自己紹介

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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2012年5月29日火曜日

桃李言わざれども・・・ 桑ノ木山~ネコブ山


またまた思いつきの行動で、桑ノ木山に登ってきました。先週の中ノ岳登山で桑ノ木方面を見たら、まだ残雪が豊富に有り、もしかしたら雪を拾いながら最低限の藪漕ぎで行けるのでは?と思い出かけて来ました。あわよくば、ネコブ山まで・・・。

先週と同じ様にチャリンコを車に積み三国川ダムに向かい、車両進入禁止のバリケードから乗り換えて、登山口の十字峡に向かいます。
2つ目のバリケードで先週と同じく知り合いの山岳会の方とばったり会いました。

「お!今日も中ノ岳に行くのか?」

「いや。今日は桑ノ木に行こうと思ってさ~。あそこには道は無いよね?」

「おう。道なんて無いぞ。下津川のドウボン淵の所から昔作業に使った道が有るけど、水量が多くて川を渡らんね~から無理だな。もっと早い時期だったら雪渓を使って登れたのに・・・。まあ、発電所の鉄管路脇の階段を上がってカヨウツルネを登るんだな」。

「うん。そうします」。




てな訳で、チャリを走らせ五十沢第一発電所まで来ました。チャリを待たせて置いて、この鉄管路脇の階段をひたすら登ります。
急な階段、数えながら登りますが650段くらいかな?途中で分からなくなりました。
登り切った広場で休憩です。なかなか登り甲斐が有りますな~既に汗だく。

さて、いよいよ藪漕ぎ突入か!っと思ったら、結構明瞭な踏み跡が有ります。踏み跡と言うより、登山道と言ってよい位の道です。
少し拍子抜けですが、有り難く急な痩せ尾根の道登って行きます。
やがて、ブナの林の中に入り、明瞭な踏み跡を辿りどんどん高度を上げます。



地元の人でも、あそこには 道 は無い!と言っていたのに、何故こんな良い道が有るのか?

この、 桑ノ木山 ネコブ山 下津川山を結ぶ銅倉尾根は、奥利根の沢を登った方が下山路として使ったり、巻機山~丹後山のエスケープルートとして使ったり、藪山の愛好者の方が登ったりと、結構好き者の登山者が足を踏み入れる所。そんな訳で、登山道として整備している訳でも無いのに、こんなに立派な踏み跡出来上がった訳です。
ただ飽くまでも、自然に出来上がった踏み跡な訳ですから、標識も無いし、鎖やロープも張っていないし、道草刈もしてないので、そういう意味では道では無いのです。
地元の方が、「あそこには道は無い」と言うのはそういう事です。


今回も、只の山登りではなく、最近のマイブームの三角点訪問が主な目的な訳です。
前回の、藪山の三角点探しでは、酷い藪に苦しめられたので、今回は覚悟の上の鉈持参でしたが、必要無いようです。

まずは、標高987mの落合 三等三角点に訪問。ここは簡単に見つけられました。だんだん探すのに慣れてきて、三角点の性格を考えると、地図と地形を見比べると大体何処に有るか分かる様に成ってきました。



踏み跡は、歩き易い開けた地形の所は不明瞭にに成り、痩せた ここしか歩く所は無い 感じの所に来ると明瞭に成り、どんどん上に続いています。

やがて、1200m位から残雪が現れて、快適に高度を稼げるようになります。
しかし、雪も全部繋がっている訳ではなく、とぎれとぎれで、藪道で繋いでいかなきゃいけない感じです。
結構混んだ藪も有るんだけど、そんな所でも目を凝らすと人の歩いた後は何となく分かるし、鉈を振るった跡も有ったりして、意外とすんなりと通る事が出来る感じ。

いや~拍子抜けだな~、なんてニタニタして歩いていたら、前方の藪の中から熊さん登場!。
結構至近距離でお互いに固まったけど、若い感じのそれほど大きくない熊さんだったので、オイラは怖くは無かったけど、あちらはビックリしたらしく、ちらちらこちらを見ながら小走りで去って行きました。
一応熊除けの鈴を鳴らしながら歩いていたんだけど聞こえなかったのか?。


