くなるが、それ程歩き辛くも無い。振りかえて景色を眺める未知の山域なのでどれがどの山やら・・・。特徴的な苗場山は分かるが、遠景は雲に覆われて良く分からない。赤倉山経由での苗場山までのルートが非常に魅力的である。
ここから緩やかにアップダウンを繰り返して縦走路の分岐の西赤沢源頭に到着。ここまで来ればもう少し頑張れば山頂に着く。それにしても先行者に追い付かない。よほどの健脚か早立ちしたのだろう。


どっしりとした山容の尾根を緩登していくと鈴の音がする。どうやら先行者に追い付いた様だ。何と音の主は単独行のおばちゃんであった。挨拶を交わしてお話をしながら歩いていると、ひょっこりと山頂の標識と二等三角点の有る山頂に出た。全く山頂らしくない、稜線の盛り上がりの様なピークで達成感は無い。暫し山談議と腹ごしらえをしておばちゃんは早々と山頂を後にしてしまった。何時も単独行だそうで、なかなかの健脚と感じた。脚が遅いからと謙遜していたが、なかなかのものだった。
残されたオイラは三角点の写真を撮ったり、地図で地形の確認などをして過ごし、雲行きが怪しく成って来たので30分程休んで帰路に着く。

おばちゃんに追い付き、お別れの挨拶をして追い越させて貰う。改めて苗場山までの縦走路を目で辿る。何時か歩いてみたい道だ。
木の根や岩で慎重に降りないといけないので、スピードが上がらない。それでも色々な事を考えながら歩いていると意外と早く徒渉点まで降りて来てしまった。
沢を渡ってしばらく休憩。地味な山でも初めての道を歩く事は楽しい。周回登山が出来なかった事は心残りだが、今後の課題が出来たので其れはそれで良しかな。

重い腰を上げて林道まで登り、そこからジョグで4kmほど走り、朝歩いて来た近道を緩やかに上り下りして登山口まで帰り着く。汗で濡れた衣服を着替えて空を見上げると頭の上には大きな入道雲。エンジンを掛けて走り出すと雨がぽつぽつと当たりだした。

活動時間 6時間12分  活動距離 19.5㎞

2014年7月21日月曜日

久し振りの平ヶ岳

結構近い行動範囲なのに凄く久し振り(20年振りくらい)に平ヶ岳に行って来た。行動範囲内なのに何故20年も足が向かなかった考えてみたが、達成感の乏しい山容とアクセス道路の国道352のブラインドコーナーの連続する運転疲れする道、それと地形から来る水はけの悪いグチャグチャの登山道などが重なり足が遠のいていたのかな?。
いくら登り飽きのしない山をテリトリーに持って居ても、何時かは飽きて来ると言う贅沢な悩みも有り、たまには違う所に行きたくなり、大げさだが意を決して行って来た。

普段は旗日は休まない会社なのだが、仕事の谷間で「たまには休むか」と言う事に成り、日曜日は地区の草刈りで早出が出来なかったので、好都合な訳で日曜は完全オフの日にして、「海の日に山に行く」という捻くれた考えのもとに計画を実行した。

登山口の鷹ノ巣までは結構時間が掛かるので、早朝の3時に家を出て、途中で買い出しをして、まずは銀山平を目指す。シルバーラインのトンネルをぶっ飛ばし、うっすら明るく成った頃に銀山に到着。ここからロング&ワインディングロードが始まる。対向車が来ない事を祈りつつ湖畔の地形を忠実に辿るグネグネ道を行く。この時間にこの道を通る人は、ほぼ平ヶ岳に向かう者だろうから、幸いな事に対向車には鉢合わせする事は無かった。

銀山のトンネル出口より約33㎞走ってようやく登山口の鷹ノ巣集落に到着。驚く事にこんな陸の孤島みたいな所に住んでいる人が居る。勿論冬季間は里に降りての生活だろうが、やはり自分の故郷は離れ難いのだろうか。ライフラインは整っているのだろうが、何の楽しみも無い様な生活の様な気がする。少しはそんな生活に憧れている自分が居るのだが・・・。

