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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2012年2月8日水曜日

今思えば、オイラが以前の冬季の職場を辞めるきっかけに成った出来事。


以下 過去のブログよりの転載
連休の中日の10日は、職場のスキー場は久々の大盛況で、大忙しだった。

大変だけど、遣り甲斐が有り楽しく過ごしていたが、やっと落ち着いてきた午後に、悪い知らせがもたらされた。
何かと世話をしてくれる担当社員のKさんが、申し訳なさそうに「あまり面白くない話をしに来たよ」と暗い顔で現れた。
「もしや」と思い当たる事は有った。
ピラリと出されたシフトを見て、目を疑った。
この就業時間からすると、給料が約半分に成る計算だ。
やはり、年末年始のお客の入りから考えるとこうなっちゃう事も考えられない事では無かったが、先日、人員数の削減とアルバイト君達の就労時間短縮について管理事務所に殴り込み?に行って来たばかりなのに、話が進み過ぎる(怒)。
この給料では、オイラ達がこの職場を選んだ意味が無くなる。
ここは、早出 ナイター とフルに稼げて、同じ地域に有るスキー場よりは、断然多く貰える。
オイラ達は、別に、このスキー場が好きで勤めてる訳ではない。

トップダウンで決められた今回の実質給与削減案は覆る事は無いだろう。
絶望感と失望感とで就労意欲は一気に失せた。
3人の幼い子を養っている相棒は、「このままでは生活できない」と正に突き落とされた様に落ち込んでいる。
オイラも確かに給与の削減は痛いが、独り身の軽さでは、彼ほど深刻ではないが、心中穏やかではない。

混乱の中で湧き上がって来るのは、今回の報告のやり方に対する会社の態度への疑問。

我々の生活が掛かった、まさに死活問題の今回の件を、一社員のKさんが持って来た、紙切れ一枚での報告で済ましてしまうつもりなのか?。
本来なら、まず主任会議を開き、支配人なり課長なりが、各リフトを回り説明 謝罪をするべきではないか。
時折顔を見せる社員の方にこの件の真意を糺すと、彼らも口をそろえて「立場上大きな声では言えないが、ちょっと筋が通って無いね」と言う。

そこで、この件に対する真意を糺すべく支配人に会いに行く事にした。
良いタイミングでオイラのもとに内線電話で愚痴を言って来た、オイラのリフトの師匠とも呼べるSさんに、「仕事が終わったら一緒に行こうよ」と誘う。
そうなると、腹に持っている主任連中は多いはずなので、付き合いのある主だったリフトの主任を誘ってみた。
「そうだな。行くか!」と5人が賛同してくれた。
前もってKさんに、「5時過ぎに管理事務所に行くので支配人に時間を空けて置く様に言って置いて下さい」と、お願いして置いた。

皆さん意見は同じ。
削減案は覆る事は無いだろうと言う事は解って居る。
問題は、会社の対応に対する誠意の無さ。

事務所に乗り込んで支配人と面談が始まる。
まず一番の若輩者ながら、今回の面談の音頭を取ったオイラが口火を切る。
腹にたまって居た、今回の対応に対する誠意の無さに対する支配人の考えを問いただす。
支配人はまず、今のこの会社の現状についての説明をし、今回の件の自分の対応に対する考え方を話してくれた。
「決して皆さんに申し訳ない気持ちが無い訳ではないんだ。ただ、俺が出て行って頭を下げて回ったとしたら、会社は組織はそこで終わってしまう。これは、この問題は、会社と言う組織が皆さんに負担を強いてしまった問題なんだ。会社と言う機能自体が皆さんに謝罪と説明をしなければいけない問題なんだ。だからあえて担当のKに頼んだんだ。」との返答。
確かにそう言う考え方も有るだろう。

しかし、オイラはオイラ達はなんだか割り切れない気持ちは消えなかったんだ。
「そう言う考え方も有るかも知れないけど、オイラ達は、支配人の生の声が利きたかったんです。

こんな苦しい事情で皆さんに負担を強いるが、頑張って行きましょう。
どうか力を貸して下さい。

と、言う言葉が・・・。」

皆黙ってオイラと支配人とのやり取りを聴いている。
皆さん同じ気持ちの様だ。

「オイラは、主任と言う立場上、今回の話し合いでの支配人の考え返答をグループの皆に報告をしなければならないんです。今の支配人の考えを理解して、皆に報告する自信は無いです。今回の件で、皆、意気消沈してます。そんな彼らをなだめ 鼓舞させる自信は無い」とオイラは言う。
「そう言う時こそ、俺を呼んでくれ。何時でも飛んで行って話をさせてもらうよ。」と支配人は言う。

帰り際、「今回の会議の音頭を取ってくれてありがとう」とオイラを引きとめて支配人は言う・・・・。

結局2時間の話し合いで、オイラは腹にたまって居た気持ち、想いを全部吐き出して来た。
他の主任の方達はどうか解らないが、少しは気分的に楽に成った。
しかし、将来に対する不安は消えない。

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