自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2012年3月22日木曜日

今季初の山滑り

三月の終わりにして漸く山に行くチャンスが来ました。
冬季の勤め先を変えたので、
以前みたいに時間が有り余るほど無くなっちゃったし、
持病の事も有ったりして精神的に参っちゃってたのでね。

そんな事で、すっかりゲレンデテレマーカーと化していたのだが、
やっとここに来てお山に行く気分に成ったきたのです。


行く場所は何時ものお山。
別に急ぐ必要は無いので、のんびり起きて、
朝飯食って、買い出しして8時半に登山口に到着。
平日と言う事も有り誰もいない。またもや独り旅。

降雪が多かった今年は往生際が悪くまだ雪が降る。
昨日も降ったので新雪のラッセル。
春の雪は重いけどそれ程深くないので苦にはならない。


誰も踏み入れて無いまっさらの雪面にトレースを引いて行くのは気分が良い。



通い慣れた道(この表現はおかしいか?)をガシガシと進む。
最後の堰堤を越えて沢底に下りる。
吹き溜まった雪と飛ばされた雪面との違いが逆光に浮かび上がる。
稜線は雪煙があがっているところを見るとかなりの強風の様だけど、
ここは静かなもんで、自分のスキーが雪を踏みしめる音だけしか聞こえない。

さすがにもう春なんだな~。
汗だくに成る位気温が高い。
この様子だと、側面からのブロック攻撃を喰らいそうなので、
急いでスキーを滑らす。


沢底を離れて斜面に取り付く。
木々のまばらな好スロープに心が躍る。
それこそライン取りに困る位楽しそうなラインが引けるよな~。
雪の様子を確かめながら、あっちにフラフラこっちにフラフラ。


このオープンスペースは吹き溜まった雪が積もって滑りやすそう。
灌木帯の雪は質がコロコロ変わるので手強そう。
風で吹き飛ばされてクラスト下地が出ていたり、
モナカだったり、ウインドパックされてたり・・・。



稜線近くに成ると風が強烈に吹いていて地吹雪状態。
さっきまで顔を見せていたお天道様も隠れてしまい、
明るかった空も、黒い雲の支配下に。
どの道スキーを付けたままでは稜線には出られない地形なので、
安心して滑降の準備を出来る場所を探して一休み。
気温が高めで、雪質が変わるのが早そうなので急いで滑りだす。
滑りだしは風に打たれて締まった堅い雪・・・かと思えば柔らかい雪。
ころころ変わる雪質に手も足も出ず転倒を繰り返す。


どんな雪質でも、その状態が続いていたら幾らでも対処できるが、
数ターンごとに変わられるとね~。

均一そうな雪質のラインを見計らって滑るけど、
それでもリカバリーの連続でバタバタした滑りで満足できない。


それでも、数ターンでも決まった滑りが出来たので満足した事にしようかね~。

ドタバタと何とか沢底まで下りてきたけど、
登る時には無かったデブリがそこここに有るね~。
気温の上昇でプチ雪崩が起きたらしい。

気持ち良く登った新雪の斜面もすっかり湿っぽい雪に変わっている。
ストップ雪対策にフッ素を入れてあるので滑るには滑るが、
疲れた脚には堪えるぜー。プルプルだ~。

帰りは自分のトレースの上を辿って帰るが、その上にスノーシューの跡が。

トンバ号が待つ道路に辿り着いたら、ボードとスノーシューを持った兄ちゃんが。

「オイラはあの山に登ったんだよ」と指をさす。

「道理で変な方向にトレースが付いていましたね。付いて行ったんですが、
おかしいと思ったので引き返して目的の山にいきました」と兄ちゃん。

あっちの山も風が強くて途中までで帰ってきたそうだ。

遅い初山滑りでしかも修行系だったけど、やっぱり山は良いな~。

4 件のコメント:

ばば さんのコメント...

ようやく、本調子になってきたろっかの〜。。。

やっぱり、休みの日には
たのしいことをするに限るて。
まあ、あんまり無理しね〜ようにの!

しかし、どこからどこへいったのやら
さっぱりわからんけど????

待ってた父さん さんのコメント...

う~ん・・・?
頭が見えてて、最終堰堤越えて・・・。
う~ん・・・?
地元ならではの、とんばさんルートですね。

また華麗なる『一筆書き』、
待ってますよ~。

とんば さんのコメント...

ばばさん

身体は まめ のがだどもに、ちょっと精神的に参っちゃって居て・・・。
でも、成るようにしか成らんとふっ切って、元気を取り戻すべくお山に行ってきたのでした。

場所は、何度もここに書いたのでまたか~って感じなので敢えてふせました。(笑)

とんば さんのコメント...

EVA父さん


何てことは無い場所なんですが、何故か誰も来ない 灯台下暗し 的な場所です。

やはり春の降雪直後の雪は変化が激しくて難しいですね。
転びまくりました。
オイラのつたない技術では咄嗟の変化には対応できません。