自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2020年6月29日月曜日

このところはチャリな日々。

久しぶりにブログ書く。
今年に入ってチャリにハマっちゃっているのだよ。コロナ禍の影響で山も自粛ムードで、登山も控えてくれって感じだったので冬の肥えた身体の脂肪減らしにチャリに乗り始めた。
そこでだ。まだ足が出来てない段階で峠を連続で昇り降りしていて、集中力の散漫で何でもない所でカードロープに接触して派手にコケてひざを痛めたと同時にチャリの方も少なからずダメージを負っちゃって部品の交換を考えた訳だ。丁度お国から給付金を貰える事に成り、気も大きく成って どうせなら少しでも性能や見てくれの良い物に変えたいからネットであれこれ調べたんだよね〜。オイラのロードバイクは入門用のしかも8年も前のモデル。性能の進化サイクルが早い昨今8速のロードバイクなんてホームセンターで売っている物と変わりはしない。まあ、オイラの使い方や脚の使い方ではこのままで充分なんだけどさ。
先ずブレーキとシフターが一緒になったデュアルコントロールレバー(シマノだとSTIレバーと呼ぶらしい)を変えなきゃいけないのでヤフオクとかで調べたんのだが8速用なんて見つからない、そこで思い切って9速化を検討しだした。9速にすると選択肢が増える。シマノのハイグレードパーツのDURA-ACEやアルテグラのオールドパーツが手頃な価格で手に入る。野望が広がるぜ。
てな事で、パーツの互換性に頭を病みながらヤフオクやメルカリで何世代も前のトップグレードパーツを集めて四苦八苦しながら何とか組み上げた。転倒で曲がってしまったハンドルは木槌でぶっ叩いて何とか修正した。これも新調すれば良かったが取り敢えず直ったのでバーテープだけ新調した。
なかなかピタッって調整出来ないのだが、別次元のシフトフィールとハイグレードパーツ使用での軽量化も相まって、まるで違うチャリが出来上がった。
チャリンコ乗りの諸君は「軽さは正義!」とよく言うのだが、理解できましたよ。僅か数百グラムの軽量化で走りが変わるんだね。コリャパーツ沼に落ちるわけだわ。

前置きが長くなったが、チャリに乗るのが楽しくなって来たので彼方此方に走りに行っているのです。
この度も坂道の多めのコースを計画しましたよ。
八箇峠から魚沼スカイラインを走り十二峠を石打に向かって下り、そのまま湯沢方面へ。三国峠のトンネル手前まで行って引き返す。帰りは岩原方面の谷後から上田の一之沢への峠越えをして帰宅するというもの。

梅雨晴間と言っても曇り空で雨の予報はない程度の暑くはない陽気。コンビニで朝食を済ませて八箇峠へ。日々の朝ライドのお陰とチャリの軽量化も相まって坂道も苦にならず登り切るが雲の中で景色は見えず。アップダウンを繰り返し栃窪の観音様で御参り。交通安全のお守りを頂き(500円 意外と信心深い)チャリ括り付けて軽快に漕いでスカイラインを走破して石打に下る。喉も乾かないし腹も減らないのでそのまま湯沢方面へ。それでも長い上り坂に備えて神立のセブンでレッドブルを入れて心に翼を。


