自己紹介

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夏は登山 ラン 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2013年3月22日金曜日

ネコブは遠きに有りて思うもの

ネコブ山は憧れの山。山を滑るように成った頃から五十沢方面を見るとまっ白な姿に何時も目を奪われる。「何時かは滑りたいものだ」と思い続けて来たのだが、なんせこの山もアプローチが問題だ。ダムサイトの山にへばりつく様な道とトンネルを通過して十字峡から下津川を遡って基部から詰め上がるか、去年の春に行ったみたいに桑の木山経由で行くかだが、この2案はかなり怖い思いと長いアプローチを強いられそう。そこで苦肉の策で、野中から野中沢の林道を登りひと山越えて下津川に降りる案を思いついた。

朝何時ものようにコンビニに立ち寄ると北斗が出勤する寸前だったので声を掛けた。朝の挨拶をして、奴は仕事へオイラはお山へ。
今年は、雪消えが早い。野中の奥の道も部落を過ぎてからも除雪してあり、かなり奥まで入れた。仕事をしている形跡が有るので邪魔に成らなそうな所に駐車して、朝飯を済まして出発の準備をする。駐車した所からしばらく歩いてスキーを履く。
やはり、冷え込んだので薄らと積もった雪の下はカチカチだ。先週と同じだが、今日は大して難儀をするような事無く進む。
山への取り付き点がはっきりしないので地図を見ながら進むが、それでも良く分からず、前方にある朝日を浴びて魅力的な姿を見せつけて来る大兜山に見惚れて居たのでチョイと進み過ぎて間違った所から山に取り付いてしまった。でも、しばらくは間違いと気付かずに何とか登っていたのだが、間違いと気付いた時はもう手遅れで、どんどん悪い状況に陥ってしまった。
始めは何とかスキーを脱がずに行けたのだが、だんだん急に成り、仕方が無いのでスキーを脱いで手に持ち登り続け、やがて雪が切れ切れに成って来たので何とか雪の有る所を選びながら高度を稼ぐが、やがて全く雪の付いてない藪尾根に出てしまった。もう、こうなると仕方が無いので、スキーをザックに着けて攀じ登るが、今度はスキーが邪魔で進めなくなった。仕方が無いので、急勾配の所を抜けたら再度スキーを手に持っての藪との格闘。気が付くとポケットにしまい込んだサングラスを失くしてしまった。
当初の計画の通りの950m付近から目的の鞍部までトラバースを試みたが硬く急な斜面でおまけにずり落ちそうなのを何とか木でせき止められているかの様なぼこぼことした感じの様子は、目の前に見えて居るネコブ山の魅力的な姿をおいても、やる気を失わせるには充分。既にここまで3時間位掛っているので諦め感が出て来て、振り返り見る大兜山の斜面を妬ましく眺める時が増える。
まだこれからの行程を考えるとへたれなオイラはヤル気を失い一ノ綿三等三角点のピークを今日のゴールと決めて上に向かって登りだす。
緩やかな尾根の途中に出てまた少し登って1064.8mのピークに出る。ここからの景色は最高!。
目の前のネコブの登りのルートを観察すると、ネコブ沢を詰めて行くしか考えられないし、勿論滑りもネコブ沢を滑らなければ成らそう。遠くから見えるまっ白な斜面も、途中から沢に下りないとどうにもならなそうだ。そもそも、その沢の出口と言うか入り口と言うかが嫌らしい地形で、ブロックに遣られそうな地形な訳で、あそこに行くのはちょっと気が引ける感じ。
あれこれと思いを巡らしながら奥地の見慣れぬ地形に目を向け続ける。
ポカポカと温かいが、汗と雪に濡れた衣類は風が吹くと寒く感じる。こんな好天ではあまり着る事の無いジャケットを羽織り山を眺めながら食い物を腹に入れる。サングラスを失くしたのはまずかった。ザックを探ったらゴーグルが有ったのでそれを装着。
満足するまで山を見てから、滑り下りる準備。ヘルメットを被り手袋をはめて、地図で地形を確認して滑りだすが、思いの外良い斜面で嬉しくなる。相変わらずガリっては居るが程良い間隔の木々を縫って滑り下りて行く。
確認した地形で方向を換えて急斜面に入る。ここも割と滑り易くて楽しい。でも、最後の杉林の縁を舐める様に滑ってから林道に出る辺りで行き詰まる。急で雪も付いてない沢状の地形。
仕方が無いのでスキーを脱いで慎重に降りる。もう慣れっこだ。最後までこれかよ~って感じで苦笑する。
林道に出たらしめたもの。ダラダラとスキーを走らせてゴール。5時間45分の名も無いお山のスキー登山終了。負け犬成りの満足感。
しかしネコブは遠い。いつまでも憧れのままで終わりそう。
気持ちが折れない様に早立ちして、時間的余裕を持って挑むべき。時期も重要!