オイラが到着したのは5時半くらい。けっして遅い時間では無いが、駐車スペースはほぼ埋まっていた。やはり百名山だけ有って県外ナンバーの車が多い。中には関西方面のナンバーもちらほら見える。連休を利用してこの地域の百名山を幾つか登る計画なのだろう。

さて朝食にコンビニ弁当ををモサモサ食い出発進行。恐らくオイラが最後発だろう。長丁場のルートなので皆さん早立ちをしたのだろうなあ~ 賢明な判断です。
道路から鎖でバリケードしてある作業道跡と思われる道を行き、電柱を縦割りにして橋にして渡してある下台倉沢を渡ると直ぐ登山道の入り口だ。ここから下台倉山までのヤセ尾根(前坂)がこのコースの核心部で、ここさえ頑張って登り切ってしまえば後はどうにでもなる、林間の視界の効かないだらだら道をたどって山上の楽園へ行ける。


早立ちした方々は、露出した岩や立ち枯れた木の根が続く急登に苦戦している。オイラも脚の切れが今一つだが、汗を吹き出しながらも先行者を次々と拾って行き、何とか1時間丁度で下台倉山に到着して一息付く。ここから三角点の有る台倉山までは、地図読みでは標高差もそれ程無い楽な道と思ったが、露出した岩やぬかるみの道で急げない。次々と現れる先行者と挨拶を交わしながら進む。空は雲が多く朝日は時々差す程度だが、そのお日様の有る方向が自分の思っている方向とは違う。この方向感覚のズレは放って置いたらまずい事に成りそうなので、地図とコンパスを取り出して感覚を修正しておく。疑問が起きたらすぐに解決して置く事が山では大事な事。

台倉山には三角点が有る。三角点マップというアプリでは、ここに有る三角点は二等三角点と成って居たので楽しみにしていたが、実際は三等三角点で有った。がっくり。


ここから道は緩やかなアップダウンは有るものの息を切らせずに歩ける道だ。途中水場が2か所有ったが、覗かないで来たので水質や量などは確認出来て無い。
以前来た時はぬかるみだらけで、靴は泥んこに成り、不快な思いをしたが、木道が整備されていて快適に歩ける。しかし、雨の後や朝露などでこの木道は非常に滑る。滑り止めの有る個所も有るがほとんどがツルツルでとても走れたもんじゃ無く、滑って転ばない様に慎重に歩を進めるしかない。それでも自然保護や靴の泥んこ化予防には大変役立つ。


シラビソの樹林 灌木帯を抜けると池ノ岳への急登が見える。もう一頑張りだ。恐らく一番先に出発したと思われる方とほぼ同時に池ノ岳の姫の池へひょっこりと飛び出す。まさに天空の楽園で水面に青空が映って奇麗である。
てっきり絶景独り占めだと思っていたが、そこには既に多くの方々がカメラを構えて居た。どうやら中ノ岐川に沿って通って居る林道を使っての最短ルートを登って来た方々なのだろう。皇太子が登ったルートで、たしか銀山平の旅館 ロッジに宿泊した方のみ送迎してもらう事によって通れるルートだったと記憶している。中ノ岐の林道の入り口にはゲートが有り関係者以外開ける事が出来ないシステムに成って居るらしい。ある方は、林道入り口よりチャリンコで1時間ほどかけて、このコースを登って来たそうだが、そんな暇が有ったら鷹ノ巣から登っても大差ない様な気がしたが・・・。

「鷹ノ巣から登って来たの?健脚だね~どれくらい掛かったの?」
「約2時間半ですね」 同時に着いた方に二度見されつつ答える。
苦労して長いルートを辿って来たのに、短時間で登って来られた方に話し掛けられて、ぶっきら棒にに答えてしまう自分が情けない。どんな山にも複数のルートが有り、所要時間も違う。彼らだって正当な方法で登って来られたのだから、疎ましく思う必要など無いのだが、人間の小ささからくる妬みでもやもやした気分に成る。