芝原のトンネルは狭くて怖いので旧道の峠を上り下りして三俣の旧街道を経て国道に合流。


しばらく軽快に走っていたら後輪が突然パンク。ここれがケチの付き始め。パンク修理なんて新しいチューブと交換するだけなのでお手の物だが、今まで調子の良かった変速機システムに狂いが出て異音がする様に成った。以前のパーツだとよく有ることと気にもせずに放って置いたんだけど、古いパーツとは言えトップグレードパーツがカリカリ音を出し始めると気になって仕方がない。
微妙なバランスで調整しておいたのでシフトワイヤーの張りのテンションを少しイジったらピタッと来る位置が分からなくなった。このままでは泥沼状態になりそうなので、上りに使用するギアだけでも快適に回るように応急的に直して登っていく。何度も登っている坂道だ。ベチャベチャで荒れているトンネルはさすがに怖いが、出来つつある脚は軽快に回ってくれてらくらくと三国峠まで。まだ時間はたっぷりあるので上州方面に下って登り返して来ようかとも考えたが、ケチも付いた事だし大人しく計画の通りに引き返す。帰りも芝原トンネルは回避。坂を登っているとチェーンからの異音がどうも気になる。嫌な予感がしたので峠の景色を見ながらチェックしてみたらチェーンのコネクトピンが抜けかけていてチェーンが切れる寸前だった。日々の朝ライドで高テンション掛け続けたせいか?。この日はたまたまチェーンカッターを携行していたので抜けかけたピンを押し込み修理完了。走り出そうと漕ぎ出した瞬間泥でスリップしてまさかの立ち転け。右側にコケたら駄目だよとは分かっちゃいるがそんな事とっさに回避出来るわけ無い。右側にコケるとリアディレイラーを破損するリスクが高くなる。
案の定アウタートップに入らなくなってしまったが、原因が分からずじまいですいろいろイジってみたけど時間ばかり過ぎる。そんなに使うギア比では無いので後で治すと決めて再出発。下るだけなのでとりあえず軽快に岩原スキー場方面へ。ここで休憩がてら変速機をじっくり観察した。不調の原因は立ち転けの影響でディレイラーを地面に接触させた事による取り付けステーの変形だった。クイッと手で曲げて修正して一件落着。

さて、気を取り直してもう一山越えます。チャリでは初めて登る道ですので楽しみ。ここ迄の疲労はほぼ無く、急過ぎず緩やか過ぎずの坂道を低回転のダンシングで登っていく。さすがに尻が痛むので攻めるダンシングでは無くて休むダンシング。急な勾配でもなく対向車も無く快適な上り。奥添地から飯士山方面の景色良い。


残念ながら巻機山は雲の中。
登り切ったら下るだけ。ブラインドコーナーも少なく快適な道。この道は気に入ったねまた来よう。
あとはダラダラ走って帰宅。

そろそろ山に行きたいけど、チャリのロングライドも楽しそう。遊ぶ手段は多いほうが良い。悩ましい日々が続くかもね。




2019年5月19日日曜日

結果 丹後山ピストン

まあ比較的天気も良さそうなので、ぱっと思いついて丹後山から中ノ岳周回コースを行こうと思い家を出る。まだ十字峡まで車が入れないことを想定し、チャリを積んで行く。コンビニで食料を調達し山に向かうが、やはり通行止めで、ダム管理棟のところで朝食をとり自転車を引っ張り出し十字峡へ向かう。
 先に軽トラが1台鍵を開けて入って行ったが地元人だろう。自転車をこぐこと約15分、もう道路は綺麗に掃除してあってガードロープとかも設置してあるのでいつオープンしてもおかしくない。十字峡 に到着しチャリをデポして丹後山へ向かう。先に軽トラで入っていた人は救助隊のOBの方だった。顔なじみだ。「またぐるっと回るのか?」と問われる。「んまあなんとか行ってみるよ」と答える。「お前の脚なら午前中で行ってくるだろう」と言われたが、「俺もいつまでも若くないから無理だよ(笑)」と答える。


「丹後登山口までは結構まだ落ちて来た雪が溜まってるので気をつけて行け」と注意を受ける。まあそんなことは想定済みなので「わかってるわかってる」と言って奥に進んで行く。なるほど谷から落ちてきたデブリの塊がまだ大変残っている。中にはヤバそうな箇所のもあるが慎重に渡ってパスして行く。 30分ほどで丹後山登山口。風で山が鳴っている。山の下の方は暑いので風が吹いて丁度良い。 
いつもの事ながらこの山は汗をいきなり搾り出される。やはり脚が衰えている。臀部からハムストリングスの辺りが怠くなる。それほど急がないように登って行くので呼吸の方は全然平気なのだが脚に血巡るまでがチョッと辛い。