残雪を拾いながら快適に歩いて、意外と早く桑ノ木山に到着しましたが、真っ平らなな地形では、三角点を探すのは一苦労です。そこで、文明の利器のGPSの登場!。
散々うろうろ探しまわって分からなかったのに、いとも簡単にピンポイントで刺し示します。
笹の藪の中を、ここ掘れワンワン状態で掻き分けると・・・有りました。


猫生 三等三角点!何と美しい姿(病気だ)。

鉈を振るって、辺りの藪やクマ笹を刈り払い、同士の方が訪ねて来ても、分かりやすいようにして置きました。しかし、こんな所ではGPSは効果絶大ですな。こいつが無ければこの三角点は見付けられる気がしませんな~。


あっけなく目的の桑ノ木山に着いてしまって、ぼんやりしていたら、自然と目はネコブ山に。
時間もまだまだ有るし、残雪を拾いながら行けば、意外と簡単に行けそうなので、行ってみる事にしました。
やはり、所々藪を通過せねば成らなかったんだけど、ここでもちゃんと人の歩いた痕跡を見つけ、藪漕ぎとしては楽チンな部類に入るのかな。意外と簡単にネコブ山までやって着て仕舞いました。


桑ノ木山の向こうに魚沼三山が見えます。・・・思えば遠くに来たもんだ。

今日三か所目の三角点 泥倉 三等三角点発見!。


そして、目の前には、ネコブ山のこぶが見えます。ここに来たかったんだよね~。

感慨無量です。

麓から、ハイシーズンに見えるまっ白な姿はもう何年来憧れてました。
あのまっ白な斜面を滑ってみたい。あのこぶの上に立ちたい、と思い続けてました。
やっと願いが叶いましたよ~。
でも、ここをハイシーズンに訪れて、この斜面を滑る事は容易な事では無いよな~。
憧れは憧れとして取っておきましようかね~。


銅倉尾根は下津川山(銅倉山)まで伸びてます。下津川山には二等三角点が有るんだよな~・・・いかんいかん変な気起こして、あそこまでいったら帰って来れないよな。

まったりと昼食のおにぎりを食べながら、あちらこちらの山を見渡して色んな事を思いめぐらします。

ここにも良く見ると、人の訪れた痕跡が有ります。何とか大学の置き看板みたいのも有りますね~。結構若い衆もこんな藪山に足を運んでいる様子。何だか嬉しく成ります。
今時の若い子たちは、スタイル重視のメジャーな山域をオシャレな格好で登って居るイメージが大きくてね~。マイナーなしかもこんな藪山を漂っているとはね~。

さて、ぼちぼちと来た道を帰ります。

途中、踏み跡を見失い迷ったりしましたが、何とも言えない満足感に浸りつつ山を降ります。



沢の音が大きく成ってきました。

またあの長い階段を降りて元の世界へと帰って行こう。



2012年5月23日水曜日

今季初 中ノ岳登山


どうやら晴れそうな日曜日。
そろそろ山登りの季節ですな~。チャリンコに乗ったり 走ったりしているけど、オイラの本職?は山登りです。そろそろ出かけますかね、中ノ岳へ。


今朝は何故か誰も起きてこないので、仕方なくコンビニで朝食のサンドイッチとお昼のおにぎりを買って、ついでにこいつを注入して身体に喝を入れて、いざ出陣!


