自己紹介

自分の写真
夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2011年4月25日月曜日

ある日の風景

回復のきざし

朝日に輝く霧氷

秘密の斜面

滑りに期待

樹氷 1

樹氷 2

2011年4月17日日曜日

賑わいを尻目に・・・。

本当に今年は雪消えが遅いです。
結構近場で遊べるのでオイラは嬉しいんだけど、仕事関係はちょい問題が・・・。

さて今日は、以前から狙っていた斜面に向かいます。
いつも通りに国道脇に駐車してきたんだけど、
桜坂まで除雪してあったみたい。…残念。
以前はGWまで除雪が入らなかった事も有ったのにな~。

大賑いに成るであろう巻機山には目もくれず深沢を目指します。



幾つか堰堤を巻いて最後の堰堤を越えた所から沢に降ります。
今朝の冷え込みで少しクラスト気味ですが、行ける所までシール登高。


今朝は、時間がかかるかも・・・と思い早出をしてきたので、
まだ朝日を拝めません。

シール登高は無理っぽく成って来たので、ザックにスキーを装着して、
歩いての登高に切り替えます。

硬いといってもアイゼンが要るほどの硬さでは無いのでそのまま行きます。


すごく良い所なんだけど誰も居ない・・・。
またもやひとり旅ですね。
本当に滑った形跡なしなんだけど、勿体ないね~。
まあ隣に山スキーのメッカみたいな有名な山があれば仕方ないか。
絶対こっちのほうが楽しいと思うんだけどね~。
知る人ぞ知る みたいな感じで、オイラの秘密のゲレンデなんだな~。
有名コースになったら困るからこのままで良し!。


お隣のノミオ沢からこっちの深沢の本沢に滑りこめそうだな。
あの緩斜面を辿ってくるとここに出るのか~。
今度来てみようかな。

さてもう一頑張りで稜線に出れるけど、
這い松やシャクナゲの隙間を縫って這い上がらなきゃならんな~。
ここの雪は結構硬いのでキックステップ3回で足場を作るから結構時間がかかる。



ふ~やっと出た。

あや~狙ってたラインが・・・。

雪庇が崩れちゃってるな。
仕方ないので良いドロップポイントを探そう。


ここが良いな。
居頭山の隣の1809mのピーク。
場所が決まったらしばらく休憩だ~。
今日は風も弱いので奥利根の山々を見ながらマッタリ~。

さてと。準備を整えて下ゴトウジ沢の源頭部の斜面に滑りこみます。
東側の斜面なので朝日を浴びていたのでだいぶ柔らかくなってますが、
滑り出し部分はまだ表面が硬い部分があり、
ターンに気を遣います。急だしね。
ターンで削られた雪が、バラバラと落ちて行きます。

高度が落ちるたびに滑りやすい雪質に変わりヤッホ~な滑り!
370mをあっと言う間に滑り下りちゃいました。
う~ん満足。


斜度が緩んだ所で滑走中止。しばし休憩。
再度シールを貼ります。
さてこれから滑った分、しっかり登り返さなきゃ。
登りは、トトンボ尾根の側面を登り、米子頭山に向かいます。

クリックで拡大します

トトンボ尾根よりシュプールチェック。
しかし、感が冴えているね。ここしか無いというライン取りだ。
結構色んなラインが取れそうなんだけど、クラックが有ったり、
雪庇が崩れそうな所が有ったりで、本当にここしかないって感じ。
上から眺めると良く解る。


このデカイ尾根がトトンボ尾根。
以外とあっけなく登り返し終了。
そんなに時間は掛からなかったので、山頂でまた休憩。

ここから、深沢山という小ピークに移動して、そのまま深沢を滑るか、
米子沢に向かって落ちている栂ノ沢を滑るか判断しなきゃ。
栂ノ沢は北斜面なので多分まだハードバーンだと思うけど・・・。

う~ん、行っちゃえ!
なんとかなるべ!

這い松帯を少し歩いて降りてそこからドロップイン。
思った通りのガリガリの急斜面。
ミスったら滑落必死なので、慎重に行く。
ガリガリという音だけ響く。いやな感じ。緊張~。

2月に巻機山より撮影

斜度が少し緩くなると攻められる。
こうなると面白くなる。
ずらしてスピードを調整するが、結構出ますよ。


沢底に降りると快適なザラメゆきなので、のんびりクルーズ。
のんびりと言っても攻めて滑るんだけどね。


栂ノ沢のシンボルツリーを横目に一気に米子沢の合流点まで滑る。

米子沢の中は、デブリだらけ。
この時期なら当たり前なので、困りはしない。
側面をトラバース気味に滑ったりで対処できる。


汚れた雪は滑らない。
白い雪は滑る。
いい気に成って滑ると突然ブレーキが掛かる。
慣れっこだけど疲れるね。


やはり桜坂の駐車場までは除雪は完了していて、何台か停まっていた。
そうとは知らずの、この車の台数は何ですか?。
シーズンだからな~。
皆さん自粛に飽きたみたいだね