地図でめぼしを付けて居た大兜山 何とも魅力的な斜面。
奥地にはまだまだ未知の斜面が潜んでます。

牛ヶ岳と大兜山 もう~よだれが出そう。

ネコブは遥かに遠い。

良い意味で期待を裏切られた。
こんな所で最高のツリーラン!

2013年3月15日金曜日

大源太山 丸ノ沢滑降

巻機山に登ると目に付く大源太山の丸ノ沢。いつも滑りたいと思って居たのだが、何て言ってもアプローチの長さと、何所を登高ルートにとるかが問題でついつい先延ばしにして来た。まあ、考えてみれば、越後駒ケ岳に登るのに銀山平の石抱橋から延々と歩くのを考えれば、まあ大した事無いので、せっかくの晴天の休みの日なので行ってみる事にした。
登りは夏道の謙信尾根を使って清水峠には寄らずに七ッ小屋から大源太山への尾根を少し下って丸ノ沢にドロップインする予定で出発。

荷物は前日の夜に積み込んで置いて、6時前に家を出る。コンビニで食糧の調達をして清水に向かう。
除雪のドン詰まりに駐車して、買ってきたコンビニ弁当で朝食を取り、ダラダラと支度して7時くらいに出発。どう言う訳かストックがロックを解除しても伸びない。冷え込んだせいか中で凍ったみたいで叩いても無理矢理引っ張っても駄目。温かく成れば融けて伸びるだろうと諦めて、短いストックでバランスを取りながら歩く。
季節外れの新雪だが、下はカチカチにクラストしているので、斜面は登り辛い。
林道と言うか堰堤工事の作業道とでも言うか、まあ道通しに謙信尾根の取り付き点を目指すが、急斜面にへばり付く様な道は雪崩れの流路もそこここに有り、そう言う所は硬くて怖い。
砂防ダムを横目に見て何ヵ所かの難所を通り過ぎ東屋沢の開けた台地状の所で地図を確認したら、道を間違えた事に気付く。道は杉の林の所から下の河原に降りて行くらしいのだが、気持ちの良い杉の疎林に誘われて、急な崩壊地で行き詰まり、焦って何とか横滑りで下に降りたが、硬い斜面の上に雪がのっかっていてシールで隠れているエッジが効かなくて少し怖い目をした。堰堤を越えると直ぐに尾根の取り付き点だが、急な尾根なのでスキーは使えそうも無いので、地図を見て丸ノ沢を少し登った崖マークの途切れた辺りから尾根に取り付く事にした。ここから見る大源太山は圧巻だ。
雪質次第では何でも無い斜度と木の密度だが、クラスとした上に乗った乾いた新雪のお陰でシールが効かずにずり落ちる。仕方が無いのでスキーを脱いでキックステップで登るが、今度は足が潜って具合が悪いのでスキーを履く。そうするとまた硬く成ってスキーでは登り辛くて脱ぐ・・・何て事を繰り返して、効率が悪い。雪が柔らかければ何て事無い登りなのだが。
苦労して何とか尾根の緩やかな勾配の場所に出た。送電線の鉄塔と鉄塔の間辺りの1200m付近。ここからはスキーが使える緩やかな尾根なので、遅れを取り戻すべくガシガシ登るが、景色に見とれたり写真を撮ったりしてなかなか進まない。
県境の稜線に近づくにつれて、雪は吹き飛ばされて居て氷化したガリガリの雪面と言うか氷面と言うか・・・を登る様に成る。勾配が緩いとシールが効くので何て事無いが、急勾配に成ると怖い思いをする。
旧鉄道省職員遭難慰霊碑を通り過ぎ県境稜線に出る。スノーシューの跡が有る。それも新しい。清水峠方面に向かっているが、死角に入って姿は見えない。蓬峠辺りから上がって来て馬蹄型縦走でもする積りなのだろうか?。
雪面はますます固くて、アイゼンを持って来なかった事が悔やまれる。無いものは仕方ないので、スキーを脱いでしっかりと足元を確かめながら慎重に進む。しかし、「こんな堅い斜面を滑るのは怖いな~丸ノ沢もこんな硬い斜面ならどうしよう(泣)。」何て思いながら七ッ小屋の尾根の分岐点を目指す。太陽に向いている面の雪面は柔らかく成って来ていて少し希望が持てる。
さて、分岐手前の平地でザックを下ろして、このまま尾根を行くか、スキーで柔らかそうな所を選んでトラバースするか偵察に向かう。結局、スキーで何とか成りそうと判断して、滑走の準備をして恐る恐るのへっぴり腰でドロップインポイントに向かう。吹き溜まりの所でターンをしてみたら行けそうなので、目星を付けて居た箇所まで行って覗きこむと、無理っぽい斜度とカチカチの硬さ・・・。こりゃ無理なので少し横滑りして最鞍部の緩やかな斜度の所から滑りだす。
全くもって快適な広い斜面で、おまけに雪が吹き溜まっていてまさかのパウダーを味わう。まあ所々バランスを崩したり、爆弾に遣られたりしたけれども、凄く快適で楽しい滑走が出来た。今までのベストに近い滑りと快適な斜面に頬が緩む。アプローチには苦労したが、今日は斜面は今季最後の好条件だったんじゃないか?。
滑り下りて来て、沢の出尻まで帰ってきたら、もう雪はびちゃびちゃに腐っていた。
来たシュプールを辿り帰路に着く。すっかり柔らかく成った雪は、往路の苦労は何処へやらで、ダラダラととんば号の待つ車道まで。途中で遅い昼飯を食いのんびりと到着。