新緑が目に鮮やかだ。残雪も所々現れ始める。タムシバ シャクナゲ カタクリ あとわからない花が咲いている。こういった花の名前を覚えればきっと登山もまた違った面白みが有るのだろうと思うが、あまり花には興味がない。対岸に日向山 中ノ岳 の稜線が見えるが、まだ残雪で真っ白だ。今年は雪解けが遅いのか量的に降ったのかよくわからないが、例年より残雪が多いような気がする。
やがてこちらの登山道も残雪が現れ始める。雪の上を歩くのは楽なのか苦なのかよくわからない。実際のところ歩き慣れているかどうかで感じ方は違うのだろう。急斜面は蹴り込んで足場を固めて登るので膝に負担がかかるのは確か。急斜面ばかりだとアイゼンも必要になるだろうし、膝を痛めそうなのだがここは傾斜の緩やかなところが多いのでその心配はないかな。オイラは雪の上を歩くことは慣れているのでやはり気分的には雪の上を歩いた方が気分が良い。


林の中は芽吹いたばかりの新緑が眩しい。まだそれほどは生い茂っていないので展望も効く。この時期ならではの気持ちよさだ。吹きさらしの所に出ると風を体にもろに受ける。気温自体は低くはないのだが、風に当たり続けると体温を奪われていく。動いているうちはそれほど気にもならないが、ちょっと立ち止まったりすると寒い感じがする。


丹後山の避難小屋まで行ってウインドブレーカー羽織ろうと吹きさらしの中を30分ほど歩く。風が強いし収まりそうな気配もない。これはやばいかも。避難小屋の中で様子を見る事にする。小屋の中に入ってザックを下ろす。体温を奪われたせいかブルブル震えがくる。こんな調子だと吹きさらし中を歩いて中ノ岳まで行こうという気にもならなくなる。もう今日はここまでと決断して早い昼飯を食い、少し横になり休息する。天気自体は晴天なのだが 爆風と言ってもいいような風が吹き続けてる。こんな所にいつまでも居てもしょうがないのでゆるゆると下山することにする。動き出すと身体の震えは治るのだが ウインドブレーカーを着込んでもやはり風に当たると寒い。レインウェアも持ってきているのでそれを引っ張り出してもいいのだが、稜線から降りる一方なのでしばらく我慢して行く。 高度を下げる毎に 徐々に気温は上がり、体温も上昇して身体も調子よく動き出したので、寒さ寒気は消えた。
まだ随分早い時間なので、少し歩いては休憩を取り景色を眺め花を眺めぼんやりと思いを巡らしながらの登山。足元ばかりを睨みつけてぐんぐん登る様な登り方はもうできないのかもしれない。
こんなのんびりした登山の方が良いのかな年齢的に 。図らずも強風のお陰で気付いてしまった。

2019年5月4日土曜日

ネコブ山雪上散歩

連休も終盤で 天気もいいんだけれど、遠征スキー登山に行く気にはなれない。それでもじっとしてられないので この時期にしか行けないネコブ山登山に来た。まだ十字峡方面には車で入れないだろうから念の為にチャリを積んで来た。ダムの管理事務所脇でバリケードが有る。釣り人だろうか?軽自動車がゲートを開けて入っていった。以前オラもバリケードの鍵のナンバーを教えてもらったのだが忘れてしまった。車内で朝飯を食っている間に先程入って行った人達が引き返してきたので様子を聞く。やはり残雪やら落石落ちて来た倒木などで車では奥まで入れないとの事。はい!チャリで正解。
チンタラペダルを漕ぎ残雪を押して越え倒木を持ち上げて越え20分程で五十沢第一発電所の鉄管路脇に到着。


鉄管路脇の階段を黙々と登る。やはり運動不足が祟りお尻の筋肉がプルプルする。いきなり汗を搾り出される。なるべく休まないように努力しガシガシ登るが昔の体力はは無くなり、まだ着かないのかと上を見上げてため息をつく様に成るとは・・・。
しばらくは明瞭な踏み跡の道を登る。やがて残雪が出てきてその上を歩く様になるとずいぶん楽に成る。落合三等三角点を訪座し、雪上に戻り登って行く。