オイラの知ったこっちゃ無いけど、やっぱり巻機山は大賑いだったろな~。

本日の行動時間6時間50分。

2011年4月11日月曜日

結果良ければ・・・。

1日の日に登ったばかりなのにまたもや駒!。
このロングルートは癖に成る。
今日は歩き重視でウロコ細板と紐締めのぐにゃぐにゃの革靴で行く。
結果、この道具のチョイスが微妙な結果を招く・・・。


家を5時に出て、小出の「すき家」で朝食を済ませ、
急にもようして来たので、道の駅まで戻って朝のお勤め。
シルバーラインの夜間閉鎖の解除の10分前にゲートまえに着く。
ゲートオープンを待つ車の数が少ないな~。
何時もなら結構列が出来ているのだが、これも今流行りの「ZISYUKU」の影響?

幾つかトンネルを抜けると駒ケ岳のナイスなビューポイントが有るので、
これから登る駒に挨拶がてらにパチリ。

幻想的じゃ~

駒に朝の挨拶をしている間に何台か抜かれちゃった訳だが、
ほとんどが駒に登る方々の車?。
石抱橋は既に駐車スペースが少なく成っていたので、
橋の手前に駐車して準備そして出発。
朝霧の中、ウロコ板の本領発揮でシール無しでサクサク歩く。
先発の輪かん部隊のおじさん達を抜いて次にスキーの3人を抜く。
「クロカンで上まで行くの?」と、聞かれたが説明が面倒なので、
「はい。何とか頑張ります」と適当に答えて抜かさせて貰う。


今回はちゃんと一般的なコースを辿ります。

柳沢の尾根に取り付く手前でシールを貼る。
尾根を登り始めると霧が晴れた。



雲海じゃ~。
もう既に汗だくじゃ~。
晴れたのに雪が柔らかいので歩き易いな~。
この装備だとクラストしたらキツイもんな。



枝尾根を登り切り、台地状の主尾根に出る。
まだまだ駒は遥か遠い。
ここまで既に6Km以上移動してきている。

道行山手前にテントが有る。
前日発の山中泊で早出したんだな。
目を凝らすと、既に前駒に人影が見える。


やはりこの道具のチョイスは 歩き 登り だけだったら最強だな。

実に軽快。

そう言えば昔はこんな道具で何処にでも突っ込んで行ったっけな~。


後続を大分引き離したようで振り返っても誰も見えん。
久しぶりに履いた靴なので、チョイと靴ずれっぽい。
履き慣れた靴に裏切られた微妙な気分のままサクサクと登る。
まるでツボ足で歩いている様な軽快感でかなり時間も短縮できてるみたい。

そう言えば今日は、ressenti_manさんも今日は駒に登るそうだ、
白沢を詰めるらしいので、
気にして見ていたらそれらしき姿が見える。
スプリットボードの明瞭なトレースを描きながら白沢に突入して行く。



遥か先にいた先行者2人を捉えた。
でも、なかなか距離は詰まらないね~。速い!。

そろそろお山には、縦溝が出来つつある。
雪が柔らかいから問題ないけど硬いと飛ばされるんだよな。


前駒に着いて山頂付近をみる。
結構あちこちにクラックが入っているね。
ここから、小屋下の急斜面までの間にもクラックが有る。
大チョウナ沢の源頭は一部がすっかり抜け落ち、
大規模なデブリが沢を埋めている。
ここのクラックもチョウナ沢か反対の滝ハナ沢のどちらに引っ張られているのか?
ここ、見極めが肝心だな。

前回来た時には無かったけど、小屋の前にもクラックが。
「そこにクラック有るから気を付けて」
休んでいた先行者の方から声が掛る。


ふと見上げるとトップの2名が滑りだしたところだった。
薄っすら前回滑ったオイラのシュプールが見えるんだけど、どう言う事?
ここも、すっかり縦溝。


えっちらおちら山頂にたどり着く。
またもや風強し。
スキーを脱いでオツルミズを覗きに行くがカリカリでとても無理。
もっともこの道具では滑っても楽しく無さそう。
小屋で休んでいたお二人も上がって来た。
「いや~早いですね。みるみる詰められましたよ」
「こんな道具ですから、歩きだけは早いんです。下りはまるで駄目です。」
・・・・・・・と最初から言い訳をして。
ぐにゃぐにゃの靴は紐をきつく締めても大して変わらない。
滑り出していきなり転ぶ。もう転んでばっかり。