上越のマッターホルン大源太!

丸ノ沢にドロップイン!まさかの面ツルパウダー

丁度良い斜度と広々とした斜面 正にパラダイス!

滑り下りて来てシュプールを眺める
至福の時


2013年3月8日金曜日

念願の斜面 イイジスライダー

毎日職場から見続けて居ればそりゃあんた滑りたくなるでしょう!

そんな訳で、念願の飯士山の西斜面の急斜面 通称イイジスライダー を滑って来ました。


目立つ斜面なので滑っている方も居るんじゃないかな?。岩原スキー場のゲレンデトップからだとアプローチも短いからね。
オイラも狙っては居たんだけど、なかなかチャンスが無くて良い時期に行けなくてずるずるここまで先延ばしに・・・。職場から双眼鏡で観察して居たんだけど、結構クラックが入ったり表層雪崩の跡で、状態は宜しくなさそう。
まあ現場に行ってみなきゃ分からないし、駄目そうなら北面のシュートを滑っても面白そうなので、どちらも行ける登高ルートをとった。岩原スキー場からのリフトアクセスなど端から頭に無い。
成るべく滑る距離は自分の足で登りたいから・・・。


車は下の集落の邪魔に成らない所に駐車して、トコトコと車道を登り、夏に下見をした五十嵐口登山道へ続く林道の入り口まで歩く。この入り口は駐車スペースが有りここまで車で来れば良かった。それも来てみて分かった事だから仕方が無いか・・・。

天気予報は曇りだったけど、思いの外良い天気で気分良く雪に覆われた道跡を進んでいく。
途中で見上げた状態だとスライダーも行けそうな感じ・・・。

夏の登山道入り口を通り過ぎてどんどん進み、テニスコート跡地を過ぎて、杉林の中に入って行く。



この辺は双眼鏡で確認出来なかったので、地図と地形を照らし合わせながら進路を決めて行く。
ピタリと思っている所に出た!。


まだそれ程気温は上がって来てはいないが、頻繁に小さなブロックが落ちて来る。
いつ大規模に崩れてもおかしくない状態なのだが、経験上あれ位のボリュームの塊が落ちて来たとしてもこの沢を覆い尽くす事は無いと分かってはいるが、念のため観察して目星を付けて置いた尾根に取り付きジグを切りながら高度を上げる。
稜線まで出るとスキーは使えないので、ツボ足で登る。急で潜って歩き辛いが大した距離では無いので問題無く突破して山頂を踏む。