雪の上はやっぱり歩きやすい。前日の足跡だろうか?どうやら二人登った形跡が有るが降りた足跡が無いところを見ると、上でテント泊しているのだろう。羨ましい〜。後ろから来る人は今のところいない。桑の木山の広い斜面を横切りどんどん上に登って行く。ネコブまでの間は一部切れていたり、クラックが入っている所も有るが、雪は硬く安定してる。硬いと言ってもアイゼンなくても平気な程度。ネコブ山に到着手前で前日山に泊まられた方だろうか?すれ違う。二言三言会話を交わし気を付けてね〜とお別れ。暫く歩くとネコブ山に到着。


辺りには良さげな斜面がいっぱい有る。しかしスキーを担いでここまで来るとなると、考えてしまう。
時間も有る事だし、早い昼飯を食い、偵察に行こうとザックをデポしたまま、下津川山の様子を見に行く。 ネコブの山頂で偵察したら、どうも危なっかしい箇所が見受けられたが、近くに寄ってみると大した事なさそうなので、行ける所までと軽い考えで下津川山に向かう。やはりクラックは大きな口を開けているし、雪庇も大きく張り出しているので、気をつけなきゃいけない所もは有るのだが、遠くから見ていたヤブも近くに寄ってみると低潅木で全然平気そうなので、そのまま進んでいく。どんどん下津川山が近くに見えてくる。近づくにつれ何の問題もなく行けそうな雰囲気なのでそのまま行く。


念願の下津川山に到着〜。ここには下津川二等三角点が有るのだがこんな時期でないと来れない山なので訪座出来て嬉しい。辺りに足跡有る。丹後山から巻機山へ縦走している人のものか?奥利根の山々を彷徨っている人のものか?何方にしろ天気も良いし羨ましい限り。


あまり長居をすると帰りの時間が気になるので、写真を撮り景色をぐるりと見渡しそのまま帰路につく。帰りは早い。下りはどんどん走る。平気少し緩み始め足がぬかるむが気にしない。
所々顔を出している藪はしっかり踏み跡が付いている。ここは登山道としては整備されてはいないのだが、沢登りで群馬方面から登って来られてこちらへ降りる方々が歩いたり 藪を求めてやって来る物好きな人がしっかり踏み跡を残してくれている。低潅木が主なのでこの踏み跡は見失うことはないと思う。丹後〜巻機山縦走路のエスケープルートとして最適なコースなのだ。
下り坂はどんどん走り時間短縮。結構短時間でネコブに帰り着く。残りの食料を腹に納めてザックを背負い帰路につく。


走れるようなところはガンガン走り、思いの外早く桑の木山に着く。この時間に登ってくる方がいらっしゃったので挨拶がてらしばらく話をする。やはりテントを背負い上げて山で泊まるらしい。桑の木山にテントを張り明日ネコブに行くそうだ。自分はもう下津川まで行って来たと話したらびっくりしていた。荷物を少なくして素早い行動をとれば全然平気なのだが、まあでもこちらとしては山で泊まる方が羨ましい。「足を止めさせてすいませんと」 詫びを言いお別れ。後ろから二人来ますよと言ってた通り 二人登ってくる。しばらく下るとまたもう一人登ってこられた。連休終盤の好天続きで、マイナーな山だけれども訪れる人が多いね。。
残雪も切れ夏道を下る。さすがに足がヘロヘロだ。軽登山靴は一応ゴアテックスなのだが、湿雪の上を歩き続けて水が染みて不快。足元に気をつけつつ下る。やがて鉄管路上部に着く。ここからの階段が追い打ちをかけて脚に堪える。
思いの外早い時間で行ってこれた。チャリをアプローチに使ったおかげもあるが、好天に恵まれ余裕のある行動が取れたお陰だね。