登山口の落合までは、まだ車が入らないかもしれないので、一応2号車を積んできました。
案の定ダム湖の周回道路は、どちらからも通行止めで、車では入れません。
仕方が無いので、チャリンコを降ろして向かって右岸側の県道のバリケードの脇からチャリで出発です。



坂道を登り、ダムの天端のトンネルの所にもバリケードが有ります。ここのは、厳重に鍵がかかっていますが、歩道から行けます。
やはり昨年の夏の水害と、雪解けの融水に寄る斜面の崩落などで、崩れ落ちた土砂を片付ける作業が進んでいる様子で、まだ、危険なので一般車両の乗り入れは禁止の様です。
対岸の市道は斜面の崩落で、完全に車道は寸断されています。
こちら側は問題なく進めるのですが、ひと雨降れば崩れそうな所が結構あるので、自己責任で通行します。
おや?2重のバリケードを突破して入り込んでいる車が有りますね。やはり群馬ナンバーですか・・・。まったく・・・。

さて、2号車を登山口の看板にくくり付けて、出発の準備。
むむ、バイクの音が・・・。現れたのは、知り合いの山岳会の方です。
「おう、登るのか?」
「うん。我慢できなくてさ~」
「お前も好きだな~(笑) 気を付けて行って来い」
そんなやり取りをして、出発です。一つ目のバリケードの所に数台車が停まっていたので、先客が居そうな感じ。あそこからだと歩いてだと1時間以上掛るだろうね。チャリだと20分位だけど。


しかしいつ来ても、ここは初っ端から汗を絞り出されます。
まだあまり歩かれていない様子の急な道をぐんぐんと登ります。
一合目手前で、下って来る方とすれ違いました。荷物の量からすると昨夜は小屋に停まった様子ですが、挨拶を交わしただけでさっさと行ってしまいました。道の様子も聞きたかったけど、まあいいか。



この山を登る時は、各合目間を15分を目標に登るんだけど、まだまだ本気で登る感じではないので写真を撮りつつ、てくてくと速からず遅からずのペースで登ります。
前方からカウベルの音が聞こえますが、どうやら先行者に追いついたようです。
朝のあいさつを交わし、バリケードの所から歩いて来たとか、いきなり急登で参ったとか、少しお話をして先に行かせてもらいます。

四合目辺りから残雪の上を歩きますが、緩やかなうちは良かったけど、急な斜面は、足元が決まらずに登るのに時間がかかります。
四合から五合目まで30分近く掛っちゃいました。


五合目に到着して、やっと中ノ岳の姿が見えます。
しかし、残雪たっぷりですな~。雪の斜面を登り切ったら、いきなり日向山の観測施設の所に出ました。本来なら、ここは登山道の五合目から少し登った所に有るのですが、平らに成っています。
と言う事は、この辺りは、まだ部分的にではありますが10メートル以上の雪が残って居る訳ですな~。スゲ~!

当然、生姜畑の湿地帯も雪の下で、歩き易い歩き易い。先ほどの遅れを取り戻す感じで、すたすたと進む。


七合目の小天井から見ると、ところどころ雪は付いているけど、斜度が急だと夏道の方が歩き易いので有り難い。
最後の急登を黙々と登り、九合目の池の段に着く。結構足跡が有るんだけどまだ先行者が居たのかな?。丹後山方面からは歩いてきた様子は無いからね。生姜畑付近の雪面にも朝一でスライドした方のと思われる足跡しかなかったのだが。不思議。


主稜線を山頂に向かいます。この辺りは、夏だと岩場のトラバースみたいな感じなんだけど、まだ雪がいっぱいへばり付いているので、雪の上を進みます。雪は柔らかくて少し歩きづらいし、クラックも有るので、足元を気にしながら進んだので意外と時間がかかった感じ。

着きました~。掛った時間は二時間四十九分でした。雪の上を歩いたので参考タイムですな。

山頂は、雪は消えていて三角点の標石も出てました。
見慣れた景色ですが、残雪を纏った山々の見え方はまた違った感じがして良い物です。
駒ケ岳も雪がたくさん残ってます。ばばの兄貴は今日は駒ケ岳に行っているはず。あっちの様子も気に成ります。

しばらく景色を楽しみながらおにぎりを頬張りエネルギー補給。
風が体温を奪って冷え切って仕舞わぬうちに下っちゃいましょうかね。その前に、板倉沢の斜面の様子を覗きに・・・。う~ん良い斜面じゃ~。滑降欲をそそられちゃうけど、スキーを担ぎ上げるとなると考えちゃうな。先日の降雪が残っているのかまっ白な斜面・・・。すべりたい。