第一候補の滑降コースのシュートの入り口だが、ここも面白そうだ。北斜面なので比較的雪質も良さそうだが、下の危険地帯に滑り込むと思うとさすがに躊躇してしまう。今思えばここを滑り下りて別ルートを登り返してスライダーを滑ると言う贅沢なチョイスも有りだったよな~。


標高1111mの飯士山山頂。直ぐそこに岩原スキー場のリフトが見えるし滑っている人たちの姿も直ぐそこに見える。ゲレンデの放送も聞こえるので何だか興ざめである。
ここからの眺めは素晴らしい。グルリと名立たる山に(オイラ的に)囲まれているので見ていて飽きない。


ここからスライダーの様子は確認できないが、もし行って駄目っぽかったら引き返してくれば良いのでスキーを手に持ち、ツボ足でドロップインポイントまで行ってみる事にする。
雪庇が張り出しているがそれ程危険な感じでは無い。



山頂からほんの10分程でドロップインポイントに着く。
さて、どんな状態か覗いてみたら・・・。
ありゃりゃ。何て事は無い普通な斜面で拍子抜け。
ここも有る程度のクラックの位置は頭に入っているので、それさえかわせれば何とか成りそう。

決めた!行っちゃおう!

そうと決まれば腹ごしらえ。パンやらおにぎりやらノンアルビールやらを腹に詰め込み暫しまったりと休憩して、ヘルメットを被り滑降準備。アドレナリン出まくりみたいな緊張感は無い。
さてドロップイン!

・・・やはり世の中そんなに甘くない。

隠れクラックやら重い湿雪に足を取られるやらで上手く滑れない。足を取られて転びまくり。
斜度はそれ程でもないのだが、やはり賞味期限切れ感は否めない。


幾つか小さな尾根を越えて帰路に着くのだが、デブリに覆われている沢も有った。やはり遅かったんだね。


それでも、所々美味しい斜面が有り、メロウなターンを味わい、杉の疎林を抜けて登りのトレースの合流して、だらだらと下界へと戻って行く。
山と里の境界を守る番人のみたいに佇むカモシカに見送られて車道に出て短い旅もおしまい。


スキーを担いでとぼとぼと、とんば号の待つ場所まで・・・。

山高くして尊からず。

低い山だって面白い所は有るのだよ。




2013年3月3日日曜日

手作りのスピーカー工作

缶コーヒーを買ったらこんなおもちゃみたいなスピーカーが付いてきました。
何でも只今プレゼントのキャンペーンをやっているらしくて、まあ期待もせずに手持ちのiPodに接続して聞いてみたら、やっぱりペラペラの安っぽい音でした。パッシブ方式なので音量もプレイヤーの方で調整する訳で、最大音量にして漸く聞ける音量って感じ。ヤハリおまけはそれなりのもんだね。
まあそれでも音響機器のセオリーの通りにエイジングしてみる事に。


ポータブルのMDプレーヤーに繋いでリピートかけたまま放置して再生し続ける事100時間以上。
変わりましたね!。なかなか聞ける音に成りました。


再生するにはスピーカーのじか付けよりは、ミニジャックの延長コードを使った方が使い勝手がいいので、余っていた延長コードとセットで持ち歩いたり、枕元に置いて子守唄用スピーカーとして使って居たんだけどね、たまたまトイレに行く時持って行ってね~、何気なくトイレットペーパーの芯にはめ込んでみたらこれがなかなか良い音に変化してビックリ。


こんな感じ。


ついでにスタンドを付けて聴いて居たんだけど、もっと良い音に成るんじゃないか と閃いて。
ペットボトルの底をちょん切って、頭の方にスピカーはハマるくらいに切り取って装着して聞いてみた。
こりゃぶったまげた!。低音は締まり音場が広がり充分に聴くに堪える音に成りました。


高音域はキンキンした音だけど、中低音域はそれなりに聴ける。
ロック ポップス系の賑やかな音楽は今一つだけど、ホーンを中心としたJAZZには愛称は良いみたい。
思いの外心地よく聴けますよ。



こういった事は凝り始めるときりが無いもので、もっと良い音に成らないかと試行錯誤。



そんでもって、あれこれいじってトイレットペーパーの芯に後ろからねじ込んで(これだけで随分音が違う音場が定まり音が締まる!)その前にペットボトルをかぶせてみたらもうこれがまた一まわり良い音に・・・。