三角点の有る山頂までは、もう少し歩かねば成らない。高層湿原の地形 植物を愛でながらの山上散歩だ。全く頂きらしくない最高地点にも既に多くの方々がたむろって居る。さすがに百名山だけ有ってアクセスの悪さなどもろともしない賑わいだ。前回来たのは20年ほど前で、山上で泊るべく大きな荷物を担いで長時間歩いて、午後の遅い時間にここへ着き、そんな時間だったので静かなひと時を過ごせたような記憶が有る。そして、あの時は山頂付近は糞尿臭が酷く、草むらや藪にはティッシュの花が咲いていた。今は意識の変化かマナーが向上したの、かそんな事は無く、キレイなものだ。
お決まりの三角点訪問を済まして、辺りを散策して、居場所も無いことだし休憩もせずに玉子石へ向かう。


平ヶ岳沢の源頭部にはまだ雪が残って居た。そこからの雪解け水が大量に流れている。冷たい水で喉を潤し目的地へと向かう。最短ルートから登って来た大人数のツアー登山の方々に道を譲り、ひっそり静かな玉子石へ。ここは当時の記憶のままで、何にも変わっていない。雲さえ無ければ、我がホームグラウンドの中ノ岳 駒が岳 裏三山といった山並みを見る事が出来ただろうが、どうもいくら待っても期待薄なので、姫ノ池の木道の広場でお昼にしようと向かう。
そこは先程擦れ違った団体さんに占領されていた。暫く待って彼らが立ち上がったので、どっかり腰を下ろしておにぎりを頬張りながら、ぼんやりと絶景を眺める。
さて、いつまでこうして居てもきりが無いので立ちあがり帰路に着く。

足場の宜しくない道を慎重に降り始める。追い越してきた方々が続々と登って来る。「もう行って来たの?速いですね」と声を掛けられる。「もうすぐで楽園ですよ。頑張って!」と声を返す。
シラビソの林に入ると静かな道に成った。この時間だともう登って来る方も居ないので静かな山歩き。途中で追い付く人たちは山上に泊った方々。昨晩は星空がキレイだっと話を伺うと、やはりこのスタイルが一番贅沢な山登りなのだと改めて思う。忙しなく飛び跳ねて登り降りしているのとは過ごす時間の密度が違うのだ。


登って来たルートを忠実に引き返し、最後の前坂のヤセ尾根の岩場を注意して降りる。
一番最後に発って一番最初に着いた。


汚れ物を洗いたくて川に降りる。水に濡らしたタオルで汗をぬぐい、泥んこの靴を洗い山の余韻に浸る。
帰り道のグネグネ道をのんびり走る。あれほど憂鬱だった道が、絶景の連続だと気づく。対向車には気を付けなければいけないが、思いの外楽しいドライブだった。良く目を開ければ悪いイメージなど消えて無く成るものだな。

行動時間 6:15 活動距離 22,45㎞




2014年7月14日月曜日

線を繋ぐ 完成版 稲包山~平標山

新潟県と群馬県の県境の登山道を歩いた所に線を引く。
平標山から先は三国峠までだよね・・・。忘れて居た訳じゃ無くて、何だか面倒臭くて後回しにしていた。行くにしても平標山の登山口から三国峠の登山口まで移動はどうするかが問題だった。
先日、ネクサス7にインストールした山地図のアプリYAMAPを眺めていたらニゴマン図には載って居ない登山道の存在に気付いた。苗場スキー場の奥の閉鎖された旧三国スキー場から稲包山に登り(この道の存在は知って居た)そこから三国峠まで道が続いているんだね~。ニゴマン図には県境を示す点線しか無いよ。有るんだね?本当に道が・・・。
そうなると、周回登山が出来るよね~と気が付いて、思いついたら行動有るのみ ってな訳で今日行ってきました。