ワンステップターンで無理やりスキーを回し、
転びまくっての無様な格好で小屋まで滑り下りてお昼休憩。
ぞくぞくとかんじき部隊のおじさんおばちゃんが上がって来る。
長靴に輪かんだ。かなりのつわもの一団。元気が良いな~。


小屋から前駒までのタキハナ沢までの楽しいはずの斜面が・・・。
あ~勿体ない。転んでばっかり。
1日で1シーズン分転んだな。修行が足らないな。
いかに道具に頼り切って滑りをしていたか解るな。
道具を言い訳にしてはならないな。・・・言い訳にしているけど。

前駒からは何とか滑れる。
後続の山スキーのおじさんからお褒めの言葉がかかる。
「クロカンでそんだけ滑れれば大したもんだ!」
・・・・だからクロカンじゃないってば。


アップダウンの有る尾根歩きはウロコが本領発揮。

さてreesenti_manさんはどうしたかな?
尾根からときどき覗きこんでは動向を注目する。
う~ん結構苦戦している模様。
応援に大きく手を振ったが見えたかな?

滑り以外は問題無く道行山に着く。
ソロの女性の登山者が昼食中で、ご挨拶がてら休憩。

下りは登って来た尾根をそのまま下る。
何時もは、隣の尾根を下るんだけど、
朝見た時点で雪庇が例年よりデカイので躊躇した。
何時もはあの雪庇を飛び降りてから滑るんだけどね・・・無理。

しかし、何でも無い所で転ぶけどなぜ?
「それは下手だから」と何処かから声が・・・。
あん様があの世から「とんば~ いい気に成ってんな~」と、
言っているのが聞こえる様。

「はいはい、どうせ下手ですよ」

謙虚に斜滑降キックターンで急で狭い斜面をやり過ごし、
滑れそうな所は基本を思い出しながら慎重に滑る。
欠点がわかるね。


緩やかな枝尾根を軽快に下る。
この程度の斜面なら問題無し。
でも、この下の急斜面が・・・。
うお~スキーでカットすると表面の湿雪が流れ落ちる。
敢え無く巻き込まれてどんどん流される。
(そう言えば以前これに巻き込まれて腰まで埋まった事が有ったっけ。
それ以来常にスコップをザックに刺しっ放しにしている。)
こういう時ってみょうに冷静に成る。
適当な木が目に入ったのでスキーを何とか下に向け木に向かってドロップキック!
止まりました~。(汗)

後は長い平行移動。
登りも有るが、細板ウロコの本領を発揮で軽快に歩く。
ポカポカ陽気で気持ちが良い。
銀山平温泉の方からわんこの声が聞こえる。
「村杉」さんのところのスノーの声かな?


長いルートを歩き切って石抱橋にゴール。

自分で散々良い思いをして、
さっさと河を眠らせてしまった開口健の石碑が有りますね。
小便を石碑に引掛けるのが恒例と成っているます。
これが無ければ終わりません。


今日の道具。
板 MOROTTO TOURING2000

靴 アゾロ エキストリーム                

歩きは最高!滑りは技術不足で不完全燃焼。


本日の行動時間 約6時間30分 早っ!

2011年4月3日日曜日

暇つぶしにちょうど良い

日曜日の朝からテレビを見るとはなしに見ていると、
未来が不安に成る様な話題ばかり。
勿論関心を持ち続けなければ為らない内容なのは解っている。
無関心が一番いけない事。
とにかく今の自分に何が出来るのかを考えなきゃいけない。
解っている。解ってはいるんだけど何にも出来ない歯痒さ・・・。

家の中でうじうじと考えていてもどうなるでも無いので、
お天気も回復してきた事だし、お散歩がてら滑りに行って来た。



震災の影響でこの辺のスキー場は軒並み早期閉鎖か縮小営業。
まだ雪はたっぷり有るのに勿体ない。
久しぶりに高校の授業で使っていたスキー場に行ってみた。
駐車場からシールでハイクアップすること30分?くらい(時計を見て無かった)

こんなに緩やかな斜面だったっけ?。
毎日見てるけど上から見下ろすと感じが違うね。


曇りの予報だったけど、徐々に雲が切れて来てポカポカ。
八海山も顔を出した。
手前に見えるは600山。


山頂のアンテナ群。


リフトの山頂でお昼休み。
のんびりランチ。

セルフタイマーで自分撮り。
何かポーズを取ろうとしていたんだけどタイミングを外して、
微妙な黄昏写真。


シャバシャバの雪であんまり滑っていても楽しく無いので、
おかわり無しでそのままボトムまで滑り下りる。
チョッとした時間つぶしに丁度良い。
この斜面ならウロコ細皮で良いな~。

2011年4月1日金曜日

結果的に良かった

夏期の仕事の就業ももうすぐで、遊んでいられるのも後僅か。
天気予報と睨めっこの日々が続き、
絶好のお山日和の日がやって来たので、またまた出動!。
6時の通行止め解除に合わせて家を出発。
シルバーラインの長いトンネルを抜けて石抱橋の奥に駐車。
平日なのでまた独り旅かな?