さてと、下りに掛ります。登りは厄介でしかなかった残雪も、下りは有り難いですね~。足の裏でズ~と滑って、スキー感覚で楽しみながら下ります。
下り始めてしばらくして、先ほど追い越して来た方とすれ違います。「早いな~。元気だな~。私はすっかりばてちゃいましたよ」と弱音を吐いていますが、「あともう少しですよ。がんばって!」と気合を入れてあげます。


後は下るだけという気楽さも有って、写真を撮ったり斜面で遊んだりしながら、チンタラと下ります。
普段の年なら、まだこの時期はスキーをしているので、こんなに残雪豊富の中ノ岳を歩くのは久し振りだな。





何回も登って居て、今年もまた何度か登る事に成るだろうけど、良いお山ですな~。
残雪と新緑のコントラストの山の景色。今が一番良い時期かもしれないな。下り切って、チャリンコを漕ぎながらそう思った。

2012年5月13日日曜日

丘を越えて行こう

日曜日が近付くと、天気予報とにらめっこが始まるのだが、このところの寒波がまだ影響を残すらしくて、予報は曇りのち晴れ。何とも微妙な予報で有る。
何だかスキーは、もう滑る気には成らなくてリスクを冒してまで山に行くのも何だしな~ってな訳で、あっさりと山行きは諦めてチャリに乗る事にした。
ただダラダラ走っていてもチャリの運動量なんて知れたもの。山登りと同等の満足感となると、ロングライドか峠登りかな~何て考えていたら、また良からぬことを思いついた。

近場に長い峠道が無いのだから、短い峠道を数をこなせば良いのだよね。

南魚沼と十日町の間には遮るように魚沼丘陵が横たわって居る訳だが、そこを超えている幾つかの峠を繋いで縦断してやろうと思いついたのでした。丘陵って・・・丘なのかよ!



愛車のロードバイクとんば号3号車。先日のサイド切り裂きパンクの件で、高圧の空気圧に耐えられるか心配に成ったので、思い切ってタイヤを新調した訳だが、今回は、その馴らし運転と感触を確かめる良い機会。


朝飯を食って出発!
まだ肌寒いので、ウインドブレーカーを着込んで走り出す~行く先も分からぬまま~。

取りあえず、17号線を湯沢方面に向かい、十二峠からやっつけます。まだまだ元気なので何て事無く登り切る。中坊の頃何度か登った事が有ったけど、以前は道も細く急こう配の所も有る嫌な所でしたが、すっかり走り易く成りました。ただ、相変わらずトンネルの中は水が流れていて背中がしゃっこい。
下りは、路面が荒れていて怖くてスピードが出せません。1つ目の峠クリヤー!

曇りがちだったお天気も、すっかり晴れ渡ってサイクリング日和。

117号に出てしばらく北上して、南魚沼方面に戻る大沢峠に向かいます。
ここは、急こう配無しのだらだら緩斜面の楽チンな登りです。
しかし、まさかのシフトミスでチェーンを落としてしまい、もがいたらクランクに噛んでしまいロックしてまさかの落車。スピードが出て無かったので大した事無かった。ただ治すために手が油だらけ。
トンネル手前のオブジェの所に水道が有った様な記憶が有るので行ってみたけど、水が出なかった。なんで?。2つ目クリヤー!