ルートラボでシュミレーションしたら距離的には26km程で、それ程のアップダウンは無いみたいで、結構走れそう。目標のタイム的には7時間と丼ぶり勘定。
天気予報だと午後から雨なので早く出て済ませちゃおうって事で、4時に家を出て今回はしっかり朝食を取り、食料もしっかり持参して、平標山の登山口に駐車。既に結構スペースは埋まっている。やはり人気のお山なんだね。
カラフルな衣装を着た洗練されたオシャレな登山者とは逆に向き、何時ものダサい安っぽい格好のオイラは、国道を走りだす。

軽量の装備とはいえ、水3リットルと雨具と食料を合計すると5kgは有るだろうから、軽快に走ると言う訳では無い。おまけにさぼり気味なので脚の切れも悪いので、トコトコののんびりジョグ。
苗場スキー場を通り過ぎて、急に細く成った道をブッ止めまで向かう(一応この道は国道353号線である)。くねくねと緩やかに高度を上げて行く道は、荷物を背負ってでは結構きついが、良いアップだと言い聞かせて頑張る。やがて、すっかり更地に成っているスキー場跡に着き車道もお仕舞い。ここまで6.9km 0:50ってところ。ここから先は山道。


余り他人の山行記録など調べないので、先がどんな状態なのか分からないが、地図読みでは沢沿いに行く道なので、ジメっとした道かな?と考えて居たのだけど、思い通りのビチョビチョな道が現れる。既に靴がグチャグチャしてる。おまけに草の露で下半身もビチョビチョだが、想像していたよりは、手が入ってシッカリした感じの道だし、道標もしかっり有るので迷いっこない。
湯之沢の上部に沿うように付いた道も、ついにこの沢を渡り尾根に取り付く。沢は、この所降り続いているので、水量は若干多めで、飛び石伝いには渡れない。ジャブジャブ入っても良いのだけど、幾ら水切れの良いシューズとは言え、しばらくは不快な思いをするのは目に見えて居るので、靴と靴下を脱ぎ裸足で渡る。僅かな時間をケチって不快な思いをする事は無いのだ。


明るい感じの二次林の林の中の尾根をしばらく登ると、県境の尾根道に出る。オイラが知らないだけで結構歩かれているらしく、踏み跡も明瞭だし、道の草の刈り払いもしっかりとなされている。
三坂峠を経由して稲包山へ向かう。緩やかな起伏は有るが結構走れる。景色は残念な事に急速に下り坂の天候のお陰で今一つって感じだが、未知のルートを歩いてると言う楽しさがたまらない。
県境の道から離れ稲包山の山頂を踏み 稲包 三等三角点 を訪問。三国峠方面を眺めると、巨大な鉄塔に吊るされた送電線が関東方面に伸びている。柏崎原発で起こした電気を関東に運ぶ線だ。すでに三国山より標高が高い山には雲が掛かりだした。


心配していた地図に載っていない三国峠までの道だが、思いの外シッカリした道だったので一安心で、気持ち良く進んでいく。恐らくは送電線の巡視路として管理されて居た道を繋いで登山道としたのではないだろうか。
走ったり歩いたりしながら最低鞍部の三国峠到着。すぐ傍でバイクやトラックのエンジン音が響き興ざめである。ぞろぞろとおじちゃんおばちゃんの集団が登って来る。新潟側も群馬側のトンネルの入り口から旧街道が繋がっていて、三国山までが良いハイキングコースに成って居るらしい。
峠の神社には規制線が張られていて近づけない(鳥居が危ないのか?)遠くから御参りして、裏に回り込む様に付けられた登山道を行く。ガスって景色は見えない。植生保護の為の木道が階段状に続いている。歩き易いが味気ない。確かに傷んでいる個所がそこらここらに有るから仕方ないのだが・・・それだけ訪れる方が多いって事だろう。