春だと言うのにキーンと冷えてシールを張るのに手が利かない。
新雪が15㎝程積っていて真っ沙良の朝の風景。


ラッセルと言うほどの積雪量では無い。
何だか元気いっぱいでぐんぐんと雪原を歩く。
ウォーキングハイ状態でだんだん辺りの景色が目に入らなくなる。

ふと気付くと

あ~!柳沢尾根を通り過ぎた~!

それもかなり来てしまっているぞ~。
まあいいか!このまま白沢を詰めちゃおう。


この辺の地形は頭に叩きこんで有るし、
白沢も2 3回登った事も有る。
今年は雪が多いから滝も埋まっている事だろうから・・・。





・・・・・・・・・・・埋まって無いし。(汗)




でも、簡単に左岸を高巻いて超えられた。
ここが通過出来れば後はなんてことは無い。



しばらく沢沿いに登り、以前から目を付けていた尾根に取りつく。
1か所急斜面でスキーでは無理っぽい所が有ったけど、
ツボ足で簡単にクリアー。
後はのんびり楽ちんシール登高。


ほ~らね。絶妙な場所に出たぞ。

大体、小倉山と百草ノ池の中間あたりだな~。
一般ルートを辿るより大分効率的だ。

この稜線に出たら急に風が強く成って雪煙が舞う。寒い~。
沢と尾根を登っている時は暑くて仕方なかったのに・・・。
我慢できずに手袋とシェルを装着。


春にこんな良い状態なんて。・・・嬉しい。
今日は沢を滑っても面白そうだな。


前駒から山頂を見る。
うひょ~本当に真っ白だ~。
雪はウインドパックされていてスキーが潜らない位硬い。
でも、クラストみたいにガリガリでは無いので滑り易そう。


駒の小屋もまだこんなに埋まっている。
今年は何時までも雪が降っているので、
なかなか山の雪も減らないし雪質も良い。
普段なら黄砂で汚い雪なのにな~。
あ!でも今は目に見えない汚れが有るのか~。
風向きが違うから大丈夫か。


さて、小屋からもうひと踏ん張りで山頂。
観慣れた景色 観慣れたお山。
今日は遠くまで見えるな~。遠くに見えるは後立山。

じっくりとお山を観たいけど風が強すぎて長居はできません。
オツルミズ沢の源頭を覗きに行ったけど、カリカリだったので諦めます。

仕方なくちょっと写真を取って、何時ものルーティーンでヘルメットを被り、
シールを剥いでドロップイン。


締まっているので結構のハイスピードターン。
何時もはチマチマ ショートターンばかりだけど、渾身のミドルターン。


でもやっぱり急斜面はビビりのショートターン。
しかし今日は良い雪だな~。


でも、沢底は重いびちょびちょの雪。
ストップ雪で無いのがせめてもの救い。
のんびりとメローなターンを繰り返す。
下る度にますます雪は重く成り滑らなくなるが、
フッ素配合の高価なワックスを入れて有るから我慢できるレベル。


登りのトレースに合流してまた長い雪原歩き。
何だか途中までオイラのトレースをスノーシューの方が追って来たみたい。
普段登りに使う尾根よりかなり奥まで付いて来ているぞ。
そんでもって、こりゃオカシイと思ったのかウロウロして、
変な所から上に登っている。
オイラは確信犯的に沢をの登ったんだけど、
闇雲に人のトレースを追い掛けるのは如何なものか?。

まあ、他人の事はほっといて、雪原散歩を楽しみましょうかね。
「岩魚は居ないかな~」と暫らく見ていたけどいませんね。
しかし綺麗な流れですな~。
何時までも、綺麗な水で有って欲しい。
人間の欲で自然を痛めちゃいけないよ。


計画変更 行き当たりばったりの山滑りだったけど、
結果的に大分時間短縮できたな~。
効率的だったけど、あの滝はチョイと想定外。
あらゆる事を想定して行動しなければいかんですね。

毎年同じお山をマーキングして回っているみたいだけど、
同じところを滑って深くそのお山の事を知るのが、
オイラの性に合っているみたい。

本日の行動時間 7時間4分


追記

今回辿ったコースは確かに効率的だけど、
この山の魅力は、やはりアップダウンの有るあの尾根歩きが有ってこそなのだ。
思い返してそう思う。