まだ何か良い素材が無いかあれこれ試している最中。金の掛らない楽しいお遊びです。


2013年3月1日金曜日

冷や汗の巻機山

昨年より狙っていた斜面に滑りに行く積りだったが、どうも嫌な予感がして足が向かず、かと言って家でゴロゴロしてるのも何だし・・・。って事で裏山の様子を見に行ってきました。

朝飯を食ってゆっくり出かけて、清水に着いたのが8:40くらい。
準備をして出発して、凍み渡り状態の雪面をハイスピードシール歩行で25分ほどで桜坂。


平日という事も有り、先行者無しの一人旅。
時折薄日が当たるが、どんよりと曇りモノトーンの世界を進んで行く。
クラストを心配していたが、それ程硬くないので井戸ノ壁の登高も緊張を強いられる事も無くすいすいと行けた。
5合目辺りで休憩を入れる。見慣れた景色だが新たなバリエーションルートを探すべく目を凝らすと、今まで何気なく見過ごしていた斜面の中に魅力的な線が引けそうな所が幾つか有る。
今後の課題として記憶に留める。

この時期だと何所も彼処も滑り放題な感じだね~。今日も幾つかの候補が頭に浮かんだけど、状態にもよるけど、たまにはまったりとスタンダードな尾根コースの往復にしよう。


昨日の好天のお陰で溶けた雪が冷えて硬く成り、全く潜らないのでひょいひょいと歩けて、仕事が速い。
林の中は風がそれ程強くは当たらないので、シェルを着込む必要も無く動いてても汗をかかない程度の快適な状態。
ところが、林を抜け出て雪原に出た途端に強風攻撃に曝される。
雪面もウィンドクラスト状態で斜度が増すとシール登高では冷や汗をかかされた。檜穴の段の急登は南側の斜面はもろに風を受けてガチガチに固まっていてエッジが抜けない様に緊張した登高を強いられた。確かにこんな時はスキークランポンは欲しい気がする。

強風に煽られながらの堅い斜面の登高はかなりビビったね。もしエッジが抜けても滑落しない様に谷側のスキーの脇にストックを突き刺してストッパーのの役目をさせながら冷や汗もので登り、なんとか危険地帯は突破。 


振り返れば大源太の丸ノ沢が・・・。ここも滑りたい斜面だがアプローチが長すぎる・・・。

何てこと考えて居られないほどの強風に身を曝し続けている。体温が奪われるとまずいのでシェルを着込み、ヘルメットを被りよろよろと高度を上げて行く。


          

やっとの思いでニセ巻までやって来たが、もの凄い風に戦意喪失ぎみ。
ここを降り鞍部まで行けば風が弱い事を知ってはいるが、山頂付近の吹きさらしの斜面の事を考えると、とても行く気に成れない。

立っている事もまま成らないほどの風を初めて体験して気はすっかり萎えている。
立ったままだとバランスを崩して倒れてしまいそうなので、チョッとしたマウンド状の凹に身を潜める様に寝転がり、シールを剥いで、靴のバックルを締め直し、ゴーグルを装着して滑降の準備をする。
滑りだしても、風に向かって滑りだすのでまともに滑る事は出来ない。斜面を滑っているはずなのにスピードが出ないので、バランスを崩すと即転倒。
でもそこは勝手知ったる我が裏山。こんな時は、吹きだまりの有る個所を知っているので、そこにスキーを向けて短い距離ながらパウダーライディング。
物見平の緩やかな斜度の雪原はウインドパックで手強い雪質。こんな時はクラシックなワンステップターンやシュテム系のテクニックで乗り切る。道具に頼った滑りだと上手くいかない。


安全地帯の林の中に戻って来て一息つく。ここまで降りてくればもう安心。
不必要に成った装備をザックに仕舞い再び滑りだす。
快適な雪質とは言い難いが、山では慣れっこな状態なのでそれなりにこなしながらツリーラン。

井戸の壁の急斜面を楽しく滑っていたら何やら大人数で何かしている。雪玉を落としたら申し訳ないのでトラバース気味によけて滑る。「何もこんな良い斜面のど真ん中でやんなくても良いジャンよ~」と思ったが、近づいてみたら消防署員の方々が何やら訓練的な事をやっていた。この方々には文句は言えね~な。

最後の締めの林間滑走を楽しんでとんば号の待つ場所まで。何時もの事ながら足に応える緩斜面。

久し振りに冷や汗をかいた山滑り。勝手知ったる裏山でも油断大敵!良い教訓に成りました。