チャリに跨りダムサイトへ。車にチャリを積み込み家路に。 スキーを背負い上げるガッツが有れば楽しそうな斜面はいっぱい有った。衰える一方だけれどもスキーとテントを担ぎ上げて滑りまくりたいな〜。終

2019年5月2日木曜日

爆風火打山

連休なのに今一つの天候と、久しぶりの飲み会でパーッと使っちゃったもんだから懐も寂しく家でゴロゴロの休日に久し振りにtakeさんより 「火打山に行かない?車は出すから」とメールがきた。有難き幸せとばかりにお誘いに乗る。
家まで迎えに来てもらい笹ヶ峰の駐車場まで。


身支度を整えて出発。何とか天気は回復傾向だが、雲の流れが早く山が鳴っている。上の方は爆風間違い無しだろう。積雪の量次第では黒沢を登れるかなと期待していたが、橋の辺りから覗いてみたら、沢の流れが結構出ていて行ける確信が持てないので、大人しく一般ルートの十二曲をジグを切りながら登る。オラが先頭でルート取りをして林の中を通り抜け富士見平にて休息を取る。


影火打から惣兵ヱ落谷のルートも考えたけど、この風だと山頂に立つことすらままならぬ状況なので、今回この山2度目のtakeさんに帰りのルートを確認してもらう。そこからトラバースルートを通って高谷池ヒュッテに到着。


ここで一息入れて防寒対策を取り爆風の中を火打山山頂を目指す。登るにつれ雪面は固くなり、雷鳥の肩まで行ってそこから先は考えようということになり、慎重に登って行く。雷鳥沢の様子も気になるのでそちらの方へ様子を見に行くと雷鳥が2羽風によろめきながらハイマツ帯から出てきた。我々の到着に怯えて出てきたのかもしれない。takeさんは念願の雷鳥の登場なので嬉々として写真を撮っていた。なんだか俺たちが追い出してみたいでかわいそうだったけれどそれも仕方がない事。
 ハイマツで風を遮りながら天候の回復を待つが、さっきまで晴れていたのにガスが湧いてきて風も治まりそうもない。このまま固いままの斜面だと、もし転んだとしたらかなりヤバイ事になりそうなので、このまま降りることにする 。


結構硬いバーンでターンすると引っかかって転んでしまいそう。 登ってきたコースに忠実に制動をかけエッジをガリガリ言わせながら下ってゆく。登ってくる人に上はかなり固いですよと一応注意を促しておく。
天狗の庭辺りまで来ると風の影響もそれほどなく雪も柔らかくなってくる。ここでまたシールを貼り小さな起伏をやり過ごし高谷池ヒュッテ前でお昼にする。


居合わせたスノーボーダーの方々に上の様子を伝える。彼らも行ける所まで行って帰ってきますと言い残し出発して行った。我々も帰り支度をしてトラバースルートに向かう。前日ヒュッテに泊まられたスキーヤーの方は上の方は風が強そうだったので黒沢方面で遊んできたと言って先に出発して行った。我々もここでシールを貼り朝確認しておいた斜面に向かう。スッカリ緩んだ雪は滑りやすいのだが、所々ストップ雪が有り引っかかってつんのめる。takeさんはぶっ飛ばして飛んで行くのを後ろから追いかけてゆく。
 黒沢を渡りここで ストップ雪対策にワックスを塗る。林の中をルートを確認しつつ木々の間を抜け滑って行く。確認しておいた目印のテープを見つけそれを忠実にたどってスタートゲイトに帰り着く。


今日はtakeさんに声をかけて貰って有難き幸せ。
山頂まで行けなかったのは残念だけれど、何度も来てる山だし、あんな状態だったのでリスクを犯してまでも山頂にこだわる必要などない。
道具の撤収をしてしばらくのんびりしてから帰路につく。空はすっかり青空。風さえ無ければ絶好の山スキー日和だったのになぁ。帰路は車の中で色んなおしゃべりをしながらのロングドライブ。
今日は本当にありがとうございました。また来年どこかで。

2019年4月29日月曜日

GW幕開け巻機山スキー登山

桜坂を5時50分出発 
春は確信犯的に沢を登って行く。例年よりは雪が多い感じがする。いつもは難儀する藪は埋まっており、すんなり沢に降りる地点に出る。この辺りの木々が途中からへし折られている。辺りにはデブリの跡も無い様なので新雪雪崩に巻き込まれたのか?