三国山の山頂には 三国嶺 二等三角点が有る。標石が傷んでいて二等三角点にしては悲しすぎる風貌の標石に心が痛む。ついさっき追い越して来た子供たちが元気に駆け登って来る。
道を少し戻り縦走路に合流して先に進む。ここから先は、木道では無い。道もシッカリ踏まれ、手入れも行き届いた道だ。何人もの方を追い越し、すれ違いしたので、この道も結構人気が有る道なのだな と再認識。平標山を起点に周回したり縦走したりしているのだろう。この辺まで目が行き届かなかったから、知らない事が多い。知らない事を知る事は楽しい。

道は相変わらずに景色が見えない状態。主に、群馬県側が開けて新潟県側は木々に覆われている。風も出て来たようで、木々の葉っぱに着いた露が飛ばされて来て雨の様に当たる。多くの方は雨具を着込んでるが、着ると暑くなりそうなので、そのまま行く。初めての道は距離感が掴めない。ましては視界が無い状態なので尚更だ。道は一本道で、標識も有るので間違いなく平標山にはたどり着けるが、地図を読むと途中に有る同名の大源太山の山頂を道は通らずに、トラバースして先に続いているので、ここの入り口を見過ごさないために、何度かザックに忍ばせて来たタブレットのGPS機能で現在位置を把握しながら歩く。
見過ごすはずも無い大きな道標に導かれて大源太山の山頂へ。ここには、耕地 三等三角点 が有る。御一人おじさんがプシュッとやっている。あれこれ話をして、昨日放送された百名山一筆書きの グレートトラバース の話題で盛り上がる。話しに割り込んで来る形で、追い越してきた団体さん達が登って来て賑やかに成り話は尻切れトンボ。おじさんに暇乞いして先に進む。


この縦走路も、細かなアップダウン有るが結構走れる道。急に、気配が変わったなと感じたら、平標山の小屋に着いた。さすがに賑わって居て、ここでは休む気には成れない。冬の職場のリフトの親方の友人がここで働いている。一度お会いした事が有るので、ご挨拶でもと思ったが、人の塊に気後れして、ついつい先に進んでしまった。
ここからは、延々と木道 階段と登り続ける。気分的には坂戸山一つ分くらいか。小屋からの所要時間もそんなもんだ。さすがにうんざりした頃に、山頂に出た。
猛烈に風が吹いているし景色も見えない。先着のグループの方も記念写真を撮って早々と、それぞれの方向に離れて行く。勿論何度もここに立っているオイラも早々と退散する。


降りて行く人もいれば、風に逆らって登って来る人たちも居る。風が音を書き消し。背後に着いても気付いて呉れない人が居る。「こんにちは。大変な天気に成りましたね」と声を掛けて、道を譲ってもらう。団体さんの中には、あからさまに嫌な顔をする方も居る。色んな人が居るお。そんな山だ。
松手山の 河内山 三等三角点は寝転がって居た。休んでいる方に上の状態を聞かれる。
「お花は咲いてましたか」
「すいません。花に目をやる余裕が有りませんでした。こんな天気なので・・・」
「そうですよね。ここで降りる事にします。訓練に来た訳じゃないのでね~(笑)」
さっぱりしたお姉さんが言う。
「賢明です」とオイラ。

多くの人が歩く道は歩き易い。ぴょんぴょんと飛び跳ねながら降りる。
林に入ると風は遮られてほっとする。木々にその名前がぶら下がっている。たくさん木を見て来たが名前など分からない。木は木だ。まだ知らない事が多すぎる。森を見て木を見て居ない。
そんな事を考えながら歩いていると平らな所に出て山道は終わった。車に帰り着いたと同時に雨が降り出した。



行動時間06:47 移動距離 28.2km

記録
 
元橋-三国スキー場跡0:50-三坂峠1:31-稲包山1:58-三国峠3:13-三国山3:40-大源太山4:43-山の家5:15-平標山5:41-松手山6:13ー元橋6:47