大沢峠のトンネルは、まだ新しい事も有り、路面の状態も良く水漏れも無いのでドライの下りこう配のトンネル。ただ節電のせいか暗いのが、難点だけど、暗い中をぶっ飛ばすのもおつなもの。

下り切って、国道に出るのは嫌なので、裏道を通って八箇峠に向かいます。
裏道を使いショートカット。道すがら、途中に有るスケートボードパークのイベントを見学するが、何が楽しいのだろう?。若者が大勢集まって滑るスペースも無い状態に成っていた。

さてさて、この峠が一番車の往来が激しい訳で、スノーシェッドの中は、排気ガスが充満していて運動するには良い環境じゃないね。山のキレイな空気が恋しい。
さすがにここまで来ると、脚に来ます。3つ目クリヤー!。


再び117号に出て小千谷方面に向かいます。そろそろ、オイラのガソリン切れなので、目に付いたコンビニでエネルギーチャージです。
ガツンと、レッドブルを注入しようと思ったけど、何故か売ってません。いや、有ったのかもしれないけどこいつの方が先に目に付いたので手にとって、パン数個とこいつを購入。缶の配色がオイラのチャリと同じでしょ!。効くのかな?

さて、エネルギー補給も済んで、後山へ続くだらだら登りに掛ります。長く苦しいイメージが有ったけど、軽いギヤーをくるくる回して、脚に負担を掛けない様にしながらトロトロ登ったら難無く登り切っちゃいました。さてここは、一村尾峠なのか後山峠なのか名前が分からない。この辺じゃ後山で通じるので、正式な名前が分からない。4つ目クリヤー!。


さてさて、何でこんな馬鹿らしい事を思いついたのか自分を責める位、脚に来てます。正確に言うとおしりの筋肉。普段山登りでは使わない筋肉たちが悲鳴を上げてます。
あと一つ登れば・・・。

さて17号を小出方面に向かい、八色駅の所から栃原峠に入ります。
冬季通行止めの標識が出ていますが、チャリ位通れるでしょうから無視して登ります。登り始めてしばらく行くと標識の意図している事が分かりました。昨年の大雨で路肩が崩れたり則面が崩れて土砂が道路を塞いだりしている所が多数あります。まあ、車1台位通れる様に片付けて有り、山菜取りの人たちも入り込んでるけど、大っぴらに通行可って言えないよな~こんな状態では。
さすがにここまで来ると脚が利きません。やっとこすっとこ登り切り振り返ると魚沼三山がきれいですな~。

さあ、これで5つの峠をクリヤーしました。後はキツイ登りは無いはずです。びゅ~んと堀之内に向かって下ります。
もう、これからはチンタラと帰宅の途につきます。


魚の川の土手道の花の散った桜並木の気持ち良い道を走り、目に付いたベンチで休憩。
さて、出発と思った所で、お知り合いの先輩ライダーのTさんと遭遇。とんば号のビンディングペダルを頂いた方です。こんな所でお会いするとは!。
この土手道をよく走っているそうです。

しばし話し込んで、お別れです。


もう、ぐんぐん漕ぐ余力も無く、だらだらと景色を見ながら走ります。春に成って寒い日ばかり続いていたので、温かな日差しの今日は、農作業日和。田んぼの荒うち 代掻き 八色スイカの植え付け。季節のサイクルはこんな事でも分かるのです。

これからは本格的な山登り、山走りのシーズンに入り、チャリに乗る機会は少なくなるかもしれないが、普段使わない筋肉を鍛える事が出来るので、暇を見つけて乗りましょうかね。

走行距離 137km  時間  7時間16分   累積高度  1856m!




2012年5月6日日曜日

言い訳の山


最近ハマりつつある三角点訪問に、毎日見ている近所山に行ってきました。

勿論、名も無きお山に登山道など有る訳も無く、藪こぎは覚悟のうえです。芽吹き始めの今頃は歩き易いのでは無いだろうか?と思い出かけた次第です。
普段の年なら、まだまだ滑りまくって居るのですが、もう何だか満足した感じでスキーは終わりですね。毎年恒例の鳥海山詣でもどうしようか思案中。

さて今回の予定としては、目標の 桂三等三角点と途中に有る深沢四等三角点を繋ぐ尾根を登ろうと思います。



登り始めてすぐに藪が始り、朝露でズボンを濡らすのが嫌なので雨具のズボンを履きます。
結果的に、滑りが良く藪がむやみにズボンに引っ掛かるのを防いでくれました。よしよし。
足元は、この日にむけてホームセンターで購入した山菜ハンターご用達のスパイク長靴です。
試し履きもせずに何時ものサイズを買ったので、普段その辺を歩くには良いサイズだったけど、斜面を登ったり足場の悪い所を歩くにはもっとタイトなフィッティングの方が良かったみたい。