沢に下りてシール登高。先日のうっすら降った雪がまだ残っていて綺麗なもんだ。
やはり例年より雪が多い。この時期にアイガメの滝が隠れている。ここ数年と言うか、初めてかなこの時期に滝が見えないのは。昨年の小雪とは大違い 。


汚い雪やデブリは殆ど新しい雪で埋まっており多少の痕跡は有るものの、概ね登りやすい。単調登りだがほぼほぼ直登出来るので一般の尾根ルートよりは早い。割引岳のコルに出て、八海山方向を見ると里はすっかり春なのだが、ある程度の高さより上は雪が残り、この時期ならではの景色。
今年はやはり雪が多いように感じる。大兜山の斜面にも結構雪が付いているので行けそうな気もするが里のアプローチが問題。ネコブなんかすごくいい感じで行きたい気もするけれど、十字峡で歩くのがやはり億劫。根性出せば全然いけるんだけどね。越後駒はどうなんだろう向こう側の斜面はわからないけれどこの雪の多さからするとまだ行けそうな気がする。この時期に行った事ないから様子が分からないし想像できない。行ったところで見返りの少ない山だからやはりちょっと躊躇しちゃう。やっぱ遠征かけて尾瀬燧ケ岳や妙高の火打山辺りが無難なんだろうかな。毎年同じような所ばっかり行ってるから、そろそろ行ったことない山にも出かけなきゃな。


割引岳山頂でしばらく休憩して北側の斜面に滑り込む。まだ気温も上がっていないのでパック気味の斜面は上手く滑れないが、何とかボトムまで滑り降りる。
斜面を変えつつ登り返して滑るを繰り返す。意外と疲れない。北向きの斜面なので、雪はまだまだフレッシュ。 所々重いところ 硬いところのミックスではあるけれど、概ね気持ちよく滑れる 。


さすがに嫌になってきたので帰路につく。


オラの先に滑ったスノーボーダーが四人ニセ巻に登り返しているが、オイラは小屋裏から沢へ向かって滑ることにする 。


気持ちの良いオープンスロープなのだが、さすがに日に照らされた雪は激重ズブズブストップ雪でセントイライアスと3ピンではオイラのテクニックでは歯が立たず致し方なく斜滑降キックターンで高度を落としていく。下手に滑って転ぶよりは全然早いしビショビショの雪でも濡れない。不甲斐ないが、これも山滑りのテクニック。恥ずべきことではないと自分に言い聞かせる・・・
沢に降りても やはり雪質はあまり良くない。 登りの時は真っ白で気持ちよく登れた斜面が、やはりこの暖かさでびちゃびちゃのストップ雪に変わっていた。
右側の板に違和感が有ると思って見てみたら、ビンディングの取り付け部分のメタルのところが剥離していて、3ピンビンディングを板に直付けなので、柔らかいとは言えエクスカーションで捩じ伏せるように滑ってたのでついにこの板も逝ってしまったようだ。ゴメンナサイ下手な乗り手で。成仏して下さい。


結局いい感じで滑れたのは北側の斜面だけだったようだ。うっすら積もっていた雪も溶け下の汚い雪やデブリが顔を出してそこを避けつつ滑る。沢の下降点を斜めに登り板を脱がずになんとか台地に上がり、そこから藪の間を向けながら桜坂の駐車場へ帰り着く。
 どうも消化不良な感じはやはり有る。道具のせいにしないで、重たい雪も滑れる様に成らないといけないなーとは思う。それでも道具を選べば何とかなりそうだったな〜と思ってしまう自分もいる。ファットスキーだったらあの雪でも浮いて来て楽しく滑れたんではないかなあと思って少々後悔している。春は細板という経験則に負けてしまった。滑りを重視すると、ある程度太い板の方が春でも良いのだ。
そうは言っても一本は細いウロコ板を持っていたいのでまた探してみる事にするか。
この連休遠征に出かけたいのだが、車検やら自動車税やら何かと物入りなので先立つものはない。近場で遊ぶしか無いのかなぁ。

2019年4月8日月曜日

駒ヶ岳ツアー‘19

6時35分に石抱橋を出発。
石抱橋の所にバリケードが有り奥まで入れない。移動させて中に入っても問題無さそうだが、トラブルに成るのも嫌なので大人しく従う。後続車二台有り長岡ナンバーの軽トラとジムニー。多分何度か会っている人だが、朝のあいさつ程度でそのまま出発。雪は汚れているけれど、先日の新雪が残っていたし、冷え込みは無かったので柔らかい。恐らく日曜日に入ったと思われるかんじきの跡とスキーの跡あり。
カモシカの足跡が多数あるなぁと思ったら頭上で若い奴が2頭こちらを見下ろしていた。雪はよく滑るんだけれどガスが取れるか心配。どうも取れる兆候は無し。それでも行ってみないと分からないのが山なので行ってみることにする。
魚沼の里の方では今年は雪が少なかった様だが、銀山から奥は平年並みか少し多いくらいの様な気がする。林道を進むと水の流れで雪が無くなってスキーを脱がなきゃいけない所が有った。何年も通っているがここが切れているのは初めてだ。


足跡を見ると柳沢を上っていく人は多いが多い。オラはそのまま通過して白沢へ向かうとする。
白沢の中を進むうちに空は明るさを増してガスが切れてくる感じ。沢を詰めていくといつもの滝はやはり出ていた。


想定内なので心は折れない。右岸を高巻いていつものルートを行く。対岸の斜面には滑り降りてきて行き詰り登り返した跡がある。先も分からずに無暗に滑り込むと痛い目に合う。気を付けなけりゃなぁ。
いつも上りに使ってる尾根に取り付く。例年より割れていなくて登りやすくどんどん標高を上げてメインルートの主稜線に出る。後発のお二人も一般ルートですぐ後ろに居たので、沢を登ってショートカットした積りでも、いろいろ手間取ったので大差無しって感じ。
前駒を登り切り、いつもならクラックだらけの尾根を進む。毎年雪の状態は違う今年は奇麗なもんだ。
小屋の手前の急登はスキーを脱ぎ板を手に持ちキックステップで登り切る。風が強いので小屋の裏側に回り込み風除けにしてオーバーズボンを履き、軽食をとる。


またガスが出て視界が閉ざされる。山頂に向かってもガスと風で快適とは思えないので行く意味はないと判断して滑るコースに向かって登って行く。後で気付いたがオツルミズを落としておけば楽しかっただろうに・・・。
安全そうな雪庇の下で風を避けて少し休み、シールを剥いで、スコップで雪を慣らしてスキーを履くスペースを作るり滑走の準備に入る。ホワイトアウト状態だが、雪庇の形を頼りに今日の目標の斜面にドロップイン。急斜面だが雪が良いので思ったよりも安定した滑りが出来た。大満足!。シュプールをチェックするがガスで見えない。仕方ないね。