杉林と尾根の境界をクマ笹を掻き分け進みますが、この杉の林は手入れが行き届いて、この中を歩いてきた方が随分楽が出来たな~と後悔。でも、来てみて初めて分かった事なので悔やんでも仕方なし。


歩き始めて1時間ほどで第一目標の 深沢四等三角点に到着。
お馴染みの白い杭は見えても、肝心の標石が見当たらないので、枯れ草を掻き分けて探したら出て来ました。
この辺も藪が生い茂り展望が良いとは言えない感じで、果たしてこの三角点が本来の役目をするのか疑問。測量技術が発達した昨今では、航空測量やGPSを使った測量などでこんな山奥の三角点などは測量遺産的な役目しかしてないのでは?。


しばらく休憩して先に進みますが、まともに歩けません。どうすりゃいいの?このぐちゃぐちゃに入り組んだ藪。
10m進むのに5分位掛ります。鉈でも持ってきて掃いながら進んだ方が良かったかね?。


どうなる事やらとヘキヘキしていたら、ポンと開けたブナの林に出ました。
何とも気持ち良い所で今までのモヤモヤも吹っ飛びました。
残雪と芽吹いたばかりのブナの新緑は何とも絵に成りますね~。


足元が歩き易く成ったのでぐんぐん進みます。
色んな奇木を見て来たけど、このブナも凄いです!。雪に痛めつけられたのかぐちゃぐちゃに奇形してます。これは見ものです。凄いな~。



地図読みでは、目標までもう少しなのですが、またしても藪が行く手を阻みます。勘弁してよ~(泣)
なんとか強行突破して先に進み見付けましたよ!。


目標の 桂三等三角点 です。
周りの藪は刈り払われていて、標石も新しい感じです。
こんな山奥の三角点でもちゃんと管理しているのだな~。
ここは、オイラの家から毎日見ているお山の山頂。幼いころから登ってみたかった憧れの場所です。目的が叶って感慨無量です。



ここからは普段と違うアングルで八海山を見る事が出来ます。
本当に苦労してきた甲斐が有りました。良い景色だな~。


三角点の脇にはまだ残雪が有り丁度好い休み場です。下界から12時のチャイムが聞こえてきます。オイラもお昼にしますかね。
山奥とは言えすぐ足もとには生活の場が広がっていて標高も高い訳では無いからいろんな音が聞こえてきますね。

充分休んで岐路に着きます。藪はこりごりなので残雪のブナ林を下ります。


帰りの尾根を間違わない様にGPSを確認しながら進みますが、地形的に分かりやすい所なので、時々確認する程度です。しかし、今回は持ってこなかったけど、地図 コンパス 高度計によるルート確認は習熟しておく必要が有るね。GPSに頼り切っているこの頃だけど、もしこのデリケートな電子機器が故障 バッテリー切れなどで使えなくなったら大変な事に成りかねないもんね。

しかし、途中で何のためにこんな苦労をして、有るか無いか分からない 石 を探しに行くのだろうと自分を責めたけど、結果的に綺麗な景色 清々しい新緑に出会えて良い山登りが出来ました。
標石探しなどどうでも良かった。単なる言い訳。
ただ行きたかった所に行けた、それだけで幸せだった。


2012年5月4日金曜日

楽ちんだけど

こいつ使っているけどパンク際の空気の充填は超楽ちん。
予備チューブに換えてシュ~とやればすぐ走れる。

 
何だけど、コストパフォーマンス悪いよな~。
ボンベ1本で一回の空気充填しか出来ないからな~。
そんなに頻繁にパンクする訳ではないけど、昔1日に4回パンクした事が有るからな~。
ワイルドだろ~?

ボンベ1本400円位するし、開いたボンベはゴミに成るし・・・。
大人しく空気入れ買おうかね。