そのままをトラバースして前駒に出る。滑り出すと後続者3人とスライド。おじさんに話しかけられて、もう山頂まで行って来たのか?白沢に行くのか?と聞かれた。「滝が出ているので白沢には行かない方がいいですよと」言っておく。土地勘が有れば行けるけど無責任な事は言えないのでね~。
広い尾根の上を気持ちよく滑って行くが、ガスで方向を見失いそうなので、登ってきたトレースを目標にショートターンで滑って行く。大きなターンでスーと滑りたいんだけどね~。 さて メインルートを通るか、いつも滑る白沢の枝沢を滑るか再考する。緩やかでは有るがアップダウンが有るメインルートよりもいつもの所が魅力的なのでついつい滑り込んでしまった。雪しわが有るが一見滑りやすそうな斜面だったが、先日の雪のが結構な厚みで残っており湿雪激重でターンしづらい。細い板だったら無理だったろうが、今日はファットスキーを履いて来たので何とか浮いて来るから板は回せる。スピードは出ないけれどそれはそれで楽しい。時々ストップ雪で前にぶん投げられるけれど、いつもの事だと諦めてクラシックなテクニックを使い、なんとか沢底へ降り立つ。
そこから上りに使ったルートを忠実に辿り滝を回避。ここさえクリアすれば後はしめたもの。残るは単調な平原歩き。薄着に成り ヘルメット  ジャケットを脱いでザックに収納。ブーツのバックルを緩め歩きモードに切り替える。思ったより板が滑ってくれたので楽に帰り着いた。約7時間の行程。

2019年4月5日金曜日

里山さんぽ 魚沼丘陵清水峠~笠置山~春川新道

4月5日
昨日の疲れはあるが今日も晴天のようなので里山にテレマーク散歩に行って来た 。
セント君のビンディングはボレーの3ピンケーブルなんだけど、昨日無くしてたケーブルを見つけたので、今日はケーブルを装着してみて具合を試してみる。エクスカーションのピン穴が緩く成っちゃったみたいなので、3ピンだけの固定だとちょっとグラグラするので、ケーブルのテンションを緩くして踵の上がりのストレスが無い程度に取り付けてみる。
今日行った場所は、魚沼丘陵の清水峠~笠置山~西枯木又集落~春川新道(通称)下りの周回コース。
春川新道の除雪終了点の野田集落のどん詰まりからスタート。この辺りは、先日の雪が少し残っている程度だったので、この雪が無かったら行けなかったかもしれないコース。


高規格道路の八箇峠バイパスの脇をちんたら歩いて行く。別に急ぐこともないので、ゆっくり歩いて行くが日差しは強く汗が噴き出す。春だから暖かいのは当然なので近頃の気候が変なんだ。
 林道を歩いて行くので変化は乏しいが徐々に高度を上げると眼下に我が街が見下ろせる。 

登に従い杉林をの中を通り代わり映えのしない景色の中を歩いて行く。こんな所でもやはり人里を離れ自然の中に身を置くと気持ちが落ち着く。昨日の疲れが少し脚に残っているが基本車道なのでそれ程急な登りもなくダラダラとスキーで歩いていく。
 一箇所道を間違えたかな?と思うところもあった晴天に道迷いなしで勘をつけた方に進んで行くと清水峠に出た。ここまで2時間くらいかな?。ザックからおにぎりやらコーラやらを引っ張り出してお昼にする。こんな低い里山でも頂上付近ではやっぱり風は冷たい。ウインドブレーカーを羽織り30分ほどグダグダする。
  
来た道をそのまま引き返そうと思っていたのだが時間も有るし、笠置山方面へ回って枯木又集落から春川新道を降れば元のところに出ると気づき、そちらに向かう。
それほど滑れるところは無いのだが数ターン滑るだけでもこんな道具だと楽しい。
笠置山のキャンプ場から西枯木又集落を通らずに地図読みで春川新道方面へ向かう。
適当に歩いていたらぴったり郷士春川元七碑の所に出る。この人が私財を投じて作った道らしい。なので春川新道と地元の人は呼んでる。

そこから緩やかな傾斜の道を下って行くがこの傾斜だとスキーは滑らないので基本歩く事に成るのだが、下りの歩きだとブーツの中で先端につま先が当たり親指の爪が痛い。すーっと滑って行く事を期待していたのだが、この斜度と雪質だとそう上手くはいかなかった(泣)。下りでも結構しんどい思いをしながらやっとこさ車にたどり着く。
5時間の行程。まあまあ良い運動ができた。
ウロコ板万歳!